二世の契り その35

 オトメイトブログをご覧の皆さん、こんにちは。
【二世の契り】担当、アイディアファクトリーの黒須です。
 
先日、『JAPAN 乙女 Festival』が開催されました。
たくさんの方にご来場頂きありがとうございます。
【二世の契り】初参加のイベントだったのですが、ご来場された皆さんいかがだったでしょうか?
今後も素敵なイベントをご提供できるよう頑張っていきたいと思います。
 
 
それでは続きをどうぞ
 
 

 ■【二世の契り 想い出の先へ】

2011年夏発売予定!
公式サイトが更新され、暁月と雅刀の新規立ち絵が公開されました。
暁月は現代での『あの服』が公開されています。そして雅刀はなんと…………!!
また仕様にて、【二世の契り】でも好評だったシステムの紹介を行っていますので、チェックしてみてください。
 
※【二世の契り 想い出の先へ】は【二世の契り】のファンディスクとなります。
【二世の契り】をまだご存知ない方はこちらをチェックしてください。  ⇒【二世の契り】公式サイト 
 
 
 
 
3月7日(月)発売!!
櫻井しゅしゅしゅ先生の描くコミック版【二世の契り】が通常版と特装版で3月7日に同時発売いたします。
特装版には35分のドラマCDがついてきますよ。
 
【ドラマCD収録内容】
1.瑠璃丸大活躍&越後勢総出演のドラマ
2.勘助&信玄のドラマ
3.軒猿衆がコミック版は誰ルートなのかを予想? 
  ヒロインはもちろんあの人が……スペシャルコンテンツ!?
 
新着情報や、キャンペーン情報などの詳細は、2月28日(月)発売のARIA4月号にて公開が予定されていますので、そちらをチェックしてください。
 
 
  
■バナー配信
今週の追加バナー配信は武田信玄です。
戦闘服ではない信玄も渋さと貫禄があっていいですよね。
どうぞ、お持ち帰りください。
(正式なサイズにするには、画像をクリックしてください)
 
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     160×600           80×150                  200×40
 
公式サイトのバナーキャンペーンをまだご覧になってない方はそちらもチェックしてみてください。 
                                   ⇒【二世の契り 想い出の先へ】バナーキャンペーン
 
 
 
 
◇【二世の契り番外物語15】
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ご注意:本物語は本編とは全く関係のないパロディです。
 
第十五話「将棋」
 
blog_35.jpg
瑠璃丸「雅刀、雅刀!」
 
絵を描いている雅刀のもとに瑠璃丸がやってくる。
 
雅刀「瑠璃丸か……どうした、そんなにあわてて」
瑠璃丸「ねぇ、雅刀は将棋を知ってる?」
雅刀「将棋? なんだ突然」
瑠璃「実は、御使い様から先の世の将棋を教えてもらったんだ」
雅刀「先の世の将棋?」
瑠璃丸「うん、それで実際にやってみたくなって勝負できる人を探してたるんだけど」
雅刀「なるほどな……」
瑠璃丸「雅刀は将棋指せるの?」
雅刀「まぁ、一応な……」
瑠璃丸「本当?じゃあ俺と勝負してよ」
雅刀「……俺でよければかまわないが」
瑠璃丸「ありがとう雅刀! それじゃあさっそく準備しないと」
雅刀「駒と盤は……紙で作ればいいだろう。瑠璃丸、お前も手伝え」
瑠璃丸「うん」
 
 
瑠璃丸「よし、準備できたし早速始めよう」
雅刀「悪いが、やるからには本気でいかせてもらうぞ」
瑠璃丸「もちろんだよ、待ったもなしだからね」
雅刀「ああ、わかっている。先攻はおまえからでいいぞ」
瑠璃丸「本当に? それじゃあいくよ!」
 
そう言うと瑠璃丸はさっそく第一手目を指す。
 
瑠璃丸「王手!」
雅刀「……待て」
 
慌てて瑠璃丸を止める雅刀。
 
瑠璃丸「なんだよ雅刀、待ったはなしって言っただろ」
雅刀「いや、これは止めないと将棋じゃなくなるからな……」
瑠璃丸「どうして? 俺なにかおかしな事した?」
雅刀「おかしなことだらけだ」
瑠璃丸「え、何が?」
 
本当にわからないといった顔をする瑠璃丸。
 
雅刀「そうだな例えば……、ありえない位置に駒を置き、一度に複数の敵を倒し、初手で王手をかけるところだな…………」
瑠璃丸「それっておかしいの?」
雅刀「どう考えてもおかしいだろ……」
 
深い溜息をつく雅刀
 
雅刀「…………お前、本当に教わって来たんだろうな?」
瑠璃丸「もちろんだよ!」
雅刀「じゃあなんでこんなところに指す……」
瑠璃丸「御使い様が『飛車』は前後左右だったら好きなだけ進めるって言ってたんだよ」
雅刀「それは、障害物がないときだけだ」
瑠璃丸「だけど雅刀は先の世の将棋を知らないでしょ?」
雅刀「いや、それは……そうなんだが……」
瑠璃丸「とにかく、やり方を知ってるのは俺なんだから、任せといてよ」
雅刀「だけどな……」
瑠璃丸「頼むよ雅刀」
雅刀「…………」
 
雅刀(…………まあ、それでこいつが納得するならいいか)
 
雅刀「……わかった」
瑠璃丸「本当に? よかった、それじゃあ続きからだね。俺は『角』を動かすよ」
雅刀「ああ……って今さりげなく俺の順番飛ばしただろ……」
 
 
~翌日~
 
 
雅刀が絵を描いていると、暁月がやってくる。
 
暁月「よう、雅刀!」
雅刀「ん? 暁月か、どうした?」
暁月「いや、別に大したことじゃないんだが……」
雅刀「……?」
暁月「実は、御使いから将棋を教えてもらったんだけど相手をしてもらえないか?」
雅刀「かまわないが……ちゃんとやり方はわかってるんだろうな……?」
暁月「ああもちろんだ、自分の駒で相手の駒を取る遊びだろ?」
雅刀「まあ間違ってはいないが……」
暁月「ならいいじゃねえか、ほら準備しようぜ」
雅刀「あ、ああ……」
 
雅刀「それにしても、おまえもか……」
暁月「ん? なんかあったのか?」
雅刀「いや、実は昨日も瑠璃丸が来て少し指したんだ」
暁月「へぇ~瑠璃丸も教わってたのか」
雅刀「だが、指し方がもう滅茶苦茶でな……」
暁月「そうなのか……あ、俺先手でいいか?」
雅刀「ああ、あそこまで酷いのはそうそう無いだろうな」
暁月「へぇ、そうか……」
暁月「……ところで雅刀……この駒、紙でできてるよな?」
雅刀「そうだが、なにか問題でもあるのか?」
暁月「いや、これじゃあ将棋ができないんじゃないか?」
雅刀「そんなことはないと思うが……」
暁月「これじゃあどうやって駒をはじくんだ?」
雅刀「駒を……はじく?」
 
暁月「だって、『弾いた自分の駒で相手の駒を取る遊び』だろ?」
雅刀「……あいつはいったいどんな教え方をしてるんだ」
 
 
― 終 ―
 
以上、【二世の契り番外物語】第15弾でした。
 
今回のブログはここまで
それでは、また
黒須
 

 

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