皆様こんにちは。
【アーメン・ノワール】ディレクターのデザインファクトリーのサイトウです。
本日まず最初の告知ですが、来週発売のB's-LOG様に記事が掲載されます。
やったね
あと、【デザート・キングダム】に続きANに楽曲を提供してくれたReyの皆さん。
この楽曲がまたヤヴァいンっすよ。
すっげーイイ曲なのよ。
早く皆さんに聞かせてあげたいです。
でもまだダメなんですわ。
なので、そのかわりってわけじゃあないですけど
今回の楽曲の制作秘話的なお話をReyのブログで語って頂いております。
『「Rey」の真ん中は"e"です!』 http://ameblo.jp/rey-anison/
先週のDKブログに続いての連動企画になってまして、メイドさんとこでの取材の続きでもあります。
皆様ぜひぜひご覧になってくださいね。
でまあその制作秘話繋がりってわけじゃあないンですが
今回はサイトウが本作【アーメン・ノワール】の企画当初のお話をネタにしようかと思っております。
良かったらどうぞ。
ついでに記事の最後に、他のタイトルに続いてANも約一週間遅れての七夕ネタを用意したので
そちらも良かったら見てくださいね。
事の発端は……
ひょんなキッカケでいけちゃん先生の次回作を担当よろしく!なお話が転がりこんできましてね
いいッスよー!な感じで引き受けまして、着手することになりました。
で
これはサイトウはスコーンっと忘れてたエピソードだったンですけど、
とある呑み会の席でいけちゃん先生にあなたの次回作を担当しますよーとお話をしたのが、
サイトウといけちゃん先生が初めてまともに口をきいたというそもそもの始まりだったってなことを
ついこないだ、いけちゃん先生に聞きました。
(あの時サイトウDが考えている企画をひととおり話してくれたんですが、
それを聞いた私の返事は「いやあの、次にやりたい企画があって……」という、
それよりオレの話を聞いてくれ状態でさりげなくサイトウDの企画を押しのけていたのを
今でも覚えています。BYいけ)
じゃあ今度デート(という名の企画会議)しよっか?という話になり、会って間も無いのにデートフラグが!
というわけで、机上デートイベントという企画ディスカッションへと進展しました。
で
その席で渡されたのが当時名無しのデザインラフだった『ソードさん』と『エルくん』でした。
この二人は今見てもそのまんまって感じです特にソード。そんでそれを出しながら。
「ヒイロの次は黒コートが描きたい!絶対にだ!」
という半ば脅迫めいた勢いの叫びが、そのときのいけちゃん先生の第一声。
なのでサイトウは「はいはい」っと二つ返事で応え、このデートイベントはたったの2ワードで終了。
いやほんとはもっと長く話してましたよ。どんな要素を入れたいかの話に関しては
大体「組織もの」と「大人キャラ」と「黒コート」についての延々ループだった気がします。
そっからサイトウはいけちゃん先生からこっそり頂いたラヴレター(という名のテキストメモ)を元に
企画の概要を練って行きました。
それには以下のようなことが書かれていました。
――主人公は対立する2つの組織の勝敗を決める特別な力を持った非常に重要な存在で、
その2つの組織は両軍の命運をわける存在である主人公を奪い合う。
――いや冗談じゃなくマジです。まるでハリウッド映画でも作ろうといわんばかりの内容。
もうちょいそのラヴレターから引用してみると
・主人公がものに触るとそれがたちまち武器に変形!
・攻略対象が、政府の実験で生物兵器にされ、脱走したイケメンたち
・で、体の一部が武器になる
・主人公の取り合いで「私困っちゃう!」いわゆるハーレムである。
・生物兵器側と政府側で「ドブネズミどもが!」「政府のイヌどもが!」なんて罵り合いがあったら最高
最後の一文がもはや意味不明。とりあえずそんな感じのがズラーッと書かれていたわけで。
なのでサイトウはそのラヴ(という名の要望)にマジで応えました。
そして色々と試行錯誤の上で生み出された企画第一稿がこれだ!なんて、全部は見せられないので
概要をちょいとツマんでお話すると……
『人間を抹殺する兵器が人類を地上から排除』
『兵器でありながらも戦いによって進化』
『自らを自動製造するプラントによって無限増殖』
『攻略対象はプラントによって製造された超ロボットな生命体』
『主人公も超ロボット』
という感じの内容が詰め込まれた、攻略対象も主人公もロボットで人間が一人もいない状態の、
登場キャラはみんなロボットにしちゃったある意味いけ得な企画が出来上がったわけです。
まぁ、当然のことながらボツになりまして。
今思えば色々無茶振りでボツになっても仕方ない内容だったなぁなんて思うわけです。
で
ストーリー方面の製作過程だけではつまらないと思うので、
ここでグラフィック側の話も聞いてみましょう。
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こんにちは。グラフィック担当の諫山(イサヤマ)と申します。
【ヒイロノカケラ 新玉依姫伝承】(略称ヒイロ)からの方はお久しぶりです!
こちらはポータブル版も無事に発売が決定し、追加シナリオはなんと学園祭!
メイン攻略キャラとのイチャイチャは勿論、なんとあのサンバ兄弟と×××…!?
こちらも是非是非注目してくださると嬉しいです。
話を戻しまして【アーメン・ノワール】(略称AN)のお話を。
まだまだ情報は出ていませんが、嬉しい事に続々とメールを頂いております。
ANの制作は去年から動いていまして、早く皆さんにANという作品を知って頂きたく
このタイトルが世に出る日をスタッフ一同心待ちにしていました。
なので、直接お声を頂くことが出来て本当に嬉しいです。ありがとうございます!
「ANの絵柄に惚れました!」というメールも頂きまして、
私も思わず「ですよね、ですよね!かっこいいですよね!」とニヤニヤと顔が綻んでおります。
ヒロインのナスカも気に入って下さっている方も多く、あの大胆に露出している太腿に魅了されている方や、
中には声優さんをつけるならこの人を希望します!という方も。
もしもANがアニメ化なんて流れになったら是非参考にしたいと思いますよ!
さてさて、サイトウさんが上で制作秘話について少し触れていますが、
私からもグラフィック側のお話を……。
いけさんがサイトウさんに渡したというソードとエルのラフ。
今月のB's-LOGを読んでくださった方はご存知かもしれませんがこの二人、
モチーフが桃太郎と浦島太郎という風に語られています。
なぜこの二人だけ?と思った方も多いかもしれません。
今回はソードとエルの誕生秘話を、私から語らせて頂きますね。
ヒイロ製作中のある日の昼下がり。
mikoさん達が【猛獣の使いと王子様】の企画を進めている中、
「私たちも次のタイトルはどんなのがやりたいのか決めよう。」
と、いけさんからお声をかけられて、早速どんなものがやりたいか小会議。
そこで上がったコンセプトは「組織もの」「黒コート」「ヒロインが対立する組織からひっぱりだこにされる」。
この時、ディレクターがサイトウさんになると正式に決まっていなかったので、
二人で大まかな物語など考えたりもしました。
「要塞都市!」とか「ヒロインが武器を強化する力を持っている!」とか「人外!人外!!」などなど。
その話の中で「昔話に出てくるキャラクターを、黒コート近未来風にアレンジする」という案が出ました。
いけさんがキャラデザをする際に何かモチーフがあった方が描きやすいということで、
この案で試しにキャラデザをする事に。
そして仕事の合間をみていけさんが生み出したキャラクターがこの二人。
桃太郎モチーフに浦島太郎モチーフ。これが現在のソードとエルです。
ソードの桃太郎要素は陣羽織のようなコート、エルの浦島太郎要素は髪型と髪飾りに出ていますね。
この後にサイトウさんと組むことが決まり、現在のANのストーリーが出来上がるまで
この二人はずっと「モモ」と「ウラ」と呼ばれたりしていました(笑)
これが、二人のモチーフが桃太郎、浦島太郎と語られていた理由です。
実は牛若丸や金太郎、一寸法師も少しだけデザインされていたのですが、
これは設定資料集や後に発売されるであろうファンブック等に載るのではないでしょうか。
と、グラフィック側の制作秘話はこんな感じです。今後も少しずつ語っていこうと思います!
それでは最後に、先週行われた七夕イベントに参加していなかったANラインから
皆様へハンター三人組の4コマを用意しました(笑)
下の画像をクリックすると大きめの画像が表示されます!
ノワール、ソード、エルは基本的に日常生活やら世間一般の常識的な知識が殆どなかったりするので、
突っ込み役が現れるまで終わることの無い天然ボケのループが延々と続きます。
多分このオチの後も、ノワールとエルが自己解釈「タナバタ」をソードに説明し、
ソードもまた「棚が……動くだと……。(新種のCAか。)」と真に捉えたりするのでしょう(笑)
まさにボケボケトリオ!そんな所が彼らの魅力です。
本編でも、ソードさんがこの天然の魅力を発揮してたりします。見た目はクールなのに!
そんなところも期待して(笑)頂けると嬉しいです。
それでは、長々と失礼しました。
来週発売のB's-LOGでは世界観の詳しい説明や、キャラクターの関係性だったりと、
より詳しい情報が出ると思うのでお楽しみに!
今後ともANとAN公式サイトとAN掲載紙様とこのANブログを宜しくお願いします。
それと【ヒイロノカケラ 新玉依姫伝承ポータブル】、こちらも是非よろしくお願いします!
ではサイトウさんに戻します。
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どうもありがとー。
てなわけで、ストーリー&グラフィックに関する製作秘話でした。
それでは続きはまた今度ってなわけで今週はこのへんでまた来週!!