二世の契り その15

オトメイトブログをご覧の皆さん、こんにちは。
【二世の契り】担当、アイディアファクトリーの黒須です。

皆さん御身体大丈夫ですか?
1日で気温の温度差が15度とさすがに体調を崩しそうになりますよね。
本当にどうなっていることやら。

さてさて、本日のラインナップはちょっと少なくて大変申し訳ないのですが
週間なのでどうかご容赦くださいませ。

・ 公式ビジュアルファンブック情報2(二世の契り最新情報)
・ バナー艶乃
・ 高坂弾正昌信(番外編)

とこんな感じですが、どうぞ最後までお付き合いくださいませ。

続きをどうぞ。
 

【二世の契り】最新情報

■ 【二世の契り】公式ビジュアルファンブック情報2
 

発売日 11月1日(月)
 

先週発表させていただきました【ビジュアルファンブック】ですが早速色々なご質問がきておりましたので現段階でお答えできる範疇で情報公開いたします。

Q、限定版の設定原画集との違いはどんな感じでしょうか?

A、【二世の契り】の設定原画集だけでは収録しきれなかった他画像が“まだまだ”たくさんあります。全体的にサイズも大きく、未公開ラフや各種インタビュー等が掲載されています。
例えば
・写真付きインタビュー:暁月役 近藤隆さん  雅刀役 前田剛さん のお二人
・いのまた先生書き下ろしラフイラスト+コメント
・インタビュー 中村/nao/黒須
もちろん新規書き下ろしとして中村が表紙や中でも担当しております。
サイズ的にもPSP画面で見る以上に大きく全スチルを網羅。また全背景画像からルート攻略情報も掲載とこんな感じです。

Q、店舗特典はありますか?
A、はいあります。店舗はまだ確定しておりませんが3点ほど中村書き下ろし(スミ1色)のイラストカードをご用意する予定になります。
こちらの情報も決まり次第ブログでも情報を公開していきたいと思いますのでいましばらくお待ちくださいませ。

〇その他新情報
Iちょのラジオにて、“来週木曜9月30日の夕方頃更新回”にて中村がゲスト出演予定です。
こちらでは、メインパーソナリティの前田剛さんや小林眞紀さんと一緒にビジュアルファンブックの話や開発秘話などちょこちょこ公開いたしますので是非ご試聴くださいませ。

〇表紙画像の公開予定日

公式HPTOPにて来週更新予定です。

■ 公式HP
・キャラクター人気投票開催中


【二世の契り】関連情報は以上となります。


■バナー 艶乃
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※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
ご注意ください※本物語はパロディになります。
また、本編をお楽しみ頂いたのちの閲覧を推奨致します。


「高坂弾正昌信」(番外編)


【勘助流】秋の夜長の過ごし方の巻

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躑躅ヶ崎館 某所

(月明かりのみに照らされた庭に一人の男が立っていた)

勘助「・・・・・・今宵の月も、まこと美しきことよ」

(月を見つめたまま、男は静かに語る)


勘助「さて、人気投票の件もあと残り1週間をきったか・・・」

勘助「今のところ大勢に変化はなし・・・ まあ、変化のしようがなかろうがな、ふふっ」

勘助「さぞ、高坂も憂いているころであろう・・・」

勘助「しかしながら、その様子を見に行きたくとも“御方”からくる仕事も無視できぬでな、くやしながらもいましばし待つとしよう」

(秋の香りを漂わせる涼やかな風があたりに吹き抜ける)

勘助「いや・・・しかし・・・・・・ ただこのまま時を待つようでは興も冷めるというもの」

(何かを思いたった男はゆるやかにゆっくりと告げる)


勘助「・・・だれかおるか?」

(すっと、さきほどまでは誰も居なかった屋敷の影より人影が現れ、身を潜めながら申し上げる)

影の者「はっ、ここに」

勘助「ちと、頼みたいことがある」

勘助「まず第一に、今宵より海津城に赴き逐一高坂の動向について報告をしろ。」

影の者「御意」

勘助「同時に、“御屋形様の命であるという体にて来月あたりにこちらに必ず登城せよ”と申しつけよ」

影の者「はっ」

影の者「おそれながら申し上げますが、特に理由もなしに仮にも”海津城代”をお呼びになるのはいくばくか都合が悪く思いますが、それにただの伝令だけでは何かの策略かと疑われればそれまでかと」

勘助「まあ、そう、焦るでない」

勘助「まず、理由については“ない”からこそ“よい”のだ」

勘助「もし、理由がはっきりしていては・・・ 高坂のことだ何かしら手を打ってくるであろう。何より来月を指定したうえで“理由を伝えない”御屋形様からのお呼び出し

(少しためてから伝える)

勘助「・・・これは焦るぞ」

勘助「俺だったらば、それも楽しめるであろうが、高坂のことだ日に日にあせり、色々なことをおもい、また行動を起こすであろう」

(ただ、ひたすらに力強く)

勘助「俺はそれを楽しむのだ」

影の者「なっ、なるほど・・・」

影の者「では、疑わさせぬ方法はいかがいたしましょう?」

勘助「ああ、それか、それは簡単なことだ」

影の者「は、はぁ?」

勘助別に疑われてもかまわぬのだ。それもまた楽しみというもの。ほれ、この御屋形様の“印”のついた文を渡しておけば疑っていたところで、ここにこなければ、命に背くことになる」

影の者「御意・・・ま、まことおそれながら再び申し上げますが何故そのような印を?」

勘助「ああ、俺は軍師だからな」

勘助「御屋形様のお傍で報告する文書など山のようにある。その中の1枚に紛れ込ませ、適当な理由をつけておけば幾らでも手に入るのだ。あと、高坂が来ることは何かしら都合をつけ御屋形様にもお伝え申し上げておくので案ずるでない」

影の者「か、かしこまりました」

勘助「ちなみに“こういった時のため”他にもあと数十枚あるが、知りたいか?」

影の者「に、任務がありますゆえ、ご遠慮願いもうしあげます」

(少しだけ残念そうに、だが少し嬉しそうに)

勘助「・・・・・・そうか」

影の者「では、これにて」

勘助「あぁ、そうだ」

影の者「はっ、まだ何か?」

勘助「必ず、高坂の草の者がこちらに来るであろうから必ず捕まえ、ここに連れてこい。少しその者に“他愛もないこと”を頼みたいのでな」

影の者「ぎょ、御意」

(そういい残すと、影の者はその姿を消した)

(あたりに再び心地の良い、秋の香りを漂わせる涼やかな風が吹き抜ける)

(男は月を眺めながらこうつぶやいた)

勘助「ふふ、今宵の月を高坂はどのように見ているのか・・・」


(そして、息をゆっくりと吐きながら小さくつぶやく)

勘助「まこと、この世は面白い」

 

(完)

 

なるほど、策士ですな。

 

さて、今回のブログはここまで、最後までお読み頂きましてありがとうございました。
色々な御要望などここ最近たくさん頂いておりますが、出来るだけおこたえできるよう頑張りますのでご感想・応援のメッセージまだまだお待ちしております。

それではまた来週

黒須
 

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