猛獣使いと王子様 その6

「猛獣使いとGW」

こんにちは、【猛獣使いと王子様】ディレクター、
デザインファクトリーの中村です。



今週はGWなので、自分の無駄な前置きもお休みさせていただきます。

……手抜きじゃないよ?





というわけでさくさく新コーナー行ってみましょう!
 

 

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ひょんなことから、カトライアに滞在することになった隣国ファザーンの王子たち。この機会にぜひお近づきにとカトライア中の女性がローゼレット城に押し寄せるが、マティアスたちはとある少女の家で庶民の生活を満喫中だった。
女性たち(と一部の屈強な男たち)から大量の恋文を押しつけられたクラウスは、また余計な仕事が増えたと頬を引きつらせながらティアナの家に向かうが、協調性のない王子たちとの間に入ってくれるティアナはなんと不在。クラウスは無事4人の王子たちから手紙の返事を受け取れるのか……!?


クラウス
「……というわけで、今すぐ目を通した上でご回答をいただけますか」

エリク
「うわぁ、これ全部僕たち宛の手紙なの? すごい人気だね、ルシア!」

ルシア
「これくらい当然だろ? オレみたいな美形は、カトライアにはそうそういないだろうからな」

アルフレート
「……ざっと見た所、ほとんどマティアス宛のようだが」

ルシア
「は……? オレ宛の手紙はねぇのか!?」

クラウス
「1番多かったのはマティアス、次がアルフレート殿下、その次がエリク殿下。ルシア殿下宛の手紙は10通程です」

 

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ルシア
「なっ……たった10通!?」

マティアス
「よかったな、ルシア。10通ももらえるなんて大健闘じゃないか」

ルシア
「おいおい、ちゃんと数えたんだろうな! マティアスはともかく、なんでアルフレートとエリクの方がオレより多いんだよ!」

クラウス
「ちなみに、マティアス、エリク殿下宛の手紙は主に若い女性、アルフレート殿下宛は7割が男性でした」

ルシア
「それで、オレ宛のは……?」

クラウス
「9割が、年配の女性からです」

ルシア
「なっ……!?」

クラウス
「内容は“庶民的で親しみやすい”という声が圧倒的でした」

アルフレート
「親しみやすい……か。女性や子供に怖がられることの多いオレにしてみれば、うらやましい言葉だな」

ルシア
「なんだそれは、イヤミか!? だいたい庶民的って、どの辺りがだよ! オレの見た目なんて、マティアスとほとんど変わらねぇじゃねーか!」

マティアス
「いい加減なことを言うな。俺とお前のどこに似ている部分があるんだ」

ルシア
「それは……ほら、髪の色とか目元とか」

マティアス
「そもそもお前の場合は、外見の問題じゃない。王族に必要なのは内から溢れ出す気品だ」

アルフレート
「なるほどな。例え外見が似ていたとしても、中身が違えばこれほどの差が出るということか」

ルシア
「っ……!」

エリク
「ル、ルシア? 大丈夫? なんか涙目になってるけど……」

ルシア
「人の気も知らねぇで、好き放題言いやがって! せめて外見だけでもって、オレがこの体型を維持するのにどれだけ苦労してると思ってんだよ……っ!!」

 

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アルフレート
「だから、その考え方が間違っていると言ってるんだ。男の魅力は内面、そして鍛え上げられた筋肉だ

エリク
「ええ? 筋肉!?」

アルフレート
「そうだ、エリク。お前ももう少し身体を鍛えて──」

クラウス
「それはともかく、この手紙のお返事をいただかないことには、城に帰れないのですが」

アルフレート
「あ、ああ、すまない。だが、さすがにこれだけの量の手紙に、今すぐ目を通すというわけには……」

クラウス
「ご安心下さい。手紙は事前に開封し、質問事項はまとめてあります」

アルフレート
「なるほど、さすがだな。手際がいい」
 

 

 

クラウス
「ではまずはマティアス。お前への質問からだ」

マティアス
「…………」

クラウス
「……なんだ、その顔は」

マティアス
「前々から言おうと思っていたことがあるんだが」

クラウス
「一体なんだ、お前らしくもない。言いたいことがあるならはっきり言え」

マティアス
「俺のことが気にくわないのはわかるが、お前は俺に対する態度があからさま過ぎる」

クラウス
「これは失礼致しましたマティアス殿下。数々の非礼、お詫び致します。気分を害されましたなら、法王陛下に私の処分を下命するなりなんなりお好きなように」

マティアス
「止めろ。まったく心がこもってない上に、その薄ら笑いはなんだ、寒気がする」

クラウス
「ない心は込めようがない。だいたい、不愉快なのはお互い様だ。お前を乗せた船が沈没したと聞いて、二度とそのくどい顔を見ることもないと思っていたんだが……ゴキ○リ並の生命力だな

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マティアス
「なんだと……?」

ルシア
「おいおい、ケンカするなら後にしろって」

マティアス
「誰がこんなヤツとケンカなどするか。さっさとその質問の答えとやらを回収して帰ってくれ」

クラウス
「言われなくてもそうさせてもらう。まずひとつ目の質問だが……」

クラウス
“マティアス殿下は、現在何人恋人がいるんですか”だ」

マティアス
「……なんだその低俗な質問は」

クラウス
「なんだと言われても、これが寄せられた手紙の中で一番多かった質問だ。低俗なのは本人がそうだからとしか言いようがないな」

マティアス
「っ……!」

ルシア
「ははは、さすがマティアスだな。恋人がいるかどうか聞くならともかく、複数いるのが前提かよ」

エリク
「でも、僕もちょっと気になるな。何人いるの? マティアス」

マティアス
「くだらん。そんな質問に答える義理はない。もう少しまともな質問はないのか」

クラウス
「他は……“マティアス殿下は男性が嫌いだと聞きましたが、何か嫌な思い出でもあるんですか”という質問も来ているが」

マティアス
「…………」

クラウス
「なんだ、そのため息は」

マティアス
「付き合ってられないな。後はお前たちで適当にやっておけ」

エリク
「あ、ちょっと待ってよ、マティアス……!」

アルフレート
「結局回答らしきものはひとつも得られていないが……これで大丈夫なのか、クラウス」

クラウス
「……仕方がありませんね。それらしい回答を捏造しておきます」

結局、マティアスからひとつも回答を得られなかったクラウス。やはりティアナがいないと会話が成立しないのか!? 頼む、早く帰って来てくれティアナ!というクラウスの心の叫びを聞きつつ次回もお楽しみに!
 

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ということで以上、また来週お会いしましょう。
それでは残り少ないですが、良いGWを。
ではでは~。

 

 

っと、おみやげを忘れるところでした。
ここに置いていきますね。
ではでは~。

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