忍び、恋うつつ ― 総合 ― 巻の十七
皆さん、こんにちは!
【忍び、恋うつつ】公式ブログ担当です。
ついに......
ついに本日......
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【忍び、恋うつつ - 万花彩絵巻 -】
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このブログが更新された時、プレイ中の方は
お手が空きましたらご覧くださいませ❤
様々な事情でまだプレイされていない方......
この発売記念SSで
少しでも発売日気分を味わっていただければ幸いです❤
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❤『忍び、遊戯機争奪戦! ~当節謝儀之品~』❤
― 真田高等修練院 食堂 ―
大介 :お待たせ、子猫ちゃん......って、誰もいない。
おかしいな。放課後、食堂に来てほしいって
子猫ちゃんの方から誘ってくれたのに。
幸影 :あれ、穴山?
お前が食堂に来るなんてめずらしいね。
しかもこんな時間に。
大介 :真田先生。
先生こそ、どうしたんです?
幸影 :まあ、ちょっと......ね。
それより、お前以外は誰もいないの?
おかしいな。食堂にいるって聞いてたのに。
大介 :誰か捜してるんですか?
もしかして――
忠人 :せんぱーい、お待たせしました!
ってあれ? 真田先生と穴山先輩、こんにちは!
鎌清 :どうしたんです? こんなところにお二人そろって。
はっ、もしや......!
蔵人 :......恐らく俺達同様、あいつに食堂に来るよう言われたんだろう。
我来也:何だと? 我らだけではなかったのか......。
咲助 :これで八人か。一体何の用だろうな?
大介 :八人? 俺と真田先生、咲助と鎌清と我来也さん。
霧隠君と忠人君で......七人だよ、咲助?
咲助 :八人だって。
ほら、そこにいるだろ?
大介 :そこって......うわっ! 宇喜多君!
なんでこんなところに寝転がってるの!?
義家 :ん? なんで......だっけ?
忠人 :僕と兄ちゃんで運んできたんです。
先輩から、宇喜多先輩も誘ってって頼まれたんですけど
全然起きてくれなくて......。
蔵人 :......あいつに「誘ったが来なかった」と
ひとこと言えば済む話だと言ったんだが......。
忠人 :だって宇喜多先輩も連れて来てあげないと、
仲間外れは可哀想だと思って。
我来也:忠人は優しいな。
宇喜多は忠人の優しさに感謝すべきだと思うぞ。
蔵人 :まったくだ。
義家 :感謝、してる。
心の中で、いつも。
忠人 :ありがとうございます!
蔵人 :忠人、お前が礼を言うべきところじゃない。
咲助 :宇喜多、ちゃんと口に出して感謝したらいーだろ。
義家 :え? だる。面倒。
鎌清 :宇喜多先輩、そこは面倒くさがるところではないでしょう。
口に出すなど、態度で示さなければ感謝は伝わりません。
あるいは贈り物など――
???:そう、自らの意を伝えるのに最も適しておるのは"贈り物"!
我来也:誰だ!
秀虎 :"贈り物"......何とも良い響きじゃ。
"儂のため"というのがなお良いわ!
半蔵 :浮かれすぎだ、馬鹿殿。
幸影 :秀虎様!? 服部も!
ふたりとも、どうして修練院に!?
咲助 :そうだよ、ふたりとも城にいるはずだろ。
また修練院に編入すんのか?
半蔵 :するか、馬鹿め。
......彼女から馬鹿殿と自分宛てに手紙が届いたのだ。
今日この刻限に、修練院の食堂に来るように、と。
秀虎 :儂のために用意した"贈り物"がある、と手紙にはあったが
どこじゃ?
半蔵 :だから! 馬鹿殿だけのためではなく、
食堂に呼んだ全員のためのもの、と書かれていただろうがっ!
鎌清 :将軍様も服部さんも、彼女から呼び出されたようですね。
しかし"贈り物"とは......
我来也:うむ。我らはそのような話を聞いていない。
大介 :俺も聞いていないよ。
でも服部君、手紙には「食堂に呼んだ全員に」ってあったんだよね。
半蔵 :ああ、間違いない。
幸影 :俺も"贈り物"の話は知らないな。
ところでさ......さっきから気になってたんだけど、
あの食卓の上にのっている籠はなんだと思う?
蔵人 :俺も気になっていました。
あんなに大きな籠、忘れるにしては不自然だ。
布がかかっていて、中身はわからないが。
義家 :あえてあそこに置いてある、ってこと?
蔵人 :そうとしか考えられない。
もしかすると、あれがあいつからの"贈り物"なのか?
半蔵 :"贈り物"については、詳しく書かれていなかった。
あの籠の中身が"贈り物"かどうかは判断しかねる。
忠人 :先輩もまだ来てないし......どうしましょう?
咲助 :とりあえず、あの籠の中身を見てみようぜ!
忘れ物なら届けなきゃなんねーし、
あいつから俺達宛てのもんなら、なおさら見なきゃな。
秀虎 :あ、待て! 猿飛!
将軍である儂が先に見る!!
咲助 :将軍はむしろ、家臣が確認したあと見るもんだろ。ん、なんだ?
手紙? ......籠の中身は、小箱?
秀虎 :ひぃ、ふぅ、みぃ......十。ここにいる全員分じゃな。
くっ、儂だけの贈り物ではないのかっ......!
半蔵 :だから城からずっと、そう言っているだろう。
まったくこれだから馬鹿殿はっ!
大介 :まぁまぁ。そんな力いっぱい言わなくても......。
鎌清 :咲助、その手紙には何と書かれているのです?
咲助 :これか? えっと......
『みなさん、ごめんなさい。きゅうようができて......』
......? 我来也さん、ここ何て読むんだ?
我来也:咲助、貸せ。我が読む。
『皆さん、ごめんなさい。急用ができてしまって
待ち合わせた刻限に間に合いそうにありません。
我来也君から「西洋では日頃の感謝をこめて、甘味を贈る日がある」
と聞きました。
それが実は昨日だった、と昨夜知ったんです。
なので、これだけは今日中に渡したかったの。
籠の中身を皆でひとつずつ持っていってください。
日頃の感謝をこめて』......だそうだ。
幸影 :なるほど。じゃあ籠の中身は、
彼女から俺達への贈り物で間違いなさそうだね。
籠の中は小箱ってことだけど、その小箱の中は?
我来也:これは......西洋の"ちょこれいと"?
いや、羊羹か!?
鎌清 :どうやら色々な型で羊羹を作って切り分けたようですね。
四角い形のものや、円形のものもあります。
咲助 :ほんとだ。色んな形があるな。
この形......ひょっとして八方手裏剣?
なんつーか、あいつらしいな......。
忠人 :っ......! うわぁ、すごく美味しいですよ!
僕、こんな羊羹はじめて食べました!
蔵人 :これは......あいつの手作りなのか?
義家 :たぶん......きっと、そう。
俺達のための手作り羊羹。
幸影 :これはお返しに彼女に何か贈らないといけないな。
俺達からも日頃の感謝を伝えないと。
我来也:その......提案なのだが、
皆であいつへの贈り物を考えるのはどうだ?
あいつの事だから、別々に贈るよりも喜んでくれると思うのだ。
鎌清 :そうですね。"皆への贈り物"ですし、
僕達がお返しをするなら、皆でひとつのものを選んで贈るのが
妥当に思われます。
半蔵 :......仕方ない。
自分もその案に賛成してやる。
そうしないと、お返しをしない奴がいるだろうからな。
義家 :???
大介 :じゃあもらった羊羹でも食べながら話し合おうか。
お茶を淹れて、どこかの教室で。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
秀虎 :半蔵の言う通り、皆の分もあったとは......。
まあ、あやつらしいといえば......ん?
籠の中にもうひとつ手紙と箱が......こ、これは!!
【忍び、恋うつつ - 万花彩絵巻 -】ではないか!
手紙の方は、何々......
『今日は【忍び、恋うつつ - 万花彩絵巻 -】の発売日なので
羊羹と一緒に皆の分も用意したかったんだけど、
ひとつしか手に入りませんでした。ごめんなさい。
せっかくなので、ぜひ皆で楽しんでください』
............ほほぅ。"ひとつだけ"か。
皆、傷心の儂を置いてどこかに行ってしまった......
ならばこれは、儂一人で楽しむとしよう!
ふはははははははは!!!
※このあと、秀虎がいないことに気付いた半蔵が戻って来ました。
そして【忍び、恋うつつ - 万花彩絵巻 -】を皆で楽しみましたとさ❤
❤・❤・❤・❤・❤・❤・❤・❤・❤・❤・❤・❤・❤・❤・❤・❤・❤・❤・❤・❤・❤
今年のバレンタインデーはかえでちゃんからチョコ......ではなく、
羊羹が贈られました❤
(それと【忍び、恋うつつ - 万花彩絵巻 -】も)
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