オトメイトスタッフブログ

Quatorzième épisode(第14話)

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オトメイトスタッフブログをご覧の皆様、こんにちは。
今回は【薔薇に隠されしヴェリテ制作など開発業務を色々と手がけています、
株式会社イチカラム・高木がお届けいたします。

今までと違い低いテンションになりますのでご了承下さい。沢山書きました。

という事で、今回は開発秘話関係を中心にお届けしたいと思います。

※オフィシャルブログは隔週の金曜日更新です。
薔薇に隠されしヴェリテ】は、公式ホームページも金曜日更新ですので、ぜひヴェリテ情報をご堪能ください。

それでは、Quatorzième épisode(第14話)の始まりです。
以下定期情報になります。

banner00.png◆Twitter

公式ツイッターが稼動しております。
公式ホームページの更新情報はもちろんの事、テーマ別にキャラクターからのコメントも届きますので、ぜひフォローしてみてください。
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◆公式ホームページ

情報盛りだくさんでお届けしています。本オフィシャルブログと共にお楽しみくださいませ。

本日の更新内容は、《ダントン特集》です。

・イベントCG×ダントン2
BGM(ダントンのテーマ)
・ダントンの立ち絵(4年後)

また、電撃Girl'sStyleとの連動企画として、4月号(310日発売号)に掲載されている書き下ろしSSのアフターストーリーも更新されています。
ぜひ雑誌と併せてご覧ください。

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◆雑誌掲載

電撃Girl'sStyle 4月号(3月10日発売号)に【薔薇に隠されしヴェリテ】の情報がたっぷりと掲載されています。

キャラクターピックアップ最後のダントンが特集されており、SSやCGと共に掲載されております。 その他、「ジュ・ヴォーグ」の詳しい紹介もしておりますので、是非お読み下さい。

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まず物語を書くにあたり、対象キャラとサブキャラを誰にするかでかなり悩みました。
対象キャラを考える上で私が大事にしているのが、そのキャラクターと関わるサブキャラクターの存在です。
主人公とは違いサブキャラクターが居て会話が弾む事、語れる事がありますので、そういった部分を描く為にも必要な存在ですね。
今回は立ち絵こそありませんが名前だけ出てくるキャラクターなども沢山います。とにかくキャラクターの管理が大変でした。

では今回はサブキャラクターにスポットを当ててご紹介したいと思います。
※ちなみにサブキャラクターは公式サイトなどで公開している以外にも出て来ます

icon06_marieantoinette.pngこの方を入れなければ【薔薇に隠されしヴェリテ】は始まりません。
若い(というより幼い)頃に嫁いで、それはもう大変な人生を送られた方です。
映画など色々と扱われている物が多いので、まずは私なりのマリー・アントワネットを作る事から始まりました。
恐らく自我の強い方だったと思います。若い頃はそれが我が儘となり、隔離されてからはパニックにならずしっかりした自分を演じ......彼女の精神的な成長も含め、描いたつもりです。

icon07_louis15.png次はこの方です。肖像画を見る限りイケメンの部類に入ると思います(今で言うところの画像補正が入って居ると思いますが)。
地位もありお金もあり(でも国庫は火の車)、イケメンで歳もとっている分渋みもあって(たぶん)モテないわけはないと思うのです(たぶん)。
太陽王の後でも個性が強いので、それなりに認知されていた存在なのではないでしょうか。偉業は成し遂げていなくても憎めない人として描きました。

icon08_Madame-du-Barry.pngこの方は色々と調べていると、性格は結構いい人だと分かりました。
娼婦ということもあり自分に引け目を感じていましたし分別もそれなりにあった様ですがアントワネットとのいざこざがあった為、映画などではいじわるな性格として描かれているものが多いと思います。
本作でもいじわるで強気なキャラクターです。アントワネットの前では強気ではありますが、リーゼの前ではぽろっと本音を語る、そんな人です。この人も憎めない人だと思います。

maria.png政略結婚が当たり前の時代に恋愛結婚をしたと知りました。
だからこそ夫が亡くなった後ずっと喪服を着続けていたのでしょう。本編でも黒い服で登場します。
引退した後は御意見番ぐらいかな......と思いましたが、皇帝は別に居るのに彼女も執政に加わっていたそうなので、王が二人居るような感じだったのでしょう。息子がやりにくそうですね。
フランスに嫁いだ娘に怒り、叱咤、激励等心配する手紙をかなりの頻度で送っていたそうです。
現在のように携帯があったらずっと鳴りっぱなし、着歴30とか40とか恐ろしい事になっていそうです。

Mercy-Argenteau.png本作の苦労人ナンバーワン、メルシー伯爵です。
アントワネットにお小言を言っていますが、途中で倒れるシーンをつくりました。
ストレスで倒れそうだったので......きっと病名は胃潰瘍かな、という想定で書きました。それぐらい、毎度毎度アントワネットに振り回されます。でも、芯の強いいい人ですね。
一仕事終えた後は部屋でちびちびとお酒を飲むのが唯一の楽しみ......そんな感じの人で描きました。

Vermond-father.png苦労人ナンバーツー、メルシー伯と一緒にアントワネットに振り回される人です。
ただ精神的には神父の方が余裕あります。どちらかというとリーゼにとって頼りになる人で暗い海原の灯台みたいな人です。リーゼの事を案じ導いてくれる存在なのですが......パリに放り出す時もうちょっとお金をあげたらいいのに、と思いつつ書きました。

Comte-de-Provence_B.jpg色々調べているうちに、野心的で玉座を狙ってはいるがどことなく小者っぽいような......同じ野心家としてオルレアン公と比べると、使いっ走りみたいな感じがしました。
短気でいつもイライラしているけど、弟とよく一緒にいるので暴走する事はないと思います。
ルイ、彼とアルトワ伯の三人兄弟はバランスがとれているのではないでしょうか。

comtes-dArtois_B.jpgルイ、プロヴァンス伯が兄で三人の中では一番下の弟ですが一番しっかりしています。
二人の兄をいつも心配して、フォロー役に徹しているキャラクターです。
ルイは何でも信じてしまうし言葉も少ない、一方プロヴァンス伯はすぐに文句言うし自分が一番じゃないと気が済まない......気苦労が絶えません。

Princesse-de-Lamballe_B.jpgアントワネットに対し親近感があり、侍女以上のものを求めていた人として描きました。
アントワネットと自分の境遇が似ていたからでしょうね。異国から来て言葉も分からず心細い思いをしたと思います。
リーゼとは彼女が身代わりの薬を使いアントワネットの姿になっている時に出会ったのですが、リーゼにとっては姉のような友達のような、そんな親しみやしい人です。

chro.pngこの中では史実には居ないオリジナルキャラになります。
宿の店主にして母親的存在、主人公をしっかりサポートするキャラクターとして描きました。
ご主人は亡くなっていますが貧しい暮らしのなか強く逞しく生きる人ですね。
賑やかなものが大好きで王室に憧れていたり......若々しい部分もあったりします。

Leo.png実際はこんな口調じゃなかったと思いますが......いわゆるオネエ系ですね。
彼は庶民の出ではありますがプライドがちゃんとあって気に入った仕事しかしない......芸術家的な気質をもちます。
主人公の恋愛相談をよく受けます。彼氏は居るけど本命はダントンただ一人、みたいな感じでしょうか。
ちなみに主人公の事をイモ娘と呼びます。

Ber.pngレオナールとよく一緒に居ます。歳こそわりと取っていますが行動や思考は若いですね。
ローズ・ベルタン、元の名前は違いますが彼女はこう呼ばれていました。
ドレスに帽子、奇抜なデザインですが当時はそれがファッション最先端でした。
彼女もまた芸術家なのでしょう。噂が大好き、綺麗で新しいものが大好き、そんな人として描きました。

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この開発に着手するにあたり、ユウヤさんとは原画のタッチについて色々と話し合いました。
以前のタイトルとは違うタッチで作風に合ったものを望んだ為、今までとは違うタッチで描いて貰いました。

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これは試行錯誤中の着色ラフイラストです。
ストーリーの執筆がある程度出来るとお渡しし、イベントCGのラフを頂く際いつも感想を頂きます。
そうして共に【薔薇に隠されしヴェリテ】の世界を作り上げて行きました。

同様にストーリーの感想は立松様からも頂いていました。
彼女の場合はルイ16世がお気に入りのようで、それはブログを見ても分かります。
感想もルイが一番多かったですし、ラストはとにかく泣けて続きが読めなかったとか。
もちろんここはこうした方がよい等客観的意見も沢山頂きました。
何度か書き直して提出し、互いに納得したものをつくっていけたと思います。

キャラクター達を動かすにあたり彼らの背景を理解する必要がありました。
主人公と対象キャラクター達はやはり一筋縄では上手く行きません。彼らとリーゼの間には苦悩があります。
何故自分は王なのか、何故自分は彼女を救えないのか、何故自分と彼女は立場が違うのか、何故彼女は自分を理解してくれないのか、何故彼女を求めるのか......そしてその苦悩と共に動乱の時代を生きていくのです。

皆様にも彼らと共にあの時代を生きる、そんな風に感じてくれたら......と思っています。

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※お名前の掲載の可否を明記いただけますようお願い申し上げます。書かれていなかった場合は、すべて「匿名希望」とさせて頂きます。
※すべてのメールをご紹介させて頂くことはできません。ご了承くださいませ。

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さて、今回は特別に書かせて頂きましたが次回からまた立松様にお願いいたします。
今回これだけ書いて思ったのですが、隔週とはいえ毎回書いている立松様は凄いなと改めて思いました。
若きテンションでいつまでも私を圧倒し続けて欲しいです。

現在お待たせしております店舗特典や発売日などの情報についてですが、決まり次第すぐにご報告いたします。今しばらくお待ち下さいませ。

次回更新は4月1日更新です。エイプリルフールですね。
それでは、オルヴォワール。

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