新年あけましておめでとうございます!
【薄桜鬼総合】デザインファクトリーのいわたです。今年もよろしくお願いいたします。
予告通りの元旦更新ですが、さて、皆様はいかがお過ごしでしょうか。
大晦日からの夜更かしで寝正月になってしまっているとか、初詣や初売りセールに出かけて
お正月気分を満喫しているとか、むしろ正月だからこそ薄桜鬼をプレイ中!とか(笑)
いろんな過ごし方があるかと思いますが、今最高にホットな正月の過ごし方はこれです!
労働1本!
もう最高にあったけー過ごし方です。オススメします。泣いてなんかいない。まだいける。
……とはいえ、本当にお正月から労働1本な方、実は結構多いと思います。コンビニだって
普通に開いてますからね。働いてはいなくても、受験生でめでたいどころじゃない、なんて
切羽詰ったお正月を迎えている方もいらっしゃるでしょう。
大丈夫。ひとりじゃない。(そう自分に言い聞かせつつ私もここにいます)
そんなわけで(どんなわけだ)、きっと新年もいろんな形で皆様のお手元で頑張っているはずの
薄桜鬼キャラクターの皆さんに今年の抱負を語っていただきました。
ほんの一言ずつではありますが、どうぞお楽しみくださいませ。
★土方さんに聞いてみました。
「最後の最後まで、勝つことを諦めねえ。その覚悟さえありゃ、大抵のことはできるはずだ」
★沖田さんに聞いてみました。
「そうだね、全体的に駆け足でいきたいかな。あまり悠長なことしてる時間がなさそうだから」
★斎藤さんに聞いてみました。
「わざわざ大仰に掲げるようなことではないが、ただ……誠実でありたい、と思う」
★藤堂さんに聞いてみました。
「真っ直ぐ前向いてくこと、かな。下向いてたらその分、自分まで弱くなっちまう気がするからさ」
★原田さんに聞いてみました。
「筋を通す。これだな。てめえの中に1本真っ直ぐなもんがありゃ、堂々と胸張っていられるだろ」
★永倉さんに聞いてみました。
「何があっても、てめえの心に嘘はつかねえ。これだけは貫き通すぜ!」
★近藤さんに聞いてみました。
「誠を貫くこと。新選組局長として、ついてきてくれる皆に恥じない生き方をしたいものだなあ」
★山南さんに聞いてみました。
「目を閉じ、耳を塞ぎ、己に向き合うこと。……そうして残ったものを、貫くこと、でしょうか」
★山崎さんに聞いてみました。
「支え、守り抜くこと。自分にできることは少ないが、それでお役に立てるのならば僥倖だ」
★風間さんに聞いてみました。
「ただ、在るがままに。日が昇り、落ちていくのと同じように、この俺の在り方もまた変わらぬ」
……すごく真面目に答えてもらうか、それなりに笑える方向で答えてもらうか非常に迷いましたが、
クリスマスで散々ふざけてしまいましたので、今回は真面目モードでいかせていただきました。
毎度心配されていそうなんですが、薄桜鬼がシリアスな作品であることを忘れたことはないですよ!
オンオフの切り替えが激しすぎるんでしょうか(笑)
それにしても、月日が過ぎ行くのは本当にあっという間ですね。
「薄桜鬼」という作品を皆様の前にお届けしたのが2008年の9月18日。1年と3ヶ月ほど前ですか。
なんだかもっと前のような気もしたんですが、意外とそうでもないなあ、と思います。
ただ、私たちスタッフはそれよりずっと前から薄桜鬼の世界に触れているわけですから、皆様とは
ちょっと月日の感じ方がズレてしまっているかもしれません。
ファンディスクの「薄桜鬼 随想録」が出たのは、2009年の8月27日。
本編を作っていたころは、まさか自分がこの作品のディレクターになるとは思いませんでしたが。
ずしりと重たいものを背負いつつ、どうすれば皆様にご満足いただけるものにできるかだけを考えて
スタッフ一同必死で作り上げた作品でした。おかげさまで皆様にご支持いただくこともできまして、
本当にホッとした覚えがあります。
そして2010年。
今年は「薄桜鬼」という作品にとって、とても大きな1年になると思います。
アニメの情報もいろいろと出てくるでしょうし、私たちスタッフにとっても本当に楽しみです。
薄桜鬼ファンの皆様の情熱は未だ留まることがないようで、寄せられるメッセージの数々だったり
諸々の商品に対する反響だったり、様々な部分でその熱を感じる機会があります。
それに対して、私たちスタッフが実際に何を提供していくべきなのか、毎日のように考えますし、
何を出しても悩まずにいられることはありません。
それでも、この不況の時代に「求められること」の有り難さを思えば、ちょっと悩むくらいなんだと
思うのも事実です。いや本当に、心からそう思います。だってすごいことですよね、これ。
たまにどうしたらいいんだろう……と途方に暮れることもあるんですが(笑)、それを差し引いても
お釣りが来るほどに、幸せな思いをさせていただいていると思っています。
普段、たとえばこうしてブログを書いているときや、ドラマCDやその他派生物に関わっているときは、
できる限り皆様のご要望にお応えできるようにと考えております。
ただ、これと決めたものができたときは、おそらく覚悟を決めて突き進むのだと思います。
随想録関連の雑誌インタビューを受けた際、「来期はいろんな意味で冒険の年になる」と言った覚えが
ありますが、そろそろ本格的に冒険へと旅立つときが迫っているようですので。
よって、私たち薄桜鬼スタッフの今年の抱負は――
「原点回帰」
これかなあ、と個人的には思っております。すべての意味でふさわしい言葉かなと。
別にそんなに深読みするようなことでもなんでもないんですが(笑)、大事なことですよね。……ね!
さて、最後になりましたが、新年といえば初夢です。
初夢でこれを見ると縁起が良いとされている、例のアレをおいていきます。
この説は既に彼らの時代にはあったようですし、ちょうどいいですよね!
それでは皆様、良い夢を!!(笑)
(もう初夢見ちゃったよ!という方も、正月ルール適用でリトライできるはずです。頑張って!)
「一君。頭に載せてるのって……」
「茄子だ。大願を【成す】という意味合いであるらしい」
「ふうん。よかったね、ボケナスとかそういう意味じゃなくて」
「……そういうあんたは何を載せている」
「鳥だけど。鷹なんてそこらにいるわけないし、昨夜寝る前に仕掛けておいた罠にかかってたのを適当に」
「罠……?」
「そう、罠。どうせならどこかの鬼でもかかってくれれば退屈せずに済んだんだけどね」
「そうか。…………」
「ところで千鶴ちゃん、君が抱えてるのって……」
「はい、猫です。境内に迷い込んでいたんですけど……」
「猫?」
「猫……?」
「はい。とっても可愛いですよね。なんだかこう、りりしくて」
「(ねえ一君。気のせいかな、僕にはあれが猫には見えないんだけど)」
「(気のせいではない、と思う。猫にしては牙が鋭すぎる)」
「あ、ほら、ノドを撫でてあげるとごろごろいってますよ! かわいい……」
「…………」
「…………」
「千鶴ちゃんって、意外と大物だよね」
「ああ……」
面白がって自分も撫でてやろうと手を出した沖田さんが【猫】にかまれそうになって殺気を飛ばすまであと5秒。
それを止めようとして自分が噛まれ、雪村さんに心配されつつ「……大丈夫だ、痛くない……」とやせ我慢して
【猫】にやたらと懐かれる斎藤さんが見られるまであと15秒。
……あ、でも初夢のアレにしてはひとつ足りない気が。(富士山的な意味で)
あれー?と思ったんですが、そういえばどこかのブログ本の表紙で富士山のてっぺんにいた千景様の姿を
見たような気がしました。……まあ、天霧たちに用意させた書き割りの富士山でしたが……。
おめでたいですね。彼が出てくる夢がいい夢かどうかは定かではありませんが。(笑)
というわけで、今年もよろしくお願いいたします!!
※そういえば、先日のクリスマス企画で12月に入ってからずっとカウントダウンをしてましたが、
薄桜鬼キャラの出番を見逃してしまったので再録してほしい、というリクエストがありました。
せっかくですからそちらもまとめて載せておきますね。時期外れですが、お許しを。