S.Y.K ~新説西遊記~ その27

皆様こんにちは。
【S.Y.K ~新説西遊記~】担当、デザインファクトリーの島です。
親切な西遊記ではありません。新設した西遊記でもありませんのでご注意を(笑)

風邪が流行っているようですね。社内のマスク率が高すぎて風邪が治ったにも関わらず
再発の恐れからマスクをつけ続けている島です。みなさんも予防してくださいませ!
S.Y.Kも風邪菌のように蔓延すればいい……とかおかしなことを呟きながら、日々作業しています。

三蔵一行に同行していれば風邪を引いても悟空が薬を、悟浄が看病をしてくれそうですね。
八戒は一番に風邪うつされそう。そして風邪を引く原因が玉龍の水術だったりで無限ループ。
悟空は人に薬を与えながら生死の境を彷徨います。

…………。

このゆるさを受け入れて頂いてみなさん本当にありがとうございます……(笑)


さてさて、今週もお知らせあれこれいってみましょう。


▼公式ビジュアルファンブック発売中!

ご感想など、ありがとうございます!
「あのキャラと同じ誕生日だった……!」などなど反応頂けて嬉しいです。
ゲーム内全CGからごほうび、フルコンプスチル、4コマまで網羅しちゃってますので
未プレイの方はご注意くださいませ。いやまあ、表紙とカバー裏もネタバレを自重しない
S.Y.Kクオリティなのですが……すみません(笑)

書きおろしSSは玉龍。砂原さんの書かれる玉龍の、儚さと繊細さが炸裂しています。
花言葉とか、宝石の持つ意味とかがすごく好きな島です。ゲーム本編でもそういったものを
多用していますが、日常でもふとしたところで素敵な意味を持つものを見つけると嬉しくなります。

描きおろしイラストは八戒×玄奘です。
本当は描きおろしは当初3枚を予定していたのですが……大人の事情で掲載できませんでした。
今まで描きおろしで一番登場が少なかったのと、他描きおろしとのバランス見て今回は八戒をチョイス。
掲載できなかった描きおろしは今後どこかでお目見えできればと思います。(どこで、だろう……。)

カバー裏ラフは本当にノリでお渡ししたのですが、予想以上の反応を頂けて嬉しいです!(笑)
ナガオカワールドが炸裂していますね。ちなみにあれ、三人組の「マッチ売りの銀閣」は
フード状態じゃ一本も売れなかったのにフード取ったら売れたそうです。せちがらい世の中ですね。


▼キャラクター人気投票、明日結果発表!

公式サイトにて、明日結果発表が公開される予定です。
データやコメントを見てみたら未プレイの方もたくさんご参加してくださったみたいで、
主に表裏的な意味でプレイ後に後悔されないかとても心配でございます(笑)
こう、最初は有難いお言葉に聞こえていたのに次のプレイでは「あのダジャレ」に「こいつ……!」
と感じたりとか、ね……ほら、しませんでしたかみなさん……おっと、これ以上はネタバレです!
でもどのキャラも開発陣にとっては可愛い子供たちなので、1票1票が本当に嬉しいです。

プレイ前プレイ後の総合結果ということで、今回はこんな風になったのかーとまったり楽しんで頂けたら幸いです。


▼ちょっと裏話?

ゲーム内オススメポイント?になっているのかわかりませんが、ちょっとした裏話です。

今回、ゲーム本編では「名前」の扱いをかなり重要視しています。
VFBのところでもちょろっと触れましたが、人も物も、名前の持つ意味や可能性を
大切なテーマにしているところがあるので、S.Y.Kはそういった些細なところを気に入って
頂けたら嬉しいなあと思いながら作っていました。

私はタイトルづけが苦手……というか、上記のような理由もあってすごく時間をかけて悩みます。
センスが欲しい……と泣きながら悩むこともあれば、すとんと決まることもあって様々ですが。
たとえば、外伝小説でいちばん気に入っているタイトルは「黎明」と「玉兎」です。
悟浄の「黎明」はすんなり決まったのですが、じつは悟浄の物語を表すテーマ名とも言えます。

【黎明(れいめい)】
(1)夜が明けて朝になろうとする頃。明け方。よあけ。
(2)物事が盛んに始まろうとする時。新しい文化などが起ころうとする時。


どちらの意味も取れるような内容にしています。新しいものが始まる=当たり前の幸せを繰り返す。
というところに彼が大切にしている日々や、優しさを表せたらなと。
2つめの意味は「革命」として、苦悩やしがらみをふりきった力強さを表現しています。
うーん、すごく綺麗な言葉ですよね、「黎明」。誰が考えたんだろう(笑)先人はすごいですね。


「玉兎」のほうは、中国の有名なお話から。じつは史実のほうの三蔵法師にもちょろっと関わるお話です。
月の兎説は国によって違う&色々とありますので、詳しく調べてみるとさらに楽しめるかもしれません。
日本ではやはり餅つきが一番有名なのでしょうか。これも元は「望月」からの変化だそうですよ。


そしてゲーム本編でもあるシーンで出てきた宝石「琥珀」もちょっとした裏話が。
「琥珀」は、古くは「虎魄」と呼ばれ、中国の書物にも書かれているその由来はちょっと意味深です。
昔の人の、こういった物の名前に対する伝承や御伽噺はとても情緒があって大好きです。
特に中国の故事や物語は秀逸すぎて、どこの誰が考えたんだと圧倒されることがしばしば。
興味のある方はぜひ調べてみてくださいね。

他にもちょこちょことありますので、お時間のある時に探してみてくださいませ!



そういえば! 
S.Y.Kをプレイして「西遊記」を読み始めましたという方がいらっしゃってとても嬉しいです……!
いや、S.Y.Kは本当に根っこのところで原典を基盤としているだけで、プレイして頂いた方には
かなり違うというか、別物といった印象を受けてしまうとは思うのですが、個人的にはちょこちょこと
関連させていたり、なんというかですね、表現したかったエンターテイメントというか、やりたかった
物語の方向性は、やはり原典を参考にしているのです。曲解や新解釈が多いのでそのあたりはなかなか
見受けられないかもしれないのですが……と、とにかく!(笑)本当に素晴らしい作品なので、
S.Y.Kをプレイしたことがきっかけになるのは光栄なことです。楽しんでくださいね!



今日は真面目に(?)語ってしまいました。
来週はドラマCDアフレコレポートの予定です。ゆるさ全開でお届けしますので、お楽しみに(笑)

今週はお土産にSD壁紙を置いていきますね!
 

kabe_sd2.jpg



それでは、また来週お会いしましょう。
 

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