またまたワリコミ! のお時間がやって参りました。
担当の島です。どうでもいいですが島の発音はし↑ま↓です。
本日は4/29にオトメイトレーベルから発売される、
緋色の欠片ドラマCD「魔術師に捧げる手記」のご紹介です!
恒例のシーン抜粋もお届けしちゃいますので、お楽しみに。
さて。
このドラマCD、従来のものとは少し違った点があります。
なんと、このドラマCDのみのオリジナルキャラが登場するのです。
あらすじは既に公開されているので、こちらにも少し載せてみましょう。
「鬼斬丸」を巡る戦いの後。季封村で平和に暮らす守護者達は1人の少年と出会う。
生意気で大人びた口調、自分の素性を一切話そうとしない少年。
果たしてその少年の正体とは――?
と、とは――――!?
……ということで。
この「謎の少年」がオリジナルキャラになります。
彼の性格は制作段階でいくつか候補があったのですが、
最終的に上がってきたものはすごくキャラとして魅力があって、
守護者達の会話にもまったく違和感なく、馴染んでいました。
監修しながら、もっと他でも出してあげたいなあと思うほど。
もちろん、彼の正体はゲーム「緋色の欠片」のストーリーに
関わるものなのですが……。
特に今回は祐一にスポットが当たっているお話なので、
少年と祐一のやり取りにも注目して頂けると嬉しいです。
凸凹コンビで、ほほえましい(笑)
ちょっぴり切ない、心温まるストーリーです。
では、恒例のシーン抜粋にいってみましょう!
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???
「……茶のおかわりが入ったぞ」
慎司
「……えーと、○○○君、その格好は……?」
???
「聞くな」
拓磨
「エプロン姿にお盆って、何してんだお前?」
卓
「実はですね。少しは体を動かしたい、と○○○君が言うので、
色々と雑用を手伝ってもらっているんですよ」
真弘
「っ……くくっ、いやー、見直したぜ○○○!
ただ単に生意気な奴だと思ってたが、
お手伝いなんていいとこあるじゃねぇか! エプロン似合ってんぞ!」
???
「黙れ。エプロンは僕の趣味じゃない……」
祐一
「○○○。お茶はぬるめで頼む」
???
「お前も調子に乗るな! 自分でやれ!」
真弘
「……で、○○○。お前、少しはここに慣れた……
っつーか行儀よくしてんのか?」
???
「……少なくとも、お前のように無遠慮に茶菓子を貪った覚えは無いな」
祐一
「なんだ、今真弘が取った羊羹が欲しかったのか? 俺ので良ければやるが」
???
「違う……! どうしてお前の感覚はそうズレているんだ……!」
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……ということで。
名前を伏せてみたら訳がわからなくなりました!
シリアスめのお話しなので、こういうシーンはすごく和みます……。
祐一中心だと、なんというかストーリー全体が繊細な雰囲気になりますね。
前回の緋色のドラマCDでも思いましたが、
緋色のキャラ達は驚くほど自然にストーリーが流れていくんです。
これは実はとても難しいことで、キャラがしっかり固定されていなかったり
キャラ同士の関係性が曖昧だったりすると、どうしてもお話しがスムーズに進みません。
ギャグをいれようとしてもどこかぎこちなくなったり、
喋らされている感じが浮き彫りになってしまったり……。
緋色のキャラ達は制作側の予想も飛び越えて、自分達で動き出すことがままあります。
それはキャラ設定が影響しているのかもしれませんが、やはり長い期間をかけてキャラが育ち、
彼ら自身が絆を作り上げていったようにも思えます。
そしてそれらは共に彼らの成長を見守ってくださったファンの皆様のおかげに他なりません。
改めて御礼を申し上げたいと思います。
……なにやら、しんみりしてしまいました。
ドラマCDの台本を読み返していたら、うっかり切なくなってしまったせいです(笑)
祐一があんなふうにいいラストをもっていくから……!(宣伝)
ということで、長々と語ってしまいました。
緋色の欠片ドラマCD「魔術師に捧げる手記」。
お見かけの際は、ぜひお手に取ってみてくださいね。
それでは、またいつかのワリコミ! でお会いしましょう。