薄桜鬼総合 その3

haku_1120.jpg「…………」
「…………」
「…………」
「……わかった。わかったから斎藤、頼むから無言の圧力かけんのやめろ」


斎藤さんは味噌汁にこだわりのある人です。違いのわかる人なんです。
味にも具にも温度にもこだわりがあります。食事当番は斎藤さんが味噌汁に口をつける瞬間を
戦々恐々として見つめるそうです。

なのに石田散薬の効能についてはわからない。それが斎藤クオリティ。
恋愛ED後ならきっとヒロインが変な味噌汁を作っても気にしない。それも斎藤クオリティ。

違いのわかる人なんです。本当です。


というわけで改めまして皆様こんにちは。【薄桜鬼総合】担当、デザインファクトリーのいわたです。
今週も薄桜鬼関連のお知らせ・情報などをメインにお伝えしてまいります。よろしくお願いします!


<今週のお知らせ>

・「オトメイトモバイル」にて土方チビキャラきせかえツール配信中!
・「シルフ Vol.10」にて薄桜鬼コミカライズシリーズ掲載!
・「薄桜鬼 ワンコイングランデフィギュアコレクション」途中経過報告!

・「薄桜鬼2010年カレンダー」大人気御礼! カズキヨネの衣装設定解説コメント


 

▼「オトメイトモバイル」にて土方チビキャラきせかえツール配信中!

現在「オトメイトモバイル」では、土方のチビキャラを使用した着せ替えツールを配信中です!
(docomo、SoftBank、auの3キャリア同時配信)
このツールだけの描き下ろしも含め(既存のチビキャラ絵も使用しています)、あなたの携帯を丸ごと
土方一色に染め上げるこのツール、意外と細かいところまで凝っていたりしますので、
ぜひぜひ隅々までご覧いただきたいです。
なお、このきせかえツール、順次他の攻略メインキャラのバージョンも配信される予定です。
お目当てのキャラがいる方はますます期待していてくださいね! よろしくお願いいたします!


▼「シルフ Vol.10」にて薄桜鬼コミカライズシリーズ掲載!

11/24発売の「シルフ Vol.10」に、大好評コミカライズシリーズが掲載されます。
沖田編にはセンターカラーもついてるそうなので、これはぜひぜひチェックしていただきたいです!
詳しいことは実際の誌面でご確認いただくとして……、キャラごとに担当作家様が異なる形式での
コミカライズはなかなか新鮮な感じがしますよね! それぞれの作家様の手によって味付けされた
薄桜鬼の世界、そしてキャラクターたちを、ぜひぜひよろしくお願いいたします。


▼「薄桜鬼 ワンコイングランデフィギュアコレクション」途中経過報告!

コトブキヤ様より、来年春に発売予定で進行中の「薄桜鬼 ワンコイングランデフィギュアコレクション」。
こちらの監修が昨日ありまして、最終形のフィギュアが弊社にやって参りました!
生憎私はちょっと席を外しておりましたので実物を見ていなかったりするのですが(笑)、グラフィックの
みんなが写真に収めておいてくれたので、こちらに掲載してみますね!

onecoin_03.jpgonecoin_04.jpgonecoin_05.jpg

ちょっと上手く撮れなかったようで(笑)、若干画像が荒いのですが許してやってください……!
ワンコイングランデフィギュアシリーズは以前「緋色の欠片」でも作っていただいたことがあるんですが、
クオリティが本当にすごいんですよね。今回もそこはバッチリな出来のようです。
なんでも頭の部分をすげ替えることができるようなので、衣装チェンジして楽しむのもいいかもしれません。
発売が待ち遠しいですね! 私はいつ現物を見られるんだろう……(笑)


▼「薄桜鬼2010年カレンダー」大人気御礼! カズキヨネの衣装設定解説コメント

先週の記事で告知を出したすぐ後から、怒涛のように届くメールの数々。
そこに綴られていた「売り切れってどういうことですかー!!」の叫び……。

皆様、本当に申し訳ございませんでした。あまりに注文が殺到しすぎて、一時予約受付していた店舗で
品切れが起こってしまっていたようです……。さすがにびっくりしてしまいました。
現在では注文再開していると思うのですが、無事にご予約はできましたでしょうか……?
発売前にして増刷をかけている状態になっておりますので、なんとか欲しいと思ってくださる皆様には
行き渡るように鋭意努力しております。詳細はこちらのページにてご確認くださいませ。

さて、今回は描き下ろしカレンダーでの衣装設定について、なんとヨネさんにコメントを書いてもらいました。
珍しくいっぱい書いてくれましたので(笑)、ぜひぜひご覧ください。

 * * *

ヨネです。
というわけで、今回のカレンダーのコンセプトを語っていきたいと思います。

まず全体的に『合戦~勝負服(笑)~』をテーマに

●だんだら模様&鉢金
●黒基調
●具足要素
●抜刀
●髪解き

と言うキーワードで固めてスタートしました。
髪といたのはアレです。
合戦なので。落ち武者的というか…落ちてない武者なんですが何と言ったらいいか。武者的?
具足は戦国の象徴みたいな感じですが、幕末も一応現役だったしカッコいいしなぁ。
ってわけで入れてみたんですが、案の定戦国イメージに寄り過ぎちゃったので、
草摺部分の使用はNGにし、個人的に大好きな細い鉄板の敷かれた籠手、手甲の部分を強めに出して
好き勝手にアレンジしてます。できるだけ各キャラらしくなるように、カラーはそれぞれの持ち色だったり
通常和装での色だったりを受け継ぎました。


◆千鶴
ずっとずっと千鶴を皆と一緒に戦わせてあげたい!!と思ってたので、
誰がなんと言おうと戦闘スタイルを貫くつもりで描きました。
袖部分にだんだら入れてあげられて、鉢金に抜刀、もう感無量。
ピンクに振袖は女の子の特権です。見所は脇です。足を出せなかったのが無念。
悲しくなるほど胸無いねと言われましたが、脱げばちょっとはあるんですよ…。ホントつまめるくらいは…。

◆土方
とりあえず家紋を背負った背中をどーんと見せたく思い。胸元のデザイン出せなかったのが残念ですが
薄桜鬼自体のコンセプト『男の背中をカッコよく』を体現してもらいました。

◆斉藤
断固として黒しか着ない子です(笑)
デザイン段階ではかなり紆余曲折あったんですが、なんか色々忘れました。
肌の露出はとことん少なく、黒、白、灰のみのカラーリングは鉄板です。
出来上がってみたら無意識に土方さんフォロワーっぽくなっていて(笑)
見えないですが土方さんと比べるとちょっと短い袴に、足が見えないように黒い長めの足袋をはいてます。

◆沖田
だんだらを緑にしてみたらバランになっちゃったので赤にしました(笑)
似合ってる似合ってる!と自分に言い聞かせて…。
一番通常和装に近い格好しています。
ついでに言うと彼は別に胸元露出狂なのではなく単にルーズなだけです。多分。

◆藤堂
甲冑の胴をレザーちっくにしてみた感じです。金魚の尾イメージの赤い兵児帯も健在です。
髪を解いた状態が一番想像できなくて描いてみて自分で『おぉー』と言ってしまいました。
長いと動きが出せる上に、平助は一番ポーズもとらせやすいのでホント描いてて楽しいです。

◆原田

とりあえず腹はチャームポイントだし出さねば、と思っていたことは覚えています。
通常和装から赤いサラシを持ってきて後はキーワードを踏まえ成るように成れと描いていったら出来ました。
切腹傷の位置をへその下と勘違いしていて土壇場で描き足したこともあった気がします。

◆ちー様
このお方、言うまでもなく規格外です。
新選組チーム、特に土方と比べ全てにおいて正反対にしてみました。
色は白基調。
日、独の軍服に陣羽織、袴に黄金地下足袋を混ぜてこねてゴージャス感追加でファーを持たせ完成です。
多分何着せても『千景様だから』で済む気がしたのでちょっとだけしか遠慮しませんでした。
最初は何が何でも白豹柄のファーを持たせたくて張り切ってたんですが、どういうわけか微グロになって
しまった上に毛足の長いファーの方が見栄えがいい理由であえなく断念しました…。
相当悔しいのでいつかどこかで白豹はべらせたちー様をリベンジしたいです。
蛇足ですがこのデザインを経て風間家の家紋を決定しました。
土方さん同様背中に背負ってるので設定公開乞うご期待。


ちなみに、右利きなのに左手で刀持ってる方が数名いますがポーズなので気にしてはいけないのです。

 * * *

最後になんとなく言い訳くさい一言がありましたが(笑)、ヨネさん今回のカレンダーの描き下ろしは本当に
ものすごく頑張ってたので良しとします! あの衣装、全員に正面・背面の設定画があるんですよ実は。
こんなにきっちり衣装設定してあるなんて!と驚きました。カズキヨネの本気を久しぶりに
見せてもらった気がします(笑) いつだってやればできる子なんです。ね!
あーでもこの衣装設定はさすがにもったいないので、後日どこかで公開できればと思ってます。
私だけが堪能してても仕方ないですからね!

ところで、先週の記事の一番下に、久々にヨネさんの没画を掲載したんですけども、それを見た方々から
「いつも裸から描く……? え、千鶴は? 千鶴は!?」と、心配しているのか期待しているのかわからない
メールをいただきました。(笑) どっちですか。どっちで答えて欲しいですか!

答えはYESです。千鶴も素っ裸祭り参加してます。だって見たもん私。というより見せられたもんヨネさんに。

「さっき●●のイラストのラフ描いてたんだけど、千鶴の乳が思いのほか上手く描けた」
「へー」
「これこれ」
「…………」
「これ、この大きさ。これが千鶴!」
「なあ……デッサンや身体の筋肉の動きを把握するためにヌードから描くというのはわかった、わかりましたよ。
 でもさ、敢えて言っていい?」
「うん?」

「乳首描く必要なくね?」
「すいませんでした」


誰も見ないじゃないですか。どうせ完成版には服着せるんだから。なのになんでそんなところだけ描いてるの。
あれは久々に呆れました。その上、貧乳についてのイロハをご教授いただきまして、非常に呆れました。(笑)

さて、メールでお問い合わせくださいました皆様、ご期待には応えられましたでしょうか。
カズキヨネは別の意味でも本気でした。

というわけで、今週はこれにて。また来週もよろしくお願いいたします!

 

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