オトメイトブログをご覧の皆さん、こんにちは。
【二世の契り】担当、アイディアファクトリーの黒須です。
【夏空のモノローグ】発売おめでとうございます! 【夏空のモノローグ】の発売日はゲーム中の物語がループする7月29日と 重なっているというのは凄く良いですよね!! より臨場感や感情移入ができますし、そういった意味でもより楽しめる 作品になっているのではないでしょうか。 是非、チェックしてみてください!! それでは【二世の契り】の話題に移りますが、このブログの恒例になってきました ゲストブロガーさんは本作のシナリオを担当した、「MAYU」さんに書いていただいています!! MAYUさんは、本プロジェクトのために特別にお呼びしたシナリオライターさんで 普段から色々な文章関連のお仕事をされております。 今回のゲストブログでは、開発秘話から本作にかけた思い等様々なことを 聞かせてくれるのではないでしょうか? 気になる方はどうぞ続きをお読みください!!
皆様はじめまして。
『二世の契り』シナリオ担当のMAYUと申します。
どうぞよろしくお願いいたします。
いよいよ発売まで1ヶ月を切ったのだと思うと、期待と不安で、また胃に穴があきそうです。
どうかプレイしてくださる皆様に喜んでいただけますように。
今回、プロット作成やキャラ設定の、わりと早めの段階から関わらせていただいたのですが、
シナリオを書くにあたって、特に心がけようと思ったのが、
『なるべく、どの選択肢も楽しんでいただけるように』ということでした。
ゲームシナリオが、普通の『物語』と最も違っているのは、
マルチストーリーであるところだと思います。
映画や小説などは、喜劇であれ悲劇であれ、一つのエンディングに向かって
真っ直ぐに進んで行くために、不要な流れは全て切り捨てていかねばなりません。
でも、ゲームはさまざまに分岐して、ハッピーでないエンディングも存在できる。
いや、むしろバッドエンドの方が多いくらい?
そして、この多様性を楽しめることこそが醍醐味、ではないかと。
ですから、『あ、やべ。こっちに展開したらとんでもないことになる(汗)』と
軌道修正が必須の方向に物語が進んでも、
無理に変えたり削ったりする必要は無い。
ゲームシナリオなら『それもアリ。これもアリ』で、
選んだ道がマズけりゃバッドエンドを迎えるだけ。
例えば、某あぶない人のルートで主人公が○○の××にされてしまう、というような――
はい、これ以上はナイショです。
映画とかだったら、『この運命』を逃れるためだけにでも一本作れちゃうようなENDですね。
そして、言うまでもないことですが、周回プレイもぜひご堪能ください。
2巡目以降で新たに出てくる選択肢やルートはもちろん、
幾つかの条件をクリアして初めて登場するエピソードや、
秘かなTRUE ENDというべきものも隠れていたりしますので、
ぜひぜひ、何度も、彼らの物語を辿ってみてくださいね。
それにしても、長い道のりでした。
初期のお話では、『主人公とその姉が永禄3年にタイムスリップして上杉謙信や
山本勘助に出会い、軒猿衆など戦国時代の人々と恋愛する物語』だったものが、
やがて『主人公だけが永禄4年にタイムスリップ』に変じ、
初めは攻略対象でなかった筈のアノ人も攻略可能となり、ルートが増え……
バラエティ豊かになりましたね、色んな意味で。
そうそう、グラフィックの中村さんやプロデューサーの黒須さん他、たくさんの方々が
提供してくださったネタも、ずいぶん使わせていただいたのでした。
いまここで詳しくは書けませんが、『蛍火(けいか)の術』や『チビ謙信の熊鍋話』、『田毎(たごと)の月』など、
私一人では出てこなかったアイディアや、全く知らなかった史実もガンガン盛り込んで、
苦闘の末、ようやくディレクターのnaoさんにお渡しできたというわけです。
皆さま、ご協力ありがとうございました!
とはいうものの、これで終わりではありません。
ここからが、本格的な制作作業の始まりのようなもの。
この段階でのシナリオが、そのまま使われるわけではなく、
naoさんたち社内開発チームとともに吟味し、練り直され、
そこに役者さんたちが命を吹き込み、
中村さんを筆頭とする美術スタッフが膨大な枚数の華麗な絵をあて、
さらに演出や効果、音楽など、さまざまな人々の手が加わって、
ようやく完成したのが、この『二世の契り』ということになるのです。
物語の冒頭で、主人公は『謙信さまの泉』と呼ばれる小さな泉に足を踏み入れ、
そこから永禄4年--1561年の世界へ飛び込むこととなります。
案内役は、稚児姿の不思議な少年。
訪れた先では、上杉謙信公を始め、軒猿衆の美丈夫たちや、渋いおじさま方、
奇妙奇天烈--いやいや、個性的な敵忍びの面々(書いててホントに楽しかった!)も、
皆様を待ちかまえております。
攻略対象であれ非対象であれ、お気に召すキャラや好みのエピソードなど
見つけていただけたりすると、望外の喜び。
どうぞ、心ゆくまで永禄4年の絢爛軒猿ワールドをお楽しみください。
MAYUさんありがとうございました。
初期の段階の打ち合わせでは「ああでもない!こうでもない!」と
皆が討論していた日が、発売前なのに既に懐かしいです。
初期では「全員死んでもいい!?」とか、冗談半分で聞かれたのをつい思い出しました(苦笑)
※今回のゲーム【二世の契り】では、そんな大それたことはしておりません。
さて、【二世の契り】情報です。
■公式HP更新 公式HPはコチラから
・スペシャル プロローグムービー公開
・サンプルボイス追加(サブキャラ)
・店舗特典追加(いまじん)
先週のブログでネタバレしました、吉岡さんの曲「掌中の鳥」で作る
セカンドPV公開とおもいきや、スペシャルではゲームプロローグ映像の公開です。
(2ndPVをお待ちの方本当すいません・・・。もう少しお待ちください。)
冒頭の実際のゲーム画面をちょこちょことコマ切りですが、お届けしております。
どんな情報を公開させてもらっても「百聞は一見にしかず」というように、
見てもらうのが手っ取り早い。
ということでよかったら見てやってください。
サンプルボイス追加(サブキャラ)
「あれ、この前のブログで最後って言ってなかった?」
と、ツッコまれそうですが、それはきっと気のせいです。
ないよりあった方がいい。可能であればそうするべきということで追加配信です。
個人的お気に入りは 千両ボイス②
千両 「美学で飯が食えるか、……」
このセリフを聞いた時に
千両の信念の強さなどを感じると同時に、自分の美学ってなんだろう…
美学を取ることによって、犠牲にしなければいけないことってなんだろうと
深く考えさせられました(苦笑)
いやぁ、「千両、敵にしておくには惜しい!!」
店舗特典追加(いまじん)
中村描き下ろしの図書カードですね。
秋夜と真奈(主人公)が寄り添っているシーン。
お気づきかも知れませんが周りに飛んでいるのは蛍です。
既に公開している秋夜のスチルでも蛍を見ているCGがあるように
ストーリー上、関連性があります。
どんな関連性なのかはお楽しみに。
■「二世の契りpresents カンノユウキ×吉岡亜衣加の『戦国時代へタイムスリッパ・・・なんでやねん』
今週は「何故なに二世」
ゲームに関連する、情報をピックアップ。今回は、秋夜の紹介ですね。
キャラの「意外な一面」「ここでしか分からない情報」などいろいろと
紹介してくれております。
【二世の契り】とは全く関係ないのですが
ちょっと気になったのが吉岡さんの地元“静岡”で、吉岡亜衣加さんブレンドのお茶が
発売されたとか?
「何そのお茶、自分も飲みたい。」
皆さんも良かったらラジオを聞いてみてください。
■新創刊オールジャンル月刊コミック誌「ARIA」 発売!!
二世の契りコミカライズ掲載中。(漫画;櫻井しゅしゅしゅ先生)
先週も御紹介させて頂いたARIAさんですが、ついに28日に発売になりました。
お伝えし忘れておりましたが、なんとこの創刊号には【二世の契り】のゲームメインキャスト
勢ぞろいで74分という極大ボリュームのフルサイズスペシャルドラマCDが特典でついています。
これで価格は650円(税込)!
かなりお買い得かと。
まだキャラの分からない人や、【二世の契り】を早く知りたい方。
これを聞くと各キャラクターが【自己紹介】してくれたり、
上杉側・武田側に分けての【ドラマ】、最後にはキャストさんたちの【インタビュー】
ゲーム発売前に【二世の契り】を体感するにはこの1冊がいいかも。
さて、本作の情報はこれくらいで
今週のバナーになります。本日は【武田信玄】
(ご使用になる際はクリックしてお持ちください。)
サイズ:180x150px 160x600px 200x40px
信玄、良い睨み具合です。
どうぞお持ち帰りくださいませ。
ということで、今週のブログ更新はこれまで。
来週のゲストブロガーはついにあの男を投入いたします。
そうです、ゲームキャラクターデザイン「中村龍徳」
ハードル上げすぎた後で、やりづらいと言われちゃいそうなのでこの辺で(笑)
そうそうブログといえば、キャラクターデザインをされた、いのまた先生が
ご自身のオフィシャルブログで【二世の契り】の可愛いイラストを描かれていました。
是非チェックしてみてください。
それでは、この辺でまた来週
黒須