猛獣使いと王子様その8

「猛獣使いと体験版」

こんにちは、【猛獣使いと王子様】ディレクター、
デザインファクトリーの中村です。

フリーモフモフシステムの体験版は体験してただけたでしょうか?
実際のゲーム中の物と差がありますが、イメージだけでもつかめていただけたら幸いです。

もちろん本編ではライオン以外のオオカミ、アヒル、ウサギ、+α、
全員をモフモフできるようになっていますので、お楽しみに。



さて、今回は前々回の質問コーナーの続きで、アルフレート編にになります。
ではどぞー。

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~前回までのあらすじ~
カトライア国民から寄せられた質問状を持ってティアナの家を訪れたクラウス。
だがマティアスは天敵のクラウスに非協力的で、途中退席してしまい......!?

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ルシア
「まったく、相変わらず勝手だよなぁ、マティアスは」

エリク
「待っててクラウス。僕、呼び戻してくる!」

クラウス
「お待ち下さい、エリク殿下。
こちらもあまり時間がないので、
できれば次の質問を片付けたいのですが」

アルフレート
「......そうだな、すまないクラウス。
お前にはいつも面倒をかけてばかりで」

クラウス
「お気遣いは不要です、これも仕事ですから。
ではさっそく、アルフレート殿下への質問なのですが」

ルシア
「そーいえば、アルフレート宛の手紙は男ばっかりだって言ってたな」

クラウス
「はい、7割が男性でした」

エリク
「ふふ、そうなんだ。
アルフレートって、相変わらず男の人に大人気だね」

アルフレート
「そういう言い方はよせ、エリク。なんだか寒気がする」

クラウス
「相変わらずと言うと......?」

エリク
「ファザーンのお城でも、
アルフレートは兵士たちにすごく人気があるんだよ」

ルシア
「そうだな。慕われるを通り越して、
暑苦しいっていうか、うっとーしいっていうか」

アルフレート
「そういう言い方はないだろう。
皆真剣に己の技を磨き、より高みを目指そうと日々鍛錬を──」

クラウス
「あの、アルフレート殿下。
そろそろ質問をさせていただいてもよろしいでしょうか」

アルフレート
「あ、ああ、すまない。つい話に力が入ってしまった」

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クラウス
「では、まずひとつ目の質問なのですが......
"アルフレート殿下は女性が嫌いだと聞きましたが、
何か理由があるんですか?"」


アルフレート
「なっ......!?」

ルシア
「あはは! すげーなアルフレート!
ついにそんな噂まで立つようになったのか」

エリク
「そ、そうだったの?
アルフレートって、女の人が嫌いだったの!?」

アルフレート
「い、いや、そんなつもりは......」

ルシア
「ていうか、何かっつーと身体を鍛えろだの筋肉だの剣の道だのって、
女が聞いて面白いような話題は持ってねーからな」

アルフレート
「それは......反省しているんだが、
他のことには興味がないんだ、仕方ないだろう」

ルシア
「話題が乏しいのも問題だけど、見た目もまずいよなぁ。
なんか近寄りがたい感じがするし」

エリク
「そうだね、アルフレートって女の人にも
とっても優しいのに、もったいないよ」

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ルシア
「そうだ、ここはやっぱマティアスみたいに
胸元をガバッと開けて、色気ムンムンで行くとかさ」

アルフレート
「い、色気むんむん......!?」

エリク
「それと、ルシアみたいにご近所さんの噂話とか、
市場のお買い得情報とかをたくさん話せばいいんじゃないかな」

クラウス
「そうですね。女性は女性でも、
主に年配の方からの支持率が上がりそうですが」


ルシア
「う、うるせぇ! 今オレのことはいいんだよ!」

クラウス
「ではアルフレート殿下。こちらの質問への回答は、
特に嫌いではないが、なぜか女性が寄りつかない、
で構いませんか?」

アルフレート
「あ、ああ......」

ルシア
「改めて言葉にするとなんか切ねーな......」

クラウス
「では次の質問ですが......
"他の王子に比べて衣装が地味なのはなぜですか"

アルフレート
「......なんだか胸に突き刺さるような質問ばかりだな」

エリク
「そういえばアルフレートって、いつも同じような色の服ばっかり着てるよね。
何か理由があるの?」

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アルフレート
「ああ、それは......」

ルシア
「まさか、返り血が目立たないから、
とか言う気じゃねーだろうな」


アルフレート
「............」

ルシア
「............」

ルシア
「って、なんで黙るんだよ! マジなのか!?」

アルフレート
「それもあるが、あまり派手な色を着ていると、身を隠す時に不便だろう」

ルシア
「......合理的と言えば合理的なのかもしれねーが、
ホントにそんなことしか考えてねーんだな......」

クラウス
「では最後の質問ですが」

アルフレート
「ま、まだあるのか」

クラウス
「はい。一番多かったのは、
"なぜ眼帯をしているんですか"
という質問だったのですが......」

アルフレート
「っ......それは......」

ルシア
「ま、まぁ一番目立つ特徴だし、気にするなって方が無理だけど、
その質問は勘弁してやってくれよ」

クラウス
「......? 何か事情が──」

カトライア兵
「クラウス様! お話の最中に失礼致します!」

クラウス
「なんだ、外で待っていろと言っただろう。急用か」

カトライア兵
「はい、城から脱走した王子を至急連れ戻して欲しいと、
法王陛下からご命令が......」

クラウス
「......またか、仕方がないな」

クラウス
「ルシア殿下、エリク殿下。
申し訳ありませんが質問を置いて行きますので、
回答を記入しておいていただけますでしょうか」

ルシア
「お前も大変だな、クラウス......」

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to be continued......



本日のオマケ

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