白華の檻 第6回

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オトメイトスタッフブログをご覧の皆様、こんばんは!

【白華の檻 ~緋色の欠片4~】担当、
デザインファクトリーの 一(にのまえ)ジョー と申します。


リアルタイムに収録から帰ってきて、ブログ記事を書いているのですが……


日が……変わってしまった……!!!(驚愕)


ということで、本日はだらだらした前置きも無しになります。
もし楽しみにしていらした稀有な方々がいらっしゃいましたら、申し訳ありません。
では、本日のブログ始まり、始まり~。
 
 

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◆白華の檻 最新情報


さてまずは恒例ですが、
【白華の檻】の最新情報についての紹介です。

 

▼B's-LOG様

 先月発売号は既にGETしていただけましたか?
 描き下ろしイラストやキャスト様の情報、新たに判明する【白華の檻】の世界に、
 新キャラクターの紹介など、先月号も見逃せない情報が満載ですよ!

 

▼描き下ろし画像

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先月の書き下ろしはこちら!
これも毎回のものと同じく、今月の公式サイトTOP切り替えの対象となっています。
いち早く、このイラストを大きく見たい方は是非雑誌を手に入れてくださいね~。




▼メインキャスト公開

今週のブログでも紹介させていただきますね。
本作メインキャスト様が公開となりました。
魅力満載のキャスト様ばかりです。是非お楽しみに~!

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幻灯火:森川智之 さん

空疎尊:鈴木千尋 さん

胡土前:黒田崇矢 さん

隠岐秋房:前野智昭 さん

秋篠古嗣:内田夕夜 さん

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また、今月6月号ではサブキャラクターのキャスト様も公開!!
そちらもびっくりするくらい、素晴らしい方々ばかりです。
昨日も収録に立ちあわせていただきましたが、鳥肌ものでしたよ~。




■公式サイト

 【白華の檻 ~緋色の欠片4~】、
 公式サイト、OPENしています!

 【白華の檻】公式サイト↓
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 最新の更新では【画廊】項目が更新となりました。
 追加されたイベントCGは【幻灯火・空疎尊・胡土前】の3名。
 いずれも美麗なCGばかりですので、お見逃しなく!

 そして、【登場人物】項目ではサブキャラクターたちが一挙追加。
 皆ストーリーの中で活躍必死なので、是非彼らの紹介もご覧になってください。
 またTOPから選択できる【応援】では、本作の応援バナーが公開中!
 お気に入りのキャラクターを選んで、使ってあげてくださいね。

 その他、仕様にて本編の一部スクリーンショットが公開中です。
 特にスクリーンショットは実際のゲームの雰囲気が感じ取れると思いますので、こちらもお見逃し無く!


と、今回は以上のご紹介となります!
皆さんもチェックしてくださいね~。




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◆ゲスト来訪

さてゲストがやってくるのも、第2回となりました。
本日ゲストはこの御方。

本作メインライター 『西村悠』 です! わーぱちぱち。
それでは早速呼んでみましょうー!


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日ごとに暑さが増してまいりましたね。
皆様いかがお過ごしでしょうか。
白華の檻にてメインシナリオを担当しております、西村悠です。

ありがたいことに、
緋色の欠片シリーズとは初代から長くお付き合いさせてもらっております。

緋色の欠片(無印)、蒼黒の楔 緋色の欠片3、
真・翡翠の雫 緋色の欠片2でシナリオを担当させていただいており、
本作では、世界観・ストーリー・メインシナリオの制作と、
シナリオ制作の根本から仕上げまでどっぷり関わらせてもらっています。

せっかく一Dにコメントの機会を与えてもらいましたので、
今回は少し長々と、本作の特色や一スタッフとしての意気込みなどを語っていこうかと思います。
お時間のある方、興味があるという方は少しだけお付き合いいただければ幸いです。

 

▼緋色シリーズとして

 一Dも何度か語っていたと思うのですが、
 本作は緋色の欠片(無印)の1000年前から題材を借りた、パラレル作品となります。

 当然のことですが、1000年前の舞台設定というのは
 緋色の欠片(無印)にシナリオライターとして関わった際、
 緋色本編のストーリーを支える歴史のひとつとして作りました。

 この部分を丸ごと取り出して、ゲームとして成立させるためには、
 もちろん、そのままで使うことはできず、舞台設定を一度見直し調理し直す必要がありました。

 ゲームとして成立するよう新しく作り替えた【ifの物語】というのが
 この白華の檻という作品となります。

 緋色の欠片シリーズに触れてこられた方には、
 1000年前にこんなことが起きたのかもしれないと
 想いを馳せてもらえたらと考えながら制作しております。

 緋色の欠片にある、あの重く切ない雰囲気と、
 時に熱く、時に涙を誘う展開はしっかりと受け継ぎ、
 シリーズファンの方にもご満足いただける内容にすべく、
 日々、攻略対象ひとりひとりの物語と向き合っております。

 

▼単体の作品として

 では、既存の緋色シリーズに触れていない方には楽しめないのかというと
 そんなことはなく、単体でも満足していただけるものを目指しております。
 この作品を入口にして緋色の欠片の世界に触れていく、
 なんていう楽しみ方もできるようにと考えています。

 緋色の欠片をまったく知らなくても、
 このゲームはこのゲームとして、面白く・魅力的なものを目指そうというのは、
 開発の最初から、このゲームに関わる全員の思いとしてあったものです。

 この作品自体が、ひとつの作品として完結し、
 楽しめるものになれるよう、持てる力の全てを尽くしておりますので、
 【緋色の欠片】の世界に触れたことがないという方もぜひご期待ください。

 

▼どのような物語なのか

 これから各種のメディアにて
 少しずつ露出されていくのかとは思いますが、
 僕の方からも少しだけ述べておこうと思います。

   舞台は現代より遡ること1000年前。
   貴族達が栄華を誇り、その陰で貧しい人々が虐げられていた頃。
   人の生活のすぐ隣に、カミや妖があった時代。

   創世の時より存在したと言われる【剣】を封じる玉依姫は
   ある冬の夜、銀色の毛並を持った大きな孤と出会う。
   人に追われ、傷ついた狐を玉依姫は助け、心を込めて手当てした。

   狐の名は幻灯火。
   ある特殊な力を持ったカミだった。
   玉依姫に命を助けてもらった彼は、彼女に告げた。

   玉依姫がこの世に終わりの中心となるという噂が、
   人間たちの間で囁かれていると――。

   幻灯火の言葉を裏付けるように、平和だった季封に異変が起き始めた。

   【終焉を招く妖】オニの脅威が季封に迫り、
   オニを殺す唯一の武器が玉依姫の【剣】のみということが明かされ――。

   玉依姫は【この世の終わり】を止めるために、
   外の世界へと旅立つことになる。


 ものすごく端折ってますが、これが序盤のお話となります。

 玉依姫の辿る道は様々。
 プレイヤーの皆様の選択によって敵、関わる人々、結末も全く異なります。

 共通しているのはこの物語が【罪】、そして【恋】という言葉で語られるということです。

 

▼【罪と恋】個別ルートの見所

 本作は女性向け恋愛アドベンチャーですから、
 最終的な目標は攻略対象との恋の成就となります。

 この作品では、主人公を含む全ての攻略対象が
 なんらかの罪を抱いており、死に物狂いでその罪を贖おうとしています。
 苛酷になっていく戦いの中で、やがて攻略対象たちの
 背負うものが見えて来ることでしょう。


 そして主人公もまた、罪の檻に閉じ込められた者のひとりです。


 攻略対象、そして主人公。
 共に心に抱える罪を乗り越えない限り、2人が結ばれることはありません。

 主人公の抱える罪が、彼らの罪と重なったとき、
 世の終焉へと向かう物語と2人の恋はクライマックスを迎えることになります。

 重く切ない恋の行方、そして己の過去、罪との決着。
 それこそが本作の見所です。ぜひご期待ください。

 

さて、心血注いで制作している作品ですので、
語ろうと思えばいくらでも語ることができるのですが、語りすぎも野暮かと思います。

実は次回のブログにもお邪魔することが決定しましたので、
続くお話は来週にでも披露させていただこうかと思います。
皆様【白華の檻~緋色の欠片4~】の今後の情報を是非お見逃しなく。

西村悠でした。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

ということで、
【白華の檻 ~緋色の欠片4~】メインライター 『西村悠』 に来てもらいました~。


今回も毎タイトルのように熱く語ってくれております。
実を言うとこの倍くらいはコメントテキストくれたのですが、
それだと他コーナーが圧迫されてしまうので……(笑)
また来週も彼は来てくれますので、その時に続きをご覧になっていただきましょう。

以上、今週のゲスト来訪でした!



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◆白華の檻 世界観紹介 その3

さてさて、世界観紹介も第3回になりました。
本日紹介させていただくのは残るメインキャラクターの2人。

【隠岐秋房】 と 【秋篠古嗣】 になります。

そしてなんとびっくり今回の世界観紹介は、
ゲストに来てくれた西村が引き続き書いてくれることになりましたー! 拍手!
確かに、ジョーだけじゃ間に合わないね、拍手! (涙)



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                 あの時、あの手を離した【罪】……

                   もう二度と繰り返さない。


本作の第4攻略対象は季封の少年武官、隠岐秋房。
いつも一生懸命で、その一生懸命さが若干ずれてる感のある、
【ザ・報われない剣士】それが秋房です。

彼の大きな悩みは、玉依姫の方が剣の腕が立つということ。
この事実に彼の自尊心は大いに傷つき、彼の修行バカっぷりに拍車を掛けています。
そんなどことなくユーモラスな感じの彼ですが、季封では兵を取り纏める立派な武官。

玉依姫には劣りますが、剣士としても優れた才能を持っていますし、
民の信望も厚く、その気持ちの強さとまっすぐさは周囲にいる者たちが
皆揃って認めているところでもあります。

戦いにおいては、その類い稀なる回復力と意志の強さで
主人公を必死に守ってくれるでしょう。


しかーし!


本作のキーワードは【罪】。
彼もまた過去に犯した罪に苦しんでいます。

――ある人を救えなかった。 その手を離してしまった。

その人の手の温かみと、手を離したときの寂しさが、
彼にはまるでつい先程のことのように感じられるのです。

彼の物語では、再びこの【罪】と向き合うことになり、
彼と玉依姫はその絆によって、共に罪を乗り越えようとします。

道の先にあるのは光か闇か、その決断はあなたの手で。

 

 







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              信念を貫き、理想を遂げるために戦おう。

                この手、いくら【罪】に染めようとも――。


メインキャラ紹介、とりを飾りますのは、
本作一のフェミニストにして色男、秋篠古嗣でございます。

彼は京より季封にやってきて、
玉依姫に中央政権と共闘し、オニを討たないかと進言します。

玉依姫を美しいお姫様と呼び、ときに妖艶に彼女に迫るこの男。
一見軽いだけの優男に見えますが、術師としての才能は凄まじく、
京では安倍晴明の再来とまで言われております。

苦難にあっては術と短刀を自在に操り、
舞うように戦って玉依姫を助けてくれるでしょう。
艶やかな笑みの下に、強き信念。それが古嗣という男です。


彼の【罪】は……理想のための犠牲。


彼は自らの強い信念のために多くの罪を犯し、
そして今後も罪に手を染める覚悟をしているようです。

彼がどのような理想を抱き、何を犠牲にしてきたのか。
それをここで詳しく述べるわけにはいきませんが……
彼は玉依姫に自らの過去と罪を重ねている、とだけ言っておきましょう。

彼の罪と理想が明らかになったとき、
京に渦巻く陰謀もまた浮かび上がることでしょう。

大きな陰謀と己の罪を前に、
彼が何を想い、どのような行動を取るのか、
それもまたあなた自身の選択に委ねられていきます。

 

 

さて、僕の担当したこの回にて
一通りメインキャラを紹介できたわけですが
せっかくですので、世界観に関わる余談をひとつ。

【オニ】という言葉は元々日本にあった固有の言葉で、
後に【鬼】という漢字を当てはめたのだと言われています。
その際に、陰陽道などの影響を受けて、角や虎の牙などがついた今の鬼のイメージが根付いたのですね。

もともと日本にある【オニ】が表すのは、【現世に害をなす異界の存在】という意味なんだとか。
隠れたる者・姿の見えぬ者という意味で【隠】(おぬ)という漢字が

その語源にあったとする説があります。

本作で【オニ】が漢字の【鬼】ではなくカタカナで表記されているのは、
後に形作られた【鬼】のイメージではなく、本来の意味での【オニ】の方が
本作のイメージが近かったからという理由によります。

以上、余談でした。なんだか難しい話でしたね。
さて、この辺りで僕も一度役目を終え、一Dにバトンを渡すとしましょう。
それでは一D、よろしくお願いします。


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と、以上西村の紹介による、 【隠岐秋房】 と 【秋篠古嗣】 でした!

余談は中々面白いことを話してくれましたね。
本作における設定や製作に関わる裏話など、
お話できる限りで今後も色々と披露できたらいいなあと思っております。


さて、キャラ紹介が終わったところで先週予告しておりました、
舞台背景のほうを簡単ですが触れさせていただきますね。

今日は、【白華の檻 ~緋色の欠片4~】にて
出てくる3つの大きな舞台をご紹介しようかと思います。






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雪に覆われた季封。
 深い山中にあり、また結界にも覆われている、
 この秘匿の里、霊感のない人間では辿り着くことさえできません。

 中央政権の支配下に入っていない独立した地域で、名実ともに外の世界から隔絶された場所です。
 冬は雪に覆われるとは言え、悪天候もなく、飢饉とも縁のない恵まれた土地でもあります。

 民は皆ほがらかで、自然と共に生きています。
 しかし【剣】を封じる、という一点において、
 彼らの気持ちは良くも悪くも、ひとつにまとまっています。

 



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本作では【たいらのみやこ】と読みます。
 言わずと知れた平安時代の日本の首都ですね。

 北には中央政権の本拠地【大内裏】があります。
 その周辺には貴族のお屋敷が建っていたそうですが……。

 平安京と言っても全ての場所に貴族が住んでいたわけではなく
 全てが華やか、きらびやかではなかったようです。

 芥川竜之介の羅生門でも語られているように
 時と場所によっては荒れ果てていたり、餓死者が出ていたりもしたそうですね。

 特筆すべきは大路の広さ、これは知って驚きました。

 大路はどこも数十メートルの幅、朱雀大路などは幅が84mほどあるそうです。
 道幅のみで徒競走が出来るレベルです。
 いや、すごい。

 



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現世と高天原の狭間にある世界で、
 本作では造化三神の一柱、神産巣日神が自ら住まうために作った世界となります。

 無限に続く湖面のただ中に大きな御殿が建てられている。
 そんなイメージです。

 この世界の特徴は【不変】であるということです。
 常夜の中にあり、湖面も変わらずに穏やか。
 御殿は尽きない灯火に照らされています。

 現世は造化三神がそれぞれの役割をもって創り出したもの。
 しかしながらこの幽世は神産巣日神のみによって創られた場所。
 それゆえこの世界には【滅び】【死】【変化】という概念が、欠落しているのです。

 

――といった感じで、3つの舞台を紹介させていただきました。
それぞれ特徴的な場所ですよね。

この他にも色々な場所がありますので、
機会があればまた詳しく紹介をさせていただこうかと思います。

 


来週はサブキャラクターの紹介に移りたいと思います。
サブキャラも皆、重要な設定を負っている者ばかりですので、
そちらも是非お見逃しなくー!


また次回 【世界観紹介 その4】 をご期待くださいませ!!



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◆あとがき


ということで、第6回目、
本日の【白華の檻】ブログでした!


日が変わってしまったああああああ。


時間に追われるってこういうことなんですね。反省です。


この時間、夜ひとりでカタカタと会社でお仕事しているとなんか、あれです。
寂しいです。あ、でもすぐ近くに他のスタッフさんもおった。
皆仕事なうですね、大変そうだ。


ではではまた次回、
皆様とお会いできることを願いまして――。

 

一ジョーでした。


わぁぁ……もうすぐ3時て。 おやつの時間ですね!(違)






 

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