オトメイトスタッフブログ

ワンド オブ フォーチュン R 第4回


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「失礼します。あの、エルバート先生、週末の外出許可をいただきに......」
「おや、アミィさんですか。珍しいですね」
「は、はい。実は......、ルルの分も一緒に......」
「ああ、なるほど。いえ、素晴らしいことです。彼女がルームメイトになってから
 アミィさんはとても意欲的になりましたね」
「そう、かもしれません......。ルルはとても活発なので、つられてしまって」
「それでこそ、青春というものだと思いますよ。......僕のように思い出のひとつも
 語れないような寂しい日々を過ごしてほしくはありませんから......」
「ふふっ、エルバート先生、そんなことを言うと、またルルに叱られると思います」
「はっ! ......アミィさん、どうかくれぐれもこのことはご内密に......」
「はい。でも、わたしもルルがルームメイトになってくれなかったら、こんなふうに
 先生に軽口を言うようなことはできなかったと思います」
「彼女はいろんな人に変化をくれる子ですからね。情けない話ですが、教師である
 僕でも、彼女の存在にはずいぶん救われているんですから......」
「あの......、もしよかったら、エルバート先生も今度一緒にお出かけしませんか?
 ルルがピクニックがしたいって言ってるんです」
「えっ、ぼ、僕もですか!?」
「エルバート先生ともっと仲良くなりたいって言っていたんです。それで......」
「は、はい。そうですか。そう、ですね。はあ、その、僕なんかでよければ......」
「本当ですか? きっとルルも喜びます」
「それにしても、ピクニックですか......。あの、僕は何を用意すれば......?」
「え? いえ、お菓子はわたしが作りますし、先生は来ていただけるだけで――」
「そんなわけにはいきません! ......わかりました。今からピクニックについて
 勉強しておきます。僕のせいで盛り下がったりしたら申し訳ないですし!」
「そ、そんなことはないと思いますけど......」
「......すみません、アミィさん。僕ちょっとこれから図書館に行ってきますね。
 教師として恥ずかしくないよう、ピクニックの極意を身に付けてきます......!」
「あっ、エルバート先生......!」

「......外出許可......、もらいそびれてしまったわ......」




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皆様こんにちは。デザインファクトリーのいわたです。
とうとうワンドR発売まであと2週間をきりましたねー! あっという間だなあ......。
まだご予約をしておられないという方、ぜひ今のうちにお願いいたします(笑)

だんだん暖かくなりつつあって、発売のころには桜が咲き始める地域もあるかと。
去年は忙しくてお花見どころではなかったので、今年こそは......と思っていたんですが、
今の段階から既に怪しい気配です。発売日付近は......いつもドキドキソワソワですし......。
リメイクな分、新作よりはマシかなあと思っているんですが、意外と緊張してきた事実。
結構これが初めてのワンド!という方もいらっしゃるようなので。
楽しんでくださるといいなあと思っております。

冒頭の小話は、サブキャラクター攻略枠の2人で。
既に出しているエルバート先生の学生時代CGはずいぶん反響がありましたねー。
この2人にもちゃんと新規CGが追加されてますので、ぜひご期待くださいね!


ところで全然関係ないんですが、今年のプ○キュアが熱すぎてやばいです。
何がって魔法使いですよ。もうそれだけで熱いです。あのステッキ欲しい。すごく欲しい。
小さいころから魔法少女もので育ってきた私としては、心揺さぶられまくりです。

ワンドを作り始めたときも、魔法少女とはいかなるものかと、それはもう白熱した話を
薄葉さんたちとしていたんですが、プ○キュアの話してたら今もテンション同じだった罠。

最初は本気で変身させたかった。衣装差分の限界に負けてやめたけど本気でやりたかった。
あと、ホウキで空を飛ぶのか飛ばないのか問題を真剣に考えたことも思い出しました。
今のワンドの魔法理論を組み立てた後は違うなーと思ったんで結果的にはいいんですが、
最初は魔法使いなんだから空飛ばなきゃ!って思ってたんですよね。
ただ、空飛んでるときの演出どうするんだ問題でくじけたんですよね。(笑)

他にもたくさん、最初はこんなこと考えてたなあ......というのを思い出します。
ワンドRの開発中は本当にそういうの多かった。昔の開発資料見て爆笑したり。(笑)
意味がわからんものが多々ありました。勢いってほんと怖い。

とはいえ、今となっては、それじゃワンドっぽくない!というものが固まっているので
過去の資料を見ても、使おうとは思えないんですけどね。

そんなわけで、今週も行って参りましょうか! ワンドブログ第4回ー!!





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ワンド オブ フォーチュンRの公式サイトです。

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ワンドオブフォーチュンRの公式ツイッターです。
アカウントが新しくなりました。




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▼来週10日(木)よりカウントダウンボイス配信!
いよいよ発売が迫ってまいりましたので、カウントダウンボイスも始まります。
後ろの子から順になりますので、お聴き逃しのないように!

▼「ワンド オブ フォーチュン ILLUSTRATIONS」発売決定
株式会社KADOKAWA様より、ワンドのイラストブックが発売されることになりました。
初期のイラストから2FDのイラストまで、とにかく絵をメインにワンドの歴史を
追いかける本になっておりますので、よろしければぜひチェックしてください!

・書名:ワンド オブ フォーチュン ILLUSTRATIONS
・発売日:2016年3月31日予定
・定価:本体価格3000円+税
・判型/ページ数:A4判/96ページ

また、こちらの商品にはマイクロファイバータオルつきのDX版があります。
こちらは今回描き下ろした表紙イラストを使用したものです。

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商品の詳細につきましては、以下のアドレスをご覧くださいね!
http://ebten.jp/p/7017016033101/?aid=cluster





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▼ちょっとずつ違ってるアレコレ

前回に続いて、ワンドRで実はここも変わってたりするよ!という点を......。
ほんと、ささやかなポイントなんですけどね(笑)


▽魔法具店の買い物の仕方

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買い物さえも楽にはさせてもらえないワンド、と恐れられていたソロ・モーン魔法具店。
ワンドRではこれも大分楽になりました。

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以前は購入可能な品物自体がランダムでしたので、欲しいものがなければリロード、を
繰り返していた方も多かったと思います。
ですが、ワンドRでは、購入可能な商品が最初から一覧表示されています。
ミッションイベント用のアイテムや、ドーピングアイテム、プレゼントアイテムなど、
欲しいものがいつでも選べるようになっているのはかなり便利です!

......しかし!

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やはり最後の2択だけは残しました。(笑) これだけはワンドの世界観的に外せなかった。
店主代理の仮面は、生徒の運や鑑定眼を試すために、わざと偽物と本物を並べて選ばせます。
そこで正解できないと、商品が購入できません!

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最後までワンドシリーズをプレイしている方には、この魔法具店にちょっと別な思い入れが
あったりするかもしれませんね。じんわりと楽しんでお買い物をしてくださいませ。



▽ベターカードのこと①

ゲーム本編中では「金曜の夜」に「娯楽室」に行くことでベターカードをプレイできます。
既に過去作をプレイ済の方はご承知かと思いますが、このベターカードで勝利を重ねると、
「嘘つきカード」という景品がもらえます。

嘘つきカードというのは「普段そのキャラが絶対言わないようなセリフ」が聴けるカード。
中には相当はっちゃけているものもあるので、これを相手に渡すのは結構屈辱です(笑)

......で、今回このゲームの何が変わったかといいますと。
以前は嘘つきカードを1枚ゲットするために5回勝利しなければならなかったのが、
ワンドRでは2回勝利すれば1枚ゲットできるようになっています。
ゲーム本編でゲットできる嘘つきカードは5枚ありますので、10回勝利すればOK。
大分楽になりましたので、ぜひぜひ全員分の嘘つきカードを集めてくださいね!



▽ベターカードのこと②

ベターカードは、ゲーム本編だけでなく、おまけコンテンツでもプレイできます。
(※本編を一度でもクリアしているとおまけが解放されるようになっています)

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このエクストラモードのベターカードが、何気に新規要素の宝庫だったりします。

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まずは、ゲーム本編でゲットした嘘つきカードを閲覧できるモード。

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そしてエクストラモードでのプレイ。


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こちらは何といっても、自分のプレイヤーキャラを好きなように選べるのがポイント!

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たとえばプレイヤーキャラをエストにして、対戦相手にルルを選ぶこともできます。


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もちろんエスト対アルバロとか、ラギ対ビラール、なんてこともできますよ!

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対戦相手を選ぶと、こんな感じで短い会話があります。ここもフルボイス。
勝利、敗北、引き分け......と、ゲームの結果に応じて終了会話も変化します。

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そして、ゲーム本編で攻略していると、エルバート先生とアミィも選べるようになります。


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もちろん彼らもプレイヤーキャラ、対戦キャラ、どちらでも選択可能です。

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......ん?
............あれれれ?

というわけで、エクストラモードも頑張ってプレイしていると、いいことがありそうです。
こちらもぜひご期待くださいね!





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「恋と魔法の学園AVG」
こちらは「ワンド オブ フォーチュン」、通称無印のジャンル名です。


「恋も魔法も頑張る学園AVG」
こちらは「ワンド オブ フォーチュン ~未来へのプロローグ~」、
通称無印FDのジャンル名ですね。


「恋と魔法を携え未来へ駆けるADV」
そしてこれが、ワンドRのジャンル名です。


実は、このジャンル名、オトメイトではワンドから固有のものがつくようになったんです。
それまでは普通に女性向け恋愛アドベンチャー、とかだったんですよね。

ジャンル名は今も、固有でつけているタイトルと、そうでないタイトルがあります。
この辺は多分、ディレクターの方針次第なんじゃないかと思います。
私はタイトルごとにジャンル名をつけるのが好きなので、毎回つけている方です。

ワンドRの企画書を作っていたときに、ジャンル名をどうしようかなあと考えて、
「恋」「魔法」はとにかく絶対外せないと思いました。
これは歴代のワンドシリーズに共通しているテーマなので、まあ当然です。
ただ、今回は無印FDと合体した1本になるということで、やはり「未来」も必要かなと。

なるべくダラダラ長くならないように、かつわかりやすいものがいいなあと思いまして、
最終的に今のジャンル名になりました。

「恋と魔法を携え未来へ駆ける」

まさしくワンドの彼らにぴったりなジャンル名になったなあ、と思っています。
......なんか似合わない人もいるような気がする、という声が聞こえそうですが(笑)、
そんなことないよ! 多分なんだかんだでワンドの人だから大丈夫だよ!!

だからまあ、何が言いたいのかって。
このジャンル名にワンドRのすべてが詰まっていますよ、ということなのです。

楽しくて、愉快で、夢と希望に溢れてて、けどどこか厳しいところもあって、
それでもみんな未来に向かって全力で駆けています。それがワンドです。

初めてワンドに触れる方も、ずっとシリーズを追いかけてくださっている方も、
みんなまとめて駆け抜けていきましょう。恋と魔法を携えて!





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質問溜めまくっててすみません......!
いただいているものの中には、公式サイトを見ていただくとわかるものもありますので、
あれ?と思ったら見に行ってみてくださいね。

特典関係だと、えーと......
まず、これは他のタイトルでもそうしましたが、ドラマCDではルルと呼んでいます。
シチュエーションボイスではルルと呼んでいません。
あとは......ステラワースさんの小冊子。SSは6人全員分書きました。こちらもルルと
明記させていただいています。

取り急ぎ回答が必要そうなのはこの辺でしょうか。

あとはですね、先週インタビュー形式の質問をいただいたので回答してみます。


1.VITAで初めてスチルを見た時のいわたさんの感想を聞かせてください!

うーん、月並みですけど「やっぱ綺麗だなあ」と思いました。
とにかく画質の良さにびっくりします。
特にPSPから移行した方は皆さんそう思われるんじゃないでしょうか?


2.いままさにPSP版をプレイ中で、「R」発売までにコンプできなそうです。
 「R」が発売したら即乗り換えるべきか、いや、やっぱりPSPを終わらせてから......?
  迷います。どっちがいいでしょう?

これはもちろんRでプレイする方をお勧めいたします(笑)
プレイしやすさもありますし、せっかく新規CGが散りばめられているので、
それをぜひ体感していただきたいので!


3.制作中、「絶対に譲れない!」「これをやるためにRを作った!」という
 強い思いで盛り込んだ「R」はありますか?

リメイクのRですね。とりあえずシステム大改造だけは何としてもやりたかった。
皆様からも多くご要望をいただいていた部分ですので......。
完全にノベルモードのみのゲームにすべきか少し迷った点もあるんですが、
それだとワンドらしさがなくなってしまう気がしたので、今の形になりました。


4.大きな追加要素のひとつ「ルルのパートボイス」。
  堀江さんの声と演技がかわいくて大好きです! 
  ルルちゃんのオススメのボイスをチラ見せ(?)してください!

え、ボイスをチラ見せとはまた無理なご注文を......(笑)
うーん、そうだなあ......。んじゃ、敢えてこれで。

「いつもみんなのカードをもらうのが
 すっごく楽しみだったけど......。
 自分のを聞くと、複雑かも......」

ということらしいです。(笑) どこかにあるので探してみてくださいね!


少しでしたが、今回はこんな感じで。
個人的に、未プレイの方で何か聞きたいことがあれば回答しておきたいかなーと思います。
プレイ前に頑張ってあの大量の過去ブログを読んでくださった方もいらっしゃるんですが(笑)、
ゲーム的に何かわからないことがあれば聞いてみてください!



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※上の画像のリンクから飛ぶか、
 ブログ上部の「ご意見・ご感想はこちら」からどうぞ。

※もし掲載される場合、お名前の掲載の可否を明記してください。
 書かれていなかった場合は、すべて「匿名希望」とさせていただきます。

※すべてのメールへの返信はできません。ご了承くださいませ。





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来週は発売前週ということで、キャラクターについてピックアップしていきたいと思います。
何かこう、すごい今更感があるかもしれませんが(笑)、あくまでご新規様向けとして、
既存ユーザー様はニヤニヤしながら眺めていただけると幸いです。

ではでは、また来週! 以上、いわたがお届けいたしました!





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