オトメイトブログをご覧の皆さん、こんにちは。
【二世の契り】担当、アイディアファクトリーの黒須です。
当ブログもとうとう30回目になりました。
そして【二世の契り】もいよいよ来週新しい発表が出来そうです。
詳細は1/20(木)発売のB’s-LOGを注目してください!!
来週のブログでも簡単な御紹介はさせて頂こうかと思っております。
では続きをどうぞ
■ Japan 乙女 Festival
2/12・13開催 【二世の契り】は12日(土)夜の部 13日(日)昼の部に参加いたします。
■ 二世の契りドラマCD~IT戦国時代~
2011.01.26 ON SALE
どちらもそろそろ発売&開催になります。
諸所準備を進めてきましたが、IT戦国時代は今までとは少し違ったキャラクター達を見れますし、イベントは初参加、どちらも新しい【二世の契り】をご覧頂けるかと思います。
早く皆さんに届けられたらいいなとワクワクがとまりません!
◇【二世の契り番外物語10】
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ご注意:本物語は本編とは全く関係のないパロディです。
第十話「不幸体質」
千両と蛇陣が、越後より海津城へ向けて帰参する途中のようだ。
千両「くそ、忌々しいやつらめ」
蛇陣「まったくよ。何が『御使い様は絶対に渡さない』だっての」
二人はそれぞれに愚痴をこぼしていた
千両「しかし…お前があそこで邪魔さえしなければ……」
蛇陣「はあ? 何あんたそれ八つ当たり? 男らしくないわね」
千両「五月蝿い、男だが女だがもわからんお主に言われたくはない」
蛇陣「あたしのせいだって言いたいの?」
千両「ふん、2度同じことを言わせるつもりか」
蛇陣「何よ! あんたが先にあの赤髪の若造に負けそうになったのがいけないのよ」
千両「負けそうになってなどおらん!! そもそも蛇に興味を持ち出した軒猿に、蛇自慢をしだしたのは誰だ?」
蛇陣「仕方ないじゃない、ちょっと良い男だったし、それに私は良い男には出来るだけ餌を与える主義なの! 文句ある? あ、ちなみにあんたは良い男に入らないから宜しくね」
千両「黙れ!! 蛇を繰る以外にたいした能力もないくせに」
蛇陣「あら、蛇を操ることもできないあんたよりマシよ」
千両「言ったな。ならば、どちらの実力が上かはっきりさせようじゃないか」
蛇陣「良い男でもない吠え面はみたくないけど、仕方ないわね」
千両「ふん、いい気になっていられるのも今のうちだ」
二人は睨みあい、いつしか戦闘が始まった・・・。
互いの攻撃が交差する。
千両「なかなかやるな、だが何時までもつかな?」
蛇陣「安心しなさい、あんたみたいなのをいつまでも相手するほど私も物好きじゃないのよ」
千両「ほざけっ!」
しかし、なかなかその決着がつかない。
千両「そろそろ……降参したらどうだ……?」
蛇陣「あんたこそ……早く負けを認めたほうが……いいんじゃないの……?」
しばらくして二人の息が完全にあがってしまい、戦いの手が止まる。
千両「ハァ、ハァ……どうやら互角のようだな……」
蛇陣「ハァ、ハァ……そ、そうね、他の方法で勝敗を決めましょうか……」
千両「そうだな。それで、どうやって決める?」
蛇陣「そうね、それじゃあ──」
~数日後~
高坂「……ん」
海津城の私室で、目を覚ます高坂。
高坂はまぶたをこすり少しずつ目を開ける。
すると目の前に、白い毒蛇の姿が──
高坂「ぎゃあああぁぁぁーーー!」
高坂は驚き布団から飛び起きると、蛇と距離をとるべく後ずさる──
ドサッ。
高坂「ぐおおおぉぉぉーーー!」
床板が外され、穴のようになっていた所に嵌る。
千両「どうやら、私の勝ちのようだな」
蛇陣「なに言ってんのよ! 私の蛇のおかげで上手くいったんじゃない!」
千両「それを計算して罠を設置した私の力であろう」
蛇陣「なにそれ、あんた本当に器の小さい男ね」
高坂「誰だーーー!!」
蛇陣「あらいけない、もう出てきちゃったわよ」
千両「まずいな、退くぞ」
蛇陣「そうね、続きはまた今度にしましょ」
千両「何度やっても勝つのは私だがな」
蛇陣「だからなんであんたが勝ったことになってるのよ!そんなんだからあんたは良い男になれないのよ」
千両「知るか!」
高坂「おのれ、誰だ?出てこい! いったいこれで今週何回目だ!?」
─ 終─
以上、【二世の契り番外物語】第10弾でした。
今回のブログはここまで
それでは、また
黒須