デザート・キングダム その14

皆様こんにちわ。
【デザート・キングダム】ブログ担当デザインファクトリーのサイトウです。
今日は6月9日『ロック』の日ってことでDK楽曲担当のRayに原稿をお願い
しようかなとか思ったんですがそれはまた今度。
あ、でも、近いウチにお願いしますね。あと、メイド喫茶連れてってね。

それからDKが発売されて約2週間たちますが、プレイされた乙女の方たちから
チラホラと感想のお便りを頂いております。中には、フルコンプされた方もおられて
本当にありがたい限りです。
できればあと100万通くらいこういったお便りをお待ちしておりますので
感想希望苦情身近な悩みなどドシドシお送りくださいね。
花邑まい先生へのはげましのお便りもよろしく!

っというわけで今回は、DK住人に命を吹き込んだライターの望月柚枝先生から
ブログにコメントを頂きました。早速どうぞ。
 

こんにちは、【デザート・キングダム】シナリオライター望月柚枝です。

先日、デザート・キングダムが無事発売されましたが
楽しんでプレイして頂けてますでしょうか。

日頃サイトウ氏のブログを他人事と笑って眺めていたんですが
まさか自分が同じ状況になるとは……
サイトウ氏に「俺の気持ちがわかったか!」と言われてしまいました。

今回、私から皆様に提供できるような素敵なネタもないので、
各キャラクター誕生裏話でも語らせていただきたいと思います。
ちょっと長くなってしまうかもしれませんが、どうぞご覚悟を。



【アスパシアについて】
アスパシアの性格は、第一稿からほぼブレがありませんでした。
最初は少し嫌な子に見えるように、
しかし次第に好ましいと思っていただけるようにしたかったので、
ああいう感じの主人公になりました。
面倒臭がりなだけで、結構頑張る主人公です。
一番初期の企画書ではパンタロン系のズボン履いてました。
見返してびっくり。

【セラについて】
ヘタレの帝王、セラ氏ですが、超初期プロットでは今以上にヘタレていました。
いっそそれを維持してヘタレキングの名を欲しいままにしてもらっても良かった気がします。
彼自信は本当はとても強くて優しい人なんですけど、
周囲がそれ以上にしっかりしてしまっているので埋もれているという不遇の(?)人です。
シャロンがいなければ色々カッコいいところの見せようがあったと思います……。
シナリオ作業終盤で急遽発生したおまけシナリオでは大活躍でした。
親子ともども何やってんだか、この一族は。

【シャロンについて】
彼は超初期プロットでは、割と温和な中に裏がある系の人……だったのが、
結構キャラ変更してしまいました。
当初はイシュマールとセラを足して二で割ったような性格だったように思います。
しかし、彼の抱えたもの、彼が背負っているものが次第に今の性格を作り上げました。
多分、エンディング後は主を虐げて今までの鬱憤を晴らしていることでしょう。
ちなみに、男性陣の中では1・2を争うくらい嫉妬深いです。鈍器所持。

【レジェッタについて】
熱血君に見せかけてそれほど熱血君でもなく、バカに見せかけてそれほどバカでもなく
純情少年に見せかけてほんとに純情少年というレジェッタ君です。
彼はアスパシア同様キャラにブレがありませんでした。「ダンジョンマップこっちで作るから」と
サイトウ氏に言われて安心してたのに「やっぱ望月さんお願い」と言われたのは良い思い出です。
レジェッタと某氏の地下での会話は、とてもとても形にしたかったシーンなので書けて嬉しかったです。
「男の子」という意味では、一番カッコイイ奴ではないかと思います。

【ヴィについて】
教団語。これに尽きます。
最初、教団語は私はハイリスク過ぎるからやりませんと言って、本当に書かなかったんです。
なので第一稿のヴィ君は普通に喋ってました。口数が極端に少ないダーク系のキャラでした。
が。なんか途中から「あれ、もしかしてそんなにおかしくないんじゃないか?」と洗脳されて今に至ります。
だってシナリオのリテイク指示が教団語で返ってくるんですよ……慣れます。
それが吉と出たのか凶と出たのか……。まぁ、うん。ヴィならなんでもアリじゃないかな……。
第一稿のプロットでは、恐ろしいことにかなり壮絶な彼の死亡エンドがありました。
ヴィルートでは、姫が自主的に最も神に近付いたような気がします。

【イシュマールについて】
イシュマールは、ほんっとに。ほんっと――――に。大変、でした。
実は私は、最初彼の人間性に魅力を感じることができなくて、
何をどうしたらこの人に恋愛させられるかとシナリオの打ち合わせ中に行き詰ってしまいました。
その打ち合わせの場で、サイトウ氏から「イシュマールに何か要素を足すとしたら、『寂しがり』」
と、一言ヒントを頂き、そこから一気にキャラが出来上がったように思います。
押しかけアスパシアとかは、イシュマールの寂しがりという性格が生み出したシーンです。
そしてなんとか動き出したかのように見えたイシュマールルートですが、
彼の最難関は物語終盤にありました……
が、ここで語るにはちょっと長くなりすぎるので、そこは割愛します。
ほんと、大変だったんです。初めてサイトウ氏と揉めました。イシュのアホー。

【ウンバラについて】
ウンバラはもう語ることはないですね。私が語るまでもなく、
言いたいことは自分で喋りまくってます、彼。
彼のシナリオは、味気なく思えるかもしれないんですが
「ウンバラが一番やりたかったであろうこと」を考えたらああなりました。
万が一ファンディスクがあったら大活躍間違いなしな気がします。


以上、メインキャラを駆け足で語ってきましたが、
言いたいことは一つだけです。

皆様、お買い上げありがとうございました。
そしてまだ未プレイの方、是非一度プレイなさってください。
灰色の精霊をお供にキングダムで過ごす時間も悪くないですよ!


 

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望月先生!先週に引き続きありがとうございます!!
即興でイラスト描いてくれた花邑先生もありがとう!!
っというわけで今週はここまでまた来週!

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