忍び、恋うつつ ― 雪月花恋絵巻 ― 巻の十八
.....(╹◡╹)(╹◡╹)
皆さん、こんにちは。
片乃とみかふぃです。
今日は、真田高等修練院の裏庭からお送りします。
片)おや? あそこにいるのは我来也では?
み)どうしたんでしょう? 背中を丸めてうずくまって...
なんだか雰囲気も暗いし...。
片)具合が悪い...というわけでは無さそうですが...。
ってか、ホント暗い...。
み)もしかして...噂の"アレ"が原因??
片)"アレ"......?
み)何でも、4月4日は我来也の誕生日だったんですけど
誰にも祝ってもらえなかったとか...。
片)あー、でもそれは仕方ないんじゃないですか?
生まれた日を"誕生日"って祝うのは西洋の風習だし。
み)それがですね、一応、その西洋の風習について、
(本人的に)さりげなく講義したり、暦の4月4日に
印をつけたりしてアピールしてたみたいなんですよ。
片)うわ、それって全然さりげなくないでしょ。
しかし、そこまでしたのに何も無いんじゃ確かに凹みますよね。
み)あの姿にも納得ですよね。
み)あ、修練院のほうから誰か来ましたよ?
片)大介と咲助みたいですね。
み)おや、我来也に声をかけたようですよ。
片)えーと、なになに......?
咲助「我来也さん、おれたちといっしょにこいよ! うまいモンくえるぜ!」
ほうほう、美味いモン、ですか。
み)え......ここでまさかの読唇術!?(片乃さん......)
片)続けますよ?
み)あ、どうぞどうぞ。
片)えっと......
我来也「しょくよくがないから、えんりょするぞ」
大介「まぁ、おいしいものもあるけど、それより、
あのこが我来也さんにどうしてもちょくせつ
つたえたいことがあるんだって」
我来也「なに!?」
咲助「え!? おれもはつみみだぞ!」
大介「いいからいいから。どうする、我来也さん。
おれたちがこれからむかうところに、あのこもいるけど?」
み)あっ、我来也が立った!
片)どうやら2人について行くみたいですね。
私たちも行ってみましょうか。
み)待ってください~!(てか、いつの間に読唇術なんて習得したの!? 片乃さん...)
片)ん? 食堂に向かってるんですかね?
み)でも真っ暗ですよ? 食堂って外から見たら
あんなに暗かったんですっけ?
片)いや、そんなはずは......。
み)あ、あそこの襖から明かりがもれてますよ!
片)じゃあ、あそこから中を覗けそうですね。
み)ちょうど3人が食堂に入っていきますよ。
片)......どれどれ?
『お誕生日おめでとう~!』
み)うわぁぁぁすごーい! ごちそういっぱーーい!!
片)(え、そこ?)これはパーティーですかね?
鎌清も蔵人も忠人もいますね。あ、あれは秀虎と半蔵?
み)あ、宇喜多もいますよ、真田先生も。
みんなで......我来也の誕生日祝い?
片)でも、みんな我来也だけじゃなくて咲助と大介にも
プレゼントを渡していますよ?
ん......と。「合同誕生日会」......とか何とか言ってますね。
み)そう言えば、大介の誕生日が4月23日で、咲助が5月5日だって聞きましたよ?
3人の誕生日を一緒にお祝いしているってことですね。
片)なるほどー。忘れていたわけではなかったんですね。
み)あ、かえでちゃんがケーキを持って、3人のところに......!
※この後、スタッフが美味しくいただきました。
片)み)めでたしめでたし♪ですね! 良い場面を見ることができました♪
3人とも、改めておめでとう!
それでは、今回はこの辺で......。
ニンニン(╹◡╹)ノ☆⌒(╹◡╹)