オトメイトスタッフブログをご覧の皆様。
こんにちは、【ヒイロノカケラ 新玉依姫伝承 ―Piece of Future―】の
担当、デザインファクトリーの川崎ヒロです。
発売してから、2週間たちました。
皆様に楽しんでいただけているのでしょうか……と心配と緊張の繰り返しですが、
楽しかったというお声をいただけております。
本当にありがとうございます。
守護者たちとの恋愛も本編より糖度を多めにしております。
一人でも好きになっていただける恋愛対象キャラが増えれば、と影ながら願っております。
そして本日、
【ヒイロノカケラ 新玉依姫伝承 ―Piece of Future―】の主題歌が発売されます。
おめでたい(パチパチ……!)
では、今週の【ヒイロノカケラ 新玉依姫伝承 ―Piece of Future―】の
ブログを始めたいと思います。
▼新着情報
冒頭でも話題にしましたが、大切なことなんで2回言います……。
【ヒイロノカケラ 新玉依姫伝承 ―Piece of Future―】の
主題歌マキシシングルCDが本日発売しますよ! (パチパチッ)
目印は、いけさん描き下ろしの沙弥と刀真のジャケットです。
内容は、【ヒイロノカケラ 新玉依姫伝承 ―Piece of Future―】
主題歌のOP、ED両方フルバージョンで収録されています。
気になっていらっしゃる方は、ぜひお近くのお店まで足を運んで見てください。
どちらも素敵な曲です!!
▼ヒイロイロイロ
ヒイロイロイロとは、
【ヒイロノカケラ 新玉依姫伝承 ―Piece of Future―】の
ブログオリジナル企画を行っていくコーナーです。
今回から、開発裏話を出していきたいと思います。
★ヒイロノカケラ開発メモリーピース公開★
開発メモリーピースってなんなのさ!
と思われた方、今回から開発の裏話を少し公開していくブログ企画になります。
開発のメモリーピースをもらった皆様、よかったら読んで見てくださいませ。
今回は、主題歌の発売にちなんで、主題歌の裏話。
CDジャケット作成裏話もありますのでお楽しみに!
せっかくなので、原画のいけさんも呼びました。
ここからは、対談形式で始めて行きます、よろしくお願いします~
★ ★ ★
いけ
「こんにちは、川崎Dに召集を受けたいけです(笑)
よろしくお願いします」
川崎
「召集されてくれてありがとう!
では、裏話に付き合ってくださいな。
まず、本日発売した【Heavenly Prayers】と【Can you feel me】の印象について、
話をしていきたいなと思います。
いけさん、最初にデモ曲を聞いた印象はどんなかんじでした?」
いけ
「本編とはうって変わってさわやか路線の2曲だなと
【Heavenly Prayers】は駆け上がっていくさわやかさで
【Can you feel me】はしっとり柔らかな、流れていくようなさわやかさで
【さわやか】の印象が違う感じです」
川崎
「……すごく、上手くまとめられてしまった気がします。
2曲とも【さわやか】の印象は確かに違いますよね」
いけ
「そうですね。
【Heavenly Prayers】は「フライハーイ」のところで本当に飛んでいきそうで、
解き放たれた感じがします」
川崎
「解放感が溢れる感じですよね。
私の方から指定した内容やキーワードをうまく取り入れていただいた曲です」
いけ
「聞いてるとノリノリです^^」
川崎
「作業中のテンションを上げるときによく十八番のように聞いています」
いけ
「キャラクターたちが、進む先に待っている未来に駆けていってるような
イメージを浮かべて聞いていました。
待っている未来に希望を抱いているというか」
川崎
「 それわかります!
あと冒頭のしっとりとしたところから、少しずつテンポがよくなる所が特に
明るい未来に向かう感じでまとめてあってすごく好きな部分です」
いけ
「それですそれです。ワクワク感がありますね!」
川崎
「ワクワクしてしまいますよね~
それぞれの未来像とかを想像してしまうと楽しいですね。
それに、テンポがいいのですが最後はきれいに締めくくっているから、
楽しい思い出を振り返っているようにも聞こえて……」
いけ
「ピアノがちょっと切ないですよね」
川崎
「そうなんですよ! あのピアノの部分を聞いて
ムービーの最後を写真で終わらせたいと思いました」
いけ
「そういう経緯があったんですね。
あの写真が出てきて終わるところには、胸にジンと来るものがありました。
写真でも笑わないザキさん(笑)
そしてこちらを向きもしない犬戒先輩」
川崎
「気にしない、狐邑と鴉取」
いけ
「さらに気にしない狗谷と巻き込まれる大蛇。
この、普段まとまってない感が逆にかわいいやつらです」
川崎
「狗谷(笑)
本当にかわいいやつらですよね。
狗谷は、なんで大蛇を選んだんでしょうね。
犬戒も近くにいたのに」
いけ
「今回は大蛇と仲良くしたい気分だったのです」
川崎
「よかった、犬戒に断られたわけではなかったんですね」
いけ
「響とは普段から仲良しだから、
今日は凌と心の絆を深めようっと!(がし)
みたいな。
断られたって(笑)」
川崎
「さすが狗谷先輩! 犬戒先輩とは常に仲良しですよね。
狗谷 志郎
「だって俺たち親友だから!(笑顔)」
犬戒 響
「…………」
そんな二人のやりとりが目に浮かびます」
いけ
「それぞれの持つ個性もこの
【Heavenly Prayers】に表れている感じがします
明朗快活な子とか
芯の強い子とか
ぴったり」
川崎
「そうですね。
各キャラクターの個性が現れてますね。
部分的な歌詞にもキャラをにおわす内容が盛り込まれていると思います。
本編を意識している所も盛り込みつつ
二度美味しい感じに仕上げてくださいました。
歌詞も何稿か出していただいたのですが、
【二度と無くさなぬようにと 心、深く願う
守るべきものはひとつ
君と紡いだ“今”】
だけは、最初から動かなかった歌詞ですね」
いけ
「いいですね~
そこは
二人でいることがとても幸せでとても大切なんだな、という印象を受けます」
川崎
「二人でいることがとても幸せなんですよね!
恋愛面でも個性的な感じでかわいいやつらですよね。
本編では普通の高校生よりも辛い思いをして得た幸せだったので、FDではさらに幸せにしてやりたいと……」
いけ
「ですね。
私も今回のCG関係はそういう気持ちで描きました>幸せにしてやりたい
高校生のかわいらしい部分と、男女間の恋愛のシリアスな部分を
意識しました」
川崎
「本当にステキなCGをありがとうございます。
CGができ上がるたびに、常にニヤニヤしていましたが……。
は! CGについては、今度じっくりと聞かせていただきたい!
(自分で振っていたにもかかわらずすみません)
OPもCGと同じようにニヤニヤしていた私ですが、
最初にいけさんが言っていた、駆け抜けるような【さわやかさ】を
OPに求めていたものだったので、いけさんが聞いてそう思ってくれたなら成功ですよね。
では、次にEDの【Can You Feel Me】について」
いけ
「超ハッピーエンドな! 雰囲気!」
川崎
「確かに乙女ゲーム!! とたぎる感じのEDですよね。
かわいい感じで最初に聞いたときに「これだよ!」と喜んだことが昨日のようです」
いけ
「気持ち穏やかに終わらせてくれるED曲ですね」
川崎
「穏やかな気持ちになりますよね、「離れていても Can you feel me? 僕を感じて」の歌詞にすごくドキドキしてしまいます。
【Can you feel me?】の意味が【あなたは私を感じることができますか?】という内容なんですが、
この歌詞だと、「離れていてもあなたは私を感じることができますか?」という質問に対して、
「僕を感じて」と言っています。何気に歌詞が男性目線なんです」
いけ
「というか、聞いていてこれは明らかに男目線だなーと思いました
この、相手に向けて発せられている好き好きオーラが
恋愛してるなーと(笑)」
川崎
「ですね~
最初に男性視点の歌詞でお願いしますと依頼したのですが、
乙女ゲームとしてありかと不安を感じつつもすごく好き好きオーラが恋愛感を出していて――」
いけ
「何を言ってるんですか!男からのこんな好き好きオーラというか
語りをされて嬉しくない女はいませんよ!」
川崎
「力説された……(笑)
聞きながらニヤニヤしていた私がいうことではないですね。
最初に聞いたときに【君が笑う瞬間】という内容が出た瞬間に私は真っ先に凌さんを思い出しました。
それぞれのキャラの個性的なワードがこっそり存在していて、聞いていると色々と想像がとまりませんでした」
いけ
「むしろ凌さんが一番合いそうな曲
ですが、聞いていると何か狗谷の笑顔を思い出してしまう。
アイツさわやかな笑顔だから……」
川崎
「この曲、凌さん似合いますよね!
確かに、狗谷の笑顔も確かに思い出してしまいますね!
あと、何気に鴉取も思い出すのですが、ゲームを行うと鬼崎、狐邑、犬戒にも聞こえてしまう
ステキ曲です」
いけ
「結局全員。笑」
川崎
「そうですよ(笑)」
いけ
「ザキさんは照れながら歌詞みたいなことを思ってそうです」
川崎
「確かに、鴉取や狗谷は言葉にしそうですよね。
凌は、考えて寝言とかで言ってそう」
いけ
「寝言(笑)
ついうっかり、ですよね彼は」
川崎
「ですよね。
気が付いてからは、照れながら言うっていうのが彼の十八番だと信じてます。
後は、狐邑はなかなか言わないですね。
きっと思っていてもなかなか本音を見せない、言うとしてもかるーーーーーーーーーく
さらっと言ってそうですね。
犬戒先輩もなかなか言葉にはしてくれなさそう。
でも二人だけの時は言うのかな?」
いけ
「犬戒先輩はSでツンツンまれにデレですからね。
やさしい言葉は二人のときに言うでしょうね。
場合によっては恥ずかしい言葉でも堂々と見せ付ける感じで
人の前でいいそうっていうか言ってますよね」
川崎
「確かにそういいそうですね~。
人の前で言って、さらに沙弥にたいしても言葉を望みそうですね。
さすが犬戒先輩! と狐邑に言われ、慌てふためく大蛇に、赤い顔して何も言わない鬼崎。
そんな内容を想像してしまいました」
いけ
「狗谷がいない。笑
しっとりしていて、聞いていて心が温まる曲だなーと思いました。
仕事しながら聞いていると気持ちが落ち着きますし、
とても心地よいメロディーですね。
OPもですが、この曲がEDでよかった、と思える曲です」
川崎
「あ……。
本当に、しっとりとしていて、心地が良いメロディーに、
OPと共にゲームともイメージがあっていてとてもよいと思える曲ですね。
そんな主題歌のジャケットをいけさんに描き下ろしてもらいました」
★ジャケットの構図★
川崎
「全体的に初期の時点で形になっていましたが、
いけさんの中で、イメージとかが元々あったのでしょうか?」
いけ
「キャラ選択は単純に、この二人をツーショットで描きたいという思いがありました。
【刀】と【鞘】ですからね。
一度は描きたい二人だったので。
川崎
「キャラクター選択の【刀】と【鞘】は二人の名前の由来ですよね」
いけ
「そうです。
あと、構図のイメージは
とにかく青空を映したくて。
OP、EDからも伝わってkる【さわやかさ】を、絵にも入れたいと思いました」
川崎
「凄く伝わってきますよね、【さわやかさ!】」
いけ
「とりあえず【さわやか】を目指したので今回使っている青色も
本編のときよりは水色に近いものを選んでいます」
川崎
「この水色が凄くきれいな色ですよね。
とても目を引くジャケットになっていますよね。
さわやかさや解放感も凄くゲームや曲のイメージに合っていて
個人的にとても気に入っています!
ジャケットでいけさんがこだわった所はどこですか?」
いけ
「 当然ですが、FDは本編と違って恋愛メインなので
バトルものっぽくならないように
線のタッチなんかも鋭くなりすぎないように気をつけました」
川崎
「構図や、線のタッチもいままでのいけさんのラインよりキレイで、
柔らかいものが多いですね。
今までのカッコイイ雰囲気とは違う印象にも感じますね。
このジャケットイラストもニヤニヤしてしまうくらい美麗です」
★ ジャケット候補 ★
川崎
「ジャケットですが、
塗りに入られた後、背景候補が2種類上がってきましたが、
いけさんとしては、青空をイメージされた2枚となっているんでしょうか」
いけ
「最初は青空のみの絵をイメージしていましたが、
いざはめてみると何のゲームか分かりにくい絵になってしまったので(苦笑)
ここはやはり寒名市を入れないと【ヒイロ】じゃないな、ってことで街+空になりました。
この二人どこにいるんだろう……みたいな」
川崎
「二人どこにいるんだろう(笑)
なるほど、それで寒名市のメインストリートが必要だったんですね。
どちらもステキですが、場所が分かる方が【ヒイロ】の雰囲気がします!」
いけ
「やはり近未来サイバーな部分は【ヒイロ】ならではなので、そこは欠かせないですね」
川崎
「そうですね!
サイバーな部分はヒイロとしては外せませんですね!
その考えが具現化したのが、このジャケットなんですね」
いけ
「はい。
ジャケットイラストは、皆様に気に入っていただければ幸いです」
川崎
「いけさん、お話を聞かせてくれてありがとうございました」
「はい、有難うございました!」 いけ
★ ★ ★
以上、原画いけさんとの対談形式でお話をさせていただきました。
いけさんとも話をしていた時にも出ていましたが、
主題歌のイメージワードなどをもう少し記載したいと思います。
最初にどなたにお願いするかという話を聞かれたときに、
本編でお世話になったお二人。
しほりさん(前名義 瀬名さん)と美郷あきさんに! とお話をさせていただきました。
お話をさせていただいた際に、本作は明るいさわやかなイメージですとお伝えしました。
……抽象的過ぎる!!
そこからお二人にお返事をいただきまして、今回お願いすることになりました。
では、個別に川崎が提示したイメージワードとかのメモを公開しますね~
★OP【Heavenly Prayers】/*--------------------------------------------
▽イメージワード
「宿命(閉鎖された空間)から解放」
「未来」
「幸せな時間」
本編で各キャラクター達を縛っていた「宿命」「異質な力」から解放される。
▽イメージ
本編のスタイリッシュなイメージを残しつつ、
FDの雰囲気である、閉鎖的空間から解放されることを前提に
前回の重い雰囲気より、少し明るい雰囲気をイメージしています。
▽曲調希望
テンポの良さを重要視してください。
------------------------------------------------------------------*/★
……ざっくりしすぎる!
しほりさんに、制作の方、本当にありがとうございます。
こんなざっくりメモからあんなステキな曲を作ってくださって!! と
この場を借りてお礼を言わせてください。
本編より、明るい雰囲気をよろしくお願いしますと言っていました。
デモ曲が何曲か上がってきたのですが、さわやかなのにカッコイイ! と
思って今回の曲を選ばせていただきました。
それぞれ色々な意味で【なにか】に囚われていた彼らが、
本編を通して変化した部分、異質な力から解放されたという意味合いから
明日への扉を開く意味合いの歌詞も含まれています。
今では、私の作業BGMとしては欠かせないものとなっていますが、
この曲から元気をもらっています。
つづきまして、ED曲~!
★ED【Can you feel me】/*-------------------------------------------
今作は、本編の閉鎖的空間からの解放の他。
オープニングが明るいテンポの良い曲をイメージとさせていただきました。
エンディングは逆に、しっとりとした素朴な雰囲気とさせていただいています。
▽イメージワード
「将来」
「恋愛」
「卒業」
「不器用さ」
▽イメージ
戦いの中での恋愛は本編、平和な時間の中での恋愛が本作となっております。
その恋愛部分を踏まえつつ回想のようなしっとりとしたシンプルな雰囲気を
イメージしています。
▽曲調希望
テンポ良く、爽やかな印象と素朴な雰囲気を取り入れていただき、
曲の締めはしっとりとした情緒を含んだ終わり方をしていただければと思います。
▽歌詞
主人公(女性)視点ではなく恋愛対象者(男性)視点の歌詞を希望します。
主人公→恋愛対象者ではなく、恋愛対象者→主人公の形でお願い致します。
------------------------------------------------------------------*/★
OP同様ざっくりすぎますね。
そんなか、ステキな曲を作ってくださった制作の方、歌ってくださった美郷さん。
ありがとうございます。
最初にデモで曲が何曲か上がってきたのですが、それをラインの人と一緒に
聞いて、「これだ……!!」と話をしていたことが昨日のようです。
ものすごく乙女ゲームな感じとテンションが上がったことを覚えています。
初々しい、甘酸っぱい感じを全面に出していただくようにお願いして、
その通りに表現してくださった記憶があります。
本当にゲームに合うお勧めの曲となっております。
OPは、公式ページでムービーに画像と合わせて見聞きすることができます。
よければ、足をお運びください。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。
また、来週お付き合いください。