CLOCK ZERO ~終焉の一秒~ 総合03
みなさまこんにちは。
【CLOCK ZERO ~終焉の一秒~】担当、ディレクターの島です。
やっとこさ怒涛の作業が落ち着いてきたので、
趣味を楽しむ気力も湧いてきました(´ω`*)
ゆっくりお酒を飲んだり......(いつも飲んでる)
某アクションゲームで死にまくったり......(何回かコントローラーを投げた)
ジムに行って筋肉痛になったり......(帰って寝込んだ)
土日ゆっくり寝られた日には
「私、仕事しなくて大丈夫......?」
と、休み方がわからない症候群にもなったりして。
とはいえ『Devote』発売まであと約2週間!
リフレッシュしつつ魅力をお伝えしていきたいと思います!
では、本日もCZブログいってみましょー。
↑各画像クリックでサイトに飛べます♪
来週には公式サイトでカウントダウンも始まりますので、
ぜひチェックしてくださいませ~。
ツイッターでも何かやりたいなーと画策中です。
今週のピックアップは音楽についてです。
CZの魅力は物語と音楽の融合!
といっても過言ではありません。
BGM担当:MANYOさんの紡ぐ、儚く美しい旋律、
主題歌担当:love solfegeさんとarcaneさんが作りだす、
力強いメロディと歌声、そして心を揺さぶる歌詞。
開発初期から、この素敵な音楽を最大限に活かすために
どんな演出にすればいいか、必死に考えていました。
別離の痛みも、共に生きる幸せも、言葉にしない愛しさも、
イントロを聴いただけで思い出がフラッシュバックするように。
プレイしてくださった皆様にとって、
それぞれの楽曲が大切な一曲になっていたら嬉しいです。
ということで、せっかくなので楽曲紹介いってみましょー。
■『階差の螺旋』 <love solfege(feat.真理絵)>
言わずもがな本作のOPテーマです。
移植においてもOPは絶対に変えたくない、と即答したくらい
ずっとCZのOPテーマとして色褪せない曲。
"ここ"からどこに行けばいいのかという問いかけ、
過去への郷愁と未来への恐れ、CZの物語全体を表しています。
■『そしてまた、ここから』 <arcane>
PS2版時代からある、メインの挿入歌です。
ファンの方からは「この曲が流れると泣く」と
ありがたいお言葉をいただくことが多いですね。
かくいう私も泣きました(どうでもいい情報)。
哀しくても怖くても、前を向く強さ。
シンプルな曲調の中に、多くのメッセージ性を秘めたバラードです。
■『流れる空に』 <arcane>
こちらもPS2時代からある、メインのエンディング曲です。
「どれだけの涙を流したのなら 花は咲くの」
失ってしまった思い出と、今ここにある大切な思い出、
遠く離れた愛する人へ、今そばにいる大切な人へ。
ひたむきな願いを感じられる歌詞にもぜひ注目してください。
ちなみにこの歌は「arcane」名義ですが、
作曲と作詞はBGM担当のMANYOさんなんですよ......!
いやもう、本当に......天才......(語彙力の消失)
■『Godless wonderland』 <松本さち>
未プレイの方にも向けたブログなので詳細は伏せますが、
じつは公式で紹介されている以外にも、
松本さち様にご提供いただいた特別な楽曲が収録されています。
PS(R)Vita版で追加された「あるシナリオ」で流れるのですが、
とっても素敵な楽曲なので、ぜひ本編でご確認ください......!
ネタバレゆえにどう素敵なのかも語れない......!(笑)
■『巡り逢う双曲線』 <love solfege(feat.真理絵)>
PS(R)Vita版の後日談シナリオ用に追加した挿入歌です。
「結婚」をテーマに新たに書き下ろしていただきました。
「泣きたくなる日々も 笑いあえる日々も 道は 繋がっていく」
「階差の螺旋」、そして「青空の確率」ともリンクした楽曲。
CZの物語のテーマのひとつは「幸せの代償」でもありますが、
その苦さを抱えながらどこまでも優しく温かく、未来を歌った曲です。
■『青空の確率』 <love solfege(feat.真理絵)>
今作『Devote』で追加となった、
中学生編シナリオ用のエンディングテーマです。
じつは2011年に発売したドラマCD
「"それから"の記憶 ~ぼくらの中学生日記~」のために
書き下ろしていただいた楽曲でした。8年越し......!
ここから個人的な語りになってしまって恐縮なのですが......
よければ少しお付き合いくださいませ。
「青空の確率」は私個人にとっても、大切な曲です。
初めてメロディを聴いたとき、
CZという作品の終着点が鮮やかに脳裏に浮かびました。
初めて歌詞を見たとき、作品の枠を超えて、
モノづくりに疲れてしまっていた私に
愛しさを思い出させてくれました。
そして2015年、作詞をご担当いただいた
紺野さんの訃報を聞いたとき。
勝手な気持ちながら尊敬する大好きなひとの
突然の訃報をすぐには受け入れることができず、
もう何かを作りだすことができなくなるのではないか、
そんな気持ちに陥るくらい胸にぽっかり穴が空きました。
そんなとき前を向かせてくれたのも、
やっぱりこの「青空の確率」という歌です。
紺野さんの想いがここに生きていること、
それをなにより強く感じました。
大切に作り上げてくださった詞の世界があったからこそ
CZという作品は今に繋がっています。
願わくば、ひとりでも多くの人の心に
この歌の愛が伝わりますように。
......私情を交えて語ってしまってすみません。
ここからは前回予告していたコーナーです!
【中学生編の小ネタコーナー】
~第2回 夏服と表情~
今回描きおろされた中学生編の立ち絵!
表情も細かいところまでこだわっていただいて
めちゃ最高だからぜひ見てほしいってだけのコーナーです。
なんと立ち絵は夏服verもあります! じゃーん!
胸ポケットのところにあるのは
じつは初公開の秋霖学園の校章だったりします。
では、島の独断と偏見で選んだ【表情差分を大公開】といきましょうー。
▼鷹斗
なんか表情がもう恥ずかしい。
小学生のときより少し大人びましたが、やはりまだあどけなさが残りますね。
照れ顔は何故かこっちまで「恥ずかしい」と感じてしまうあたり相変わらずです(笑)
▼理一郎
前髪ができました。
ラフを見せてもらうとき毎回「これはモテるわ......」と呟いた記憶。
呆れるときの顰め面は小学生のときと同じなのもポイントです。
▼円
「どうしてああなった」の変遷。
子供と大人の中間、というさじ加減がいちばん難しい子です。
こうなると高校生verが見たくなりますね(笑)
▼寅之助
喧嘩は半分しか買わなくなりました。
実際はほとんど喧嘩してませんよ! たぶん。
刺々しさが薄れて優しい表情が増えましたね。
▼終夜
黙っていれば美形(公式紹介文)
心根は明るいですが反応が少し人とズレていて
あまり表情を動かさないのがポイントなので
かなり細かく微調整を繰り返しました。
▼央
大人っぽくなりましたね~!
小学生→中学生でいちばん変化が大きいかもしれません。
大人すぎずお茶目な表情を見せるところが年相応です。
▼楓
今回初登場! 中学生編には楓も出ます。
他キャラと違って小学生verがないのでイメージが難しかったのですが
ラフを見た瞬間に「中学生の楓だーっ!」となりました(語彙力)
フォルダを漁ってたら楓は髪型のパターンラフもありました。
せっかくなのでどどーんと公開!
バンダナなしもカッコ可愛くて悩んだのですが、
かっこよくなりすぎちゃうのでボツになりました(笑)
バンダナはアイデンティティだから......
以上、小ネタコーナーでしたー!
もちろんこれ以外にもたくさん表情差分がありますので、
ぜひゲーム内で確かめてみてくださいね(^▽^)ノ
次回は発売1週間前ですね~。
ゲーム作ってるときは語りたいことたくさん溜めてるんですが
こうやって改めてブログを書こうとすると出てこない(笑)
なんか質問とか見たい小話とかありましたらぜひメールください。
特になにもなくてもメールください(・ω・)
そして『Devote』の予約がまだの方は、ぜひとも!
各店舗様でしかゲットできない特典をぜひ!
よろしくお願い致します~! 特典詳細は<こちら>
1回目のブログでもご紹介しています!<こちら>
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P.S 島のひとりごと
すっごくどうでもいいですが
先日、自宅に大きなムカデの野郎が出まして。
あまりに怖かったので大掃除ついでに断捨離を決意しました。
そして発掘した昔のアルバムや寄せ書きを眺めていたら夜になってました。
......やっぱり思い出って大事ですよね(あきらめた)
みなさんもCZをプレイしたらタイムカプセルとか埋めてみてください。
10年後に掘り返すのもロマンがあっていいと思います。
さて、今週はこんなところで!
<あ、ただの私信だけど高村D、
ピオフィのブログで色々触れてくれてありがとうございます(笑)
またゆっくり飲みましょうー(ノ*゚ー゚)ノ
ディレクター同士って制作ではあまり関わらないので、
じつはまともに話すようになったのわりと最近なんですが、
ものすごくストイックな方なんですよ。
ゲーム開発だけでなく作品に関わる隅々まで目を光らせて妥協しないので
話していると見習わないと! と思えるところがたくさんあります。
そんな高村Dが担当するタイトル、
Nintendo Switch版『ピオフィオーレの晩鐘 ‐ricordo‐』、
そして続編『ピオフィオーレの晩鐘 -Episodio1926-』、
どちらもよろしくね!(宣伝返し)
でもまずは今月発売の『CLOCK ZERO ~終焉の一秒~ Devote』をよろしくお願いします(笑)