二世の契り その18

オトメイトブログをご覧の皆さん、こんにちは。
【二世の契り】担当、アイディアファクトリーの黒須です。

ついにキャラクター人気投票結果発表が行われました。
皆さん予想通りでしたか?
やはり勘助は凄かったです。
そして、人気投票全体の投票数も合計3000票を超えていて本当に嬉しかったです。
※ちなみに高坂は基本として一人一票ですので総投票数にはさすがに数えていません。

一応、公式でもゲット出来ますがこちらにも御褒美画像を貼っておきますね。
ぺたぺた

kekkahappyougohoubi.jpg
 

さてさて、画像は凄いことになっておりますが、本日のブログでは
キャラクター人気投票の中間発表時に穴の開いていた答えも出します。
現在の順位を比較して楽しんで頂けたら幸いです。

続きをどうぞ
 

中間発表時 9/16時点

1位 山本 勘助  641 
2位 秋夜            322 
3位 雅刀            315 
4位 暁月            189 
5位 刀儀 兼久  114 
6位 上杉 政虎  097  
7位 翠炎              88 
8位 瑠璃丸          82 
9位 小島 弥太郎 48 
10位 白羽 真奈 34  
11位 蛇陣            13 
12位 鱗童子        12 
13位 武田 信玄   9   
14位 千両              8  
15位 傀儡丸          2 
※高坂はこの時点では真奈の少し↑くらいの40票でした。

最終結果

1位 山本 勘助 1183
2位 雅刀         465  ↑
3位 秋夜         439  ↓
4位 暁月         259
5位 刀儀 兼久 164
6位 上杉 政虎 150
7位 翠炎            120
8位  瑠璃丸   107
9位 小島 弥太郎 69
10位 白羽 真奈 43
11位 鱗童子         18 ↑
12位 蛇陣             14   ↓
13位 武田 信玄    9
14位 千両              8
15位 傀儡丸          2
※高坂 104票

雅刀の後半の伸びが良かったですねー。
落ち着いてみて後半も前半も伸びが落ちなかった勘助、恐ろしい人です。

■バナー あや
aya_long.jpgaya_midle.jpgaya_short.jpg

バナーこれで最終回ネタ切れです。20キャラ分を公式と合わせて作りました。
あと名のあるキャラ・・・。飯富源四郎たちくらいしか・・・
iitomi.jpg

いやこれはさすがにまずいですよね・・・。やめときます。

 

さて、本日で高坂物語最終話、どうなるのでしょうか。


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
ご注意ください※本物語はパロディになります。
また、本編をお楽しみ頂いたのちの閲覧を推奨致します。
「高坂弾正昌信」最終話
甲斐決戦の巻
saishuuwa_kousaka.jpg

躑躅ヶ崎城_謁見の間

 躑躅ヶ崎城謁見の間には甲斐の虎と恐れられる時の戦国大名「武田信玄」が段のうえに整然と座り、その下で頭を垂れる海津城代「高坂弾正昌信」。そして直ぐ横には軍師「山本勘助」が座っていた。

信玄「昌信・・・」

高坂「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・はっ」

信玄「・・・何故ここに呼ばれたかは・・・分かっておるな?」

高坂「・・・・・・はっ」

信玄「では、問うとしよう」

信玄「何故そなたは越後へ単身で乗り込んだ?」

高坂(・・・・・・・・)

高坂(えっ、そっちからなのか・・・)

高坂(ど、どこから説明すればよいのだ・・・、御屋形様への忠義のため、・・・いやそれをいきなり御話しても呆れられてしまう・・・結果も散々であった・・・では軒猿の人気投票の偵察をしに越後に乗り込んだ・・・・・・じゃあ城代としての任務をほったらかしてか、というより私自身が行く必要など皆無であろう、しもうたわ・・・)

信玄「昌信、はよ理由をもうせ!」

高坂「はっ、ははー!」

高坂「お、恐れながら申し上げます、甲斐にとって越後は近々に切り取るべき所領、またこの高坂弾正がつとめます海津城からは目と鼻の先にある故、後の戦のためにも自身を投げ出してでもその地を知り、御屋形様のご出陣の際にはその目と耳となりお役に立ちもうしたかった次第にございます」

信玄「・・・ほぅ、殊勝な心がけじゃな」

勘助の口が、声は一言も漏らさぬがわずかに動く・・・

高坂(き・・・・・・切り抜けた!

信玄「ふむ、では次じゃ」

高坂「はっ」

信玄「人気投票の件にて、なかなかに面白い行動をしておったそうじゃな」

高坂「・・・・・・(うぬぅ、ついに・・・か)」

信玄「参加した、そちの真意をもうせ」

 

高坂(真意・・・)

 

高坂(勘助に嫉妬したという真意は・・・)

 

高坂(・・・・・・・・・)

 

高坂(論外じゃ!切腹になる・・いやいやいや、この場で確実に切られるぞ、御屋形様なら確実に・・・・・・・・・・・殺る

高坂(では・・・やはり)

高坂「はっ、大変恐れながら申し上げますが、そこにおる道鬼斎の所業は御屋形様をないがしろにしております、この高坂にはそれが許しがたく、いてもたってもおられず自らが立ち、お忙しい御屋形様に代わりましてこの高坂が成敗してくれようと思ったからでございます」

信玄「ほぅ・・・なるほど・・・なるほど」

勘助の表情は一切変わらぬまま、高坂を見つめている。

信玄「勘助よ、ちなみに高坂の言っている言い分はまことか?

勘助は一瞬の迷いもなく言葉を告げる

勘助「いえ、私にとって人気投票などただの世間の噂程度のものごと、それ以上もそれ以下もなく」

勘助「今回の一件、高坂の御屋形様への忠義心の深さ故に起こった、行き違い・・・それを厳しくお咎めになさるのは少々酷というものかと・・・どうかご寛大なご処置を」

高坂(まさか・・・道鬼斎がわしをかばっているのか?)

信玄は勘助を一瞥したのち、はきすてるように口を開く

信玄「ふん、道鬼斎め、よういいよるわ・・・

 

信玄が息をのむ

そして、緩やかに懐にあった扇子を握り、身体を改めて高坂に向け前のめりになる

そして重く深い声を出した

 

信玄「のう、昌信」

 

高坂「・・・・・・ははっ」

 

信玄「わしに勝てて・・・」

 

信玄満足か?」

 

高坂絶句

 

高坂(・・・・・・)

 

高坂(や、殺られる・・・)

 

二人の間にしばしの時が流れたのち、第三者である勘助が突然口を挟む

勘助「御屋形様、御戯れが過ぎまする

信玄「・・・・・・・・・・・・・・・」

信玄「ふっ・・・ふふっ、ははははははっ」

突然、信玄は高笑いを放つ

信玄「すまん、すまん、わしも少し勘助の悪いくせがうつってしまったようじゃ」

勘助「ひとのせいにするとは・・・まったく・・・勝手なおひとだ」

高坂は二人のやり取りをただ呆然とみつている

信玄「さてさて・・・これ以上は昌信が可哀相じゃの」

信玄「結論から申して昌信・・・大儀であった

高坂「…はっ?」

信玄はゆっくりと高坂につげる

信玄「人気投票の件など最初からわしは何も気にしておらん

信玄「この戦国の世・・・人の生き死にさえわしにとっては・・・瑣末事

信玄「人の噂など・・・いまさら痛くもかゆくもないわ」

高坂「・・・・・・・・・」

信玄「くくっ、では何故“大儀であった”という顔をしておるな?」

高坂「・・・は、はっ」

信玄「お主が越後にいったことで、きゃつらめ無意味に防備を固めおったのじゃ

信玄「こちらは労せず、敵は費用をかさねる無駄な行動をとらせることが出来た、だからそちの功績じゃ」

勘助「ふふっ、そういうことだ」

信玄「わしはの、そちも分かっておると思うが過程など気にせぬ・・・結果が全てだ

信玄「まぁ、ここにわざわざきてもらったのは時節の報告をたまには直接あって行うのも良かろうと呼んだのじゃ」

高坂「なっ、なんと・・・」

信玄「そう、気を悪くするな昌信、そちが言いたい事も分かるが、楽しかったぞ」

高坂「・・・・・・・・」

少し考えたのち今一度深く頭を下げ高坂は申し上げる

高坂「・・・恐れ入ります」
 

saishuuwa_kousaka2.jpg

 海津城へ向かう林道

謁見が終わり、海津城へ帰る不機嫌な高坂の後ろを勘助がついてきていた。

勘助「そう腹を立てるな、高坂」

高坂「貴様が言うでない、道鬼斎!

勘助「ふふ、なにをいっておる、結果として御屋形様はお主を評価しておったではないか」

高坂「それはそれだ!」

高坂「結局、わたしは貴様に弄ばれたわけだ」

高坂「武田家の腹心であるこのわたしを・・・くそっ」

勘助「いまさら何を・・・途中からおぬしもわかっていたことだろう」

高坂「・・・尚更悪い!

勘助「ふふ、だからそう声を荒げるな」

勘助「俺も少しやりすぎたと思っておる」

高坂「ふん、そんな言葉信じられぬ」

勘助「本当に悪かったと思っておる、だからこそ土産話にいい事”を教えてやろうと思うてここまでついて来たのだ

高坂「・・・・・・」

高坂は少しだけ足をとめたが、また歩みはじめる

高坂「ど・・・どうせまた謀であろう」

勘助「まあ、おまえがそこまで疑うなら仕方ないか・・・」

高坂「・・・ふ、ふん」

 

勘助は少し上を向き、“相当わざとらしく”ひとりごとをする

 

勘助「まことに残念だ・・・・・・・城の一つ、いや越後一国も取れぬかもしれぬ話なのにな・・・」

 

高坂の足が止まる


勘助のひとりごとは続く

勘助「話をきくだけなら“ただ”であろうに・・・・・・まこと、残念なことよ」

 

 

 

 

高坂「き、きさまがどうしても言うのならば…は、はなしを聞いてやらんでもないぞ」

 

勘助は不適な笑みを浮かべる・・・

勘助「ほぅ、聞いてくれるのか?」

高坂「す、すこしだけならば・・・」

勘助「ではしばし、お耳を拝借いたす」

勘助はいかにも誰にも聞かれてはいけない大事な話のように、高坂の耳元に近づき囁く

勘助「・・・・・・・」(こそこそ)

kousaka_odoroki.jpg

高坂「なっ」

高坂「そっ、それはまことか!?」

 

・・・こうして、高坂の“受難の日々”は続くのであった。

甲斐は今日も平和である。

 

(終)

高坂お疲れ様でした!
そしてこれからも頑張ってください!!応援してます!
ということで高坂弾正昌信物語もここで一旦終了、はじまりが適当でしたがなんとかここまでこれたので、一安心しております。
最後までお読み頂きましてほんとうにありがとうございました。

さてブログの方も本日はここまでですが、今後のブログはさすがに少し落ち着くかもしれません。
一応近々に、季節ネタの“恒例のやつ”にも参加したり、オトモバ関係でちょっとした御連絡、またその他ビジュアルファンブック以外の商品化も発表していけたらな、と思っております。

それではまた来週
 

黒須

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