「猛獣使いとあと2日」
こんにちは、【猛獣使いと王子様】ディレクター、
デザインファクトリーの中村です。
ついに【猛獣使いと王子様】、今週発売ですね!
【アルコバレーノ!】の時は、
ブログでカウントダウン始めるまで発売日に気が回っていなかったのですが、
今回は結構いよいよ感があります。
いや、どうしても「締め切り」でない日は記憶に残らなくて。(汗
……これも職業病か。
さてさて、今回の開発者コメントは彩色担当Rさんです。
ではどうぞー。
こんにちは、先々週の回でmikoさんからひどいハードル上げをくらった、グラフィック彩色担当のRです。
今回は私が【猛獣使いと王子様】の彩色について、発売前の大切な更新日とは思えないような冷静さで彩色の話をさせていただきます。
まずは、猛獣の彩色の方向性についてから決めていくことになります。【ヒイロノカケラ 新玉依姫伝承】では彩色のH・Iさんが「影の形はとにか鋭く!シャープに!かっこよく!」といけさんに指示をもらっていたので、私もmikoさんにどんな方向の塗り方が良いでしょうかとご指導を願ったところ「おいしく!」といただきました。おい・・し・・く・・?
R「mikoさん、今回は料理シリーズ作品ではないですよ」
miko「そういう意味じゃないよ!」
R「じゃあどういう意味ですか!」
miko「・・・美味しそうな色だよ!」
R「食欲を誘う赤系ですか!!」
miko「違うよ!」
R「道端でみつけたバナナ皮を踏んで転ぶような感じですか!」
miko「遠くなったよ!」
と、もめるもめる。試行錯誤の末、いままでのmikoさんの作品からはイメージがガラッと変わるように、画面の鮮やかさをグッとあげて、1枚のスチルにたくさんの色をおきスチルがキラキラ光ってみえるようにし、某夢の王国のようなファンタジックな方向に帆をたてることとなりました。
それが決まったなら次は塗り方を模索していきます。先々週の回でにmikoさんがすでに話していましたが、この企画のスタートはmikoさんの「ワタシ、ネズミ、カキタイ」でした。中村Dとシナリオライターの山崎さんとmikoさんによってファンタスティックな動物王子物語が固まっていく中、同じ会議室のテーブルで私が考えていたことは人間姿の王子達よりもまず、「毛地獄からは避けられない…!」ということでした。
いざ動物彩色の仕事がスタート……その思考錯誤の過程を少し見ていただこうかと思います。
マティアスの鬣がだいぶ変化していますね、色もサバンナ色から明るく毛並みよく変化しています。マティアスに限らず、動物たちの色はリアルではなく、まるでぬいぐるみのようにモフりたくなるような色に変更しました。
また初期の段階ではなんとかして着色の効率化を図ろうとしましたが、結局、毛を一本一本描いていく、という一番避けて通りたかった着色方法で決定しています。南無。
動物の塗りについてはなかなかにこだわったポイントであります。
このこだわりで少しでもユーザーのみなさんの<もふもふ欲>が刺激できてればとても嬉しく思います。もちろん、人間姿の王子達にも触りたくなるように力を入れてあります。(残念ながら人間姿の王子たちをもふもふはできませんが<笑)
そんな<もふもふ欲>が本作品では「フリーモフモフシステム」によって解消できるかも!です。
(そして通常ゲーム画面ではつぶれがちになっている、こだわりの毛並みがアップでみることのできる唯一のシーンです<笑)
私は一足先にお試しプレイさせていただきましたが、これは・・・ひとりでプレイしていると口元が「~」←こんな感じになります。だいぶ照れます。
『猛獣使いと王子様』公式サイトにてweb版が体験プレイできますが、これに声優さん方のボイスが入るとすごい破壊力です。純粋な気持ちで動物姿をもふもふしていたはずが、声優さんたちの美声でとてもいけない気持ちになってしまうフリームフムフシステム………間違えました、「フリーモフモフシステム」をぜひ楽しんでいただきたいと思います。
あと2日で発売ですね!mikoさんがどきどきしているのを見て心電図をつけてみたい…とたくらんでいるRでした。
あ、あとネタばっか猛獣劇場に動物の塗り方を模索するさいにmikoさんに提出したプレゼンネタ画像をおいていきます。今回の4コマはmikoさんの大のお気に入りのひとつです!動物たちの細かいしぐさがクスッとしますよ。
3コマ目のルシアが本日のおすすめです<笑