ワリコミ! ウィル・オ・ウィスプDS/ポータブル同時移植!

ワリコミ!にてお邪魔いたします。担当のいわたです。
今回は、26日に発売されます【ウィル・オ・ウィスプDS】
及び【ウィル・オ・ウィスプ ポータブル】の特集です。

今日のメニューはこんな感じです!

・PSPでのCG表示について
・追加要素について
・薄葉カゲローへのインタビュー
・おまけ

ちょっと長くなってしまいますが(笑)、お付き合いくださいませ!

.

さて、今回の【ウィル・オ・ウィスプ】移植版。
DSとPSP同時移植ということで、ゲーム機本体の仕様に関わる部分以外は
すべて同一の内容となっております。皆様のお好みで選んでいただけますね。
ただ一点、画面仕様の関係でPSP版でのCG表示に少し変更がありますので、
そこについて少しご説明させていただこうと思います。

PSPは横長の画面になりまして、当初PS2の仕様で作成したCGとは
画面比率が違ってしまいます。そのため開発するにあたって、
表示方法には2つの選択肢がありました。

ひとつは、CGの上下をカットしてPSPの比率に合わせて表示すること。
こちらは【緋色の欠片 ポータブル】で実装した方法です。

そしてもうひとつは、CGそのものを縮小して表示させる方法です。
この場合、左右両側に空白ができてしまいます。

どちらも一長一短というところで、この点については今も悩んでいるところです。
緋色PSP版では、やはりCGが切れてしまうことが残念だったというご意見も
いただいておりましたし……。
しかしながら縮小して小さな絵で見るのも物足りないのでは、という開発側の
考えもありまして、ギリギリまでどちらにするか試行錯誤しておりました。

そんなわけで、今回は以下のような方法をとらせていただいております。
実際のPSP画面でご説明いたしますね。

まず、ゲーム中では緋色PSP同様、CGをカットして表示いたします。

縮小表示も試してみたのですが、インパクトの点でどうしても弱くなってしまい、
また薄葉カゲローの画風が非常に繊細なものですから、小さい画面になると
その魅力が伝わりにくくなる、ということで、この仕様にいたしました。

ただ、やはりCGの全体像をきちんと見たい!という方もいらっしゃると思うので、
アルバムモードのCG鑑賞画面では、全体像も見られるようにしてあります。

一挙両得といいますか、迷うなら両方入れろ!と開き直った結果といいますか(笑)
この方法が最善かどうか未だ判断に迷うところではあるのですが、少しでも皆様に
ご満足いただけますよう、頑張ってみました。
もしよろしければ、実際にプレイしてみてどうだったかをアンケートハガキなどで
ご意見くださいませ。よろしくお願いいたします。


そして次に、追加要素として入っているミニゲームとおまけシナリオについてです。

ミニゲームの「神経衰弱」は、シンプルながら楽しいゲームです。
要所要所でボイスも入っているのですが、これがなかなかいい感じで(笑)
サクッと終われますので、気軽にプレイしていただけるところもお勧めですね。

おまけシナリオ「人騒がせな贈り物」につきましては、ゲーム本編の雰囲気を
踏襲しながらも、お遊び的な要素をたっぷり詰め込んでおります。
とにかく注目していただきたいのは、声優さんたちの演技ですね!(笑)
一部シーンでの演技では、驚かれる方が続出だと思います。すごかった……。

ミニゲーム、おまけシナリオ共に、最初からプレイできるようになっております。
(本編、ファンディスククリアなどの発生条件はありません)
ぜひぜひ、お楽しみいただけたらと思います。


最後に、原画の薄葉カゲローにインタビューをしてみました!
相変わらずコメントの苦手な彼女たちですが(笑)、頑張って話してくれました。
それでは、ご覧くださいませ。

 * * *

いわた:
まずは、【ウィル・オ・ウィスプ】が移植されることについて。
最初に聞いたときどうでした?

薄葉:
PS2でさえ苦労していたので、細部が潰れないかなあ、と真っ先に心配しました。

いわた:
確かに。あの塗りと書き込み具合が潰れちゃうと痛いですしね。
でも実際見てみると、特にCGについては劣化も最小限で綺麗でしたよ。

薄葉:
でも嬉しかったは嬉しかったですね。愛着のあるキャラクターたちなので、
継続して触れてもらう機会を作っていただけたので。

いわた:
ファンディスクのときも、ずっと言ってましたよね。また描けてうれしい!と(笑)
今回追加シナリオ用に描き下ろしもしてもらいましたけど、そちらはどうですか。

薄葉:
今になると、ぶるぶるしながら(ハンナの頬に)キスをしようとしていた
イグニスのことばかり覚えています。親の気持ちを理解しました。

いわた:
ファンディスクの頃から、イグニスはあのゲームの中で誰より乙女だと評判です(笑)
【ウィル・オ・ウィスプ】はオトメイトでの薄葉さんの初仕事だったわけですが、
当時と比べてどうですか。作品について思うことも何か変化ありました?

薄葉:
とりあえず、乙女ゲームというものについて、
PS2のゲームの作り方というものについて、手探りで学びながら作ったものなので、
今見ると、もっとこうしてあげれば良かった。って思う所が沢山ありますね。
大事なのは当然シナリオや台詞ですが、それを後押しするのが絵なので。
特に抱きしめのシーンなんかは当時凄く不慣れだったので、
もっともっと感情を込めた抱きしめ方とかをさせてあげたかったです。

いわた:
【ウィル・オ・ウィスプ】の場合は攻略対象が「人形」ということもあって、
どこまで絵的な感情表現が許されるのか、という壁もありましたしね……。
当時はどこを落とし所にするのか、ずいぶん悩んでいた覚えがあります。
では、次は各キャラについて一言ずついただきましょう。
最初の本編からファンディスク、そして今回の移植版までで、
それぞれどこか印象が変わったりしましたか?
まずはウィルからいきましょうか。

薄葉:
ウィルに関しては最初から最後まで変わりませんでしたね。
とにかくカッコいい!兄貴!だるそう!やる気なさそう!
でも最終的には一番頼りになる!という、理想のあんちゃんそのまんまでした。

いわた:
どうしてうちのラインのメインヒーローはいつもやる気ないんでしょうね(笑)
でもウィルのそういうところは私も大好きです。かっこいいですよね。
では、イグニスはどうですか?

薄葉:
今、初登場スチルを見返すと「誰?」というのはスタッフ間での定番ネタですね。
ただ、私たちの中では「敵キャライグニス」も「ワンコなイグニス」も
きっちり繋がっているので両方ともスキです。
ただの純粋で生真面目で融通がきかない子というのは変わらないので。

いわた:
確かに(笑) 立ち位置が変わっただけで、中身は変わってないんですよね実は。
解放された後の彼こそが自然体なんだと思いますし。
では、ジル様いきましょう。

薄葉:
ジルは最初デザインしたときはどれくらい女性的になるんだろう、と思いながら
描いていたのですが、最終的に内面が凄い紳士に仕上がって大好きになりました。
キャラクターデザインが一番気に入っているのもジルですね。
凄く自分の中の手癖というか王道でつくったデザインのキャラです。

いわた:
薄葉キャラの王道ですよね。(笑) 私的には、外見がああだからこそ
絶対に女々しくしたくない!という気持ちが強かったです。
んじゃ、次は営業ルディ(笑)

薄葉:
最初はただの「腹黒王子」だったのに、いつのまにか愛される事に必死な
「営業ドサ周りアイドル」になっていきましたね。
結局は子供というか、つめの甘いところが愛しいです。
DSのパッケージでも営業のために一番前に描いてあげたのに、
仕上がってみると後のジルのほうが明らかに目立ってたりね(笑

いわた:
うん。店舗特典でお呼びがかからなかったときは本気で笑いましたね。(笑)
営業部長なのに呼んでもらえなかったんだ!?と。可愛いなルディ!
んじゃ、【ウィル・オ・ウィスプ】の核地雷、ジャックいきましょうか。

薄葉:
まともにシナリオが始まる前から「珍獣」というキーワードで
我々一同のなかで繋がっていたので、彼こそ本当に何も変わりませんが、
よくよく見返すと段々パワーアップしていっているのは確かだと思います。

いわた:
ファンディスクのエピローグCGは、
あそこまでやっていいのかと最後まで悩んでましたよね(笑)

薄葉:
男の駄目な顔とか情けない顔とかを描くのが大好きなので、
逆に容赦なくやらかしてしまうのでセーブが大変でした。

いわた:
迷わずやってしまえと指示しましたけどね(笑) ジャックはいじってナンボ。
それでは、影の最強キャラと名高いエミリー。

薄葉:
エミリーは一番最初にデザインした子で、乙女ゲームなのにおかしな話ですが、
あの子があって世界観イメージが固まったも同然なので、
その意味では何も変わってませんね。
こんなメイドさんが欲しい!と思って描いたら、
シナリオでも欲しかったメイドさんで上がってきたというか(笑)

いわた:
薄葉さんのエミリーへのこだわりがすごかったので、それはもう頑張りました(笑)
おかげさまで彼女はハンナと共に非常に皆様に愛されていて感無量ですね。
ファンディスクでEDを作ってあげられたときは、本当にうれしかった……。
では、エミリオについてはいかがでしょうか。

薄葉:
エミリオについても趣味のままにデザインした子で、
小悪魔風というのは一番最初にデザイン絵をかいた時には既に決まっていましたけど、
どういう風に惑わせてくれるのかはシナリオを見るまで解らなかったので、
現状のイメージの全てが新鮮なままですね。

いわた:
エミリオルートについては、キスを入れるか入れないかで非常に悩みました(笑)
でも、あの小悪魔っぷりを見ていると、入れなきゃならないような、
むしろキャラにそうしろと脅されているような気がして……。
そうそう、エミリーとエミリオといえば、例のイースターコンプCGですが!

薄葉:
物凄く楽しかったです……(笑)

いわた:
一部エミリーのピンポイントな成長ぶりと
何一つ変わらないハンナさんが、スタッフ間で話題になってました(笑)

薄葉:
ハンナさんはあの体型がいとおしいので可哀想ですが、そのままでいてもらいました。

いわた:
いとおしいのか……(笑) さすがB弱。
それでは、移植で初めてウィルの世界に触れる方々に一言!

薄葉:
人形やフリルやレースや礼装等、自分の原点部分のものを沢山詰め込んだ作品です。
少しでも私たちの王道に触れていただいて、それを楽しんでいただければ何よりです。

いわた:
おお、今回は「お楽しみに」の一言だけじゃなかった!よく頑張った!(笑)
ありがとうございましたー!

 * * *

というわけで、薄葉カゲローより発売記念のカットをもらいました。
よろしければご覧くださいね!

一部かわいそうなことになっているキャラがいるようですが(笑)、
現状の彼のポジションがアレなのでいいんじゃないかと思います!

それでは、26日の発売を楽しみにお待ちくださいませ!

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