CLOCK ZERO ~終焉の一秒~ その32



みなさまこんにちは。
【CLOCK ZERO ~終焉の一秒~】担当、デザインファクトリーの島です。


先日は成人の日でしたね。成人されたみなさま、おめでとうございます。
新たな門出が幸多きものになることを祈って。

CZで成人式なんて考えた日には、これまたカオスになりそうですね。
特別な日だから、と言ってサプライズなデートを企画しようとするキャラや
べつに成人したって何が変わるわけでも(以下略)とか言いながら撫子の振袖姿に
ちょっと動揺するキャラや……。成人式に出させてくれなそうなキャラもいますね。

そんなちょっと特別な日も、彼らが笑って過ごせているといいなあ、としんみりしつつ……
それでは今週もいってみましょうー、CZブログ!
 

▼人気投票、〆切間近!

来週の火曜、1/18が最終〆切日となっております!
まだまだ悩んでる……という方、うっかり逃さないようにご注意くださいねー。

現在の状況は……島も、ここ最近バタバタしていてついさっき経過状況を再確認したんですが
前に実況中継したところから、さらに大きく変動していました。なにこれドキドキする!(笑)

事細かに中継したいところですが、もちろん結果発表を見て驚いてもらいたいので自重。
あと一週間弱ありますので、最後の番狂わせにも期待!? ということで、結果をお楽しみに。


▼CZ小話劇場 ~ある日、ある時間の可能性~


 cz_all_0112.jpg


@反逆者
「………………」

@ビショップ
「………………」


@反逆者
「…………おい、なんでテメェがこんなとこにいんだよ」

@ビショップ
「それはこっちの台詞です。
 一般人がこんなところをフラフラしてるなんて感心しませんね。
 政府のルールに従えないなら、それ相応の処置をしますけど」


@反逆者
「オレにはお前らの定めたルールを守る義務なんてねぇな。
 オレらにはオレらのルールがあるんでね」

@ビショップ
「……へえ。よほど、おしおきされたいようですね。
 あなたを易々と見逃したなんて知られたらぼくがお叱り受けますし、連行させてもらいますよ」

 
@反逆者
「ほざけ。やれるもんならやってみろよ。泣くことになんだろうけどな」

@撫子
「……あのね、2人とも。
 私を間に挟んで睨みあうのはやめてくれないかしら。
 喧嘩するなら別のところでやって――」

 
@反逆者
「お嬢は黙ってろ。
 っつーか、お嬢……なんでこんな奴のこと知ってんだよ」

@ビショップ
「ちょっと、なに勝手に触ってんですか。これ、ぼくのですよ」


@撫子
「これってなによ。私のこと?」

@ビショップ
「他に誰がいるんですか」


@反逆者
「……はぁ? ざけんな、なに勝手なこと言ってやがる。
 お嬢はオレのもんだろ。なあ?」
 
@撫子
「……同意を求めないで。私は誰のものでもないわ。
 というか、なんなのよこの展開」


@ビショップ
「ここは都合のいい『時間の狭間』的な空間らしいですよ。
 要はパラレルらしいですけど、まー、なんでもいいです。
 あなたは黙ってぼくにさらわれてください」

@撫子
「黙ってられるわけないじゃない。意味がわからないわ」


@反逆者
「意味わかんねーけど、仕様だってなら仕方ねえだろ。
 お嬢はこんな奴に渡さねえから、心配すんな」

@撫子
「心配するわよ。主に自分の身が心配で仕方ないわ」


@ビショップ
「……ここであなたを見逃して撫子さんを奪われたなんてことになれば、
 ぼくが大目玉くらうんです。本当に面倒なことになるんで回避させてもらいますよ」

 
@反逆者
「ああ? こっちだってな、ここでお嬢を逃したなんて
 知られたら組織に言い訳がたたねえんだよ」
 
@撫子
「……ねえ、さっきから人のことモノ扱いしないでくれる?」

@反逆者
「心配すんなっつの。お前がオレのもんっつーのは嘘じゃねえ」

@撫子
「そんなこと心配してないわよ!」

@ビショップ
「撫子さん。面倒なのは事実ですけど、うちの上層部にだって
 あなたを渡すつもりはありません。それだけは許しませんから」

@撫子
「あのね……。だから、勝手に――」


@ビショップ
「というかですね、反政府組織の若頭でしたっけ?
 あなたと一緒にしないでください。うちの上層部がどれだけ面倒だと思ってんです。
 あなたのとことは違うんですよ」

@反逆者
「はぁ? オレんとこの上司のほうが面倒だっつの。
 失敗したら殴られるっつーならまだいいが、
 延々と上司のノロケ話聞かされるんだぜ。三日三晩な」

@ビショップ
「かわいいもんじゃないですか。
 ぼくの部署のチーフなんて人に仕事押し付ける上にトップの命令にだけは
 忠実とか面倒な性質で、最近なんて巨大ロボの設計に勤しんでるんですよ」


@反逆者
「ふざけろテメェ。それこそカワイイもんじゃねーか。
 オレんとこにはな、年がら年中アタマに花咲いてるよーな奴がいんだよ」

@ビショップ
「うちにもいますよ、それ。アタマに花畑できてるよーな人」

@反逆者
「何もないとこでずっこけるだけじゃ飽き足らず、ゴロゴロ転がって
 人の飯だいなしにするのも日常茶飯事、あげく緊張感ただよう会議の
 最中で『餅をつこう』とか言い出す奴が幹部なんだぜ?」

@ビショップ
「無駄にハイスペックな技術で自動料理マシーンとか作って
 あげくに作った本人の性格でもインプットしてるのか知りませんけど
 料理も作れずただ爆発するような兵器に予算かけたりする人が上司ですよ」


@反逆者
「…………頭おかしいんじゃねえの? そいつ。
 そんなんがトップとか、やっぱ政府様はロクなもんじゃねーな」

@ビショップ
「否定はしませんけど、会議中に餅つきは始めませんから
 そっちの頭足りない集団よりはマシなんじゃないですか」


@反逆者
「………………」

@ビショップ
「………………」


@撫子
「……ねえ。もういい加減に帰らせてくれないかしら」



ということで、今週のお題は「ビショップと反逆者の苦労話」でした。
色んな要素を交えたらカオスになりました(笑)せっかくなので珍しく撫子もプラスしてみたら
さらにカオスになりました。ごめん、撫子。お題提供くださった方、ありがとうございます!

小話には珍しく、恋愛要素チラ見せです。やりすぎるのもアレなので、めったにやりません(笑)
そしてオチないまま終わるのは仕様です……。小話の域を越えそうになるので、自重します。

今週はお知らせも少なめなので、ちょっと小話が長めです。お題もまだまだ募集中ですよ!


▼なぜなにクロックゼロ。

さて。メールで「この設定だと、シナリオを考えるときに混乱しませんか?」といったようなご質問(?)
を頂きました。いやそれはもう、混乱しました(笑)ライターさん方も大変混乱していたと思います。
私が頭をショートさせる回数がもっとも多かったのはやはり制作初期の、「ルール決め」の段階でしたが、
それ以降もやはり混乱しました。

ルール決めというのは、シナリオ全体のテーマだったり各キャラの方向性だったり。
現代寄りのファンタジーとして、「ここまではやっていいけど、これはだめかな?」
というのを自分なりに決めることですね。自問自答の期間がいちばん頭パーンします。


そうそう、前回のブログの鷹斗パパに反応して頂きありがとうございます(笑)
鷹斗パパについても、じつはボツ設定がゴロゴロあるキャラクターだったりします。

と、いうことで。

こういうのを外に出すのはあまりないのですが、ちょろっと開発めもの名残を公開してみます。
鷹斗パパに関わらず、設定を考えているときのカオスな島メモの抜粋となります。
あくまで企画初期、シナリオの構成にうんうん唸っているときに書いためもなので
すごく雑多です。ひとりツッコミ多用です(笑)小ネタとしてお受け取りくださいませ。

ええと……すみません、やはり心配なので反転で失礼します!

<反転ここから>

・ちょっと待って、先に「未来」があるんだよ。年表が混乱しそうです!!
 だから既に「起こってしまったこと」を考える必要がある。ゲーム本編の時間軸はあとあと。
 土地が壊れているのは2020年だけど、鷹斗は2010年こそを壊れたものだと認識している? 

・終夜はなんとなくつかめてきたからOKとして。
 次に円。円は普通の学生として、撫子とも接点なく過ごしていた。
 なぜ円が選ばれたのか? まずは理由。じゃあなぜ理一郎でなかったのか?
 理一郎でなかったのは、外務大臣の息子だから。

・円は鷹斗に逆らえない。
 撫子に八つ当たりに近い感情を抱いている。巻き込まれた。巻き込まれただけなのに。
 どうしたこうなった? という感情がつきまとう。でも、罪悪感だってある。


・CZメンバーを集めた本当の目的は? 
 罰を与えたかった。今が幸せであるほど、引き離されたときの辛さを強く覚えるから。
 自虐的な……表向きの理由としては、監視が目的だけれど。無意識にも近い、自虐。


・小学生の頃に過ごした思い出も、なかったものになっている。
 つまり、「別人」との恋愛。やっぱり。絶対に違う。でもどこか同じ。それをテーマにできないかな?


・カエルくんではなくウサギさん。キリストの復活を願う復活祭。なん……だと……。
 生命と復活の象徴を卵とウサギに求めて、イースターエッグやイースターバニーが生まれたらしい。


・なんかいまおもいついたのは、さらにその先の鷹斗とか。30年後とかのね。ちょっとホラーか。


・「過去の記憶を共有すること」は「可能」


・黒幕の精査について。
 鷹斗の父親は有力候補かもしれない……? 鷹斗の脳を欲した理由。執着。「同じことを繰り返す」。


<反転ここまで>


はい。わけがわかりませんね! 自分でも当時のめもを読み返すとわけがわかりません。
こんな風に、自分で問題提示して自分にツッコミながら作っております。
質問に対しての返答になっている気がしないですが……へー、と思って頂ければ(笑)

ちなみにここで抜粋した数十倍の量の開発めもが島フォルダの中にはうごめいています……。
使えたり使えなかったり、大半使えないものだったりもするのすが(笑)

本編に大きく影響するネタバレはカットしてしまっているので抜粋となりますが、
ラスボス鷹斗パパでいいかな!? とか頭が疲れているときもありました……というお話です(笑)

ボツ設定も交えていますので、あくまで初期のめもです! 誤解なきよう!



それでは、今週はこんなところで。また来週、お会いしましょうー。

 

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