◆白華の檻　企画秘話

ということで……
いよいよ今年も自分の担当タイトルの
ブログ記事を書く時期がやってきました。

久しぶりすぎて勝手がわかりません。

去年も言ってましたけどね。
まあ、きっと来年も同じこと言ってるに違いありません。
ＨＡＨＡＨＡ。

当ブログ、開始がＧＷの週となりましたが、
ここをご覧頂いている皆様はやっぱり『連休の真っ最中だー』、
という人が多かったりするのでしょうか？


行楽とかいいですよね、ジョーもどっか行きたいっス。
まあ今日はあいにくの雨となってしまいましたが……

ＧＷはＧＷでも担当作業に追われ、ＧＷ（ガチワーク）なジョーですが、
作品を楽しみにしてくださる皆様のためなら、いくらでも！！

という気概で机に向かっておりますとも、ええハイ。

さて、本作【白華の檻 ～緋色の欠片４～】でございますが、
まずはタイトルの読み方の紹介をば……
読めない、って人がいるかもですので。

【しらはな　の　おり　　～ひいろ　の　かけら　ふぉー～】

はい。
平仮名が連続して読みづらいかもしれませんが、
本作品のタイトルはこのような読み方をします。

平安モチーフの和風作品で、
登場キャラクターの名前も日本風味なのに、
なぜ『４』が『ふぉー』なの？

……という御方もいらっしゃるかと思いますが、
こちらは緋色シリーズの前作【蒼黒の楔】にて
数字の読みが『３』＝『すりー』でしたので、
そちらを引き継いだ形となっているのです。

あ、蒼黒といえば――


本作と同じく原画　『いけ』　が担当した、
【蒼黒の楔 緋色の欠片３ 明日への扉】が
５月３１日（木）　に発売となります！


卒業をテーマに描かれる玉依姫と守護者たちのお話。
是非、お楽しみに。

と、宣伝に話が逸れましたが……

せっかくの第１回目のブログですし、
まず本作を作るまでの経緯をちょろっと
説明させていただこうかなと思います。

ジョーたちは毎年作品を作るにあたって、
当然『企画会議』というものが設けられるのですが、
新作資料を提出したあと『今年は○○を担当かぁ』と云々考えていたところ……

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～会議中～

『いわたＤ、ワンド２ＦＤ』
『はい』

『中村Ｄ、○○○（新作）』
『はい』

『川崎Ｄ、ＬＧＳ』
『はい』

『一Ｄ、緋色新作』
『えっ』
『えっ』
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びっくりしましたね。
まさか自分が緋色シリーズを担当させてもらえるとは……
なにせ、ジョーが入社する前からの作品ですからね。

あ、まあ移植を含めれば
ＤＳの【真・翡翠の雫】【蒼黒の楔】は、
それぞれ管理協力・ディレクターとして担当していましたけども。

それはともかくとして――
現在放映中でもある、アニメ【緋色の欠片】。

このアニメ化という大きな節目を機会に、
【緋色】を今日まで支えてくださった緋色ファンの皆様に、
またアニメを通して緋色に興味を抱いていただいた皆様に、
新たな【緋色】シリーズの展開をお届けしたいという考えから
本作品の制作は決定したのでした。

また初代から数多く緋色作品の執筆に携わる、
ライターの『西村悠』と２作品連続で組んでいたというのが
大きな理由でしたが、ジョー自身『俺ですか、ほぇー……』
と当初は他人事のような感じでした（笑）

……とまあ、
そんなこんなで任された緋色新作ではありましたが、
ただ【新規の作品として面白くする】だけではなく、
【緋色の世界観から離れることなく、新しい物語を作り出す】
というとても難しい問題も持ち合わせていました。

これに関してはもう、何度も何度も会議を……（遠い目）

そして重ねに重ねた議論の結果！
『緋色の欠片』の世界観の、ひとつの起点とも言える
『１０００年前』を舞台とすることになったのです。

ただ『１０００年前』という設定は
緋色の欠片を支える世界観のひとつであり、
結末が決まってしまっています。

初代からのユーザーの皆様もおそらく、
ここは疑問に思いましたよね？

どうやって作品としていくんだろう、って。

確かに、その疑問はごもっともであり、
ジョーたちも試行錯誤を重ねていったのですが……
やはり初代の設定を使い、それを新作として
成立させるのは難しいと判断しました。

そのため、『１０００年前』の設定を見直し、
初代緋色に続く結末をあくまで【ひとつのエンディング】としてとらえ、
新たな物語の可能性――

【こういう展開や結末もあったかもしれない】

という物語の可能性を模索することで、
独立した【新しい緋色の欠片】を生み出そうと考えたわけです。

結果的に、
【ヒイロノカケラ　～新玉依姫伝承～】と同じく、
初代緋色との繋がりを持たせつつ、その世界観や設定を
新たに発展させたパラレルな作品として開発することになったのです。

……あれ、ちょろっととか言いつつ、もの凄い長く……。

――とまあ、そんな企画誕生秘話でございました。
せっかくの機会ですのでお話させていただきましたが、
『そんなことがあったんだー』とか、『なるほどー』とか少しでも
楽しんでいただけたなら幸いです。

そんな【白華の檻】ですが、
現在、シナリオ制作は修羅場を迎えています。

メインライターの西村悠と日々、
夕暮れの河原で殴りあい（※愛ゆえ）ながら、
互いにより良い作品となるように全力疾走中です。
 

是非、お楽しみに！

そして本作はライターとしてもう一人、
【緋色の欠片】小説版を執筆された
『水澤なな』様が参加しています。

ジョーと西村も彼女から学ぶことが多い……。

ライターの二人にもいずれこのブログにて、
コメントしてもらおうと思います。
そちらもお楽しみに～。

◆白華の檻　最新情報

さて！
続きましてはー、
【白華の檻】の情報について、紹介していきましょう。

■B's-LOG様

　先月、先々月と既に２回、
　掲載していただいています。

　今までの掲載内容を
　ちらっと紹介させていただきますと、
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・大まかなストーリー紹介
・本作品のテーマ
・登場キャラクター
・イベントＣＧ
・ストーリーキーワード
・作品の見所
・原画師いけのデザインコメント
・開発陣インタビュー
-----------------------------------------------
　などなど！

　【白華の檻】を構成するたくさんの要素を紹介しています！
　もちろん今月発売号にも掲載していただきますので、
　皆様お楽しみに。

　また毎号、原画『いけ』による
　美麗な描き下ろしイラストが見開きを飾っていますので、
　是非皆様ご覧になってくださいね。

■公式サイト

　【白華の檻 ～緋色の欠片４～】、
　公式サイトが既にＯＰＥＮしています！

　ここです～　↓
　http://www.otomate.jp/shirahana/


　素晴らしいＢＧＭと
　ＴＯＰを飾る、いけの美しいイラストが
　貴女をお出迎えいたします。

　現在、各キャラ紹介の他、
　画廊・仕様などが公開中です。
 

　画廊では、主人公との距離が近い攻略対象のイベントＣＧや
　かっこよくキマっているＣＧなど色々なものが見られますので
　見にきてくださいね。

　今後もバナーキャンペーンなど
　色々な更新が続いていきますので、
　是非一度サイトを訪れてみてくださいませ。

と、今回は以上のご紹介となります！

皆さんも是非チェックしてくださいね～。









◆ゲスト来訪！

全く関係ないのですが、
このブログを書いている途中、
トイレにいったら寝癖がついていることが発覚。

なんだろう、なんか凹む。
いやまあ、髪型も凹んでいるのだけど。
……ジョーの寝癖などどうでもいいね！

ということで！（どういうことで？）

記念すべき、【白華の檻】第１回目ブログ。
皆さん待望のこの人に来てもらっています！

そう！！
【白華の檻 ～緋色の欠片４～】原画担当……『いけ』です！！

ささ、バトンタッチ～。

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どうも、いけです。

【ARMEN NOIR portable】、【蒼黒の楔 緋色の欠片3 明日への扉】ときて
今度は緋色シリーズ最新作……その名も【白華の檻 ～緋色の欠片４～】の原画担当です。

今回【夏空のモノローグ】【神なる君と】の一ジョーＤと組んでの開発ですが、
鋭くとがったものを描いてきた自分と対極にいるＤとのタッグに緊張しつつ、
一体どんな作品が出来上がるのかワクワクしながら作業に勤しむ毎日です。

さてさて皆様、白華の檻公式サイトは見ていただけたでしょうか。
フルスクリーンでご覧くださっている方はお気づきかと思いますが、
よーく背景を見てみると……実は雪が降っているんですよ～。
白を基調とした全体のデザイン、どこか切なくも優しい曲調のBGM、そして舞い落ちる雪。
これでもかというくらい【冬】をイメージしております。
今後、新情報が続々と公開されていきますのでチェックをお願いしますね！

ちなみに幻灯火を初めて見て「何でこの人ウインクしてんの」と
ツッコんだ方、いらっしゃいますか？いらっしゃいますね？
……実は、身近な人に見せたときも「ウインクが素敵だね！」と言われ
「！？」となった次第です。幻灯火がキザキャラに変わった瞬間です。

本日から白華ブログ開始ですが、時々ブログ上に現れる予定ですので
そのうちキャラクターのグラフィック面に関する小話なんかも
出来たらいいなと思っています。胡土前のひげにまつわる話とか。

物語やキャラクターのあれやこれやは
ジョーＤがこれから先のブログでたくさん紹介しますので、要チェックですよ。

それでは【白華の檻 ～緋色の欠片４～】、これからよろしくお願いいたします！

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

ひげかよっ！


……え？
いやいや、まあ一応ツッこまないとね。


ということで、
【白華の檻 ～緋色の欠片４～】原画担当『いけ』に来てもらいました～。

そーなんですよね。

いけ自身言ってますが、

【ARMEN NOIR portable】

【蒼黒の楔　緋色の欠片３　明日への扉】

【白華の檻　～緋色の欠片４～】

直近で、ほぼ３本同時の原画担当という……パネェ。

そして、これまたその通りですが、
ジョーの担当してきた　【夏空のモノローグ】　【神なる君と】
２作品はどちらかというと『ほのぼの日常系』ですので、
彼女の作風とはまた全然違うジャンル……。

なので【白華の檻】にて、
いけの絵柄を活かしていけるのかと、当初はお互いに
ヒヤヒヤもんだったのではないでしょうか（笑）

でもそんなことを言いつつも、
結果的に素晴らしいイラストを生んでくれているのですから、
やはり流石としか言えませんね。頭が上がりませぬ。

そして相変わらず火急のスケジュールですが、
なんと描き下ろしのイラストまで用意してくれましたよ。
文字だらけのブログが潤います！
目の保養じゃー！

描かれているのは、幻灯火。

――本作のテーマとなっている、“罪”。

彼の抱く“罪”とは。
そしてそれが物語と主人公に対し、
どのようにして関わっていくのか。

是非、お楽しみに。




 

◆あとがき

と、初回にしては思いのほか
長くなりましたが、今週のブログはここまで。

当ブログでは紙面では扱いきれない、
【あんなこと】や【こんなこと】を交え、
皆さんに楽しんでいただければいいなぁ、と思っています。


来週以降は、少しずつキャラクターの情報などを
交えて緋色４の世界を紹介していきたいと思います。
…………で、出来る限り。

……ご、５月いっぱいは〆きりラッシュなので……！（；ω；）

さてＧＷ（激動）の中での第１回、
【白華の檻 ～緋色の欠片４～】ブログでしたが、いかがでしたでしょうか？

少しでも楽しんでいただけたならば、幸いです。

ではまた次回、
皆様とお会いできることを願いまして――。

一ジョーでした。