皆様こんにちは。
【CLOCK ZERO ~終焉の一秒~】担当、デザインファクトリーの島です。
今週は更新日が一日遅れてしまいまして、申し訳ございません!
S.Y.Kのときから水曜更新で続いてきたというのに……悔しい!(なぜ)
ということでお待たせしました。一日遅れのCZブログ、よろしくお願いします。
さてさて、ここ最近の島といえば。
……ウィッチマンが愛しすぎてどうしよう。
唐突すぎてすみません。
荒んだ心を癒したい方は、ぜひ総合インフォメーションへ(笑)
なんかこう、ココロ揺さぶられますウィッチマンには……。
そういえばもうすぐハロウィンですね。去年もブログ更新時に記事内でゆるーく
やらかした記憶がありますが、今年もささやかにゆるーくやらかす予定です(笑)
オトメイトモバイルでは待受としても配信するので合わせてお楽しみください。
そういえば、ハロウィンって恒例の台詞あるじゃないですか、
「お菓子くれなきゃイタズラするぞーっ」ってヤツ。
あれ、台詞そのままキャラに言わせるだけで面白いですよね。
鷹斗「お菓子くれなきゃイタズラするよ♪」
他意はない。他意はないはずなんだ……!(笑)なのになんでこいつは…!
他キャラはハロウィンのときをお楽しみに。カオスになりそうです。
それでは、さっくりとCZブログいってみましょうー。
▼B's-LOGにて情報掲載!
発売一ヶ月前ということで、今回もどどんと盛りだくさん情報掲載!
いやホント盛りだくさんです(笑)ぜひぜひチェックしてくださいませー。
・ココだけの、原画・ナガオカの描きおろし!
印象的な描きおろしは、神賀・放浪者・撫子の三人。
B's-LOG独占描きおろしとなっておりますので、必見ですよ!
・プロローグ&新規イベント公開
プロローグシナリオをチラ見せ!
さらに気になる大人verとの密度の高いイベントCGも公開しております。
放浪者との雨宿りイベントと、反逆者に襲われ……ごほん、押し倒されるイベントCGです……(笑)
どちらも物語後半の重要イベントなので、どんなお話が展開されるのかぜひお楽しみに。
・連載企画は寅之助のターン
これまでキャラ見せのタイミングをうっかりはずしていた寅之助のターンです。
いや、うっかりというか、本当にタイミングを逃しただけなんですけど(笑)
寅之助が抱えているのは、常に自分の中にある苛立ちです。
自分でもコントロールできないところにあるそれは、思春期特有のものとも思えますが……。
そんなトゲトゲしい彼と、撫子のちょっと不思議な関係性は、本編の中でもクローズアップされています。
今回はその一端を、SSでチラ見せ。普段は気のいい子なんですけどね(笑)
彼と撫子の価値観の相違や、その問題点はまたキャラ紹介のときにちょろっと語るとしましょう。
▼公式サイト更新!
・放浪者、ビショップ、反逆者、哲学者のサンプルボイス公開!
一気に公開されました! 如何でしたでしょうか?
私は改めて聴いて色々と動揺しました(笑)あっ、メールでご質問頂いたのですが
「ビショップや反逆者は甘い台詞とか言うんでしょうか……?」とのことですが
ちゃんとデレますよ……(笑)これ、乙女ゲームですからね。そりゃもう……
島が「や、やめろおお……」と羞恥にまみれる感じにはデレていると思います……。
・4コマ連載開始!
見ましたか。身内ぼめで申し訳ないですけどこの可愛さ。見ましたか!(笑)
今回はトラの4コマだったはずなんですけど、終夜が出張ってます。まあ……殿だし。
こちらの4コマも毎週更新していきますので、お楽しみに~。
ちなみにトラくんはよくスタッフ内でも「テンプレ」と呼ばれますが
終夜の妄想のようにただのテンプレ君ではないのでご安心(?)を。
でもテンプレっていいよねっていう……トラは不良のテンプレがよく似合う(笑)
・連載企画 ~君の秘密を暴きます~ 開始! ターゲットは反逆者。
こちらも始まりました。率直に言えば本編の台詞抜粋をしてキャラクターに
ちょっと恥ずかしい思いをしてもらおう、な企画です。今回は反逆者が
ターゲットになっております。相手が情報屋なので、けっこう殺伐とした
感じになってますけど、あれでいて本人けっこう恥ずかしい思いしてます(笑)
反逆者との恋愛は、恐らくいちばん「危険」な感じです。
おおいに振り回されることになるので、彼の性質を受け入れることがまずは
大きな課題になるかと思います。穏やかな部分と危険な部分を併せ持った
彼に振り回されたいというお嬢さん、ぜひどうぞ(笑)
ちなみに次回はビショップのターンです。
この子もまた、引き出すのに色々苦労しそうだなあと思いつつ……お楽しみに!
・サウンドトラック発売決定!
前回もお知らせしましたが、メニューの「サウンド」から、サントラ発売の
お知らせページに飛ぶことができます♪ 詳しくはこちら→サントラ詳細ページ。
今から楽しみで待ちきれないのですが! 2010.12.15 ON SALE! です。
主題歌・挿入歌・ED曲に加えて本編内のBGM22曲がフル収録ですよ。
こちらもよろしくお願いしますねー。
▼キャラ紹介コーナー ~加納理一郎の日常~
さて、キャラ紹介も第二回目です。トップバッターは鷹斗からでしたが皆さん如何でしたでしょうか。
キャラ紹介を書くときは初期の設定やシナリオをちょこちょこ読み返して、改めて自分の中で
キャラクターと向き合う作業なので、大変ですがすごく楽しい作業だったりします。
ちょっとでも魅力が伝わればいいなあと思いつつご紹介していますので
楽しみにして頂けたら嬉しいです。まる。
前回と同じく、あまり知りすぎたくない! という方はご注意くださいねー。
ということで、今回は加納理一郎くんの出番です。
お客様や社内スタッフの反応からもすっかりいじられキャラな彼(笑)
今週はそんな理一郎のキャラクターに迫っていきましょう。
それでは、まず簡単にパーソナルデータから、どうぞ!
名前:加納理一郎(かのう りいちろう)
年齢:12歳
性格:クールであまり人と関わることを好まない、冷めた小学生。
幼馴染の撫子とは腐れ縁で常日頃一緒にいるが、憎まれ口の応酬が日常茶飯事。
環境:加納外務大臣の息子で、この歳で茶道の師範免状持ち。実際、腕もかなりのもの。
休日の過ごし方:パズル・クロスワード
@円
「パズルがお好きなんですか、りったんさん。渋いですね」
@理一郎
「渋いかどうかはわからないけど……唐突だな、お前。どこから出て来たんだ」
@円
「ドアを開けて入って来ましたけど」
@理一郎
「……ああ、そう」
@円
「りったんさんのキャラ紹介を手伝って欲しいと頼まれたのですが
せっかくなので、央のキャラ紹介をしてもいいですか」
@理一郎
「どういう流れでそうなるんだよ」
@円
「兄のキャラクター性、その魅力を伝えることは
弟である僕の義務だと思うからです」
@理一郎
「そうじゃなくて……今ここで、央は関係ないだろ。
オレはべつに、自分の紹介をしてもらわなくてもいいけど」
@円
「でも、誰かしらのキャラ紹介をしなければ話が進みません。
……あ。そうですね、わかりました。それでは進めましょう」
@理一郎
「おい。誰と会話してるんだお前は」
@円
「気にしないでください。解決方法が見つかっただけです。
では、まず【簡単な自己紹介をお願いします】だそうです」
@理一郎
「……加納理一郎。12歳。6-A組」
@円
「それだけですか。
上のほうでは茶道をやっていると書かれていますが」
@理一郎
「まあ、やってるけど。
わざわざ言うほどのことでもない」
@円
「そうですか。ちなみに央は料理が得意です」
@理一郎
「知ってる。っていうかどうして央が出てくるんだ。
お前、さりげなく央のキャラ紹介混ぜる気だろ」
@円
「それでは、次に行きましょう。
【平日の一日を教えてください】だそうです」
@理一郎
「……無視かよ。
っていうか前回の鷹斗のときも思ったけど、平日なんてどいつも
それほど違いないだろ。普通に朝起きて、学校に行くだけだ」
@円
「撫子さんとは、毎朝一緒なんですよね」
@理一郎
「……家が近いから」
@円
「家が近いというだけで、毎朝一緒に登校するものなんですか」
@理一郎
「うちは親同士が昔から仲良かったからな。
……あいつの親父さんから頼まれてるんだよ」
@円
「幼馴染というのも色々あるんですね。
ちなみに、ぼくは毎日央と一緒に登校します。
央の好きな朝食はフレンチトースト、飲み物はオレンジジュースです」
@理一郎
「……お前、自分のキャラ紹介のとき困らないか?」
@円
「? 特に困りません。央の魅力は何度伝えても伝え切れませんから」
@理一郎
「……あ、そう」
@円
「それでは、次に【休日の過ごし方を教えてください】」
@理一郎
「特にない。宿題して、暇だったら本とか読んでる」
@円
「上のほうでは【パズル】と書かれていますが」
@理一郎
「……暇つぶしにやるだけだ」
@円
「そうですか。撫子さんからの情報によると
【理一郎がパズルに苦戦しているときに話しかけると
すごいオーラで牽制されるの。それほど好きなのよ】とのことですが」
@理一郎
「あいつ、また余計なことを……」
@円
「ちなみに、央の休日の楽しみはアニメ鑑賞です。
特に今ハマっているのは、ひとりの少女をめぐって
正義の戦隊が悪の秘密結社と戦うというベタな子供だましの番組です」
@理一郎
「なんかどっかで聞いた設定だな」
@円
「それでは、最後に【撫子さんへのメッセージをどうぞ】」
@理一郎
「特にない」
@円
「それだとこのコーナーが終わりません。
ぼくはこの部屋から出れず、央の勇姿を見逃すことになります」
@理一郎
「勇姿って……あいつはまた何やってるんだよ」
@円
「央はいついかなる時も、伝説を残しているのです」
@理一郎
「……とにかく、ないものはない。
大体、毎日一緒にいるのに言うことなんてあるかよ」
@円
「そうですか。
では、撫子さんにはぼくのほうから代弁して伝えることにします」
@理一郎
「ちょっと待て。何を伝える気だ」
@円
「央が、【りったんはきっと恥ずかしがるはずだから、
僕たちが代わりに考えてあげよう!】と言ったので
昨日ふたりで夜なべして考えました」
@理一郎
「……とてつもなく嫌な予感しかしない」
@円
「力作だと思うのですが。ちなみにこんな感じです」
――撫子へ。
いつも、素直になれなくてごめん。
本当はオレは……オレは、いつだってお前のこと……。
……クソッ、こんなこと言えるはずないだろ。
オレがお前を想う気持ちは、そんなに簡単に言葉に
できるものじゃないんだ。だって、オレは――――。
@理一郎
「や・め・ろ」
@円
「これからがいいところです。
りったさんは撫子さんを想って冒険の旅に出かけるのですが、
その壮大なオチに、央は感動して涙を流していました」
@理一郎
「自分で書いて感動してどうする。オレは鳥肌が立ったぞ」
@円
「いえ、これを書いたのはぼくです。
鳥肌が立ったなら、りったさんも感動している証拠です」
@理一郎
「気色悪くて鳥肌が立ったんだ。
……ていうか、お前が書いたのかよ、コレ……」
@円
「で、どうしますか」
@理一郎
「…………言えばいいんだろ。
とりあえずそれは捨ててくれ」
@円
「わかりました」
@理一郎
「……本当に、今更お前に言うことなんてないんだけど。
何年付き合ってやってると思ってるんだよ。
まあ、可愛げがないのはもう少しどうにかしたほうがいいと思う」
@円
「愛情の裏返しというやつですか」
@理一郎
「違う。
……とにかく、お前が変なトラブルを起こすと
オレまで巻き込まれることになるんだからな。
それは忘れるなよ。それと……」
@円
「それと?」
@理一郎
「課題が始まって、交流する奴が増えたのは
オレにとってもお前にとっても悪いことじゃないかもしれない。
けど……」
@円
「けど……?」
@理一郎
「……もういい。言うことはこれくらいだ。オレは帰るからな」
@円
「では、続きは央に任せておきます」
@理一郎
「任せるな。終わりだって言ってるだろ……!」
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はい、手始めにこんな感じですが、長いよ君たち……!(笑)
円が来ると、ホントまとまらなくなるんだ……誰だこの配役考えたの。
ちなみに円くんとの会話はコツをつかむとスムーズに進むようになります。
そのコツは本編でどうぞ(笑)
ということで、理一郎の日常などをちょろっとご紹介しました。
いやー、なかなか素直にならないですね。クールで大人ぶっていても
やはりまだ12歳の小学生。自分の気持ちに素直になるにはもう少し
イベントが必要なようです(笑)
特に撫子に対しては、近すぎる距離というのが邪魔をしているのかも
しれません。そのあたりも含めて、それではがっつり語ってみましょう。
▼はじめに
理一郎の恋愛テーマはずばり、【幼なじみ】。これに尽きます。
撫子と理一郎は本当に小さな頃からずっと一緒に育ってきた幼馴染です。
それゆえにお互いを知りすぎている。けれど年月が経つにつれて、
環境が変わっていくにつれ、その関係性も少しずつ変化していきます。
変わっていくものと、変わらないもの。それは本作全体のテーマ性になって
いるものでもありますが、撫子と理一郎の関係性にも当てはまります。
その関係がどう変わって、変わらないのか。そこに注目して頂きたいです。
「物語前半」では幼なじみならではの二人のエピソードが盛り込まれ
ていますがどこか似たもの同士で素直になりきれない二人は、物語を
進めていくうちに変化のきざしを見せることになります。
関係性が関係性なので、やっぱりこの二人もホント甘酸っぱいです(笑)
そんな理一郎の、本編からのオススメ台詞抜粋はこちら。
理一郎「……変わらないのは、オレのほうだ」
……これ、抜粋しようとイベントを見返して赤面するというオマケが
毎回ついてくるんですけど、もうホントこれはぜひ本編でお楽しみください(笑)
素直じゃない理一郎が、素直になるきっかけや、「幼なじみ」という
他の誰にも変わることのできない「特別」なポジションに萌えてもらえたら嬉しいです。
そして「物語後半」。物語前半から、理一郎との関係性はまたちょっと変わってきます。
ですが「変わらないもの」が必ずあり、二人だけが共有している記憶や思い出は
理一郎との物語ではなくしてはならないものです。
さらに、「理一郎」と対になる存在である「放浪者」は撫子を助けるという目的の
ためだけに動いていますが……それが本当に彼女のためになるのか、それもまた
物語のキーになってくるところです。
「すれ違い」と「特別感」、そんなキーワードも盛り込まれている物語です。
▼開発当初は……
理一郎は鷹斗よりも、さらにブレがなかったキャラですが、制作初期は
もうちょっと子供ぽかった記憶があります。初期シナリオを進めながら、
口調の細かいところを調整していました。
鷹斗と並んで、最初のほうから確立されていたキャラです。
そうそう、CZの第1稿の企画書では、じつは鷹斗と理一郎、撫子の
3人で幼なじみという設定でした。わかりやすく正反対の性格をした
二人の幼なじみだったのですが物語の構成上、幼なじみは理一郎のみに
切り替えた経緯があります。
二人は性格も立場も物語の展開も、正反対ところに位置づけられてます。
特に物語後半は各々に目的があるため、別の場所から鷹斗は鷹斗の、
理一郎は理一郎のやり方で撫子の未来を望もうとするのですが……
唯一共通するのは、過去にとらわれている、というところかもしれません。
▼収録思い出話
理一郎はクールですが、中に熱いものを秘めているキャラでもあるので
その調節が難しそうだなあと思いつつ収録に臨んだのですが、
前野さんはピンポイントで、「クールだけど熱い」を表現して下さいました。
たとえば珍しく声を荒げるときや、感情をおさえて小声で囁くとき。
12歳の理一郎の持つ、思春期の複雑な感情をシーンごとに演じて
下さっています。
特に印象に残っているのは、「幼少期の理一郎」。
じつは幼少理一郎も前野さんに演じて頂いたのですが、これが本当に
可愛いのです。やってみてもらってもいいですか?とお願いしたところ、
爽やかにご快諾頂きテストをもらって一発でOK。か、かわいい……!
そして忘れてはならないのが、放浪者。
普段はクールで寡黙なタイプの彼ですが、熱くなったときや、特に「デレ」シーンは
机に突っ伏しそうになりました。公式サイトのサンプルボイス3でその片鱗を
お見せしましたが、無意識なデレは破壊力が強かったです……。
クールでありつつも、意地っ張りなところや、熱いシーンや素直になるところ、
様々な理一郎を演じて頂き、魅力あるキャラクター性を引き出して頂きました!
▼理一郎のオススメポイント
それでは最後に、理一郎のキーワード兼オススメポイントを。
「約束」「つかめない距離感」「ずっと、隣にいたのに」「永遠の味方」
「似たもの同士」「思い出の共有」「どこにもいない」「無力感」「茶道の三音」
「【私】はここにいるのに」「四葉のクローバー」「二度と、失いたくない」
「近くて遠い」「なにも話してくれない」「何があっても変わらない」
理一郎の物語は、正直すごくじれったいです(笑)けれどそれは彼の強い
想いや決意、悲しみからくるものであり、不器用な彼らしいお話となって
いますのでぜひその苦悩を一緒に受け入れてもらえると嬉しいです。
あー……長い(笑)ここまで付き合ってくださった皆様、ありがとうございます。
それでは、また来週お会いしましょうー。