「猛獣使いとダイナマーイッ」
こんにちは、【猛獣使いと王子様】ディレクター、
デザインファクトリーの中村です。
先日、仕事が一段落してきたので数年ぶりに歯医者に行ってきました。
予約無しでも朝九時から治療OK、と、朝一なら出社時間にも
間に合うナイスな所が近所にあったので助かりました。
で、診てもらった結果、一本怪しい歯があったのでサクっと削ってもらうことに。
ちなみに……、自分は歯医者で痛かった経験が無かったんですが、
今回のは明らかにしみて痛いレベルの虫歯だったこともあり、医者に
「痛かったら左手上げてくださいね」
と言われて、不覚にも思わず左手がどっちの手か確認してしまいました。
まぁ直後、生まれて初めて左手を上げそうになったわけですが……。
いや、耐えましたよ? 本当ですよ? 男の子ですし?
みなさんも虫歯には気をつけましょう。
自分は↑の他にも、両方の親知らずに黄色信号を出されたのでなかなか憂鬱な気分です。
……さて、痛い話はこれくらいにしてそろそろ本題へ行きましょう。
今日のコメントはついにmikoさんです。それではどうぞー。
こんにちは!【猛獣使いと王子様】原画担当のmikoです。
隔週ではありますが4コマをちまちまと更新しているせいでしょうか。
メールを頂く機会が増えてきて嬉しく思う今日この頃です。
楽しんでもらえてますでしょうか?
この4コマ、本編では理由があってボツになってしまったものを、
手を入れて載せさせていただいてます。
続けて動物ネタが出ているのもボツになった理由の一つですね。
個人的にすごく載せたいネタがまだまだあるのですが、
キャラごとに載せているので今は我慢。
今後も4コマをゆる~くお楽しみくださいね!
さて、今回は「原画・キャラデザのこだわり部分」について
語って行きたいと思います。……とその前に。
前回の開発陣コメントで山崎さんが動物を見に行ったというお話がありましたが
実は、私も開発が始まる時に行こうと思っていました(笑)
まずは本物のライオンを見ておこう!と思ったのですが色々ありまして
結局、有名な舞台に居る方のライオンをスタッフのRさんと見に行ってきました。
初めて見たのですが…いろいろな意味ですごかったです。
たまには違う方面のものを見るのも良いですね。
さて!本題に入りますね。
雑誌で何度かお話させてもらったのですが、
今回の作品は動物から連想してキャラクターを作り上げてきました。
「急いでいるけれど何から手を付ければ効率的に良いのかよくわからん!」と
混乱している時に、「とにかく動物からキャラをたくさん作れ!」と
いわたさんに背中を押してもらいまして(笑)
二日くらいかけてザザッと思いつく動物達をかたっぱしから擬人化
→山崎さん含め打ち合わせ時にどの動物・キャラで物語を作っていくか決定
→設定を調整・微調整、煮詰め……∞
デザインはOK貰ったものからガンガン描いていったような…気がします。
人間デザインのこだわりポイントは
1. 動物の特徴を色やフォルム(シルエット)で表すこと。
2. つながりのあるキャラは同じグッズをつけること。
3. 見えないところも可愛くデザイン。
4. 主人公にはお花モチーフ。
実は2と4については今まで手がけたオリジナル作品で共通していることです。
レストランシリーズではバッジ、今回は髪のアクセサリを
同じデザインのものにしました。
主人公たちもそれぞれイメージのお花があって、
「芽衣:白デイジー」「夕菜:紫パンジー」「ティアナ:バラ(スプレーウィット)」
という脳内設定があったりします(笑)
1は当然のことなので飛ばしまして。
「3.見えないところも可愛くデザイン!」
見えにくいところは本来こだわる所ではないと思うのですが(効率的な意味で)
今回はテクスチャーはむしろ裏地に入れよう!、でお願いしてました。
最近よく見かけるし、自分も持っていたりするのですが、
服やショッピングバッグの裏地に模様が入っているものがすごく好きなんです。
可愛い上にその小さな所にまでこだわってデザインしている心意気も含めて(笑)
今回はそれが実現できたので個人的に一番の「見て見て!」ポイントだったりします。
あと、今作のもう一つのメインキャラクターといえる動物たちなのですが、
こちらも自分なりのこだわりを持って描かせていただきました。
もともと動物好きで、
「ネズミが描きたい!絶対ネズミ描く!ネズミのキャラが描きたい!」
の一言が残りに残ってこの作品が出来たといっても過言ではないのですが(笑)、
実は、犬とネズミとうさぎ以外そんなに動物を描いた事がなくてですね……。
最初のうちは描き慣れていない上にどうやってゲームの中で
動物たちを表現するかで悩んでいました。
その試行錯誤の絵を一部紹介。
そういえば人間と共通点を多く持たせるために、
前髪を下ろしているバージョンを一瞬考えていた時期もありました…。
おもしろすぎて止めましたが。
悩んだ末、最終的な結論は
「絵本ぐらいのデフォルメタッチで」。
本物らしく描いてしまうと感情表現が限られてしまうし、
アニメのようなデフォルメ加減にすると、表現の幅が広がるのは良いのですが
「動物萌え」とは違う所にいってしまうのではないかと考えました。
ほんわか平和で賑やかな雰囲気はありますが、
ずっとギャグタッチの作品でもないので、
「本物の動物の骨格で出来ないことは極力やらない方向で」と決めて
突き進んでいきました。(チビキャラは除きますが…)
以上、私なりのこだわりポイント語りでした!
さて、来週は私の教え子にして良きパートナーとなってくれた
塗り担当Rさんの登場です!
テーマは「敏腕塗り師によるこだわりPointについて」でしたっけ?
みなさんお楽しみに!
(いつものように4コマをそっと置いて帰ります↓。今回はなんと2つ!
単純にお蔵入りするのが勿体無かったのです…!)