薄桜鬼 随想録 その13

皆様こんにちは。【薄桜鬼 随想録】担当、デザインファクトリーのいわたです。
一日遅れの更新となってしまいまして、本当に本当に申し訳ありませんでした!!
なんとか仕事が片付きましたので、溢れるパッションをがっつりぶつけるべく(笑)、メモ帳を開いて
準備万端な感じです。今週は長いですよ! 覚悟しといてくださいませ!

ではでは、毎週毎週書くことがありすぎて困っているお知らせ関係から(笑)
いろんなことがめまぐるしく動いているので、漏らさずお伝えしようと思うと結構大変です!
でも、ニュースがたくさんあるということは、それだけ薄桜鬼の世界が大きく広がっているということ。
こういうのが「嬉しい悲鳴」っていうんでしょうね……。ありがたいことです。

 


●薄桜鬼WEBラジオ 新選組通信 0回!


先週告知させていただきましたWEBラジオ、皆様もう聴かれましたか? ど、どうでしたか……?(笑)
薄桜鬼のキャストの皆様は普段から一緒にお仕事される方が多いようで、毎回ドラマCDなどの収録では
和気藹々とした雰囲気になっているそうです。基本的に薄桜鬼関係の収録は藤澤Pが担当してるんですが
(時代用語がわからない私では務められない……)、どうでしたー?と聞くと「いつも通り」と言います。
多分順調だということなんでしょう。(笑) ラジオはこれからずっと続いていきますので、ぜひぜひ、
次回もお楽しみくださいね。

どうでもいいですが、私あの「隊士たちに怒られるCD」をものすごく作りたいです。(笑)
みんなそれぞれすごい怒り方するんだろうなあ。皆さんすごく演技の上手い方ばかりですから、きっと
聞いた瞬間リアルに首根っこがキュッと縮まりそうなCDになりそうです。ああ、ぞくぞくする……!
甘いセリフしか入っていないCDより、怒られるCDの方が欲しいと思う私は根本的に間違ってる。
え? どうせ叱った後にやさしく慰めてくれるボイス入りなんでしょって? いりませんよそんなもの!
背筋が凍るほど怒られた後は布団かぶって自分反省会です。それが正しいこのCDの使い方です。

……商品になりませんよそんなものって確実に言われるだろうなあ(笑) まあネタですネタ。あくまでも。


●応援バナーキャンペーン中間結果発表!

サイトオープンと同時に開始いたしました【応援バナーキャンペーン】の中間結果が【薄桜鬼 随想録】の
公式サイトで公開されております。この結果、皆様にとってはどうでしたか?(笑)
コメントにも書いたんですが、「なんでこの質問なんですか?」という問い合わせが来たことがあって。
本当にただ聞きたかっただけなんですけど。普通に「一番好きなキャラは?」って質問の方が皆さんには
良かったんでしょうか。薄桜鬼でも人気投票ってやってみた方がいいんでしょうかね?(笑)

そうですねえ、ヨネさんもオススメしてましたが、確かに土方さんをラストに持ってくると全体的にこう
締まりがいいような気はしますよね。終わったー!という充実感がありそうですし。
ただ……うん、今回の随想録は誰からやっても、誰で締めてもOKだと思います。なぜかと言うとですね、
本当の本当に最後は、

…………。

すいません、これはまだ出しちゃいけない情報だ……(笑) く、詳しくは雑誌でー!


●【薄桜鬼 ポータブル】PV公開!

そしていよいよ【薄桜鬼 ポータブル】のPVも公開されました! 既にPS2でプレイされた方も、
ぜひぜひムービーだけでも見に行ってみてください。主題歌も新曲ですし、そのうち公開されるだろう
OPムービーも新規に作り直してあるのです。
主題歌については、OPもEDも、随想録の方とあわせてすべて薄桜鬼のために作っていただいた曲。
これがものすごく良いんです!! 私は特にPSPのOPである「闇の彼方まで」が大好きですね。

PSP用とはいえ、薄桜鬼には既に「はらり」という名曲をいただいておりますし、皆様にとっても
そちらの印象が強いと思います。ただ、今回の新曲も確実に「薄桜鬼本編」を表現した曲ですよ!
打ち合わせの際にこちらからお願いしたのは、「幕末の動乱を駆け抜ける【疾走感】を!」でした。
ムービーもPS2版よりかなり殺伐としている感じです。まさに「戦」という感じでしょうか。
彼らが目指したもの、追い求めたもの、そのために振るう刃、傷跡、そんなものがテーマかと……。


●吉岡亜衣加様ファーストアルバム発売決定!

薄桜鬼の主題歌といえばこの方! 吉岡亜衣加様のファーストアルバムがついに発売決定しました!
薄桜鬼関係の曲はもちろんのこと、オトメイト他作品の関連曲も収録されているようです。
オトメイトパーティー♪2009の夜の部でもライブで歌ってくださるようですし、薄桜鬼ファンなら要チェック!
私も普通に予約しました(笑) 薄桜鬼関係の仕事するときはエンドレスリピート決定です。


●七夕企画薄桜鬼編

……とはいえ、薄桜鬼の方はワンドのような脳内妄想がどうのという話はないんです。(笑)
薄桜鬼キャラの短冊は書き初め風で行こうというコンセプトを決めていたので、インパクト勝負でした。
ヨネさんと休憩中に「どうするー?」「こういうのはー?」と案を出し合って決めたんですが、すんなり
一発で決まったキャラと最後まで迷っていたキャラがいました。

まず、斎藤さん。最初は確か、刀関係でいこうかと言ってたんですよ。斎藤が欲しがるものといえば、
石田散薬いやいや(笑)、刀くらいだろうなあ、と。ただ、まったく面白くないのでどうしようかなあと
思っていたら、あまりにも他に何も思いつかないことに焦れたのか、ヨネさんがぽつりと「無」と。
一瞬何を言われたのかよくわからなかったんですが、説明してもらって理解した後は大爆笑でした。
そんなわけで、斎藤さんは「無」。「無」が欲しいのか、欲しいものが「無」なのかはご想像にお任せ!

そして悩んだのがこの人、沖田さん。間違いなく見た瞬間に「うわあ……」と思うようなものじゃないと
沖田にはならないと思っていた私たち。最後まで悩んだのは「浪士百人斬」と「俳句上達」でした。
なんで俳句? 沖田が俳句上達願ってどうすんの?と思われた方。そこがミソです。
笹に短冊を吊るす際、沖田の短冊を見咎めた土方さんが……

「なんだこりゃ。総司、おまえ俳句の上達なんか願ってどうするんだ?」
「僕じゃありませんよ。土方さんの願いを代わりに書いてあげただけです」
「…………総司てめえー!!」

……と、まあ、こんなイメージで。(笑) 最終的には「浪士百人斬」になったんですけどね。
できれば短冊に血しぶきでも飛ばしておきたかった。後で気づいてヨネさんと二人して悔しがりました。
ちなみに短冊の文字はヨネさんの手書きです。一部他のグラフィックスタッフにも手伝ってもらってます。
多分このキャラはこんな筆跡!というイメージを再現するのって大変ですよね……。時代性を考えると
草書体の方がイメージに合うんでしょうけど(笑)、読めなかったら意味がないのであんな感じに。
まあ、楽しんでいただけましたら幸いです!


そんなわけで、またもお知らせだけでこんなボリュームですよ……(笑) ほんっとに薄桜鬼はもう!
とか言いつつ、ひとつひとつの項目をもっとサラッと流せばいいだけのことなんですけどね……(笑)
なんかすべていじらなければならない気がして……。これはもしかして自業自得というやつなんでしょうか。
……いいや、気づかなかったことにしておこう。


さて、一体何週間引っ張る気だと言われそうな「リーサルウェポン」。正直こんなに引っ張ると思わず、
ただのネタなのにやたら敷居が高くなってしまって非常に書きにくい状況です。(笑)

元々は「B's-LOG」で公開されたメイン攻略キャラのエピローグ後衣装の話だったんですよ。私服です私服。
あれなんですが、薄桜鬼本編でその私服が使われているキャラとそうでないキャラがおりまして。
斎藤もそうですし、千景様もそうですね。……私がなんで毎回毎回「風間千景」に様づけしているかって、
すべてこのリーサルウェポンのせいなんですが。(笑)

斎藤さんの私服はとにかく黒!ということしか決まっておらず、ヨネさんがどんなデザインにするのかなと
普通に楽しみにしてたんですが、出来上がったのを見た私の第一声は「なんか尺八吹いてそう」でした(笑)
和風の舞台の奥の方で、きっちり正座して尺八とか吹いてる人っぽいなと思ったんですよ……。
そうしたら、描いた本人とグラフィッカーたちは「七五三」ともっと身も蓋もない言い方をしていて。
そんなこと言われたらもう七五三にしか見えなくなるじゃないか!と大笑いしたのも懐かしい記憶です。

……と、まあ斎藤さんの話はジャブですよ。軽いジャブ。問題はここからです。

次に新規デザインを起こすことになったのは千景様。私の記憶が確かなら、薄桜鬼本編で千景様の洋装を
デザインするときにも、ヨネさんすごく悩んでた覚えがあります。「なんでも似合うから逆にこまる」と。
赤でも紫でも白でも黒でもドンと来いなんだそうです。確かにどれも似合いそう。
それだけに、ラストに登場するこの私服には、かなり迷っていたようで……。ひとまず着物のデザインを
起こして、柄や色はグラフィッカーに丸投げするという暴挙に出たわけです。(笑)

そうして上がってきたのがアレでした。完成した千景様の私服姿を見た私たちは、みんな黙りました。
なんでって。……なんでって。


……正直に言ってみてください。


……皆さん、あれ見た瞬間に思いませんでしたか。


……ほんの一瞬でも頭の隅にあの言葉が浮かびませんでしたか。



演歌歌手って。



「何コレ何コレどう見ても風間千景ディナーショーへようこそなんだけど!」
「やばいまじ演歌歌いそう! おばちゃま方に大人気そう!」
「登場シーンはどう考えてもマ●ケンサンバ!」
「やめてキレ良く腰を振る千景様の姿が浮かぶ!!」


爆笑と共に、雪崩れるように溢れ出す暴言の数々。あの瞬間、スタッフの心は間違いなくひとつでした。
しばらく笑いましたし、視界に入る度に笑えました。

なのに誰一人として作り直そうとは言い出さない不思議。

確かに演歌歌手なんです。そう見えるんです。だけど見てください。すごく似合ってるんです。(笑)
あんなもの見せられたら他のデザインなんて着せられません。あれはむしろ「CHIKAGE-MODE」。
ご存知ないのですか!? 彼こそ鬼の里から現れて、嫁を探しに京の都を駆け回る、超無敵俺様頭領、
風間千景様ですよ!!……とか叫びたくもなるってもんです。

そこで私たちは、私たちなりにこの現実を受け入れるべく、各自行動を開始しました。


まず口火を切ったのは、毎回壁紙やレイアウトデザインを担当してくれているSさんです。
 

enka1.jpg




そしてそれを見て職人魂に火がついた中村Dが何故か参戦。
 

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最後に満を持して登場したのがこの私。だってヨネさんにリクエストされたんだもん!が合言葉。
 

enka3.jpg




もはやすべてにツッコミを入れる気にもなれません。だってこれ……見たまんまです……(笑)
ちなみにキンキラ節は似たような語呂の某有名演歌のメロディに合わせてちゃんと歌えます。実証済。
ここまでやりきると、なんだかすごく千景様が愛しくなってきます。むしろ千景様のとりこです。

まさか薄桜鬼でこんなにもいじられるキャラが生まれるなんて思ってもみませんでした。


散々引っ張り続けたリーサルウェポンの全貌が、これです。
あっ、今何か飛んできた! 石? 石ですか? やめてくださいぶたないでー!

……すみません……(笑) ほんと勢いのままに記事にする予定が、引っ張ってしまったばかりに何か
ものすごく居た堪れない感じになってしまいました。でも千景様の魅力だけは伝えられたと思います。
正直これで千景様人気が倍増すると思っています。


………………………………すいませんでした…………(笑)


そんなわけで、怒られる前に今週はこの辺で退散しようと思います。1日遅れた上に馬鹿なものばかり
全力かけちゃって申し訳ないです。でも楽しかったです! 正直楽しかったです!!

では……また、来週……(笑)

 

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