オトメイトブログをご覧の皆さん、明けましておめでとうございます。
【二世の契り】担当、アイディアファクトリーの黒須です。
2011年最初の【二世の契り】ブログになります。
今年は新たな展開への期待に応えられるよう頑張りますのでどうぞ引き続き応援宜しく御願いします。
では続きをどうぞ
昨年の冬コミで発売されたオトメイトマニアックスvol.2や、正月配信メールいかがだったでしょうか?
ブログで予告させて頂いた通りオトメイトマニアックスはブログネタというより秘蔵ネタ画像特集となっております、もし機会あってお読み頂けた方がいらっしゃいましたら是非、ご感想をお待ちしております。
■Japan 乙女 Festival
【二世の契り】も今回参加させて頂いております。
もちろんグッズ等の販売も予定しておりますので、今後の発表に是非ご期待ください!
■二世の契りドラマCD~IT戦国時代~
2011.01.26 ON SALE
そして今月末にはいよいよ【二世の契り】のオフィシャルとして、あの予約特典ばりにぶっ飛んだドラマCDが発売されます。
個人的におススメは「川中島なう」、もちろんツイッターネタです、各キャラ・各キャストの皆さんのノリが最高潮です。
そうそう、ボリュームに関してですが、つい先日マスタリングが終わりまして・・・
普通に70分を超えました。
今回のCDに入りきる容量ギリギリなところまで詰め込んでおります。
編集してくださったロックンバナナ村松ディレクター、ありがとうございました!!
◇【二世の契り番外物語9】
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ご注意:本物語は本編とは全く関係のないパロディです。
第九話「刀儀の鍛錬」
射場
瑠璃丸が刀儀の鍛錬を受け、射場を走っていた。
何往復もしているせいで、すでに足元がふらふらしている。
刀儀「どうした瑠璃丸、もう終わりか?」
瑠璃丸「せ、先代……これ以上は……もう……」
肩で息をしている瑠璃丸。
刀儀「この程度で音を上げるのか? 一人前の軒猿になりたいのではなかったのか?」
瑠璃丸「でも……」
刀儀「言い訳はよい。なりたいのか? なりたくないのか?」
瑠璃丸「……なりたいです」
刀儀「そうか、ではあと10周だ」
瑠璃丸「うぅ……」
瑠璃丸は泣きそうになりながら射場を走り続けるのだった。
~数刻後~
刀儀「次は弓の鍛錬を行う」
瑠璃丸「……弓の鍛錬はいいんですが」
刀儀「どうかしたのか、瑠璃丸?」
瑠璃丸「なんだか的までの距離がいつもの倍近くあるような……」
刀儀「なにか問題でもあるのか?」
瑠璃丸「こんなに遠くちゃ当たるわけないよ!」
刀儀「お前は戦場でも同じ事を言うつもりか?」
瑠璃丸「でも……」
刀儀「一人前の軒猿になりたいのではなかったのか?」
瑠璃丸「……」
一本でも的に当てれば終わると考え瑠璃丸は渋々弓を構える。
刀儀「中心に当たるまで続けよ」
瑠璃丸「ええーっ!」
~数刻後~
瑠璃丸「あ……当たった……」
瑠璃丸の放った矢が見事、的の中心に刺さっている。
中心に当たるまで数え切れないほどの矢を放っているため腕に力が入らなくなっていた。
刀儀「うむ、確かに当たっているな。それでは──」
瑠璃丸「これで俺も一人前の軒猿だ!」
刀儀「何をいっておる──次の鍛錬だ」
瑠璃丸「まだあるの!?」
刀儀「当たり前だ」
瑠璃丸「そんな……」
肩を落とす瑠璃丸。
瑠璃丸「一人前の軒猿になれるのかな……」
刀儀「そう簡単にはなれぬ」
瑠璃丸「そうだよね…」
刀儀「一人前になるにはこうやって日々鍛錬を行い、経験を積むしかない」
瑠璃丸「そんなぁ……」
刀儀「何度も言うようだが一朝一夕でどうにかなるものではないのだ」
瑠璃丸「でも俺、早く一人前になりたいんです」
刀儀「瑠璃丸よ」
瑠璃丸「え?」
刀儀「焦らずともよい。皆、今のお前のような時期を過ごしたのだ」
瑠璃丸「……」
刀儀「焦って事を成そうとしても失敗するだけ。落ち着いて成長すればよい」
瑠璃丸「はい……」
刀儀「一つずつできることを増やしていけば、いずれ一人前になることができよう」
瑠璃丸「……うん」
刀儀「わかればよい。それでは鍛錬を続けるとしよう」
そう言うと刀儀は近くにあったざっと大人3人分もあろうかという岩を指さし──
刀儀「それでは、あの岩を担いで春日山城まで往復5周だ」
瑠璃丸「き、厳しすぎます……先代!」
─ 終 ─
以上、【二世の契り番外物語】第9弾でした。
今回のブログはここまで
それでは、また
黒須