みなさまこんにちはー。
【CLOCK ZERO ~終焉の一秒~】担当、デザインファクトリーの島です。
今日は文化の日で祝日だとか。学生の皆さんは文化祭の時期なのでしょうか。
文化祭ってトキメキますよね。あ、また始まったとか言わないでください(笑)
島が学生の頃は、たしかダンボールでおばけ屋敷的なものをやった気がします。
「ダンボールでどこまで複雑な道を作れるか……」、に熱くなってしまって、
結局「超☆難解迷路」みたいなものに様変わりしていたのもいい思い出です……。
というか、気付けば秋……を通りこして冬のような寒さですね。
まあ、暦の上では一応、秋ですよ。秋まっさかり、冬に近づく物悲しさ。
そんな季節はやっぱりコタツ……ではなく、【CLOCK ZERO ~終焉の一秒~】ですよ奥さん。
なんてったってゲーム本編がリアルに今の季節です。秋の始め頃から物語が始まります。
冬への前準備にCZ。コタツに入って年末CZ。年越しのお供にもどうぞCZ(以下省略)
……ちょっと落ち着こう。
そんな繋げ方で始まったCZブログですが、なんと「今月発売」まで近づいてまいりました。
11月25日ですよ。お忘れなく。そして予約報告など、ホントありがとうございます!
楽しみだー!と言ってもらえると、「お、おーう!!」と意味もなく一緒に盛り上がりたい
気持ちになったりして。いやほんと、楽しんでもらえたらいいなあ……。
さて、浸ってる場合ではなく(笑)今週もCZブログ、いってみましょうー。
▼公式サイト更新!
・連載4コマが更新されました。
今回のターゲットは理一郎です。乙女(?)なところがある理一郎ですが、
小学生らしい嗜好が可愛い一面でもあります。他キャラも、本編では好きな
食べ物や趣味など、特に下校パートで様々な一面が見られます。
しかしシナリオ制作中は、理一郎のプリン好きがこんなに引っ張られるとは
思わなかった……(笑)それにまつわるちょっとしたエピソードも、本編では
幼なじみらしい可愛いやり取りになっています。
ちなみに鷹斗はいつでもあんな感じで、素です(笑)
・連載企画3回目が更新されました。
こちらのターゲットは放浪者。パーソナリティーは哲学者です。
……あれ? なんかこの企画、シリアス寄りに……なってきたぞ(笑)
大人組は物語の中でもシリアスど真ん中なので、やっぱり物語の一片に
触れる台詞抜粋となると、シリアスにならざるを得ませんでした。
今までの連載企画もそうですが、物語の謎にちょろっと触れていたりも
するので、ゲーム本編をプレイした後に「こういうことか!」と思える
内容になってます。……たぶん(笑)
放浪者との恋愛は、じれったい、じれった……おい急にデレるな!!
という感じになっております。(わけわからん)公式で紹介されている
台詞やポジション的に、まるでヒーローのようにも見えますが(笑)
彼自身は、英雄になりたいわけでも、世界を救いたいわけでもありません。
そんなできた男じゃありません(笑)でも彼なりの一生懸命さを受け入れて
もらえたらなあと思います。
そんなわけで次回……は、またちょっと恥ずかしい感じに戻るかも?
ゲスト・パーソナリティーともに次回までのお楽しみです(笑)
▼キャラ紹介コーナー ~西園寺寅之助くんの日常~
ついに4回目まで辿り着きました! 今回はトラくんのターンです。
トラくんについてがっつり語るのは初めてですね。ちょこちょこ~っと
出してはきたのですが、ここらでいきましょうか。がっつり。
それでは、まずパーソナルデータから。どうぞ!
名前:西園寺 寅之助(さいおんじ とらのすけ)
年齢:12歳
性格:「寝る」「睨む」「サボる」が標準装備の不良少年。
とにかく喧嘩っぱやく諍いが絶えないが、意外と常識人な面も……?
環境:家庭に複雑な事情があるらしい。
休日の過ごし方:ゲーセンめぐり
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@終夜
「この症状を一言で表すとしよう。
そう……そなたは【思春期】だな」
@寅之助
「人を病気扱いかコラ。
っつーか、いきなりすぎるだろ、お前」
@終夜
「うむ。
そなたのキャラクター性をクローズアップすると聞いてな。
これは私の出番だ、と駆けつけたのだ」
@寅之助
「なんでだよ。
べつにオレ、お前と深く関わった覚えねーぞ」
@終夜
「いや……私はわかっておるぞ、寅之助。
そなたは一匹狼だが、誰よりも人の温かさに飢えておる。
……そなたの心の叫びが、私には聞こえるのだ」
@寅之助
「お前がわけわかんなすぎて叫びたくはなってるぜ」
@終夜
「そんなそなたのために、ここに盗んだバイクを用意しておいた。
思うぞんぶん、ガラスを割りまくるがよい」
@寅之助
「犯罪だろ!! 返して来いよ!
お前と共犯になるとかごめんだぞ。ガラスとか割んねえし」
@終夜
「そうか……ならば、川原で殴りあうとするか」
@寅之助
「お前が一発であの世に行ってもいーならな。
っつーか、勝手にキャラ作るんじゃねえよ。
オレは決め付けられんのが嫌いなんだ」
@終夜
「ふむ……そうか。それはすまぬ。
ならば、なおさらそなたのことを深く知らねばならぬな」
@寅之助
「しっつけーな……。
質問には答えてやるから、その生温かい目はやめやがれ」
@終夜
「む? 私は生温かい目をしておるか?」
@寅之助
「今にも背中をそっとさすりそうなぐらいにはな。
それ、すっげーうぜえから」
@終夜
「わかった。
そっと傘を差し出すくらいの生温かさにしておこう」
@寅之助
「かわんねーよ!!
……ツッコミ疲れてきた。なんでオレの相手がこいつなんだよ」
@終夜
「光栄であろう。もっと褒め称えるがよい。
……して、キャラ紹介とは何をすれば良いのだろうか」
@寅之助
「…………殴っていいか? いいよな。よし、殴る」
@終夜
「待て。私は痛いのは好かん。
しかし、そうだな……そなたが持て余している苛立ちを
誰かにぶつけたいというのであれば、私が受け止めるとしよう」
@寅之助
「…………。
……すっげー殴る気失せた。すげえなお前、計算か?」
@終夜
「そうか、すごいか。そうだろう、そうだろう」
@寅之助
「あー……ま、いいわ。
で、なにやんだっけか。キャラ紹介だろ?」
@終夜
「うむ。たしか……おお、そうだ。ここに書いてあるぞ。
【まずは簡単に自己紹介をどうぞ】だそうだ」
@寅之助
「自己紹介っつってもなー。
上であらかた書いてあんじゃねーか」
@終夜
「今までのキャラ紹介では、そこを突っ込んだ者はいなかったそうだぞ。
そなたは賢いな」
@寅之助
「いちいちむかつくな、てめえ……。
あー、西園寺寅之助。クラスは6-B。
趣味は授業サボってゲーセンめぐり。こんくらいか」
@終夜
「喧嘩は趣味ではないのか?」
@寅之助
「べつに趣味で喧嘩やってんじゃねーよ。
っつか、喧嘩が趣味とかおかしいだろ。常識的に」
@終夜
「そなたから常識を問う言葉が出てくると、感慨深いものがあるな……」
@寅之助
「喧嘩売ってんのか?
……っと、まあ、売られた喧嘩は買うぜ?
つまりは、喧嘩売ってくるやつが多いだけだ」
@終夜
「理解した。そなた自身は暴力を否定しておるのだな」
@寅之助
「や、否定してるとか言うとまた違うけどよ。
趣味じゃねーが、喧嘩は嫌いじゃねえ。
強い奴じゃねーと面白くないけどな」
@終夜
「ふむ……私にはわからぬ感覚だ。
では次に、【平日の一日を教えてください】とのことだ」
@寅之助
「ゲーセン行ったり、買い物行ったり、漫画読んだり
ガキどもと遊んでやったりしてっけど」
@終夜
「ガキども、とは?」
@寅之助
「あー、弟だ。弟」
@終夜
「ほう。そなた、弟がいるのか。
しかも遊んでやっているとは……
やはりそなたは私が見込んだ男であるな」
@寅之助
「いつお前がオレを見込んだんだよ」
@終夜
「しかし、先の羅列には【授業】という文字が
見当たらないようだが。平日は学校におらぬのか」
@寅之助
「まー……時々は行ってっけど。
朝からはほとんど顔出さねーな。
行っても屋上とかでサボってる」
@終夜
「典型的な不良少年の図、であるな」
@寅之助
「うっせえよ。
サボろうとしたらワンパターンになんのもフツーだろ」
@終夜
「たしかに、それはその通りであるな。
では、次に【休日の一日を教えてください】とのことだ」
@寅之助
「平日とたいして変わんねーよ。
あー、休日は家でゲームしてることが多いかもな」
@終夜
「? なぜ平日は家でしないのだ」
@寅之助
「……平日に家にいたら、周りがうるせーだろ」
@終夜
「ああ、そういうものか。理解した。
では、最後に【撫子にメッセージを】だそうだ」
@寅之助
「【うるせーから近寄ってくんな】」
@終夜
「寅之助……そなたの心の傷は、それほどに深いのだな。
ギザギザハートなのだな……」
@寅之助
「だから、生温かい目で見んなっつってんだろ!
……ホント、あの優等生うるせーんだよ」
@終夜
「撫子は、うるさいタイプではないぞ。
どちらかと言ったら、物静かな部類だ」
@寅之助
「あー……まあ、クラスの女子どもとかのうるささとは
違うけどよ。なんつーか……気ぃ強いだろ、あいつ」
@終夜
「うむ。めったなことではへこたれぬ。
強い女子である」
@寅之助
「フツーはオレがちょっと睨んだら近寄って来なくなんの。
けどあいつは、怖ぇ思いしても会ったらフツーに話かけてくるし」
@終夜
「ふむ」
@寅之助
「お前が言う通り、キーキーうるさいタイプじゃねーから
べつに嫌じゃねえけど。喧嘩に巻き込んだら面倒だろ。
……つまりな、なにかと面倒なんだよ」
@終夜
「うむ。つまりは【オレに惚れると火傷するぜ】というやつだな」
@寅之助
「お前の思考回路はなにでできてんだ? 綿か?」
@終夜
「そなたも悪い気はしていないのであろう。
撫子は賢い。そなたが本気で嫌がることはせぬぞ」
@寅之助
「………………。
……けっ。どーだかな」
@終夜
「む。これが貴重なデレというやつか。
ささくれだった心のドアがわずかに開いた気さえするぞ」
@寅之助
「お前はいい加減、その青春ドラマから離れろ」
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はい。そんなわけで終夜との掛け合いだとトラくんがまともに
見える度が割り増しされます不思議。(あれ前回も似たようなことを)
終夜と寅之助は、意外といいコンビじゃないかと思っています(笑)
それでは、寅之助についてがっつり語っていくとしましょう。
▼はじめに
寅之助の恋愛テーマは【不良と優等生】。
……を、表向きなテーマとしまして(笑)実際のところは【凶暴性】です。
こう書くと「!?」となってしまいそうですが、本編をプレイしてみると
なんとなーくわかってもらえるんじゃないかなあと。
そんな寅之助との「物語前半」。表向きなテーマとしても掲げている
「不良と優等生」が導入になりますが、よくあるそれとはまたちょっと
違う面も見せます。単純な不良少年の恋、ではありません。
喧嘩ばかりで素行も悪い寅之助は、基本が真面目な撫子とは正反対の
価値観を持つ男の子。お互いを嫌っているわけではないのに、どこか
相容れない二人の関係は、少しずつ、小学生なりの交流で近づいて
いきますが……?
そんな寅之助のオススメ本編台詞はこちら。
寅之助「いい顔するじゃねーか。……やっぱお前、面白いぜ」
小学生の寅之助とのイベントは、やっぱり小学生ということもあって
けっこう微笑ましいです。可愛い一面もちょこちょこありますよ(笑)
そして「物語後半」。ここでも寅之助と対になる存在、「反逆者」との
交流が主になってきますが、彼との交流は「物語前半」との「食い違い」が
いちばん顕著になってきます。そういえば彼のシナリオは、スタッフから
「ひどい!こいつひどい! ……でも好きだ!」という声があったのを
よく覚えている……(笑)振り回されると思いますので、こっちが
振り回してやる! というくらいの気概で臨んでみてください(笑)
彼もまた、目的を持って行動している人間です。
そのため、彼の立場と、撫子の状況。相容れない関係性が
どう繋がっていくかが見所かな、と思います。
▼開発当初は……
寅之助は初期「喧嘩っぱやい不良少年」だけ決まっていました。
どのキャラもそうですが、基本形態から何かしらの要素を色々と
足していったりして設定ができるのですが、寅之助はなかなか進まず、
ひたすら苦労させられたのを覚えています……。
なかなかコレだ! という寅之助像が見えてこず、開発スタッフにも
色々と苦労をかけました。基本形態はあったので、寅之助という
キャラクター自体には、ある意味ブレがないのですが。
あと一味……! とうんうん唸って、最終的にやっとひとつ、
寅之助というキャラクターをまとめる要素が見つかりました。
「喧嘩っぱやい不良少年。でも常識人」だけでまとめることも
できたのですが、何か違う、と「寅之助」ならではの個性を
つけています。……それがどのあたりかは、本編で(笑)
▼収録思い出話
寅之助役の杉山さんは、穏やかで優しい方で、終始なごやかに
収録を進めさせて頂きました。しかし演技の面ではこだわりが
ものすごく、キャラクターとの擦り合わせでかなりの時間を
かけさせて頂き、役者さんとお仕事させて頂いていることに
気を引き締めた現場でもあります。
個人的に寅之助の収録で気をつけたのは、「自然体」であることでした。
怒る、という感情ひとつとっても、衝動的に怒鳴ったり、低く冷たい声を
つきつけたり、感情をおさえつけて嘲笑したり、どれも寅之助にとっては
自然な態度であることが重要だと思っていたので、そのあたりを重点的に
お願いした記憶があります。
ふとした優しさだったり、包容力のある穏やかさも見せる寅之助なので
その起伏の変化が難しかったと思うのですが、杉山さんはまさに自然体の
演技をしてくださいました。移り変わりが鮮やかなので、そのギャップも
ぜひ注目して頂きたいです。
オススメはやはり喧嘩シーンの迫力と、あとやっぱり反逆者のデレ台詞です(笑)
▼寅之助のオススメポイント
それでは最後に、寅之助のオススメポイント兼キーワードを!
「問題児」「家族」「放っておけない」「近づく恐怖」「夜遊び」
「知らないひと」「金色の瞳」「愛される資格」「牙の鋭い」
「脆い理性」「男に二言はねえ」「失わない方法」「強欲」
……なんか、濃いな。キーワードが不穏に見えるのは気のせいか(笑)
そうそう、「寅之助ってどんなキャラ?」を一言で表すとですね。
まあどんなキャラも悩むと思うんですが、前から「こう言おう!」と
思っていたことがあります。寅之助って、こんなキャラ。↓
「喧嘩っぱやくて一匹狼な不良少年。触れたら傷つきそう……だけど
あれ? もしかして意外と常識人? むしろ誰よりも穏やかな……
と、それだけで終わると思ったら大間違いですよ!」
長い一言だな!(笑)ホントそんな感じです。
でもじつは、もっと簡単な一言で言い表せる子なんです。彼をわかりやすく
体言する言葉があるんですが、ネタバレ……というか、今の時点では疑問を
抱くと思うので、寅之助に関しては、プレイし終えて、さらにおまけ
だったりなんだりを見て、そこでやっと「ああ、この子って……」と
思ってもらえるかなーと思います。
いや、そんな引っ張るキーワードでもないんですけど……(笑)
最後までいきつけば、ある意味いちばん「ストレート」なキャラクターです。
それでは、また来週お会いしましょう!
みなさまよい文化の日をー!