十鬼の絆 其の九

 

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こんにちは。
【十鬼の絆】ディレクター、デザインファクトリーの茂木あやです。


先週、十鬼のゲーム開発がほぼほぼ落ち着きまして、ひと時の休憩中です。
バタバタと社内を動きまわっていた日々が懐かしく感じます……。
皆さまのお手元に届くまでは、あと一ヶ月ちょっとありますが、
それまで公式サイトや雑誌での掲載、そして、このブログを
ご観覧いただき、7月19日までお待ちいただければと思います。

 

 
それでは、十鬼ブログを始めていきたいと思います。
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▼電撃Girl's Style 7月号
今月号は、mikoの描き下ろしイラストに加え、
千歳・千耶・千岳・秦の鬼化バージョンの立ち絵が
掲載されており、鬼化すると容姿にどのような変化が見られるのかが、
文章でも解説しております。
また、千歳・秦の鬼化スチルも掲載しています。
 
そして、それだけでは終わらない……。
 
千歳役・伊藤健太郎さん、千耶役・神谷浩史さん、
千岳役・乃村健次さん、秦役・日野聡さんのインタビューも掲載されております。
是非ともチェックしてみてくださいませ~。
 
 
 

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さて、今回は店舗特典につきますドラマCDのシナリオをちょい見せしていきたいと思います。


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~千歳の祝言~
・千歳
・島津豊久
・島津義弘

 
島津義弘「さっきの話からすると、女鬼というのは相当数が少ないようじゃの。
   もしや、他の男鬼との恋のさやあてに敗れて、
   【二度と恋などしない】と思っておるのか?」
 
島津豊久「そんな、一人や二人に振られたぐらいで落ち込むなよ――
   って、もしかしたら十人二十人に振られたのかもしれないが。
   女は、この世にはごまんといるんだし、諦めなくても――」
 
千歳   「振られたって決めつけんな! 何だよ、十人二十人って!
   この俺を振るような馬鹿な女が、この世にいるはずねえだろうが!」
 
島津義弘「そういった、自信過剰な態度は、女子(おなご)に敬遠される元じゃと思うが……
   ではおぬしは、一体なぜ女子を寄せつけんのじゃな?」
 
千歳   「別に、寄せつけねえわけじゃない……。
   ただ、今は戦国の世だし、頭領としてやらなきゃならねえ事も たくさんあるし……」
 
島津豊久「嫁さんをもらって一族を繁栄させるのも、頭領の役目のうちだろ?
   やらなきゃならない事があるとか言ってるが、
   しょっちゅう戦に駆り出されている俺達に比べれば、ずいぶん仕事は少ないはずじゃないか」
 
千歳   「いや、それはそうかもしれないが……」
 
島津豊久「もしかして、まともに女に惚れた事もないのか?」
 
千歳   「何だよ、女に惚れた事がないって――決めつけんな!」
 
島津義弘「それとも、もしや、もてないのかのう」
 

 
こちらはシナリオの中ほどを抜粋しましたものです。
さてさて、“もてない”と義弘さんに言われた千歳は、どう言い返すのでしょうか。
 
 
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~家康の煎じ薬~
・千耶
・徳川家康
・本多正信

 
徳川家康「どうした? 千耶。風邪でも引いたのか?」
 
千耶   「……寒さには慣れているつもりだったのだがな、軽い風邪かもしれん」
 
徳川家康「それはいかん。 今年の風邪はタチが悪いと、家臣達も話していたぞ。
   大事をとって休むに越した事はない」
 
千耶   「いや、ただの風邪だからな。そこまでしなくても……」
 
徳川家康「何を言っている。風邪を甘く見てはいかんぞ。 正信、床を用意してくれ」
 
本多正信「承知いたしました、すぐに持ってまいります」
 
※場面切り替え
 
徳川家康「よし、だいぶ血色がよくなってきたようだな」
 
千耶   「あんたは本当に、心配性なのだな。
   鬼の俺が、風邪ごときで倒れるはずがないだろうに」
 
徳川家康「己の体力を過信していると、後で泣きを見る事になるぞ。
   いいから、俺の言葉に従っておけ」
 
千耶   「ああ、わかった」
 
本多正信「まさに、鬼のかくらんといったところですかな。
   このまま寝かせておけば、すぐに持ち直すとは思いますが……
   どうです? 殿。
   せっかくですから、殿が煎じた薬を飲ませてみては?」
 
徳川家康「そういえば、俺の薬を千耶に飲んでもらった事はなかったな。
   いい機会か」

 
 
こちらもシナリオの中ほどを抜粋したものです。
なんだか雲行きが怪しい感じになってきましたが、
一体、どんな薬なのでしょうか……。
正信さんが進めた意図も気になりますね。
 
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~三成の眼鏡~
・千岳
・石田三成
・嶋左近

 
千岳   「左近、遅くなっちまってすまなかった。実は、事情があって――」
 
嶋左近 「今日は、何人(なんぴと)たりとも、この部屋への入室はまかりならんと
  言っておっただろう! 千岳……おぬしだったのか」
 
千岳   「ずいぶん殺伐とした出迎えだな。何かあったのか?」
 
嶋左近 「ああ、早急に手を打たねばならぬ事態が起こってしまった」
 
千岳   「早急に? ってのは――」
 
石田三成「か、千岳様、ようこそいらっしゃいました。
   本日は、このようなむさくるしい所へお呼び立てして申し訳ございません……。
   ひ、ひとまず上座の方へおかけください」
 
千岳   「おいおい、この城の主はあんただろうが。
   護衛の俺を、上座に座らせてどうするんだよ?」
 
石田三成「主なんて、めっそうもない! 私はもう隠居した身です。
   千岳様さえよろしければ、今すぐにでも城主の座を明け渡したいと
   思っているほどです」
 
千岳   「…………左近、俺は、夢を見てるのか?」
 
嶋左近 「そう思うのも無理はないが、これはまぎれもなく現実だ」
 
千岳   「どういう事なんだ? もしかして、影武者か? それとも乱心したか」
 
嶋左近 「残念ながら影武者ではないし、殿はご正気だ」
 
千岳   「なら、一体どうしてこんな――
   ん? 三成、いつもかけてる眼鏡はどうしたんだ?」
 
嶋左近  「おお! いいところに気づいた、さすが千岳」
 

 
こちらはシナリオの冒頭辺りを抜粋しました。
……一体、どんなことがあってこんな事になったのか……。
とても気になる展開です。しかも冒頭から……。
三成さんの眼鏡は、一体どこにいったのでしょうか。
そして、彼が眼鏡を装着する瞬間は……。
 
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~元康の苦労~
・秦
・毛利元康
・宇喜多秀家

 
毛利元康  「ひとまず、吉川殿に関しては重ねて説得を行っております。
     そして、小早川殿に関しては、元義兄の宇喜多殿に――」

SE・木戸を勢いよく開ける音
 
宇喜多秀家 「誰か、僕の名を呼んだかい?
     (呆然としている元康と秦を見て不服そうに)どうしたんだい?
     この僕がわざわざ足を運んであげたっていうのに、
     何の反応もないというのはどういう事かな?」
 
毛利元康  「こ、これは申し訳ございません!」
 
宇喜多秀家 「まったく……気配りが足りてないよ。
     いつ何どきでも戦場にいる時みたいな心持ちで望まなきゃ。
     もう一度やり直すから、今度はちゃんと反応するようにね」
 
毛利元康  「はっ、かしこまりました……!」
 
宇喜多秀家 「いい返事だ。楽しみにしてるよ」

SE・木戸を閉める音
 
     「……元康、今のは一体何だったのです?
      やり直しがどうとかと言っていましたが」
 
毛利元康  「申し訳ございませんが、秦殿もおとなしく従ってください!」

SE・木戸を開ける音
 
宇喜多秀家 「今、僕の名を呼んだね? はっきりと聞こえたよ。
     この耳は、僕に対する賞賛の言葉は決して聞き逃さないように
     なってるからね!」
 
毛利元康  「あっ、あなたは――!」
 
宇喜多秀家 「ふっふっふ……その通り!
     備前美作五十七万石の太守にして、太閤殿下の元養子、
     さらには前田利家殿を舅に持つ、絢爛たる家系に生まれたこの僕!
     稀代の謀将と名高い、宇喜多直家の血を色濃く受け継いだ
     この宇喜多秀家の名を!」
 
毛利元康  「ははっ――ようこそいらっしゃいました、秀家殿!
     お待ち申し上げておりました!」
 
宇喜多秀家 「ふっ……やはり、賞賛と羨望の視線を一身に受けるのは、心地いい。
     (秦があっけに取られているのに気づいて)おや、どうしたんだい?
     おまえは、あまり驚いていないようだが」
 
     「驚いているというよりは、あっけに取られているのですが。
      何なのです? その仰々しい登場の仕方は」


 
このシナリオは冒頭辺りから抜粋しました。
秀家さん、すごく……なんていうか……面白い方ですよね。
彼らのやり取りを見ていると、秦と秀家さんがひと悶着ありそうな感じですが……。
一体、この後はどうなるのでしょうかね……タイトル通り、元康の苦労を感じます。。。

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さて、4本のドラマCDの内容を紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
気になる続きは、ドラマCDの方でお楽しみくださいませ。


 
 
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来週のブログですが……まだ何をやるかは未定です!
すみません、ただ今、準備中ですので、来週のお楽しみに~。


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それでは、今回はこの辺りで。
お土産は、通常版パッケージであります千歳と千耶の壁紙です。
 
ではでは、また来週お会いしましょう。

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