PANDORA 君の名前を僕は知る その18

▼最終回!

皆さまこんにちはー。
【PANDORA 君の名前を僕は知る】担当、アイディアファクトリーの君嶋です。


冒頭の通りこのブログは本日をもちまして、終了となります。
全18回、試行錯誤というよりはその場のノリで書いていた気がしなくもない
拙いブログでしたが、お付き合い頂きありがとうございます!
これも応援して下さる皆さまのおかげです!本当にありがたや~。

last.jpg

 

と、いきなり挨拶だけで終わりそうですが
最後のブログもはりきっていってみましょー!!

 

  

 

bana_e.jpg

さて、残るキャラ語り的なものは公国のみとなりました……!
プロットの段階で1番のこまったちゃん(なかなか内容が決まらない意味)
と言われていたマクシミリアンと戦争に巻き込まれた幼馴染カズトのキャラ語りです。

以下、ネタバレが含まれていることもあるので、あしからず。

 

 

◇カズト・ブラッドレー

p0125a.png

枢軸で生まれ育つ。
主人公とは幼馴染の間柄。
学校内で忘れ物を捜す主人公を追っている時、
同じく作戦に巻き込まれ公国に保護される。
年齢の割には大人びていて、女性に優しいフェミニスト。

主人公同様に何もできない『一般人』が戦争に巻き込まれたらどうするか?
という要素を持ちながらも主人公とは違い、何の利用価値もなく、不安定で危ない存在。
今作戦のリーダーがマクシミリアンでなければ、主人公とさっさと離されていたでしょう。
(最悪、秘密裏に殺されていてもおかしくないですしね)

だから何もできないけれど、何かをなそうと足掻く『人の強さ』をテーマにしています。
カズトは主人公を守るために軍属になるものの『軍人』になることができませんでした。
(カズト自身『軍人』になりたいわけではないのもありますが)
他のキャラとは違い『軍人』として割り切る事ができないカズトは
『戦争』で人が死ぬことが嫌だ、人を殺すのも嫌だと悩みに悩んで
それでも潰れない『人の強さ』が魅力だと思います。
きっと他のキャラはカズトに対して憤りと羨望をだいてるかもしれないですね。
自分たちは切り捨ててしまったことに対しての。

と、言いましたが上記にあてはまるのは『絆ルート』のみになっています。
『恋ルート』では誰もがもっている『人の弱さ』に焦点をあてており、
カズトの強さと弱さが分かるような対極の2ルートを用意しました。

カズトはこの戦争を通して、どうして主人公を今まで守ろうと思っていたかを理解し
『生き抜く意味』に辿り着く物語になっています。

 

◇マクシミリアン・スパーヴィア

 

p0125b.png

史上最年少の公国陸軍大将。
父親は公国の前海軍元帥。軍人一家に生まれ育つ。
作戦中に保護された主人公に対し、より多くの情報を引き出そうとしている。

公国という『個』を消し『集団』に重きをおく国民にしては
異端なマクシミリアンです。
外面は『公国』の模範的な人間を演じていますが、
内心は『公国』の制度を馬鹿にしていたりする人です。
と、言うよりは誰よりも『個』としての自分を認めてほしいと願っていたのですが、
回りの環境がそれを許さず、破滅主義に育ってしまいました。
しかも、権力も知恵も力ももっており、
それをフル活用して『自分の楽しみ』を探しているタチの悪い大人です。

と、上記でボロボロに言ってしまったマクシミリアンですが、
本当はそんな自分が嫌いで、寂しさに蓋をして気がつかないふりをしている可哀そうな人です。マクシミリアンのルートでは『戦争』よりは『公国』の国政に対しての
歪みを焦点にあてています。
とは言っても『公国』が規律を重んじることになったのは『戦争』が元になっているので、ある意味マクシミリアンも『戦争の被害者』と呼べるかもしれません。

主人公と出会い、最初は『自分の楽しみ』に利用していたはずが、
いつしか真っ直ぐ接してくる主人公にマクシミリアンは忘れていたモノを探す……
といった人との関係性に焦点をおいたルートです。

 

【PANDORA】は『戦争』をテーマにしていますが、
『戦争』自体に焦点をあてるよりは、それによっておこされる『人間性』に
スポットライトをあてて製作してきました。
補足的なキャラ語りになりましたが、これを読んでからもう一度プレイしたときに
各キャラの別の面が見えてくると嬉しいです。

 

 

◆あとがき

さて、皆さまどうでしたでしょうか?
全18回、お付き合い頂きありがとうございます。
少しでも皆さまに【PANDORA】の魅力が伝わっていると嬉しいです。

思えば……ディレクターからばっらばらの素材を渡され、
それをつなぎ合わせる作業から関わることになったわけですが……。
たくさんのスタッフの協力を得て、
【PANDORA 君の名前を僕は知る】は2010年11月25日に発売できました!

けれど1番は皆さまのあたたかく時に厳しくも優しい声援のおかげです。
スタッフを代表し、この場を借りてお礼申し上げます。
本当にありがとうございました!!

ブログは本日をもって終了となりますが、
また他の機会で皆さまとお会いできることを願っております!
そのためにも草の根運動の方もよろしくお願い致します。

 

それでは~。

 

 

logo.jpg

 

■カテゴリ■

■お問い合わせ■

このブログへのご意見・ご感想はこちら。

[ご意見・ご感想]

※お返事は差し上げておりません。ご了承ください。

※頂戴しましたご意見・ご感想はブログ内で発表させていただく場合がございます。


お問い合わせはこちらにお願いします。

[オンラインサポート]

※ご意見・ご感想へのお返事は差し上げておりません。ご了承ください。