オトメイトスタッフブログ

レンドフルール 第22幕


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熱・喉・鼻に、姫が効く。



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皆様こんにちは! レンドフルール担当、デザインファクトリーのいわたです。
先週インフルエンザの予防接種の話を書きましたが、急激な冷え込みのせいで
風邪ひきさんが増えていますね。私も少し喉に来てます。乾燥のせいかな......。
去年も加湿器を買うか否かで悩んでたんですけど、今年は観念して買おうかと。
何事も身体が資本ですからね! 皆さんもどうかお気を付けて。


というわけで、トップ絵。普段殺しても死ななそうなタイプの人に限って、
いざ病気になりかけると、倒れそうになるまで自分の体調の悪さを認めない。
レオンもそんなタイプかなーと思ってます。俺が風邪なんかひくはずねえ!って。
パルテダームで病気にかかるってことはまずないですが、もしあったとしたら、
お見舞いに来てくれるヴィオレットの頭上に天使の輪が見えてるはずです。
(※レオンヴィジョン)

レオンとは別の意味で自分の体調の悪さを認めようとしないのがギスランですが、
彼の場合、まずいという自覚はちゃんとあって、それを他人に悟らせないように
引きこもる方を選びそうです。なんだかんだ理由をつけて部屋から出てこない。
まあ褄紅さんがいる限り、引きこもってばかりはいられないでしょうけど(笑)

しかし上の2人は動物っぽいなー。オルフェとルイはちゃんと自己申告すると思うし、
どっちも自らお見舞い希望するなり、お見舞いにきてくれたチャンスを活かすくらいの
あざとさがある人たちですから......。愉快犯とちゃっかりくん。

そういう意味では一番ユベールがガード固そうだなあ。
体調が悪くなったことも悟らせないし、寝込んでることも気付かせない。
もちろん見舞いもできない、みたいな。そもそも弱さを出すタイプではないので。
......まあ、愛情ED後のあれこれは別でしょうけどね!(笑)


そうそう、ついに来週の月曜、11/30日に発売の2冊が手元に届きました!

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「レンドフルール公式ワールドガイドブック」

「レンドフルール公式アンソロジー」

監修で中身は既に知っているものの、実物ができるとまた違った感慨に耽ります。
どちらも内容充実の一冊になっておりますので、ぜひお手に取ってみてください!!


というわけで、今週も行って参りましょうレンドブログ!




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レンドフルール公式サイトです。


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レンドフルール公式ツイッターです。各種更新情報の告知や、キャラクターの呟きなど。
よろしければ、ぜひフォローお願いいたします!


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オトメイト×B's-LOGの企画「乙女meetsオトメイト」という企画サイト。
コラムを2回、あとツイッターアイコンの配布があります。ぜひご覧ください。


▼「淑女のささやかな秘密~レンドフルールより」

youtube love solfegeチャンネルに、レンドのBGMから一曲、
楽譜付きの動画がアップされています。
https://www.youtube.com/watch?v=XloTDd8wKeo&feature=youtu.be


▼オリジナルサウンドトラック発売中!
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トラックリストなど詳細はこちらのページをご覧ください。

▼「レンドフルール」2016年卓上カレンダー発売中!
詳しくはこちら→ http://www.hifumi.co.jp/books/lineup/calendar.html
価格は1600円(税抜)です。
表紙は薄葉カゲローの描きおろし! できるだけ和やかな雰囲気を目指しました。
来年の日々を、ぜひレンドメンバーとお過ごしください!


▼「レンドフルール公式ビジュアルファンブック」発売中!
ただいま好評発売中です! 雑誌での描き下ろしイラストシリーズや、
ゲーム中のCGが完全網羅された、まさしく「ビジュアル」ファンブック!
美しいイラストの数々を、ぜひご堪能くださいませ。
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▼「レンドフルール アンソロジー」発売決定!
レンドのコミックアンソロジーの発売が決定しました!
今月、11月30日の発売となります。
笑えるものからきゅんとくるものまで、本当にいろんなコミックが詰まっています。
もちろん全員万遍なく出番もありますよ! ぜひぜひ期待していてくださいませ。
詳細についてはこちら→ https://www.enterbrain.co.jp/product/comic/bs_log_comics/15158501.html

▼「レンドフルール 公式ワールドガイドブック」発売決定!

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発売日は11月30日。なんとアンソロジーと同日発売なんですね。
雑誌掲載していたSSなど、読み物記事がとにかく充実している一冊です。
ぜひお楽しみに!


▼「ナムコ キャラポップストア」開催中!!
「オトメイト」キャラポップストア~組曲「百花繚乱」
直近の開催は以下の通りです。

namco博多バスターミナル店/2015年10月29日(木)~2016年 2月28日(日)
namco梅田店/2015年10月30日(金)~2016年3月6日(日)
名古屋パルコ/2015年10月31日(土)~2016年3月6日(日)
池袋P'パルコ/2015年11月6日(金)~2016年(終了日は後日発表)
大宮アルシェ/2015年11月21日(土)~2016年1月11日(祝)
静岡パルコ/2015年12月5日(土)~2016年1月17日(日)

詳しくはこちら→ http://www.namco.co.jp/chara_shop/otomate/2016/


▼「オトメイトカフェ」にレンドフルールのメニューが追加!

11月16日(月)よりメニューが大幅リニューアル!!
その中にレンドフルールのメニューも追加されております!
オトメイトカフェ公式→ http://www.paselabo.tv/collabotown/otomate/
※メニューについて特集した記事はこちらです


▼ステラワース様にて「レンドフルール」缶バッジガチャ登場!
ステラワース様の店頭ガチャガチャコーナーに
「レンドフルール 」ステラワースオリジナル缶バッジが登場!

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店頭ガチャ開始日は2015/12/4(金)だそうです。
詳細はこちら→ http://stellaworth.blog.fc2.com/blog-entry-2821.html


▼ライセンスエージェント様より「デザジャケット」レンドフルール登場!
私もiPhoneユーザーなのでこれは嬉しいグッズです。サンプルも見ましたが、
とっても綺麗にできてますよ! 誰にしようかな~(笑)

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対応機種:iPhone 6/6s、iPhone 5/5s
ケース&保護シート
詳しくはこちら→ http://dezaegg.com/products/list.php?category_id=200674





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▼「オトメイト冬の市2015-2016」イベント開催記念グッズ公開!
既にご覧の方も多いかと思いますが、冬の市公式サイトにて一部グッズ情報が
公開されています。まだ「一部」ですが!
詳細はこちら→ http://www.otomate.jp/event/winter_market/
なんといっても目玉はこちらの「描き下ろしタペストリー」でしょう!


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どんなシチュエーションにするか、薄葉さんともいろいろ話し合ったんですけど、
ちょっと意外性があって、なおかつ少しあざといくらいのサービス精神が欲しい、
ということになりまして......。これねー、いろいろ想像できるシチュですよね。
イメージはもう見たまんまって感じなんですけど......。
「飼われているのは男と女、どちらか」と考えるとものすごく楽しいです(私が)。
どっちでも美味しくいただける。他にもいろいろ妄想の幅は広がります。
とにかく美しい仕上がりになっていますので、ぜひせひお求めいただきたいです!
冬の市につきましては、また近くなりましたら詳細なグッズ情報をお伝えしますね。


▼ラバーストラップコレクション発売決定!
ムービック様より、レンドのラバーストラップコレクションが発売されます。
実物を監修しましたが、思ったより発色が良くて驚きました!

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こちらは12/10発売予定です。全国のアニメイト各店舗様でお買い求めください!


▼クリスマス企画
毎年このブログでは12月に入るとクリスマス企画へのカウントダウンが始まります。
今年はレンドも参加するので、カウントダウンに何回かひょっこり顔を出すと思います。
よかったら12月に入ったら毎日ブログを見に来て下さると嬉しいです!
そして、クリスマス当日も、もちろんお楽しみに!!


▼オトメイトモバイル「年賀メール」受け付け開始!
こちらも例年のイベントですが、オトメイトモバイルにて「年賀メール」が
配信されます。今年はレンドフルールでも参加することになりました!
年賀メールとは、要するに年明けに届くキャラメールのことです。
既に書き上げましたが、ちゃんと愛情ED後の設定で甘めのものにしてあります(笑)
こちらは12/9より受付が開始されるそうなので、気になる方はぜひお申込みください。
詳しくはこちら→ http://www.otomate.jp/mobile/sp/





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今回はお休みです。





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今回は4通ご紹介します。
相変わらず抜粋の嵐だったり、どれを選ぶか悩んだりしながら紹介しているのですが、
他のプレイヤーの方の感想を見るのってやっぱり皆さんにとっても楽しいようなので、
できるだけ毎週何通かでも紹介していければと思っています。
それでは、以下より。


 * * *

より納得したのが、奇跡は起こらない 前提の設定です。
最後の結果は決して覆らない運命の世界で、じゃあそれまでの間、
もし恋をした一人の人間なら、何を選びどう行動するか、それを考えると主人公、
各キャラの行動にもとても納得がいき。そりゃそーしちゃうよな~と。
切なくも、それもまた抱えていかなければならないという宿命に、
かなり胸は締め付けられますが、、 そこにまた、不思議と現実味も感じられ、
レンドフルールの世界に、より没頭しました。

うまくまとめられませんが、本当に最後まで楽しめた作品でした、
このゲームを生み出してくれてありがとうございます!!とお伝えしたいです!笑

全キャラ個性があり素敵で大好きです。
中でも、個人的には、ビジュアル、ストーリー含め、ギスランがとても好きでした。
何より近藤さんボイスが素敵すぎました。
ギスランというキャラに出会えて感謝です^ ^

好きなシーン、スチル、音楽、沢山伝えたいのですがありすぎてまとまらない、、
それくらい全ての凝った演出に圧倒されながら、レンドで頭がいっぱいになりました!
未だ余韻から抜け出せません笑

今パッと印象に残ったシーンを伝えさせいただくと、、
レオンはスチルシーンはもちろん、会話に常に萌えさせてもらいました。
特に水車小屋前でのラヴィール、今逃げなければ知らないぞ的な流れに、
え、どうしよう、これ自分で選ばなきゃダメなの?!と心拍数が上がり笑
そこかよって感じかもしれませんが笑

ルイの、愛情ルート、エピローグ前の、最後ヴィオレットを助け、
その後涙を流すシーン、やっと分かり合える人に出会え、
感情を表に素直に出せたことにもう本当に良かった~と安堵し。
ルイルートで、スタッフさんのルイへの愛情を十分に感じられました。
彼はネタバレなしでは語れないキャラですねまさしく!

ギスランに至っては正直全てがツボなルートでした。
顔はあげるなの超萌えシーンに始まり、忠誠ルート、最後の逢瀬の中、
命令でクッキーを食べさせる時のギスランの可愛さに悶え、、
最後に涙を流し誓言をたてるシーン、投獄中にやっと吐き出せた心の叫びのシーン、
ヴィオレットからのキスシーン、、本当にキリがないのでもうやめておきます。笑

オルフェ、ユベール、四蝶、、
まだまだ沢山あるのですが本当にキリがないので、、笑
一章共通の賑やかな流れ、からの叙任式での急な展開、あのドキドキも忘れられません。
レオンルートBADでのギスランの高笑い、あれはトラウマレベルにまんまと驚きました。
伏線の引き方が最高すぎです。

ああ、もうやっぱり本当にキリがないです!笑 まとまらない上に止まりません!笑

...沢山伝えさせていただきました。

拙い文章で申し訳ありませんし、最後までまとまりのないメールですみません笑

本当に本当に、
レンドフルールという作品に出会えて良かったです!!
ありがとうございました!!

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いえいえ、こちらこそ素敵な感想をありがとうございました!
水車小屋のラヴィールの辺りは、まさにそういう心境になっていただきたかったので、
しめしめ......と思っています!(笑)
いろんなシーンがありますが、それぞれにそこにしかない意味を込めたつもりなので、
少しでも心のどこかに引っかかってもらえたならこの上ない喜びなのです。
プレイ後の余韻は特に意識していたことでもあります。それを含めてのレンドです!


 * * *


率直に結論から申し上げますと、レンドフルールとても楽しかったです!!!

まず、ゴシックものリベンジとおっしゃっていたのを
作品から存分に堪能することができて楽しかったです!
私はワンド未プレイのウィルオコンプ済みユーザーなのですが、
レンドの中にほんのりと息づくウィルオ感が懐かしくも愛しかったです。
そこがきっといわたさんたちの譲れない要素なのだろうと勝手に捉えさせて頂き、
そして今回レンドとしてレベルアップした「ゴシックロマンス」も
たまらなく愛しかったです!

神秘的な世界観・滅びゆく世界という退廃的さ・耽美的なイラストの数々、と
私好みの要素がいっぱい感じられた一本でした。
思っていたよりも神という存在が深く関わるお話だったので、
レンドは『ゴシックロマンス×オリジナル神話ファンタジー』のように感じました。
初回にオルフェをプレイしてこの印象を受けたので、
他キャラの個別ルートの展開も作品的にありだと私は思えました。

(中略)

ユベールは第二部での裏切りと個人的にオルフェルートで何回も殺され
バッドを迎えたこともあり、モチベーションがあがらなくて困っていたのですが、
進めてみるとユベールが●●であるという事実が明かされて楽しくなりました。
レンドをプレイしながら、レーヌに恋する●●っていうポジのキャラがいても
面白かったよなあと思っていたので、(厳密には●●との恋愛ではないので違うのですが)
最後まで設定の使いどころに関して期待を裏切らない展開を繰り広げてくれてよかったです。
服従ルートは愛憎が渦巻いていてすごかったです。
服従エンドは姫様が幸せそうで何よりですが、個人的にはユベールの腕の中で消える
『泣いて月を乞う器』バッドなんかも好みでした。
ユベールルートだからとはいえ今まで騎士たちのルートを見てきた時間があるので、
騎士たちが枯れたという描写は切なかったです...。

愛情ルートでは茜と瑠璃を含めた蝶関連のことや姫様の生まれについて、
騎士たちの愛情エンドを見ているからこそな描写など見所がいっぱいで面白かったです。
エピローグで出てきた●●がものすごく好みだったので、
最後に元に戻ったときちょっぴりがっかりしたのは内緒の話です
(ファンディスクがあったら●●との期間ももっと見てみたいレベルです)。
それと●●みたいな杉田さんのお声聞いたの初めてでびっくりと共にめっさ萌えました!!
すごく好みな新境地だったので収穫でした!
お気に入りのひとつは、生命の樹の下で「わたしを見て......!」と言ったときのCGです。
ユベールの驚き横顔たまらんかったです。


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すっごくたくさん書いていただいてて、全部紹介したいくらいだったのですが、
敢えてユベールのところを!(笑) ほんとユベールまでプレイしていただきたいのですよ。
一応肝心なところは伏字にさせていただきました。(笑)
ちなみに、レンドブログを始めてから、ウィルオ時代のユーザー様からのメールを
いただく機会がとっても増えました。今もずっと愛しい子たちなので、嬉しいです。
神話というのも、意識はしてましたね。特にギリシャ神話。ものすごい理不尽の神々(笑)
ルイルートなんかは特にそれが顕著に出ていると思います。


 * * *


すっかりレンドに魅了されて早1ヶ月近くが経とうとしております。
寝る前はサントラを聴きながら、素敵な世界に想いを馳せている毎日です。

私は、現在海外に住んでおり、
発表当初からチェックはさせていただいておりましたものの、
雑誌等での情報は殆ど皆無でHPを少し覗いた程度で、元々購入予定だったこともあり、
当日に空輸を待ちきれずDL致しました!

先の情報があまり無かった分、自分自身の衝撃が凄く、
まずトップの画面の音楽で痺れ...お話が始まってからも痺れ...
そして、現在はギスランにもうゾッコンです(笑)

ネット等の感想で悲恋に対しての批判とかもたまに目にしますが、
私は恋愛とか想いってもっとこう重く、それこそ身を滅ぼす位のものだと思ってます。
だからこそ、自分達だけが生き残る選択をしたり、
そのために誰かを犠牲にしたりというのは当然の選択なんではないかと...

最近は、ドラマもドロドロしたのが少なくなりましたけど、
私はアラサーの人間なのでサラッとした恋愛ものが多くなったことに
少々寂しいような気もしていたところです。

でも、レンドはこのパルテダームの世界観とカゲロー先生の画とクラシック調な音楽で
このドロドロ具合をR18という方法ではなく、麗しく妖艶さと危うさを秘めながらの
独特な素敵な世界に纏めあげられてるなとつくづく感じております。

ギスランが宿命に狂い、ヴィオレットに剣を突きつけてるスチルはいつ見ても、
ゾクッと来て、レンドという作品をとてもよく解る一枚だなととってもお気に入りです。
また、忠誠ENDのドレスの裾にキスをしているスチルも騎士という文字通りのスチルで
最も彼を表現している一枚なのではないかなと思っています。

今後、何かグッズが出るとしたら、
あのままの素敵な画を手元に置いて持ち歩けるようなものがあれば嬉しいです。
具体的に何がと言われると難しいのですが、持ち歩けるというのが最大のポイントで
私位の年齢になりますと、大っぴらに持ち歩けないので、
バックから取り出してたまに眺めてニヤケたいわけです(笑)

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すごくわかります(真顔) わりと世界観的にR18で作っても成立はするんですよね。
でも、そこじゃないんです。そこにいっちゃ別物になっちゃう。そのさじ加減ですよね。
今回はとにかく直接的なエロじゃなく、色気、匂い立つエロスの方面にこだわったので。
グッズに関しては、同様の意見が結構届いています。あとは、キャラ絵のものだけでなく
できるだけ「さりげない」ものが欲しいとか。こちらは担当に伝えておきますね。(笑)


 * * *


『あ、これ乙女ゲーじゃないや』と、思いました。思っちゃいました、すみません...

いや違うんです。なんか、これジャンルが違うというか、なんというか。
プレイ後、真っ先にロミジュリが浮かんだのです。そうです、あの悲劇の名作。
本当にレンドはあれですね、舞台向きのシナリオ構成な気がします。
良い意味でも悪い意味でも。

何処までも徹底的に登場人物達が追い詰められて行き、
最後には「これぞ最善」「これ以外に道は無かった」とばかりに
犠牲の上で愛を掴み取る彼らの姿。
正に悲劇に溺れた恋人達の滑稽極まりない物語......
観客はどうでしょう。
眉を潜め白けるか、我が身には決してありえない追体験に酔いしれるか、
はたまたどこか他人事のまま衝撃的結末を引きずり呆然と立ち尽くすか......
私は三つ目ですね。

あーこれを、これを乙女ゲームに持ってきたかー、と。感嘆というか、呆れというか。
私の中で『良くも悪くも』が一番当てはまる作品です、良くも悪くも(笑)

正直、単純に犠牲の数が多いルートよりも、
身近な者を愛の為にあっさりと手放すルートなどに違和感や嫌悪を覚えたのも事実です。
割り切ったという描写もなしに、愛があるまま葛藤少なに手放し
『私はなんて罪深いのでしょう』といった程度のモノローグは大変目障りでした。
ただ、それはこのゲームを"乙女ゲーム"と言う枠に括って見た場合のみです。

現代に残る名作というのは起承転結が非常にはっきりしている分、
ツッコミどころというか描写不足なところが多いと勝手に思っているのですが
(ロミジュリの出会って僅か数日足らずでスピード心中する所とか)、
その辺りも含め、どこか滑稽なシナリオにこそ味があるものとも思っています。
そんな名作と並べて評価するのもまた可笑しいというか、
烏滸がましい気もするのですが(すみません;)......
でも本当にレンドに感じた読了感はその類のものでした。

『美しくも残酷』というよりは『美しくも醜い』物語。
それに加えて滑稽と言う単語がよく似合う。

乙女ゲームをプレイした気分には終始なれませんでしたが、買って良かった。
プレイして良かった。最後にはそう素直に思える作品でした......

...でも、やっぱりこれ、相当賛否両論分かれるでしょうね!!!!(笑)
本当感想の一つ一つに『良くも悪くも』付けたくなるくらいなんか違う!!!!
なんか乙女ゲームじゃない!!!あーでも好き!!!!!
いわたさんたら本当チャレンジャーなんだから!!!!!(笑)

楽かったです、とても、いや胃もたれしそうなほど。
納得出来たルートも、出来なかったルートもありました。
登場人物よりもプレイヤーである私の方が葛藤と自問自答を繰り返して、
最終的に理解出来ぬと匙を投げたルート、妥協して見守ったルートも沢山......
振り返ると、いや本当に充実していたような(笑)

レンド、大好きです。しみじみとそう思います。
本当に、素敵な作品をどうもありがとう。

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「ロミオとジュリエット」は私も大好きな物語のひとつですが、あれを喜劇と分類する
学者さんもいらっしゃるんですよね。わりとそこらへんがレンドの発端でもあるんです。
ジャンル名の「咲き誇る花々の運命を戯る」というのが、まさにそれ。
本人たちにとってはそれこそ世界が終わるくらいの衝撃的展開であったとしても、
少し引いた目線で見てみれば酷く滑稽。有り得ない。
こういうのは箱庭設定でしかできない醍醐味だと思っています。
良くも悪くも、というのは本当にぴったりの表現だと私でも思います。(笑)
赤裸々かつ楽しい感想をどうもありがとうございました!!

メールはまだまだ募集しております。
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▼薄葉カゲロー頑張ったの巻 その②

制作の裏で実はこんなやり取りがあったりしたんだぜ的なコーナーです。
今回は、とあるCGが「できあがる」まで。

そのCGに、私はこんな指定を出しました。

 * * *

生命の樹に飲み込まれたヴィオレット。
下半身はほぼ木の幹と同化。
胴体、腕などには桜の枝が触手のように絡みついている。がっつり拘束です。
ヴィオレットの表情、苦しげに目を閉じている。
縦二倍CG。
ロングで、下からゆっくりとスクロール

 * * *

これだけでもうどのCGかはおわかりかと思います。
......とはいえ、実はこの指定文はリスト化のために後で整理整頓してから書いたもので、
一番最初の指定段階では、どう伝えればいいのかわからなかった!
イメージはある、でもいろいろ複雑でどうまとめればいいのかわからない!

こういうことは、実はよくあります。目の前にいれば身振り手振りを駆使して
伝えられるんですけど、そういうわけにもいかないので......。

となったら、最終手段はこれしかないんです。
あまりにあまりなモノなので、小さくしておきます。クリックしてご覧ください......。


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........................。
何も言わなくていい。私もよくわかってる。これはひどい、って。(笑)
昔から私のブログを見てくださっている方は知ってましたよね。私が画伯であることを。

いいんだよ! いいの! なんとなくでも伝わればいいの!!

実際薄葉さんはすごく頑張ってくれました。本当に混乱しながら頑張ってくれた!
さすがに最初受け取ったときはどうしたらいいかわからんかったみたいだけど(笑)、
それでも長年の付き合いと勘でなんとかこれを汲み取ってくれたんだ!

それがこれ。一応、小さくしてあります。クリックしてご覧ください。


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添えてあったコメント「こういう解釈をしたのですが宜しいでしょうか!」

......もうね、涙出そうになった。(笑) いろんな意味で。主に感謝と羞恥で。
これにあーだこーだと更に要望を加えて(主に食い込み加減の話ばっかしてた)、
完成したのがこちらです。


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......いやー、絵師さんって大変だよね!! ほんとそう思うよ!!(笑)
いつも感謝してます。ほんとです。現在進行形で感謝し続けてます。

手間をかけさせられたり、逆に手間をかけさせたりと、持ちつ持たれつの関係で
なんとか頑張ってきました。きっとこれからもそうなることでしょう。


薄葉カゲローよ、ありがとう。そしてこれからもよろしく。


そんな感じで幕を閉じたいと思います。
私の取り乱した指定については、できればそっと忘れてください。お願いします。






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来週は何するんだったかな......。多分SSが書けるかな......?
ちょっと今お仕事満載になってるので予定は未定ですが、とりあえず頑張ります!

それと、レンドブログについてですが、12/25が最終回となります。
クリスマス企画と同時に幕を引く形です。
ただ、なんだかんだで一度区切りはつけても、何かあればすぐワリコミを入れるという
スタイルになると思いますので、あんまりしんみりしないでください。大丈夫です!

それでは、今週のレンドブログはこれにて。また来週お会いしましょう!!

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