ワリコミ! CLOCK ZERO ~終焉の一秒~

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皆様こんにちは。
【CLOCK ZERO ~終焉の一秒~】担当、
デザインファクトリーの島です。

大変ご無沙汰しております......!

【Collar×Malice】のブログには出没していたものの
CZのワリコミは本当にご無沙汰です。

何度もワリコミしようと思ってはいたんですが
相変わらず書きたいことを詰め込んで大ボリュームになるので、なかなか時間が取れず......。
しかし今回だけは譲れない......! と、前々から準備していました。
そう、なぜ今日ブログを更新したかと言いますと......。


☆*+.CZ発売6周年おめでとう&ありがとう!!*+.☆


です!
さらに今日は作中で【神々の黄昏】が起こった年でもあります。
CZにとって特別な日。日頃の感謝をユーザーの皆様にお伝えしたいと思い、やってきました。
よろしければお付き合いくださいませ~。

そして昨日は【Code:Realize ~祝福の未来~】の発売日でしたね!
おめでとうございますー!!ぱちぱちぱち!!
ジョーDにはカラマリで果てしなくお世話になり、
コドリアFD開発時には隣の席だったので、彼が必死に頑張る姿を見ていました。
無事に発売を迎えて本当にお疲れ様&おめでとうの気持ちです。
プレイ中の皆様、じっくり楽しんでくださいね。

では、CZブログいってみましょうー!


まずはお知らせ関係からです。


▼公式ツイッター     

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公式アカウント稼働中です。
気付けば12000フォロワー達成......!
皆様、誠にありがとうございます。

また、本日は6周年特別企画をお届けしました。
これに関してはのちほどまた触れていきます~。
まだ見てない!という方は、ぜひ先にツイッターをチェックしてくださいね。



▼舞台『CLOCK ZERO ~終焉の一秒~ WatchOver』 

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DVDの発売日が『2016年11月30日(水)』に決定!
皆様、大変お待たせしました。もう来週に迫ってますよ!

DVDのお知らせはこちら
http://www.eigeki.jp/news/cz_wodvd

舞台公式サイトはこちら
http://clock-zero.otomelive.com/

舞台に関してもずっとブログを書きたかったのですが、
ちょうど公演中が今世紀最大の修羅場だったので......
どうにか時空を歪めて、一度だけ観覧することができました。

当時の感想メモが残っているのですが、興奮しすぎていて(笑)
とにかくもう、「魂ごと持っていかれた」という一言に尽きました。
ビショップENDは前回からさらに清廉された舞台になっていて、
初の反逆者ENDは心臓を握りつぶされるような感情的な舞台。
真逆でいて共通するテーマを持った対となる演目は、
一度だけでは足りない!と悔し涙を流すほどの仕上がりでした。

この場を借りて、キャスト・スタッフの皆様、
ご来場頂いた皆様に心より御礼を申し上げます。

ご来場頂いた方も、観たことのない方も、
ぜひDVDで舞台CZの魅力をご堪能くださいませ!


▼ステラワース様にて     


「オトメイト×ステラワース×GAMERS
ガールズミュージアム in AKIHABARA」開催!
http://stellaworth.blog.fc2.com/blog-entry-3755.html

CZのグッズもラインナップしております。
今年はステラワース様5周年を記念して、
夏目ウタによる描きおろしイラストをお届け!
イラストを使用したキュートなグッズが盛り沢山です。

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ぜひチェックしてみてくださいね。



▼夏目ウタ画集         

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『Candy pot 夏目ウタ Art Book』好評発売中!

夏目ウタが手掛けた歴代のちびキャライラスト集。
CZのイラストもたくさん掲載されています。
さらにカバー裏には、かなり豪華な描きおろしが......!
この1冊に夏目ウタの描くちびキャラの魅力が集結。
ファンアイテムとして見逃せない一冊です。

詳細はこちら
http://www.hifumi.co.jp/books/lineup/9784891993955.html


▼オトメイトパーティー2016    

だいぶ遅れてしまいましたが......
夏に開催されたオトメイトパーティー2016、
ご来場頂いた皆様、誠にありがとうございました!

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CZ宛にお花を贈ってくださった方も
本当にありがとうございます......!

朗読劇は、やりたいことを詰め込みました。
これまでずっと「これが最後かもしれない」と思って
取り組んできたのですが、今回は特にその気持ちが強く......。

ネガティブな意味ではなく、
「だからこそ今できる最高のものを届けたい」
という気持ちで書かせて頂きました。

課題メンバーたちの絆、10年後に繋ぐ記憶、
そして、壊れた世界を生きる彼らの想い。
各場面を描きつつ「繋がる」をテーマに作りました。
朗読劇が終わったあとは役者さん方の熱演もあいまって
素直に感動してしまったものです。

手前味噌ですが、CZを好きになってくださった方には
ぜひ観て頂きたい朗読劇となりました。

そんなオトパ2016のDVDは「2017年3月24日」発売予定!
また観たい!な方、行けなかった方、ぜひチェックしてくださいね。


▼ツイッターでやらかした件について    

【神々の黄昏】が起きたのは2016年11月25日16時23分。
ちょうどの時刻にツイートしたくて、更新ボタンを押すまでドキドキでした(笑)

ツイッターを通じて、皆様と同じ【時】を過ごせた気持ちになり。
リツイートやお気に入りを押してくださってありがとうございます!

しかし、小話のほうはツイッターでシリアスは難しかったので、
振り切っていろいろやらかしました(笑)......スミマセン。

やりたいこと好き勝手にやりましたが、久々でめっちゃ楽しかった!!
なんだろう、すごい達成感。あーほんと......楽しかった。

ヘルズエンジェルズネタは、とにかくもうウタさんが頑張ってくれました。
まさかの新衣装! 無茶ぶりして本当にごめん! ありがとう!
アイコンもおなじみUIの鈴木氏が素敵に仕上げてくださって......
怒涛の企画でしたが、皆様に楽しんで頂けていたら嬉しいです。

せっかくなので、アイコン画像をこちらにも置いておきますね。

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このクオリティ。

アイコンの指定を出すときに、キャラカラーを書いてたんですけど、

「みんないつも通りに......違う、レインボーがいるわ」
「レインボー!?」
「終夜」
「あ......っ(納得)」

そんな会話で爆笑したりしました。


▼感謝のきもち     

改めまして、CZ6周年です。

長く応援してくださっている方々、
最近プレイして好きになってくださった方々、
キャスト・スタッフ、関係者の方々。

CZに関わってくださる全ての皆様に
心より御礼を申し上げます。

少し離れていた間も、CZのことはずっと心にありました。
これからも大切にしていきたい気持ちは変わりません。

......相変わらず妙にしんみりするので、このくらいにして(笑)

6周年と同時に神々の黄昏ということもあり、
せっかくなので小話をお届けして締めたいと思います!
2本立てで、どうぞー。


※注意※
ゲーム本編の核心に触れるネタバレを含みますので、未プレイの方はご注意ください。
・主人公はデフォルト名の撫子とさせて頂いています。

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「楽しかったねー、ヘルズエンジェルズ!
 まさかラストでルークまで寝返っちゃうなんて思わなかったよ」


「しかも転職理由が、【キングにとっておきのマカロンを食べられたから】ですしね。
 悪の組織とはいえ、さすがに同情......はしませんが」

鷹斗
「あはは。でも本当に楽しかったな。
 こうやってみんなで、一緒のものを見られるっていいよね」

理一郎
「相変わらずツッコミどころしかなかったけどな......。
 もうこんな時間か、そろそろ帰らないとまずいだろ」

撫子
「なんだか名残惜しいわね。
 時間が過ぎるのがあっというまで......もうすぐ私たち3年生は卒業だし、こうやって集まる機会もなかなかないもの」

終夜
「寂しいことを言うでない、撫子。また集まればよいのだ。
 ......会いたいという気持ちがあれば、いつでも会える。
 会わぬ間も、私たちは繋がっているのだからな」

撫子
「......ええ、そうよね。
 またこうやって、みんなで集まりましょう。
 もちろん、トラもよ?」

寅之助
「あ? 言われなくてもわかってるよ」


「えっ、ええええ!?
 トラくん、わかっちゃってるの!?」

寅之助
「なんでそんな驚いてんだ」

理一郎
「いや......これは驚くだろ。
 まあ、西園寺も丸くなったってことだな」

鷹斗
「ふふ、理一郎もね。
 最近はちょっと素直になったし、そのまま育ったほうがいいと思う」

理一郎
「お前はオレの父親かなんかか」


「そう言う鷹斗さんは、昔の爽やかさがどんどん消えていってますので。
 そのまま成長しないほうがいいと思いますよ」

鷹斗
「......最近、円が俺に冷たいんだよね。反抗期かな......」


「どっちかって言うと、気を許してる気がするけどなー?
 とにかくさ! 課題メンバーの絆は永遠に不滅ってことだよね。
 うん、僕もみんなのことが大好きだよ!」

撫子
「ふふ、央がいちばん素直ね。私も大好きよ」

全員
「えっ......」

撫子
「? どうしたの?」

寅之助
「......や、まあいいわ。
 おいそこのヘタレども、わかりやすくキョドってんじゃねえ。
 いい加減、お開きにするぞ」

鷹斗
「う、うん。はあ......びっくりした。
 それじゃ、みんな――」


「また、明日」



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規則的な雨音が、心地よく耳に響く。
永遠はここにあるのだと、信じて疑わなかった。

ゆらゆらと、暖炉の炎が心を解いていく。
この炎を嘲笑う日が訪れることを、知らないでいた。

「――ン。 ......レイン?」

子守唄のように優しい声音。御伽噺のような愛しい時間。
どうしてボクは、この一秒を惜しまなかったのだろう。

――――............。

レイチェル
「レインってば! こんなところで眠ったら風邪を引くわ」

レイン
「ん......ああ、レイチェル。ごめん......うとうとしちゃって」

レイチェル
「もう......また研究で徹夜したんでしょう?」

レイン
「お姫様が拗ねちゃうから、最近はあまりしてないよ」

アルフレッド
「相変わらず猫被ってんなー。
 レイチェル、騙されんなよ。コイツ徹夜どころか二徹だから」


レイン
「......アル。なんでいるの?」

アルフレッド
「おまえが呼びつけたんだろーが! 
 急ぎで欲しい資料があるとかって」


レイン
「あー......そうだったかな。
 じゃあもう用はないよね。お疲れ様でしたー」


アルフレッド
「......おまえなあ。その態度改めねーと、友達なくすぞ」

レイン
「友達なんて、君くらいしかいないからいいよ」

アルフレッド
「オレ様はおまえの将来を心配してだなー......」

レイチェル
「ふふ、本当に2人は仲が良いのね。
 アル、お茶を淹れるから座っていて」


アルフレッド
「あ、悪い。もう帰るから茶はいいや」

レイン
「え、なんで帰るの?」

アルフレッド
「自分で帰れって言っといて......。
 や、今日はマジで用事あんだよ」


レイン
「ふうん。......その様子だと、デートかな」

アルフレッド
「っ!? なんでわかった!?」

レイチェル
「えっ......。アル、これからデートなの?
 そ、そう......それじゃ、遅れられないわよね。
 残念だけど......った、楽しんできて」


レイン
「ちょっと待って。レイチェル?
 なんでショック受けてるの? 正気に戻って」


アルフレッド
「安心しな。オレにとって特別なレディはレイチェルだけだ」

レイチェル
「本当!? よかった!」

レイン
「あ、どうしよう。眩暈がしてきた。
 ボクはもうダメかもしれない......」


レイチェル
「レイン!? 大丈夫? お医者様を呼んだほうが......」

アルフレッド
「ぷっ......くく......ははっ! ほんっと、面白いな。
 デートっつっても、教授の紹介で会うだけだって」


レイン
「......どうでもいいけど、それってすぐ行かなきゃいけないの?」

アルフレッド
「あー、まあ。30分くらいなら時間あるけど」

レイチェル
「! じゃあ、よかったらお茶だけでも飲んでいって!
 あのね、アップルパイがとっても美味しくできたの!」


アルフレッド
「なん......だと......。
 レイチェルお手製のアップルパイなら、今日のデートをすっぽかす価値があるぜ」


レイン
「現金だなあ......。
 妹のアップルパイにありつける人間は限られてるんだから、光栄に思ってよ」


アルフレッド
「おまえが作ったんじゃねーだろ......。
 じゃ、ごちそうになるかな!」


レイチェル
「ふふ、嬉しい。すぐ用意するわね」

(パタパタと去っていく足音)

アルフレッド
「......レイチェルは本当によくできた子だよな」

レイン
「お嫁にはやらないよ」

アルフレッド
「この兄とは大違いっつーか......。なあ、レイン」

レイン
「だから、お嫁にはやらないってば」

アルフレッド
「そうじゃなくて。おまえさ、マジで友達作れよ」

レイン
「......はいー?」

アルフレッド
「いや......なんつーか。オレがいないとき、寂しいだろ」

レイン
「べつに、友達なんて寂しいから作るもんじゃないでしょ。君だけで十分だって」

アルフレッド
「............十分じゃねえだろ。もし、オレが......」

レイン
「......アル?」

アルフレッド
「......なんでもねーよ。
 おまえのシスコンっぷりが日に日に増してるから、他にも目を向けろって言いたかっただけ」


レイン
「はあ......? いつにも増して変だよ、君」

レイチェル
「お待たせ! さ、みんなで食べましょう?」

アルフレッド
「おっ、美味そうだなー! ありがとな、レイチェル」

レイチェル
「たくさん食べてね。......ね、アル。
 今日は他の人とデートかもしれないけど......明日は私とデートしてくれる?」


レイン
「ぶっ」

アルフレッド
「もちろん、大歓迎だ」

レイン
「ちょ......」

レイチェル
「私と、レインと、アルの3人で! ね?」

レイン
「......レイチェル。驚かさないでよ」

アルフレッド
「ははっ。......明日、か。
 そうだな、また明日――こんな時間を過ごせるなら......」


レイン
「アル。
 なに悩んでるか知らないけど、君程度の脳で導き出した結論なんてろくなものじゃないと思うよ」


レイチェル
「レインったら......素直に相談して、って言えばいいのに」

アルフレッド
「素直じゃねーよなあ。ま、心配かけて悪い。
 今すげえ楽しいし、オレは大丈夫だぜ。明日、レイチェルとのデートも待ってるしな」


レイチェル
「うん、楽しみにしてるわ」

レイン
「やれやれ......まあ、お姫様が楽しいならボクはそれでいいよ」


思い出だけを抱えても、光を失った道を歩けない。

でも、この記憶があるからこそ――ボクはまだ、生きている。

世界が穢れても、ボクという存在が穢れても......明日を願えなくても。

今も、この記憶だけは、美しいまま。

きっと、永遠に。


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以上、小話をお届けしました。
最後にウタさんに挿絵イラストを頂きました......!
本当にこの日のために色々頑張ってくれて......ありがとう!

どちらの彼らも、望むのはささやかなこと。
明日を願うのも、厭うのも、今が大切だから。

そしてまた、ここから。
明日がいい日になりますように。


ツイッターでやらかしたので、
ブログは真面目にやろうと決めていました。
じつは昔からやりたい神々の黄昏ネタがあったのですが......
どうしてもブログでやるのは抵抗のあるお話でして(汗)
またいつか......! どこかでできたらいいな。

CZ6周年がお祝いできて本当に嬉しいです。
個人的にはこの日にあわせて単独イベントとか!
ドラマCD第5弾とかとか!贅沢なことを夢見てたんですが
現実はそううまくはいきません(´・ω・)

でも、これからも彼らの明日を願い続けます。
そしてファンの皆様に細々と何かをお届けできたら嬉しいです。

それではまた、どこかでお会いできることを願って。


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