薄桜鬼 随想録 その7

皆様こんにちは! 【薄桜鬼 随想録】担当のいわたでございます。
今週は諸事情により超速ハイパーモードでお届けです!何故こんなにも時間がない!?(泣)

というわけでついに今週発表されました【薄桜鬼 随想録】の店舗特典であるドラマCDの
内容紹介を恒例のシナリオ一部公開と共にやっちゃいましょう。

……と、その前に。

最近各種感想やご意見などと共に、お問い合わせも増えているのですが、誠に残念ながら
弊社は開発会社でございまして、お答えできることには限りがございます。
当ブログ経由でのお問い合わせにつきましては、基本的にはブログに関することのみと
お考えいただければ幸いです。大変恐縮ですが、ご理解くださいませ。
また、応援バナーキャンペーンにつきましては、このブログのトップ記事「お知らせ」内に
窓口へのリンクを繋いでありますので、そちらにお問い合わせください。

何卒よろしくお願いいたします。

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はい、ちょっと真面目にお願いをしたところで(よろしくお願いいたします……!)、
店舗特典の話に入る前に、ちょっとこれを先に出しておきますね!

    

どうも大きなネタがあると出し忘れてしまうんですよねバナーを……(笑)
今回は山南さんです。そこはかとなく黒い空気が漂っている気がしますが気のせいです。

あ、そうだ。山南さんで思い出しました。例のエイプリルフール企画あるじゃないですか。
あれ、斎藤のコメントで「副長直々に新選組運営資金のため〜」とか言ってましたよね。
確かに斎藤に「よろしく頼む」と話をしたのは土方さんです。ただ、土方さんは山南さんに
「資金難を解消するいい方法が……。申し訳ありませんが幹部に協力をお願いしたく」と
言われて、忙しさのあまり内容を確認もせずに「ああ好きにしといてくれ、任せる」なんて
返事しちゃっただけなんです。それでそのまま「新選組資金のためだ、山南さんの指示に
従って協力してやってくれ」と斎藤さんに言っちゃった、と。
まあ当然その場には沖田さんもいて、土方さんに「自分でやればいいじゃないですか」と
絡んだんですが、資金難と聞いて涙目の近藤さんに「俺が不甲斐ないばかりに……」と
男泣きされてしまったので、「近藤さんのためなら、いいですよ別に」と引き受けたとか。
だからあんなに沖田さんはノリノリなわけですね。しかもがっつり抱き合わせ商法。
もちろんアレも全部山南さんと沖田の共同提案です。
近藤さんが困ってるんだし、これくらい高くても許されるよね、と考えた結果でしょう。

まあこんな裏話を考えてたのですが、当時はまだ薄桜鬼のカテゴリーがなかったもので、
どこにも書けないまま今に至っておりました。やっと言えたーすっきりしましたー(笑)

皆さんも頼まれごとをしたときは、ちゃんと内容を確認してから受けた方が良いですよ!
うっかり「よくわかんないけど別にいいよー」なんて言っちゃうと、後で泣きますからね!
妙に実感こもってますが気にしないでください。泣いてなんかいません、いませんとも!


はい。そんなわけで本当はもっと上記のネタをいじりたかった……と思いつつ(笑)、
お待ち兼ねの店舗特典ドラマCDの内容紹介に移りたいと思います。スピーディー!

まあ……今回もまたひどいタイトルが並んでおります。本当に申し訳ないです。
私本当タイトル考えるのが苦手なんです。タイトル考えといてと言われると固まるほどに。
なので毎回必死です。結果として、「わあそのまんまだー」というものになります。
限定版ドラマCDのタイトル同様、今回も本当に「そのまんま」となっております(笑)

では、ひとつずつ順に紹介していきましょう。


■酒は呑んでも呑まれるな(斎藤・藤堂・原田)

原田左之助 
「は〜……さすが幻の名酒だな。何かこう、注ぐ音にまで気品が
 感じられるっつうか……飲むのがもったいねえな」

藤堂平助  
「これ、すっげえ高いんだろ? オレ達が飲んじまってもいいの?」

斎藤一   
「構わん。あんた達とは一度、じっくり話をしたいと思っていたからな」

原田左之助 
「話? 何だよ、珍しいじゃねえか。悩みでもあんのか? なら、相談に乗るぜ」

斎藤一   
「まあ、悩みといえば悩みだ」

藤堂平助  
「一君の悩みって、想像できねえな。どんな悩みなんだ? 剣術の事?」

斎藤一   
「いや、俺自身の悩みではない。とある方がこぼしていたのだが……
 あんた達は最近、隊士に稽古すらつけぬどころか、道場に顔さえ出さぬらしいな?」

藤堂平助  
「え? あっ、えっと……まあ、剣術って、
 無理矢理教えてもどうしようもねえ部分があるじゃん?
 本人のやる気次第っていうか。強くなりたい奴は、勝手に伸びていくもんだし……」

斎藤一   
「ここは町の道場ではなく、新選組屯所だ。
 隊士達の剣技の腕いかんでは、命に関わる。あんた達は、隊士の命を預かっているのだぞ」

原田左之助 
「つうか、そんな事言ってやがった『とある方』って誰だよ?
 俺達が隊士に剣術の稽古をつけてようがいまいが、そいつにゃ何の関係もねえ事だろうが」

斎藤一   
「その方の素性については、明かせぬ。ただ、信頼はできる方だ」

藤堂平助  
「それ、どうせ土方さんなんだろ? あの人みてえに、朝から晩まで
 部屋にこもりっきりで仕事ばっかしてられるはずねえじゃん。
 非番の日に、適度に息抜きするってのも必要なんだよ」

斎藤一   
「その方の素性は明かせぬ、と言っている。土方さんだと断定はしていない。
 ……しかもあんた達は、隊務をいい加減にこなしているだけではなく、
 島原界隈でツケで飲み回り、一向に金を払わなかったり、
 泥酔した挙句、道端にあった地蔵を持って帰ってきたり、大声で騒いだり、
 飲み屋ののれんを身体に巻いて屯所へ戻って来た事もあると耳にした。
 左之も平助も、局長や副長が命を懸けて築き上げてきた
 新選組の評判を地に落とすつもりか?」

 * * *

斎藤は基本的に無口な人のはずですが、刀と副長と石田散薬が絡むと非常によく喋ります。
酒に誘われたと思ったら説教かよ!というパターンは平助や原田でなくともげんなりです。
そんな斎藤さんの意外性をたっぷりとご堪能いただける1枚となっております。(笑)


■ふたりの歳三(沖田・斎藤・永倉)

斎藤一   
「……何だ、これは」

沖田総司  
「猫だよ。見て分からない?」

斎藤一   
「それは分かる。どう見ても犬には見えん。
 何故、ここに猫がいるのかを訊いているのだ」

沖田総司  
「その猫、ケガしてるでしょ? 他の猫とケンカしたらしいんだけど。
 ケガが治るまで預かって、って頼まれちゃってさ」

斎藤一   
「ここは、あんたの家ではない。
 動物を飼うのなら、まずは局長や副長に相談して、指示をあおぐべきでは――」

 SE・猫の鳴き声

永倉新八  
「お、猫が斎藤の膝の上に乗ったぞ。
 もしかして斎藤のこと、気に入ったのか?」

斎藤一   
「ま、待て。俺はこれから、隊士達に剣術の稽古を付けなければ――
 総司、降りるように言ってくれ」

沖田総司  
「その猫の名前を呼んで【降りて】って言えばいいんだよ」

斎藤一   
「なるほど。この猫は何という名前なのだ?」

沖田総司  
「歳三」

斎藤一   
「……それは、いつものタチの悪い冗談か」

沖田総司  
「冗談じゃないよ。ねー、歳三」

 * * *

というわけで、今回最もひどいタイトルです。(笑) そのまんますぎる……。
それとこのCDについてのみ、ラストに怒鳴るためだけに登場するゲストがいます。
誰かは秘密です。秘密ったら秘密。どんなにバレバレでも秘密だと言い張ることにします!


■実践・原田流交渉術(土方・藤堂・原田)

原田左之助 
「こっちも駄目だ。下っ端隊士は、金が入るとすぐ使っちまうみてえでな。
 まさか、近藤さんや土方さん、山南さんに借りるわけにもいかねえし。
 ……新八は、明日から職替えして島原で呼び込みか」

藤堂平助  
「い、いや、まだ方法はあるぞ!
 土方さんに頼んで、来月分の給金を前借りさせてもらえばいいじゃん!」

原田左之助 
「……あの土方さんが、前借りなんてさせてくれると思うか?」

藤堂平助  
「無理でも、やるんだよ!
 新八っつぁんを放っておくわけにはいかないじゃん!
 オレ達が金を届けてくれるのを待ってるんだろうし」

原田左之助 
「まあ、確かにそうだが……具体的にはどうすんだ?」

藤堂平助  
「何とかおだてて、うまい具合に話を持っていくんだよ。
 お世辞言っていい気分にさせとけば、土方さんだって嫌だとは言わないだろ」

原田左之助 
「心にもねえおべっかを言うってのは、気が進まねえな。
 男ってのはぐちゃぐちゃくだらねえことをくっちゃべるより、
 行動で心意気を示すもんだろ」

藤堂平助  
「気が進まなくてもやるんだって!
 オレ達、ただでさえ『幹部の自覚が足りてねえ』って言われてんだから、
 普通に頼んだって前借りなんてさせてもらえねえぞ」

原田左之助 
「そんなこと言われてもな……俺、世辞なんて言ったことねえんだぞ。
 どう褒めりゃいいのか分かんねえよ」

藤堂平助  
「そんじゃ、二人で練習しよう! 
 まずオレを土方さんだと思って、褒めてみてくれよ」

 * * *

交渉という名の無茶振りコントです。(笑) 原田さんがどんなふうに土方さんにおべっかを
使うのか、その華麗すぎて斜め上をいくテクニックの数々にご期待ください。
これにもゲストがいますが、敢えて言います。永倉さんが非常にどうでもいい回想シーンで
出演しています。(笑) ほんと申し訳ない限りです。


■素晴らしき”書”の世界(土方・沖田・近藤)

土方歳三  
「近藤さん、いるか?
 今度入った隊士のことで、相談してえことがあるんだが……。
 何だ、総司。お前もいたのか」

沖田総司  
「何だとはご挨拶ですね? 土方さん。僕がここにいちゃいけませんか」

土方歳三  
「別に、いけねえとは言ってねえよ。
 これから、近藤さんと話がある。席を外せ」

沖田総司  
「いきなり部屋に入ってきて、先客に『出て行け』ですか?
 物には言いようってものがあるでしょう」

土方歳三  
「てめえの場合、優しく言ったって聞かねえだろうが」

近藤勇   
「ま、まあまあトシ……。そんな言い方をしたら、可哀想だろう。
 総司がようかんを持ってきてくれたから、三人で一緒に……」

沖田総司  
「残念ですけど、僕と近藤さんの分しかありませんよ。
 土方さんは、カスミでも食べててください」

土方歳三  
「これから、近藤さんと話があるって言ったじゃねえか。
 ようかんなんざ、てめえ一人で食ってろ」

沖田総司  
「それは土方さんが勝手に言ってただけで、近藤さんは同意してませんよね?
 近藤さんは今、習字してる最中なんですけど。邪魔しないであげてくれます?」

土方歳三  
「習字と新選組の隊務と、どっちが大事だと思ってんだ。
 比べるまでもねえじゃねえか」

近藤勇   
「ま、まあ、確かにトシの言う通りだよな。うん。
 だからそう、喧々(けんけん)喋らずに……」

沖田総司  
「今のは聞き捨てなりませんね、土方さん。
 近藤さんの趣味を、取るに足らない、くだらないものだって言いたいんですか?」

土方歳三  
「誰も、そんなことは言ってねえよ。隊務の方がもっと大事ってだけで――」

 * * *

この3人は、藤堂・原田・永倉の三馬鹿と同じくらい鉄板の組み合わせだと思います。
そして回を増すごとに土方さんがお気の毒になっていきます……(笑)
ちなみにこのドラマCDを聞いたヨネさんが「土方さんのノリツッコミが神がかってる」と
しばらく笑っておりました。どうぞご期待くださいませ。


以上の4種類が今回の店舗特典となります。言うまでもありませんが、すべてコントです。
ひとつくらいシリアスでも……と思わなくもなかったんですが、気づいたらこんなことに。
いやー声優様方が本当にお上手なのでコントも聞きたくなっちゃうんですよね!ね!?

…………。すいません。でもコントの間合いってすごく難しいんですよ!(笑)
今回のドラマCDは皆さんご一緒に収録されているので、その辺りはバッチリな出来です。
ぜひぜひ聴いてみていただきたいなあと思います。よろしくお願いいたしますね!


はい、そんなわけで今週はここまで。どうも駆け足で書くとイマイチこうツッコミ不足で
フラストレーションが溜まりそうです(笑) 来週はちゃんと時間が取れるといいなあ……。

…………あ。

そういえば、もうひとつ貼っておかないといけない画像がありました。
こっそり置いておきますね。こっそり。むしろうっかりできてしまった感じのお土産……。


 


誰がこんなもの作れと言ったー!と担当者の後ろ頭を引っ叩きたくなった名作バナー。
山南さんはとても愛されています。たとえそれが少しばかり歪んでいたとしても、愛は愛。
どうかそんな広い心でお許しいただければと思います……(笑)

そんなわけで、今週はこのバナーを置き逃げて終わります! また来週ー!!

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