▼エンターブレイン様より、公式ビジュアルファンブック発売決定！！

   

＜紹介文＞
発売日：2011年2月25日（金）
オトメイトから発売された恋愛アドベンチャーゲーム『CLOCK ZERO ～終焉の一秒～』の
公式ビジュアルファンブックです。キャラクター紹介やイベントCG、イラストギャラリーに
ゲーム攻略に加え、本書のために描き下ろされた原画のナガオカ氏によるカバー＆イラストや
書き下ろし小説も収録。開発者インタビューや特別企画コラムでは、
『CLOCK ZERO』の制作秘話や世界観、真相について解説付きでたっぷりと紹介いたします。


きました！　ついにきましたよ！
ありがたくもビジュアルファンブックを発売して頂けることになりました！

告知文にもありますが、改めましてご紹介。
原画ナカオガによる描きおろしカバーイラストは裏表紙までひとつづきな豪華仕様、
さらに中身にも本書だけの特別な描きおろしが掲載されます。

そのほか、本編内のＣＧだけでなく雑誌などに掲載された過去の描きおろし、
キャラデザ・ラフイラストやミニキャラなどのＣＺグラフィック網羅はもちろん、
書き下ろしＳＳや年表一覧、時系列にあわせた各キャラクターの過去解説、
設定お蔵だしも交えたキャラ紹介や攻略ページも充実！！

ということで、本当に盛りだくさんな一冊になっております。
まさに現在監修している最中なのですが、デザインもＣＺにあわせたものに
なっていて、素敵ですよ～。読み応えがあるので、監修もひと苦労です（笑）

ひとまずご報告でした。ぜひチェックよろしくお願いしますねー。


▼オトメイトモバイルコンテンツのお知らせ


・キャラメールは1/27（木）から配信開始！

お待たせしました！　ＣＺのキャラメール、ついに明日から配信開始です。
今回も構成には頭をうんうん悩ませて、ちょいちょい仕掛けをしてみました。

小学生からの微笑ましくかわいいメール、本編でも描かれた抗えない運命に
苦悩するキャラクターたち、甘さ全開自重しないメール……と、イロイロ
ぎゅっと詰まった内容になっています。

全てのメールを読み終えた後、なにかが心に残るといいなあと思いつつ。
興味のある方はぜひ購入してみてくださいませ。


・バレンタインイベント、1/27（木）から受付開始！

同日には恒例のバレンタインイベントが受付開始となります。
そしてこちら、ＣＺも参加タイトルに名を連ねさせて頂いております！
バレンタインといえば、乙女の一大イベント。わくわくそわそわしますね。

オトメイトモバイルのバレンタインイベントには、「本命」と「義理」があります。
プレゼントを贈ったキャラクターからのお礼コメントがバレンタイン当日に
オトメイトモバイルのページ上に表示され、さらに待受画像もDLできる！
という仕様になっているのですが、今回ＣＺのバレンタインお礼コメントはちょっと特殊です。

なぜならば、子供組と大人組の全てに対応させようと思うと、
ＣＺは計２０通りとなってしまうからなのであります……（笑）

最初はそれでお願いしようかなと思ったのすが、やはり「多すぎ！」ということで
今回、ＣＺでは「子供組が義理」「大人組が本命」と区分けをさせて頂いています。

そのため、義理といってもキャラクターが違うに等しいので、
義理でも本命同様の濃さが楽しめる仕様となっております。
いやー、小学生のバレンタインとかもうホント甘酸っぱくて今からドキドキしますね。

恥ずかしい、といった意味ではバレンタインで活躍するのはむしろ小学生組ではないでしょうか
しかしもちろん、「大人のバレンタイン」という意味での大人組の自重しなさにも期待して頂きたいです（笑）


なお、「本命」にプレゼントを贈った場合、自動的にホワイトデーイベントも発動し、
ホワイトデー当日にスペシャルなキャラメールが届く仕様になっています。
詳しくは明日以降、オトモババレンタインイベントの受付ページを覗いてみてください。

ぜひこのイベントを通して、お気に入りのキャラクターへプレゼントを贈ってみてくださいね！



▼ＣＺ小話劇場　～ある日、ある時間の可能性～


  


ウタさん秘蔵（？）の４コマボツラフを唐突に公開だよ！
反逆者のツッコミが、すごく好きです。私も書いてて楽しい反逆者のツッコミ（笑）

これはボツラフですが、正式にＯＫした案はまったく違った内容でして、
そっちはいつかどこかでお見せできるんじゃないかなーと思います。お楽しみにー。
そっちもほんっと可愛いんですよ。有心会ファンには絶対見てもらいたい（笑）


唐突に４コマをお贈りしましたが、今回の小話にいってみましょー。



   


＠終夜
「うう……」

＠鷹斗
「あれ？　終夜、どうかしたの？　体調でも悪い？」

＠理一郎
「拾い食いでもしたんじゃないのか。
　それとも変な食い合わせのものを食べたとか」

＠円
「もしくは、池に落ちて服を乾かさないままいたら
　風邪を引いてしまったとかじゃないですか」

＠寅之助
「普通ねーだろ……どっちも」

＠終夜
「む、そなたら。
　なぜ見てきたかのように私の行動を把握しておるのだ？」

＠寅之助
「お前はたまには期待を裏切れ」

＠鷹斗
「あはは。でも、体調が悪いなら無理しないほうがいいよ。
　保健室、連れて行こうか」
　
＠終夜
「いや、心配にはおよばぬ。
　風邪を引いたのは事実だが、体調はそれほどでもないのだ。
　ただ、少々気分がすぐれなくてな」
　
＠理一郎
「体調は悪くないのに気分がすぐれない……？
　それって、精神的に落ち込んでるってことか？」
　
＠終夜
「うむ。有体に言えばそうである」

＠寅之助
「……落ち込む？　こいつが？　それこそねーだろ」

＠終夜
「失敬ではないか、寅之助。
　たしかに私はそなたほど繊細なハートの持ち主ではないが」
　
＠寅之助
「人を勝手に繊細キャラにすんなっつってんだろ」

＠円
「トラさんほどではないですが、
　殿さんに落ち込むという言葉は無縁かと思っていました」
　
＠寅之助
「オイ、さりげなくオレに喧嘩売ってるよな？　下級生」

＠鷹斗
「落ち着いて、ふたりとも。それで、終夜。
　どうして落ち込んでるのか、聞いてもいい？」

＠終夜
「うむ……それがな。いやな夢を見たのだ」

＠理一郎
「夢？」

＠終夜
「暗く狭いところに閉じ込められ、チェーンソーを持った
　半魚人が鼻歌を歌いながら追いかけてくるのだ……！」
　
＠鷹斗
「……それは、怖いね」

＠理一郎
「……なんだ。つまり怖い夢を見て落ち込んでただけか」

＠終夜
「そなた、わかっておらぬな……！？
　華麗なステップを踏む半魚人がどれほど恐ろしいかを！」
　
＠寅之助
「そこなのかよ。チェーンソーのくだりじゃねえの？」

＠円
「夢、ですか。
　そういえばぼくも昨日、おかしな夢を見ました」

＠終夜
「おお、同士がおったとは」

＠円
「べつに、殿さんの夢のようにホラーではありませんが」

＠鷹斗
「どんな夢だったの？」

＠円
「自分の何十倍もある巨大なケーキの夢です」

＠理一郎
「それなら、いい夢の部類じゃないか？」

＠円
「いえ、悪夢といえば悪夢です。
　焼き方がなっていないせいでスポンジの膨らみ方がいまいちでしたし、
　スポンジの中に入り込んで焼き加減を調べようとしたのですが、
　進んでも進んでもスポンジが途切れず、呼吸困難になりました。
　ちなみに、やはり真ん中あたりが生焼けでしたね」
　
＠寅之助
「冷静に焼き加減の分析とかしてる場合じゃねーだろ、それ」

＠鷹斗
「それなら俺も、この前おもしろい夢を見たよ」

＠終夜
「おお、どんな夢だ。聞かせてみろ」

＠鷹斗
「雨が逆さまに降ってる夢なんだ。
　降ってるとは言わないかな。地面から水滴が上に昇ってた。
　それをずーっと眺めてる夢」
　
＠円
「幻想的ですね」

＠寅之助
「オレはエスカレーターを逆走する夢なら見たことあっけどな」

＠終夜
「それはすごいな。まるで夢のようだ」

＠寅之助
「だから夢だっての」

＠終夜
「む？　そなたはエスカレーターを逆走することが夢なのか。
　……ふむ。たしかにその行為に憧れを持つことは理解できるが
　もう少し大きな目標をもったほうが良いのではないか？」
　
＠寅之助
「とりあえず今すぐオレが夢の世界に連れてってやる歯ぁ食いしばれ」

＠鷹斗
「ところで、理一郎は？」

＠理一郎
「？　なにが」

＠鷹斗
「最近見た夢。不思議な夢とかあった？」

＠理一郎
「べつに……お前らみたいな奇抜な夢なんて見ない。
　昨日見たのだって、撫子が――、」
　
＠鷹斗
「え」

＠終夜
「む」

＠寅之助
「ほー？」

＠理一郎
「……っ、違う。今のは、言い間違った。そうじゃなくて」

＠円
「りったんさん。夢に見るだけなら自由だと思います」

＠理一郎
「違うって言ってるだろ。
　そうじゃなくて、オレが見る夢は現実とそう変わらない
　内容だって言いたかっただけた」
　
＠終夜
「うむうむ。夢は願望の表れと言うからな」

＠寅之助
「すました顔してやらしーのな、加納」

＠理一郎
「……お前ら、人の揚げ足ばっか取るのやめろよ」

＠鷹斗
「……撫子の夢か。ちょっと、羨ましいな」

＠理一郎
「は？」

＠鷹斗
「夢でも会えたら、すごく嬉しいよね」

＠寅之助
「……こいつ、素で言うからすげーよな」

＠終夜
「枕の下に写真をいれると良いらしいぞ。
　撫子の写真ならば提供してやろう」

＠円
「頑張ってください、りったんさん」

＠理一郎
「オレじゃなくて、そこは鷹斗に言うところだろ。
　っていうか終夜。なんであいつの写真持ってるんだ」

＠終夜
「うむ、以前彼女が私の仕事場に遊びに来た際に、
　カメラマンの者が撮ってくれたのだ。……だが、そういえば撫子は
　『そんな恥ずかしい写真、誰にも見せないで』と言っておったな」
　
＠全員
「………………」
　
＠円
「撫子さんの恥ずかしい写真、ですか」

＠理一郎
「おい、誤解を招く言い方をするな」

＠寅之助
「……興味ねえっつったら嘘になんな」

＠鷹斗
「えっと。
　撫子が嫌がってるなら、見ちゃいけないと思うけど……」

＠終夜
「む。都合のよいことに今、私の手元にその写真があるのだが。
　……皆の者。どうする？」
　
＠全員
「…………（ごくり）」

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はい、今回の小話お題は「夢」でした。頂いたお題は「撫子の見る夢ではなくて、
キャラクター同士で昨日見た夢の内容を話している小話を！」とピンポイントな
ものだったので（笑）ちょっと久しぶりに小学生組の掛け合いでお贈りしました。

和む。というか、相変わらずフリーダムすぎて主旨がずれていく（笑）

そういえば、奇しくもブログ冒頭の話とシンクロしてしまいましたね（笑）
お題提供くださった方、ありがとうございました！




それでは、今週はこんなところで。また来週、お会いしましょうー。