※この画像はフィクションです。実際の「君と壊れた世界を生きるAVG」とは関係ありません。
改めてこんにちは。
春ですね。やっと暖かくなってきて嬉しい限りです。
桜満開の時期には、島もDF前の公園でプチ花見をしました。
いわたさんのはしゃぎっぷりが忘れられない。
4月は主題歌集の発売やエイプリル企画など、
CZ関連でちょこちょこ展開がありました。
少し時間が経ってしまいましたが、
せっかくなのでワリコミにて振り返ってみたいと思います。
ちなみに冒頭の画像はなんかむしゃくしゃしてやりたくなっただけで
深い意味はなんにもありません(笑)
それではCZワリコミブログ、いってみましょうー。
▼CZエイプリル
えー、気付けばもうかなり日にちが経っていますが。
みなさまから頂いたご感想を統合するとですね。
C Z ガ チ す ぎ (笑)
という言葉に尽きるでしょうか……。
いやじつは、個人的にはそんな本気を出したつもりはなくて、
前日~当日改めてチェックしていて、「あれ、なんか頑張ったなあ(笑)」くらいに
思っていました。みなさんに少しでも笑って萌えて頂けたら本望です。楽しかった!
ということでオトメイト発のエイプリルフール企画に、CZも参加させて頂きました。
みなさま、楽しんで頂けましたでしょうか。
裏話的なものといったら、準備期間があまりに短くて(主に自業自得で)
参加できたのが奇跡というところでしょうか(笑)
・ラジオ! ヘルズエンジェルズ
ノリで企画し、ノリで話が通ってしまい、ノリで作ったら、
いつの間にか本気になっていたシロモノです。
今回このラジオ企画が実現したのは楓役の幸地真作様、零役の飯田奈保美様ならびに
所属事務所のキャロットハウス様のおかげに他なりません。
3月の某日、某所にて。
キャロットハウスのYさんとラーメンを食べている時(笑)に、
こんな会話が繰り広げられました。
Yさん「CZでラジオとか面白そうですねえ」
島 「キャロットさんとコラボしたら楓と零さん2人で掛け合いラジオとかですね」
Yさん「ふたりで殿先生ファンクラブ会員NO.1を争ってそうですね」
島 「まず楓負けますね」
Yさん「ていうか殿先生の話しかしなさそうですね」
島 「お便りコーナーとかでメインキャラから手紙来たら面白そう」
Yさん「エイプリルでやっちゃえばいいのに」
島 「やりたいですね~。やってくださいよう」
Yさん「やりましょうか!」
島 「えっ」
Yさん「えっ」
……こんなノリで始まっていたりします。ノンフィクションです(笑)
前からそういうお遊び企画やりたいねえとお話していて、むしろここ(エイプリル)で
やらないと一生やる機会がないかもしれない! と関係各所の許可を得て、実現しました。
Yさんには本当ーーーにお世話になりまして、じつはラジオの神編集も彼の仕業です。
~台本制作中~
島 「ていうか台本作る時間がないよ……! よし、島の四次元時間を使うか……」
Yさん「島さん台本マダー」
島 「で、できたよー!」
Yさん「(確認中)……長ええええええええ! アホかああああああ!!」
島 「Σえっ」
Yさん「10分どころか20分尺じゃないですか。アドリブ入れたらもっとかかるかも……」
島 「これでもがんばって削ったんですよ!」
Yさん「おいコラ」
…………。
島 「け、削ったよー!」
Yさん「じゃあ、これでいきましょうか」
島 「長くても15分くらいにおさまるといいなあ」
結果がどうなったかは聞いた人にはわかるはず(笑)
~収録中~
島 「抑えなきゃって思うんですけど、こういう企画はつい楽しくなりますね」
Yさん「本業優先ですからね。でもこういう息抜きがあってもいいですよ」
島 「ですね~」
数十分後。
そこには鬼音響監督と化したYさんの姿が……。
Yさん「楓くんはもっとかわいいヤンキーで。零さんテンション抑えて。じゃあもう1パターン録りましょう」
島 「Yさん……本気ですね……?」
Yさん「なんか熱くなってきました。バッ」
島 「じゃあ、私も本気でいきます。バッ」
キャラを崩さずにラジオ形式ってかなり難しいと思うんですが、
収録時間ギリギリまで使って、録り直しや色んなパターンを収録させて頂きました。
幸地さん飯田さん、本当にありがとうございました……!
~編集中~
島 「SEとBGMはこれでー。挿入歌の許可も取りましたのでー」
Yさん「編集がんばってみますー」
島 「よろしくお願いします」
数日後……。
Yさん「できました。ニ徹しました。久々に俺の本気です」
島 「ありがとうございます! ……ってなんじゃこりゃあああああ!」
Yさん「歓声とか観客モブ追加してみました(笑)」
島 「久々に見たYさんの本気」
ここまでのやり取りで1ヶ月かかっていないどころか半月くらい?という恐ろしさ。
というわけで、奇跡的に実現したラジオ・ヘルズエンジェルズ!
お楽しみいただけましたでしょうか。
こういう企画だからできること、ということで頑張らせて頂きました。
完全にCZファンにしかわからないネタオンパレードでしたが(笑)
ちょっとでもお楽しみ頂けたら嬉しいです!
・NEWS C-ZERO
エイプリル企画が持ち上がった時、いち早くニュース枠をキープしました(笑)
いやなんか、CZはニュースだろ! みたいなお告げがありまして……。
なんと今回、豪華すぎることに原画ナガオカの描きおろしが二枚も!!!
エイプリル企画でナガオカさんの描きおろしが見られるのは実は初なんですよ。
どちらも美味しすぎるイラストでした。
こちらの裏話的なものは……ページサイズの関係で、ボツになったネタが
たくさんあることでしょうか(笑)あれでもギリギリ詰め込まれました。
~記事作成中~
島 「記事を書く時間が(略)」
Sさん「島さんテキストまだー」
島 「で、できたよー!」
Sさん「……長いです」
島 「知ってた」
Sさん「入りきらないです……」
島 「知ってた……」
…………。
島 「け、削ったよー! 1コーナーをざっくりと。あとモブの無駄なコントを潔く……」
Sさん「……入りきらないです」
島 「……信じない」
Sさん「お天気ニュースか占いどっちか、はみでちゃいますね」
島 「ど、どっちも削れないよ……。まんべんなくキャラが出ないと……」
Sさん「これ以上、フォント小さく出来ないですしねえ。どうしましょうか」
島 「……わかった」
Sさん「どうします?」
島 「入りきるかどうかじゃない。入れるんだ!!」
そんな某Dの有難いお言葉を思い出しつつ。
その後、グラフィッカーSさん達の神業のおかげで記事は無事完成しました。
協力してくれたおふたりのおかげで見た目も華やか。文字多っ。でもスッキリ読める。
素敵な記事に仕上がりました。ありがとう!!
エイプリル。CZで参加させて頂けたこと自体がすごく光栄ですし、
CZのユーザーさんにこういった形で少しでも何かをお届けできるのは
やっぱりすごく嬉しいです。なかなか機会がないですからねー。
以上、エイプリルの裏話でしたー。
……裏話というか、ただの雑談の上に長いですね。すみません。
▼CLOCK ZERO ~終焉の一秒~ SONG COLLECTION
「Beautiful World」好評発売中!
です! 特設サイトはこちら→http://www.team-e.co.jp/sp/cz_song/
4/4に発売しました。
メールでご感想くださった皆様、ありがとうございます!
良いアルバムですよね~。島の手元にも無事に届きました。じゃん。
デザインが素敵なのですよ。
ブックレットには歌詞と一緒に、島のコメントも掲載されています。
僭越ながら、ひとつひとつの曲にコメントを書かせて頂きました。
今回アルバムとして改めて全曲聴いて、本当に感慨深くなりました。
こんな素敵な楽曲と作品を融合させて頂き、ありがたい限りです。
これ1枚で充足感たっぷりな、素晴らしい主題歌集となっております。
なんというかですね。きれいにまとめて頂けたなあと本当に嬉しい気持ちになりました。
中でも「青空の確率」のフルバージョン。私にとっても思い入れが本当に強くて
CZの「はじまりとおわり」と表した、素晴らしい楽曲です。
ブックレットのコメントに書ききれなかったんですが、
ドラマCD(『それから』の記憶 ~ぼくらの中学生日記~)の制作自体、
本当にCZの締めくくりに相応しいものを描けたと思っています。
あのドラマCDの内容は、本編を制作していた時には描けなかったものです。
ユーザーのみなさんがCZをプレイしてくださって、その上で受け取ってくれた気持ち。
壊れた世界を愛してくれて、離れたくない、ここで生きたいと選択する人、
でも私は現実を生きて行かなきゃならない、と前向きで辛い選択をする人、
様々な気持ちを抱えてくださったユーザーさんに答えを返す形で
鷹斗の「明日を楽しみだと思えるようになった」というセリフを描くことができました。
階差の螺旋で訴えた「届けてよ あなたの言葉」に対して
青空の確率で「はじまりのこの道で 祈り届けるよ 君に」の歌詞がそれを表しています。
壊れた世界の『彼ら』の行動によって前向きな未来を歩けるCZメンバーですが、
裏返せば『彼ら』もきっと、壊れた世界で今も、今を懸命に生きていると思える。
変化は常に訪れている。
CZ本編は何かを犠牲にして成り立つエンディングがほとんどでしたが
決して哀しい結末だけではなく、彼らの物語は終わっていないのです。
それをドラマCDで、「青空の確率」で伝えられたかなと思っています。
キャラたちの未来を見守りたいというユーザーさんからの強い気持ちを
受け取ったからこそ、描けたものです。ありがとうございます。
ずいぶん前にビジュアルファンブックかなにかでも答えさせて頂きましたが、
彼らの物語は終わっていません。永遠に続きます。
だからこそ、私の中でも彼らの成長の軌跡を描いたことで一段落つきました。
色々とご要望頂けて嬉しい限りなのですが、今のところ先の予定は何も決まっていません。
まだまだ彼らと付き合っていきたいなあとも思うのですけどね。複雑な気持ちです(笑)
……えー……。なんか語ってしまいましたが。
懐かしい思い出に浸れたり、新しい世界を垣間見れたり、
たくさんの気持ちが詰まった、まさに「Beautiful World」。
そんな素晴らしいアルバムです。
ぜひ、みなさんも聴いてみてくださいね。
▼「JAPAN 乙女・Festival2」のDVD発売決定!
CZも参加させて頂いた乙女のためのイベント
「JAPAN 乙女・Festival2」のDVD化が決定したとのことです!
発売日は2012年6月27日。
当日楽しんで頂いた方も、残念ながら見られなかった方も
ぜひぜひチェックしてくださいね。島も予約に走ります!
▼4/11は……。
日本では「ガッツポーズの日」らしいですよ。なんだそれ(笑)
ですがCZ的に言うと、4/11は……
4/11は…………!!
円&ビショップのお誕生日です! ハピバー!!
なぜか今回は2人です(笑)
ウタさんが描きおろしてくれました。ありがとー!
島から彼らへの贈り物は……可愛いワンちゃんとかでいいですかね?
ポメラニアンとか、ゴールデンレトリバーとか……ふわっふわもふもふなのを。
それではせっかくなので、恒例の小話も交えまして。いくぞバースデイ!
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【Birthday Party for ……?】
――某日、某時刻、CZ政府内部
@ビショップ
「……さて。
とりあえず、一通り会場は整いましたね」
@ビショップ
「……突然パーティーをしたいだなんて言い出して
一体、今度は何をやらかすつもりなんだか……」
@ルーク
「おやおや。なんだかお疲れのようですねー?
手伝いましょうかー?」
@ビショップ
「は? なんですか今頃。
準備なんて、とっくに終わりましたよ」
@ルーク
「そうですかー。
それは、お役に立てなくて残念ですー」
@カエル
「ケッ、しらじらしいヤローだな。オメーは。
それ見越して、今頃ノコノコ来たくせによ」
@ビショップ
「ま、そーでしょうね。
ところで、今度は一体何やらかすつもりなんです? あのひと。
あなたなら、何か知ってるんじゃないですか?」
@ルーク
「おやおやー?
仕事の内容をきちんと理解しないまま作業を
進めるなんて、君にしては珍しいですねー?」
@ビショップ
「その説明をちゃんとしてもらえなかったんですよ。
まあ、どうせ撫子さんのために、でしょ。
いつものことですし、どーでもいいですけど」
@ルーク
「なるほど、なるほどー。
まあでも、これは君も関係してることですよー」
@ビショップ
「……は? ぼくがですか?
それって、一体どういう――」
@キング
「やあ、ビショップにルーク。
準備はそろそろ終わりそうかな?」
@ビショップ
「キング……突然後ろから現れないでください。
パーティーの準備なら、全て終わってますよ」
@キング
「そっか、ありがとう。
それなら、そろそろ撫子を呼んで来ようかな」
@ビショップ
「ええ、どーぞ。勝手にしてください」
@キング
「あれ? ビショップ、どこに行くの?」
@ビショップ
「厨房ですよ。料理の最終確認です」
@キング
「よろしく頼むよ。
今日のパーティーは、撫子も楽しみにしてるから」
@ビショップ
「……わかってますよ」
@ルーク
「真面目ですねー。
まあ、そういうところが、彼らしいんですけどー」
@キング
「うん、そうだね。
会場も、すごく良い雰囲気にしてくれたみたいだ。
……あ、そうだ! 今のうちに撫子を呼びに行かなくちゃ」
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
@ビショップ
「キング、最終確認終わりました」
@キング
「うん、ありがとう」
@ルーク
「ご苦労様でしたー」
@ビショップ
「……って、もう席に着いてるんですか。早いですね。
べつにいいですけど」
@撫子
「……もしかして、あなた今までお仕事してたの?
今日くらいゆっくりすればいいのに……って、
仕事じゃそういうわけにもいかないわよね」
@ビショップ
「今日くらいも何も、どっかの王様のせいで年中無休で大忙しです。
……それより、珍しいですね。
あなたがおとなしく席についてるなんて」
@撫子
「え……それは、まあ。仕方なく……。こういう、日だし」
@ビショップ
「ま、どーでもいいですけど。
……では、ぼくはこれで失礼しますので。
後は、どーぞ勝手に楽しんでください」
@撫子
「え? ちょ、ちょっと待って。
どこに行くつもり?」
@ビショップ
「そんなの、あなたに関係ないでしょ。
仕事は終えたんです。
どこに行こうとぼくの勝手じゃないですか」
@撫子
「だ、だって……今日の主役はあなたでしょ?
主役がいなくなってどうするのよ」
@ビショップ
「…………………………は?」
@撫子
「……え?」
@ルーク
「おやー。君がそんなに目を見開くとこ、初めて見ましたよ」
@キング
「うん。俺も、こんなに驚くビショップを見るのは初めてだ」
@撫子
「ちょ、ちょっと!
あなたたち、ちゃんと説明してなかったの?
あ、いえ……内緒で進めようって話だったかしら」
@キング
「ええと……どうだったかな。
ルーク、覚えてる?」
@ルーク
「そーですねー。
確か、途中で撫子くんがパーティーで着るドレスを
どうするかって話に脱線しちゃいましたからー」
@キング
「ああ、そうだったね」
@ビショップ
「……あの、すみません。
話が全く見えてこないんですけど。
あなたたち、何の話をしてるんです?
ていうか、ぼくもう退室したいんですけど」
@キング
「駄目だよ、ビショップ。
さっき撫子が言ったように、君は主役なんだから。
勝手にいなくなったりしたら……彼女が悲しむ」
@ルーク
「そうですよー。
せっかく、こうしてパーティーの準備をしたんですからー」
@キング
「うん。ここで君が勝手なことをしたら台無しだ」
@ビショップ
「いや、なに自分たちが苦労して準備したみたいな
言い方してんですか。
これやったの、全部ぼくなんですけど?」
@撫子
「え!?
これ全部、あなたが準備したの?」
@ビショップ
「いや、驚くとこですか? そこ。
この人達が、こんな面倒なことするわけないじゃないですか」
@キング
「え? でも俺、パーティーの準備は
他のスタッフたちにお願いしてって言ったよね?」
@ビショップ
「……あのですね、キング。
あなたの個人的な思いつきに、大事な人員を
割くわけにはいかないんです。ただでさえ人手不足なのに、
そんな余裕あるわけないでしょ。他の仕事に穴が開きます」
@撫子
「ま、まあ……そうよね。
でも、さすがに今回は……誰か違う人がやったのかと思ってたのよ」
@ビショップ
「で。結局、なんなんですか。全く意味がわかりません」
@ルーク
「いつもは鋭い君も、自分のこととなると鈍いんですねー」
@キング
「あはは、そうみたいだね。
……ねえ、ビショップ。そろそろ暦の上では春だよね?」
@ビショップ
「そーですね。それが何か……って」
@ルーク
「あ、気付きましたかー?」
@ビショップ
「…………まさかとは思いますけど、これ、
ぼくのバースデーパーティーだとか言いませんよね?」
@撫子
「……そのつもり、だったんだけど」
@ルーク
「まあ、あれですよねー。
サプライズは大成功ってことでー」
@ビショップ
「なに綺麗に収めようとしてんですか。確かに驚きましたけどね。
全然大成功じゃないですよ、意味がわかりません。
なにが嬉しくて自分の誕生日のために一生懸命準備しないと
いけないんですか。虚しいとか寂しいのレベル通り越してますよ」
@撫子
「ま、まあ……いいじゃない。その……とりあえず今日は
あなたの誕生日のお祝いなんだから座ったら?」
@ビショップ
「大体、あなたもおかしいでしょ。
べつにぼくの誕生日祝いたいだなんて思ってませんよね?
ていうか、思うわけないですよね。
それなのに、なんでこのひとたちに付き合ってるんです?」
@撫子
「そ、それは……成り行き上、仕方なく……」
@ビショップ
「なんですか、それ。
そもそも、このメンバーの誰かが率先してこんなことやろうって
言い出すなんて考えられないんですけど」
@キング
「それはね、ビショップ。
季節の話をしていたら、君の誕生日がもうすぐらしいって話題になったんだ。
それで、君はいつも仕事が忙しそうだし苦労しているから
たまには心を和ませてあげるべきじゃないかって話になって……」
@ビショップ
「ええ、でもそれ全部あなたのせいですけどね。自覚あります?
っていうか、心和ませるつもりでこれですか?」
@ルーク
「それで、労いも兼ねて君の
バースデーパーティーをしようって話になったんですよー」
@ビショップ
「人の話聞いてませんね。
ですから、全く労われてないんですけど」
@ルーク
「まあまあ、主役の君が座らないと始まりませんからー。
残りは、他のスタッフくんたちがやってくれるでしょうし」
@キング
「そうだね。ビショップ、座って」
@ビショップ
「………………はあ」
@撫子
「え、ええと……それじゃあ、
なんだか色々予定外な気はするけれど。
気持ちを改めて、お祝いをしましょうか」
@ルーク
「そうですねー」
@キング
「うん、それじゃあ……」
@全員
「「「ハッピーバースデー、ビショップ!」」」
@ビショップ
「どーも、ありがとうございます」
@撫子
「……ものすごく棒読みね。
まあ、確かにこの状況じゃ素直に喜べはしないかもしれないけど……」
@ビショップ
「そんなことないですよ。
さすがに自分の誕生日のために、色々準備するハメになるなんて
思ってもいませんでしたから驚きましたけどね。
同時に大変疲れましたけど嬉しいです。ありがとうございます」
@撫子
「無表情に棒読みで言われても……。
そ、そうだ! せっかくだし、ケーキを焼いたのよ。
あなたには、まあ……それなりにお世話になってるし」
@ビショップ
「……へえ。
【それなりに】、ですか」
@撫子
「そ、そうよ。
……べつに私の作ったケーキなんて、嬉しくないかもしれないけど」
@キング
「そんなことないよ、撫子。君が作ってくれたんだ。
嬉しくないなんて、そんなことあるわけがない。
ね、ビショップ?」
@ビショップ
「そーですね。ありがとうございます。
せっかく撫子さんが、【ぼくのために】作ってくれたみたいですから」
@撫子
「……確かにそうだけど。変に強調しないでくれる?」
@ルーク
「まあまあ、いいじゃないですかー。
撫子くんの作ってくれたケーキ、早く食べましょうよー」
@キング
「うん、そうだね。
俺も撫子の作ってくれたケーキが楽しみだよ」
@ビショップ
「……既に主役がぼくじゃなくて、
撫子さんのケーキになってません?」
@撫子
「そ、そんなことないわよ」
@ルーク
「……あ、そういえばー。
キング、あなた確かビショップに
プレゼント用意してませんでした?」
@キング
「ああ! そうだったね。
乾杯したばっかりなのに、ごめん。
取りに行ってくるから、少しだけ待っててくれるかな」
@ルーク
「ボクも運ぶの手伝いますよー。
あなた1人じゃ持てないでしょうし、
途中で落として爆発したら困りますからー。
あ、じゃあお二方。ちょっと行ってきますねー」
@ビショップ
「………………なんですか、爆発って。
全力で嫌な予感しかしないんですけど」
@撫子
「……逃げたりした方がいいのかしら」
@ビショップ
「いえ、そんなことしたら余計に
面倒なことになるんでやめてください。
どーせ、犠牲になるのはぼくですし……」
@ビショップ
「それより……撫子さん」
@撫子
「なあに?」
@ビショップ
「成り行き上、仕方なく、でしょーけど。
あなたがぼくの誕生日を祝ってくれたことには変わりないですからね。
お返しに、あなたの誕生日もお祝いしますよ。
まあ、言わずともキングが色々やらかすとは思いますけど……。
ぼくも、あなたには【それなりに】お世話にはなってますから」
@撫子
「……なんだか、嫌な予感がするわね。
まあ、一応……楽しみにはしてるわ」
@ビショップ
「そーしてください。
とっておきの【サプライズ】をしてあげますから。
ああ、それから……」
@撫子
「?」
@ビショップ
「ケーキ、ありがとうございました」
@撫子
「……珍しいわね。
あなたが素直にそんなこと言うなんて」
@ビショップ
「なんですか、ひとがせっかく素直になってあげたんですよ?
あなたもたまには素直に可愛げ見せたらどうですか」
@撫子
「かわいくなくて結構よ。
……でも、そうね……今日くらい意地張っても仕方ないわよね」
@ビショップ
「?」
@撫子
「……お誕生日、おめでとう。
そのケーキ、あなたのために作ったのは本当よ。
だから……喜んでもらえると、嬉しいわ」
@ビショップ
「…………熱でもあるんですか?」
@撫子
「……あのね」
@ビショップ
「急に素直になられると気持ち悪いですね。
まあでも……ありがとうございます。
……それなりに、嬉しいですよ」
【Fin】
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意外に春生まれな彼。
相変わらず難儀な性格ですが、誕生日ぐらいは肩の荷をおろして
喜ばしい日だと感じて欲しいものです。
……周囲のせいで、なかなか難しいですが(笑)
改めて、おめでとう!
今回のワリコミは以上です。
スタッフブログのメールフォームから頂いているお便り、
とても嬉しく拝見しています! ありがとうございますー。
今後も作品を楽しんで頂けると嬉しいです。
それでは!