「猛獣使いとダイナマーイ その2 真相究明編」
こんにちは、【猛獣使いと王子様】ディレクター、
デザインファクトリーの中村です。
本編発売からもうすぐ2ヶ月が経とうとしている今日この頃。
そろそろ、「あれ」の真実について語る日が来たようです……。
つか↑のタイトルですでに出ているのですが、
本作屈指の迷言である「ダイナマーイ」です。
あれなんですが……、実は誰が指示したわけでもない、
「ある指示」を見た鳥海さんのアドリブなんです。
限定版を購入した方は知っていると思いますが、
全ての発端は特典のドラマCD「猛獣劇場 ~3匹の子ブタ」の収録時でした。
猛獣使いは本編より先にドラマCDの収録を行ったため、
この時、声優の皆さんはまだキャラクターの演技が固まっていません。
そのため山崎さんによるキャラクター説明から収録はスタートしました。
説明収録後、さっそくドラマCDの収録がスタートします。
が、作中で劇が始まった後、台本には次のような注意書きが……。
「アルフレートの劇中のセリフは全て棒読み」
これを見た鳥海さんが、
鳥海さん「【ああ、こんなところに美味そうな子ブタがいる。
腹ごしらえに、あの子ブタたちを食うとしよう】」(棒読み)
音監&中村D&山崎「……!?」
そう、ここであの「ダイナマーイ」に通ずるあの演技が誕生したのです。
唐突だっため、収録ブース内の他の声優さんも吹き出す始末で、
スタッフも一瞬戸惑ったのですが、次の瞬間には「面白いからいっか」で意見が一致。
こうして収録は進んでいきますが……、
良く考えるとこのドラマCD、アルフレートはほとんど棒読みセリフ。
有名声優さんに棒読み演技をしていただくあの背徳感……、
ちょっぴり自分が大物になった気分がしました。
こうして終了した収録から会社へ帰り、
スタッフにそれぞれのキャラクターの声の具合を聞かれた際の会話は以下のような感じ。
スタッフ「アルフレートの鳥海さんはどうだった?」
中村D「すっごく棒読みでした」
スタッフ「!?」
こうして本編収録に至り、あの「ダイナマーイ」が誕生したわけです。
上がってきた4コマを見た時から、今回の仕様上(効果音も声優さん担当)
この「ダイナマーイ」は鬼門だな……!
とか思っていたのですが、上がってきた声を聞いて爆笑しました。
そこへ、今回は公式HPでサンプルボイスも公開すると聞き、
発売を待つファンの皆さん達に、良いネタ……いえ話題を提供できると思い、
即決でサンプルに決定した次第です。
残念ながら現在はもうサンプルボイスを聞くことが出来ませんが、
1番、2番とアルフレートの声を聞き、期待が膨らんだところで現れるまさかの棒読み。
驚いていただけたでしょうか?
しかし感想メールなどでもちょくちょく使用されているのを見ると、
どうやら猛獣使いと王子様のネタセリフ筆頭として定着したようで何よりです。
……ちなみに、スクリプトスタッフだけの特権として、
社内であのボイスを某新選組の斎藤さんの絵と合わせて再生したのはここだけの秘密。
では、相変わらずオチてないですが今週はこのあたりで。
また来週お会いしましょう。
ではではー。
と見せかけ、今回も実はネタ担当の中村です。こんにちは。
↑の記事をシステムパーツ担当のSさんに見せたところ、
即興でネタを作ってくれたのでそれをアップ!
なお、壁紙は現在弾切れ中。
何か代わりを用意しなければ……。