皆様こんにちは。【薄桜鬼 随想録】担当、デザインファクトリーのいわたです。
最近薄桜鬼の更新遅いんじゃないのー?と思っている皆様、申し訳ありません。ちょっと私の手が
あと三本くらい欲しい感じで(笑)、ご迷惑をおかけしております。もうちょっとしたら通常通りに
ガンガンいけますので、今週来週はご勘弁ください……!
さてさて、おそらく今週一番皆様が気になっているのはやはり「B's-LOG」に掲載されたアレかと
思うのですが、それは後のメインにとっておくとして、まずはこちらからお知らせです!
お待ち兼ねの薄桜鬼イメージ曲集の発売が、いよいよ来週に迫ってまいりました!
まずは上巻(土方・沖田・風間)から発売です。いつ見てもこのメンバーが非常にカオスです……(笑)
現在特設ページでは、この「薄桜鬼 回奏録 裏方帳」と題したムービーが配信されております。
いかにして回奏録が発売されることになったのか、その裏話を隊士たちがゲーム画面風に語っている
ムービーですので、もしよかったら一度見に行ってみてください。
……私はまさか、ここでもあのネタが引っ張られるとは思いませんで、正直監修のときに口があんぐり
空いてしまいました……(笑) 既に皆様も同じようなツッコミをされているかと思うのですが、敢えて
私にも言わせてください。
どんだけ貧乏なの新選組……!(笑)
はい。それではお知らせも済んだところで、お待ちかねの島原潜入イベント+私服公開についてです。
これについてはもうずっと語りたい語りたいと思ってきたわけで……!
ご覧になった方も多いと思うのですが、【薄桜鬼 随想録】の情報が初めて雑誌に掲載された際に、
スタッフインタビューが載りました。そこでは随想録が出るに至った経緯をそれぞれ説明したのですが、
要約すると「ある日いわたが何かを思いつき、ヨネさんにやろうよと呼びかけ、ヨネさんが快諾した」
という内容だったのですが……
実はこれには、インタビューには書かれていなかった裏があったのです。
以下、再現風にお楽しみください。
「聞いてヨネさん私すっごくいいこと思いついたんだけど! ●●で××するような感じで薄桜鬼の
ファンディスク作らない!?」
「え……」
「絶対いけると思うんだけど! 作るなら今だと思うんだけど! ていうか……
私どうしても千鶴に綺麗なおべべを着せてやりたい……!!」
「…………は?」
「だから! 男装女子主人公なら一度はやらねばならんお約束だよ! 本編じゃできなかったんだもん!
島原潜入とかさせて千鶴に綺麗なおべべを着せて攻略キャラはみんな目の色変えればいいよ!!」
「え、待って、それ可能なの? いや千鶴をかわいくするのはいいけど、描きたいけど!」
「大丈夫だよ。
物語の辻褄は藤澤Pに合わせてもらえば。」
「え……、あ、う、うん。それでなんとかなるならいいんじゃないかな……?」
「よっしゃOKもらい! ありがとう超楽しみー!!」
「う、うん……。たのしみ、だね……?」
以上「ある日いわたが何かを思いつき、ヨネさんにやろうよと呼びかけ、ヨネさんが快諾した」の顛末です。
……間違ってません。何一つ間違ってません。嘘じゃないですよね! そのまんまです。(笑)
そしてヨネさんの快諾をもぎ取った私が次に向かったのは当然あの方のところなわけで。
「たのもーう!」
「……なに」
「すいません藤澤さん薄桜鬼のファンディスク作りたいんですけど千鶴に綺麗なおべべを着せてやりたいんで
とりあえず島原潜入させる的なイベントなんか作ってくださいよろしくお願いします!(ノンブレス)」
「…………………………は?」
「大丈夫ですとりあえずヨネさんはやる気ですし本編じゃできなかったんだからいいじゃん!!という話です」
「…………いや、ちょっと待て待て待て、意味がわからんのだが」
「だから私は千鶴に綺麗なおべべを着せてやりたいんです!なんとかしてください!」
「頼むから俺が理解できるような説明をしてくれ!」
「だから島原潜入で千鶴が綺麗なおべべで――」
(以下略)
しばしの後に、ぐったり疲れた藤澤Pと何かをやり遂げたような顔の私がそこにいました。(笑)
こうして【薄桜鬼 随想録】の一番最初の企画が誕生し、そこからコンセプトやテーマなどを盛り込みながら
現状の形へと作り上げていった、と。嘘偽りない、これが事実だったりするのです……。
このブログを始めた際、あくまでも【薄桜鬼】本編の世界を歪めない、ということがテーマだと申しました。
そしてそれは実際にかなり神経質に実行されています。随想録のシナリオの何が大変だったって、本編との
時間軸の照合やエピソードの前後関係を摺り合わせることでしたし。
……でも。
元々本編にも、クスッと笑えるようなお笑いエピソードがなかったわけではなく。
晩ご飯の奪い合いであったり永倉の筋肉披露であったり原田の腹踊りであったりと、キャラクターたちが
自由に楽しく動き回るような一場面はあったりしたわけで。
あくまでも本編に支障のない範囲ならば、そして多少なりとも「ファンディスク」ならではのエピソードを
入れるのならば、これしかない!と考えたのがこの島原潜入イベントなのです。
……まあぶっちゃけ千鶴に綺麗なおべべを着せてあげたいというのが主眼なわけですが……(笑)
だってあの子あまりにも本編で着たきりすずめで可哀想すぎたんですもん!
いくらまな板で甘食だからって、女の子なんですから少しくらい可愛くしてあげたいじゃないですか!
綺麗に着飾った女の子としての姿を前にちょっとキョドッちゃう隊士たちとか見たいじゃないですか!
それくらい可愛い一面があってもいいじゃないですか……!!
そして一度やると腹を決めたら強いのがヨネさん率いるグラフィッカー陣。
とにかく可愛く綺麗に!隊士たちが思わず見とれちゃう勢いで千鶴を飾ってやって!とのリクエストに、
「任せろ!」と頼もしい返事が返ってきて、結果としてあの姿になったというわけです。
大変可愛らしく、綺麗に、なおかつ千鶴らしい姿になったと思うのですが、いかがでしょうか!
どうしても全身像を見せたかったがために、思わず縦スクロールCG(通常の二倍の大きさ)で指定を
出してしまいましたが(笑)、他の指定には「鬼ー!」と余計な一言が返ってきても、この指定にだけは
文句を言われませんでした。それだけ思い入れの深い一枚なのです。
あまりにも可愛かったので、島原潜入イベントに関係するCGのほとんどを千鶴を入れた2ショットに
指定してみたら、そのときは全力で「鬼ー!」と言われた気がします。(笑)
先日発売したドラマCDじゃないですが、私も「確かに私は鬼だが何か?」とか言っちゃいたいです。
……と、そんな情熱だけで産まれたその島原潜入イベントは、その後も見事な進化を遂げていきまして(笑)、
気づいたら【薄桜鬼 随想録】の中でも随一の大イベントへと成長していきました。
このイベントの結末の多さといったらすごいです。メインキャラだけでなく、サブキャラにもオチがあり、
すべて掘り返して見ていくのはなかなか大変なんじゃないかと思います。
手放しで愉快に笑ったり萌えたりできるエピソードですので(笑)、ぜひぜひ、ご期待くださいませ!
というわけで、そんな千鶴の艶姿も含めたバナーを作ってもらいました。今週は女の子勢揃いです!
もしよろしかったら、お持ち帰りくださいね。
そして大変申し訳ありません! 残念ながらここでタイムリミットになってしまいました……!
私服については山ほど書きたいことがあるのと、ついにあのリーサルウェポンを放出することになりますので
来週また改めて書きたいと思います! 焦って流しちゃうのはもったいないので、じっくりいじらせてください(笑)
それでは今週はこの辺で! また来週ー!!