オトメイトブログをご覧の皆さん、こんにちは。
【二世の契り】担当、アイディアファクトリーの黒須です。
本日は11月26日、語呂合わせですが「いい風呂の日」だそうです。
二世の契りでも、ゲーム中で政虎や弥太郎がお風呂に入るシーンがあったり、主人公の真奈が湯浴みを行うシーンとかもありますが、戦国時代ではあまり湯船につかるという習慣は少なかったそうですね。大体は、蒸し風呂だったみたいでしたが、どちらかというと戦国時代にならい、二世の契りの中での湯船につかるお風呂や湯浴みは身体を清める的な意味合いも強かったのです。
では続きをどうぞ
■JAPAN乙女フェスティバル 二世の契り参加者決定 http://www.otomefes.com/
開催日程・時間
2011年2月12日(土)・13日(日)昼夜2公演(計4公演)
〈昼の部〉
12:00開場、12:30開演
〈夜の部〉
17:30開場、18:00開演
物販ロビー開設予定
【二世の契り】は2月12日(土)夜と2月13日(日)昼の部の2公演に出演致します。
二世の契りの関係キャストさんは以下3名の方々
暁月役 近藤 隆さん
翠炎役 津田健次郎さん
雅刀役 前田 剛さん
他のキャストさんもタイトルも半端ないですし、まさにフェスティバル。
楽しみで仕方ないですね。
■【二世の契り】グッズ紹介
発売元 株式会社ムービック
販売元 株式会社アニメイト
ファスナーアクセサリー(5種)
発売日 12月16日頃発売予定
価格 各525円(税込)
サイズ 全長約75mm
ストラップに付けることも出来るらしいです。
錦絵(2種)
発売日 12月16日頃発売予定
価格 各525円(税込)
サイズ 約345×255mm
ストラップ
発売日 12月16日頃発売予定
価格 840円(税込)
サイズ 全長約110mm
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◇【二世の契り番外物語4】
ご注意:本物語は本編とは全く関係のないパロディです。
第四話「悪い癖?」
報告のため政虎の元に瑠璃丸が訪れていた。
瑠璃丸「──以上が、甲斐に潜入していた軒猿からの報告です」
政虎「そうか、御苦労だった。下がってよいぞ」
瑠璃丸「はい、それでは失礼します」
瑠璃丸がそういって部屋を後にしようとしたとき、外から『ホウ、ホウ』という梟の鳴き声が聞こえてくる。
その鳴き声を聞いた政虎がふと何かを思い出したかのように告げる。
政虎「待て、瑠璃丸」
瑠璃丸「はい?なんでしょうか御屋形様」
瑠璃丸はもう一度、政虎に向かい合う。
政虎「今の鳴き声を聞いたか?」
瑠璃丸「鳴き声?梟のですか?」
政虎「梟……そうであればよいのだが……」
瑠璃丸「…何かあったんですか?」
政虎「いや実はな、ここのところ、この辺り一帯で夜になると妖怪が出没するという噂があってな」
瑠璃丸「妖怪ですか?」
政虎「そうだ。その妖怪の鳴き声が丁度今のような『ホウ、ホウ』といった鳴き声らしいのだ」
政虎「聞けば、その妖怪は夜になると山から下りてきて人の生血を吸うというではないか」
瑠璃丸「生血をですか? そのような話しは初めて聞きました」
政虎「そうか、だが注意してくれ。なんでもその妖怪は緑の体で頭に皿を乗せており──」
瑠璃丸「河童?ですか?」
政虎「空を飛ぶらしいのだ」
瑠璃丸「えぇ!空をですか!?」
政虎「ああ。人の死角になる上空から襲われるそうだ。恐ろしい奴よ」
瑠璃丸「それは怖いですね……」
“空とぶ河童”の姿を想像し、唖然とする瑠璃丸。
政虎「お前も任務で夜道を歩くこともあろう。その時は十分に注意してくれ」
瑠璃丸「わかりました。でも、大丈夫ですよ、俺だって軒猿なんですから」
政虎「そうか、だが油断をするでないぞ」
瑠璃丸「なんでですか? 空を飛ぶ程度の相手ならどうってこと──」
政虎「しかし、その輩は口から火を吐くらしいのでな」
瑠璃丸「空を飛んで火を吐くのですか!?」
政虎「ああ、手の届かぬところから火を吐かれたとなっては手も足も出まい」
瑠璃丸「確かに……」
“上空から火を吐いて襲い掛かる河童”の姿を想像し、戦慄する瑠璃丸。
政虎「しかし、御使い殿は大丈夫であろうか?」
瑠璃丸「何故でしょうか?」
政虎「ふむ、その妖怪は人の生血の中でも特に女子(おなご)の血を好んで吸うらしいのでな」
瑠璃丸「まことですか!」
政虎「御使い殿の身に何もなければよいのだが……」
瑠璃丸「大変じゃないですか! 何かある前に御使い様の警護を増やしましょう!」
政虎「しかし、全てはただの噂に過ぎぬやもしれぬ」
瑠璃丸「でも、なにかあってからじゃ遅いじゃないですか!」
政虎「瑠璃丸の気持ちもわかるが、まあそう焦るでない、確かな情報でもないゆえ、おいそれと動くわけにもいかぬのだ」
瑠璃丸「でも……」
食いかかるように政虎に訴えかける瑠璃丸。
政虎「では、お前がその妖怪から御使い殿を守るがよい」
瑠璃丸「俺がですか!?」
政虎「どうした?臆したか?」
瑠璃丸「そ、そんなことはありません!俺が御使い様を守ってみせます!」
政虎「そうか、だが気をつけてくれ。相手は手ごわいからな」
瑠璃丸「大丈夫ですよ。上空から火を吐くぐらいの奴なんて──」
政虎「だが相手は2間(約3.5メートル)もの巨体だと聞く。警戒は怠るなよ」
瑠璃丸「……え?」
政虎「うむ、これで御使い殿の安全は保障されたわけだ」
瑠璃丸「ちょ、ちょっと待ってください。さすがに──」
政虎「それに命を救われたとなれば、御使い殿もお前を 一人前の男 として認めるだろう」
瑠璃丸「俺、頑張ります!」
政虎「いやしかし、これで俺も肩の荷が下りた。後、このことは御使い殿が不安がるので決して話してはならぬぞ、よいな瑠璃丸?」
瑠璃丸「はい、まかせてください御屋形様!」
そして、その日から真奈の周りに瑠璃丸が警護する姿を多く見掛けるようになったのだった。
いつも寄り添う瑠璃丸君を少し不思議そうに思った真奈だったが、寂しくなることもなくなり大変うれしがったそうな。ただ、御屋形様がそこまで考えて悪戯を考えたのかは誰もあずかり知らぬところであった。
―終―
以上、【二世の契り番外物語】第四弾でした。
今回のブログはここまで
それでは また
黒須