白華の檻 最終回!

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オトメイトスタッフブログをご覧の皆様、こんばんは!

【白華の檻~緋色の欠片4~】担当、
デザインファクトリーの 一(にのまえ)ジョー と申します。


本日、【白華の檻~緋色の欠片4~】ブログ最終回。


ということで、本日が当ブログの最終回となります!
ここまで応援してくださった皆さん、
本当にありがとうございました。

それでは……最終更新!
【白華の檻 ~緋色の欠片4~】公式ブログ、最終回スタート!!
 

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◆白華の檻 最新情報

 こちらの紹介も最後になりますね。
 【白華の檻】の最新情報についての紹介です。


▼オトメイトブログ クリスマス企画

引き続きの告知となります。
オトメイトブログ毎年恒例のクリスマスイベントに、
我々【白華の檻 ~緋色の欠片4~】チームも参加することになりましたー!(`・ω・´)+

企画公開当日となる12/24日まで、
オトメイトブログ公式TOPに様々なキャラクターたちがやってきます。
もちろん白華メンバーも定期的に現れますので、どうぞお見逃しなく。
当日のイベントには描き下ろしイラストに加え、
オリジナルSSも用意されていますので、是非いらしてくださいね!!


本日までに登場した白華キャラクターたちは、胡土前&古嗣、秋房、空疎尊……
残っているのは当然あの御方です。ちまきの御仁――違った、幻灯火ですよ!!
企画当日まで、皆様お楽しみに!



 

▼薄桜鬼 冬の市2012 & オトメイトウィンターマーケット2012

  公式HP →   http://www.ideaf.co.jp/comiket/c83/

 開催場所: COMICMARKET 83
            新宿マルイワン 7F

 こちらのイベント2会場にて、白華のグッズが販売されることとなりましたー!
 今回はそのラインナップをご紹介させていただきます。


・ロールケーキ 
new!!
 白華の檻に関連商品がまた一つ増えましたー! やったね!
 今回追加されたのはロールケーキです!!
 なんと今回はそのケーキの画像を、公式サイトに先駆けて公開!! ご覧くださいませ!

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 と、こーんな感じになっております!!
 また映っている三種類は左から【白華の檻・十鬼の絆・薄桜鬼】です。
 気になるお味などは公式サイトに明記されておりますので、こちらも是非是非チェックしてくださいね!!


・Otomate Maniax Vol.4
 毎年恒例となったこの1冊が、今年も出ますよ!
 様々なスタッフブログの記事や画像が一堂に集まった、珠玉の一冊!!
 もちろんこの冊子のためだけに描き下ろされた、白華のイラストがございます!!
 詞紀と 『アイツ』 と 『アイツ』 が本編とは違い、とても微笑ましく描かれていますので、
 白華ファンの方々には是非手に入れて頂きたいですね。

 その他にも過去の【Otomate Maniax】シリーズが販売されますので、
 以前買い逃してしまった方にもチャンス到来ですよー。



・イヤホンジャック (※コミックマーケット83での販売はありません)
 こちらも参戦させていただきました。
 ジョーも実際に監修させていただきましたが、とても綺麗な形に出来上がっていましたよ!!
 現在、公式サイトにて詳細画像公開中です。チェックしてみてくださいねー。


・マグカップ (※コミックマーケット83での販売はありません)
 ということで白華のマグカップです!!
 『佐倉たくと』が描きおろしてくれていますよー、ちびちびな白華メンバーがあなたの手の中に。
 こちらも画像が公開となりましたね。ちっちゃな白華メンバーたち、とても可愛らしいですよね。
 是非手に入れてくださいねー。


・アロマキャンドル
 様々なタイトル、キャラクターのイメージやテーマに沿った香りを楽しめる、アロマキャンドル。
 こちらにも白華が参加していますよー。匂いは――和風で心落ち着く、そう『抹茶』!!
 ……他タイトルの香りの名前と見比べてみましょう。びっくりするほど浮いています(笑)
 ですがとても良い香りで、見た目もすごく綺麗なんですよー(・ω・)
 こちらも画像が公開済み! いやー、ずらっと並んでいると壮観ですね。
 というか皆綺麗。使わないでも眺めていられる、とてもよい作りですね(笑)


・白華の檻 ~緋色の欠片4~ ブレスレット (※コミックマーケット83での販売はありません)
 白華のアクセサリーが登場!!
 和風テイストにつくられているし、詞紀がこれをつけていたら凄く似合いそう。
 皆様もご覧になってみてくださいねー。


以上、様々なグッズが販売予定ですので、白華ファンの皆様、どうぞお楽しみにー!!

 



▼パセラリゾーツAKIBAマルチエンターテインメントにて「オトメイトカフェ」開催中!

「パセラ」と「オトメイト」のコラボレーションがパワーアップして再び登場!
パセラリゾーツAKIBAマルチエンターテインメントにて「オトメイトカフェ」開催中です。

  ↓↓  こちらですよー!! ↓↓
http://www.paselabo.tv/collabotown/otomate/menu/index.html

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【白華舞う玉依りパフェ】はお食べになりましたか? 
とても美味しいので、是非是非ご賞味あれ!

開催場所は秋葉原。
駅から迷子にならないよう、道順は事前にチェックしてくださいね。
ということで皆様、機会があればどうぞ行ってみてくださいませ!!

 


▼公式ビジュアルファンブック

 好評発売中!!

 作中の美麗イラストはもちろんのこと、ラフ描きや、ブログに掲載されたミニイラスト、
 更には本書だけの新規描き下ろしや、制作陣インタビューなども載っております!
 皆様、どうぞ宜しくお願い致します!!

※クリックで大きなサイズが表示されます。

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書名  :白華の檻 ~緋色の欠片4~ 公式ビジュアルファンブック 
発売日 :2012年10月31日 
定価  :2835円[本体価格2700+税]

ISBN  :978-4-04-728470-8
判型  :A4判
ページ数:128ページ

発行元 :株式会社エンターブレイン
発売元 :株式会社角川グループパブリッシング
弊社公式サイト:
http://www.enterbrain.co.jp/
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▼ドラマCD

【白華の檻 ~緋色の欠片4~ 二華飾り】、好評発売中。
本編中のとある一日を描いた物語と、ありえない&とんでもない学園モノ!!
皆様、どうぞ宜しくお願い致します。

詳細はこちらの ■■■ 公式HP ■■■ をどうぞ!

 ※クリックで大きなサイズが表示されます。

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▼公式サイト

 【白華の檻 ~緋色の欠片4~】、
 公式サイト、OPENしています!

 【白華の檻】公式サイト↓
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 公式サイト、引き続き稼働中!
 プレイしたことはないけど、気になっている……という方がいらっしゃいましたら、ぜひいらしてください!
 キャラクター紹介や、作中イベントCGなど、たくさんのコンテンツでお迎え致しますよ!

 また、本作のメイン+サブの全キャラ人気投票の結果も掲載中です!
  (※一部ネタバレがございますので、
    作品未プレイの方はお気をつけくださいませ)




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◆終了のご挨拶 @いけ

さて、最後のブログということもありまして。
今回は原画 ・ ライター ・ ディレクター、
それぞれが制作陣の代表として、お別れの挨拶をさせていただこうかと思います!

まずは、白華の世界を描き出してくれるこの人――
原画担当・ 『いけ』 からのコメントになります。
それではバトンタッチ!!


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こんばんは、お久しぶりです。いけです。
本日ついにブログ最終回……長かったようで短かったような数ヶ月間。
と、卒業式の贈る言葉のようなことを言いたくなる最終回。


白華発売後、ユーザーの皆様から感想や要望のメールをいただいては
とても感激しています。
送ってくださっている皆様、本当にありがとうございます。
ブログを読んでくださっている皆様もありがとうございます。
感想など送ろうか迷っている皆様、遠慮なさらず一言でもどんどん送ってくださいね。
スタッフはメール一通で300メートルは走れる元気をもらっています!


白華はチーム全員で気合を入れて立ち向かっていった甲斐があり、
個人的にはとてもよいものにできたという手応えを感じました。
グラフィックチームとしても今できる最高のグラフィックを!と。

塗り担当の方々と、何とか二人三脚でゴールを迎えました。
ですので、まだ未プレイの方にはこの作品をぜひ味わって欲しいです。


世間はそろそろ冬休みに入ることかと思いますが、
ぜひともこの季節にぴったりの白華をプレイしてお過ごしください。
私も年末にがっつりプレイします!(笑)


ブログは今日で終わりですが、パセラのスイーツに参加中だったりこのあともコミケ出店と、
【白華の檻 ~緋色の欠片4~】はまだまだ盛り上がっていきますので、
引き続き応援よろしくお願いいたします!


オトメイトマニアックスは先日ワリコミでSさんが宣伝していましたが、
白華の描き下ろしがありますのでお手にとって見てくださいね。
あとジョーDも宣伝してくれましたがAN(アーメン・ノワール)も描いています!


それではまた、どこかでお会いできることを願って。
いけでした。


※クリックで大きなサイズが表示されます。

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【白華の檻 ~緋色の欠片4~】という作品を、
素晴らしいものへと昇華してくれた最大の功労者でしょう。

幻灯火 ・ 空疎尊 ・ 胡土前 ・ 隠岐秋房 ・ 秋篠古嗣――
彼らに姿形を与え、作品の世界を描き出した彼女。
制作ではやはり修羅場の連続でしたので、大変な苦労をかけました。
主にねー、スケジュールとかねー(白目)

ただやはりとても魅力というか、そう――力のあるイラストを描いてくれるので、
ジョーや西村などが疲弊しているときに新しいイラストが上がってくると
モチベーションがガンガンに跳ね上がりましたね。
ホントカッコイイのですよ、いけの描く絵って。

なので、 「おいいい、負けてらんねええええ」 というのが常でしたね。
こんなカッコイイ絵が出る場面で妥協など出来るかああ!!!っていう(笑)

そして様々な修羅場を越えて――無事に発売。
そして、皆様からの暖かいお言葉や感想を頂けることになり……
共に制作に携われたことが、本当に嬉しく思います。

お土産は冷たい雪風の吹く中、優しく手を取り合う幻灯火と詞紀。
【世界がどうあっても、繋がれたその手は温かい】 ――そんな所でしょうか。

彼女の生み出す美しく強く、どこまでも魅力的な世界。
今後もどうぞ愛していただけますと幸いです。
以上、 『いけ』 からのコメントでした!! ありがとう!!




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◆終了のご挨拶 @西村悠

さて、続きましては
本作メインライターである 『西村悠』 のコメントです。

えー…………長い!!

いや、それだけ愛が溢れているんですね!!(笑)
それではバトンタッチ!!

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皆様、ご機嫌いかがでしょうか。
ご紹介にあずかりました、【白華の檻 ~緋色の欠片4~】メインシナリオ担当の西村です。
一Dに白華の檻ブログが最終回を迎えるというお話を聞き、駆けつけた次第でございます。

ついに終わってしまいますかー。寂しいものですね。
僕も密かに毎週の楽しみにしていました。
いつか終わりは来るものですが、来てみればやっぱり寂しいと思うのも人情というものです。


気がつけば師走。
ありがたいことに殺人的な忙しさの最中、
今年は色々あったなあ……などと、一年を振り返ることも多い今日この頃です。


思い返せば今年は、本当に『白華』漬けの日々でした。
緋色シリーズの最新作ということで、
責任を感じながら制作していたのを思い出します。
もちろん全ての作品において、全身全霊で作っているのですが、
緋色シリーズの制作については、いつもある種の緊張感がつきまといます。


これまでに作ってきた世界観というものがすでにあり、
それを見据えた上での制作ですから、ただ面白いものを作ればいいというわけではなく、
すでにある世界観の枠の中で何ができるか、どうすればその枠組そのものを
輝かせることができるのか、ということも合わせて考えていかなければいけません。

何かを一から作るのとはまた違った苦労と、楽しさがある作業です。
悪戦苦闘しながらも、やりがいのある仕事でした。

 

白華の檻のテーマは『罪』です。
過去に犯した取り返しのつかない出来事に対してどのように償えばいいのか、
ということを念頭に置いてキャラクターを設計しました。


『罪』という言葉は、おそらくとても主観的で内省的な言葉じゃないかなと思います。
私は(あるいはお前は)罪を犯した、と誰かが言ったとき、
『罪』は、その誰かの基準においての許されざる行為――ということになるのだと思います。


罪という言葉が自分に向かって使われる場合、
それは自分の存在を否定するものとして使われるのでしょう。
幸せになってはいけない理由であり、ここにいてはいけない理由でもあります。


一方でこの作品には償いという言葉が何度も出てきます。
この作品において『償い』という言葉は、
先ほどの罪と対となる言葉と考えると自分が今ここにいていい理由を、
幸せになっていい理由を探すために足掻くことを指すのでしょう。


この作品において、ほぼ全てのキャラクターに罪を設定しています。
登場人物達が『ここにいていい理由』を求めて時に戦い、時に許し合う。
そんな要素が、恋愛物語の中に織り込めたらいいなー、
なんて思いながら物語を考えていった気がします。


硬い話が続いてしまいました。
これだけでは硬いままで終わってしまいますので、
それぞれのキャラクターやキーワードを振り返りまして、
設定したときのコンセプトや会話、考えていたことなどを、
重要なものから瑣末なひとりごとまで、思い出した順に書いていきます。


多少のネタバレがあるかもなので注意です!

 

先祖達=基本、初代緋色からどのように変更するかを意識して設定しました。

幻灯火=ピュアクール天然ボケ。
      天然ボケと思いきや、
      狙ってボケてると思われるときもあります。
      相手を翻弄するのを楽しんでいる節がありますね。
      彼の最初のCGを見た時、狐バージョン、でけえ!
      と驚いてしまいました。
      あまり口には出しませんが、案外中身は単純で、
      「……詞紀の作ったちまきを食べてみたい」
      みたいなことをしょっちゅう考えています。
      尻尾が見えていたら、詞紀の前では四六時中ぱたぱたさせているのがみえると思います。


空疎尊=俺様ツンデレ要員。素顔を見せない恥ずかしがり屋さん。
      要素だけ見ると、なんだかんだ千年後の子孫と割と似ています。背の高さ以外。
      胡土前といいライバル関係になれるのではないかなーと思ってました。
      空疎尊「貴様はどうしてそう、もの覚えが悪いのだ。いいか術の理とは――」
      胡土前「Zzz」
      空疎尊「寝るな!!」
      みたいな感じで、案外面倒見がいいところも魅力かと。


胡土前=エレガントからワイルドへ。
      子孫の人とはわりと真逆に設定しました。
      負けず嫌いというところだけはよく似てます。
      D「西村さん、胡土前のこのギャグはちょっと……」
      西「す……スベリ芸だよスベリ芸!」
      D「スベリ芸にしてもちょっと……」
      みたいな攻防がよくありました。人を笑わせるって難しいです。


秋房 =猪突猛進お笑い要員。
      ギャグでもシリアスでもまっすぐなのがいいです。
      不器用なところは子孫とそっくりですね。
      不器用ですかと、それぞれのヒロインに問われた場合――、
      先祖「至らぬ所ばかりで申し訳ありません! 改善すべく努力いたします!」
      子孫「……ぶ、不器用じゃねーし」
      不器用にも色々な種類があるなーと思います。


古嗣 =大人な雰囲気のミステリアス遊び人。
      と思いきや、意外と子供っぽい、無邪気なところもあったりなかったり。
      秋房をからかうのも趣味だと思います。
      女性の相手はお手のものですが、本気の恋というものには経験が浅く、
      変なところで不器用だったりすると面白いなーなんて思ったりします。
      古嗣「うーん……この飾りどちらがお姫様に似合うかな……」
      と飾りを前にして悩み続け、悩み続けすぎて、商人に注意されたりしてると思います。


悪路王 =時代に立ち向かった一匹狼。
       猛犬注意の札を首に掛けさせたいです。
       返り血を浴びたCGにこれはかっこいい……と思わずうなりました。
       冗談なのか本気なのか、
       ベッタベタなラブコメに興味があるようです。


智則  =言蔵家は昔も今も損な役回りですね。
       白華の檻で一番優しいのは、
       彼ではないのかなあ……などと書いてて思いました。


吉影  =本編での策士っぷりもなかなかですが、
       BADEND解説要員としての印象も強いです。
       ここは本格的な英語発音で、
       とお願いしたのもいい思い出。


貞繁  =本編での悪役っぷりも気に入っていますが、
       個人的にはBADENDでの一コマ、
       ドキッ男だらけの褌大会を提唱した場面を高く評価したいです。
       ここCG欲しいです……とDにお願いしたところ、
       勘弁してくださいと逆に頭を下げられました。


道満  =気持ちいいくらいの憎まれ役、というコンセプトで設計。
       キャラデザを見たとき、ぴったりだ! と叫んでしまいました。
       自分が悪だとはっきり認識した上で、だからどうしたと
       言える人物は初めて書いたので、個人的にも新鮮でした。
       晴明に対する彼の気持ちは、異常なまでの敵対心であると同時に、
       どこかに憧れのようなものがあるのだと思います。
       たとえ彼が帝の地位を簒奪しようと、八百万のカミの頂点に立とうと、
       「こんなんじゃ晴明に勝ったとは言えねえ!」と言い続けることでしょう。
       ある意味で、彼も足掻き続ける人物のひとりですね。


風波尊 =真面目でスマート。ザ・エリートです。
       自分の中の浅ぱくなエリート像を前面に出し、
       徐々に内面を出していったキャラですね。
       立ち位置が可哀想なキャラです。


神産巣日=神々しさとクールな言動で誤魔化していますが、
       実は相当なお茶目さんであると思っています。
       BADEND解説では『やたらと神々しいOL』
       みたいなイメージで書いてみました。


オニ  =悲しき大怪獣。
       当初はそこまで大きくするつもりはなかったのですが……。
       D「中途半端はいけません。もっと大きくしましょう。50メートルくらい」
       西「そ、そんな大きいのがいいの?」
       D「そうそう、それくらいの方が説得力ありますって。世界の終わりですよ?」
       西「いやでもどうやって倒すの? 全然想像つかんのだけど……」
       D「そこはそれ、ライターの腕の見せ所ですよ」(いい笑顔)
       西「マジすか……」
       みたいな会話があったように思います。
       どうやって戦うのかものすごく悩みましたが、結果いい方に転がったと思います。


詞紀  =一番悩んだキャラクターです。
       彼女の『罪』がユーザーの皆様にきちんと納得してもらえるかどうかは、
       割と賭けだったような気がします。
       普段抑圧している分、素はもっと明るく子供っぽいところもあるのではないかと。
       いつか宿命から解放された後の詞紀も書いてみたい気はします。


季封  =この土地の印象は、今もってどう表現していいのかわかりません。
       表向きの平和な雰囲気と、内側のドロドロとしたもの。
       この世の仕組みの犠牲となった人々が、
       それでも寄り添って必死に生きようとしている、というイメージでしょうか。


京   =雅な貴族の都。
       ではなく、民間に餓死者がたくさん出たり、
       大火に飲まれたり、荒れ果ててしまったりすることもあった
       という部分に着目して書いたつもりです。
       色々な資料に当たれば当たるほど、奥が深すぎて
       きちんと表現できるのか――と、書くのが怖かったです。


土蜘蛛 =源頼光によって殺された妖怪、土蜘蛛と
       大和朝廷が成立する時代に、朝廷と対立し、
       追われていった民族としての土蜘蛛を合流させてみました。
       迫害される者の悲しみと怒りがまた新たな戦いを生む。
       それは今の時代でもあまり変わってないなあ、とか思います。


頼光  =詞紀が朝廷から賜る名前です。
       『鬼切丸』という実際の伝説と絡めてみようという試みでした。


渡辺綱 =秋房が朝廷から賜る名前ですね。
       実際の伝説では頼光の配下である綱がオニを斬った逸話から、
       『鬼切丸』と名が付いたそうです。


幽世  =神産巣日神が単独で創った世界であるため、永遠に変化のない
       世界です。死と滅びのある現世と、永遠の停滞がある幽世。
       どちらがいいか……となると考えてしまいますね。


BADEND  =バッエーンと発音しましょう。
          シリアスな場面ばっかり書いていたので、
          とても楽しく書けました。いい息抜きになったといいますか。
          D「……西村さん、これはさすがにはっちゃけすぎです」
          西「いや、久しぶりにギャグっぽいこと書くんで楽しくなっちゃって……」
          みたいな会話が交わされていました。
          実は製品版は相当大人しくなっています。
          Dには迷惑かけっぱなしですね。


うつろ・傀儡 =白華の檻の戦闘員。戦争をしたかった、というのと、
          詞紀やその他の一般兵達が活躍できる場を作る、
          という意味で用意しました。
          死者の魂だったり、ゾンビだったり。
          彼らも相当に不憫な存在ですね。

 
とりあえず、ざっくりとこんなところでしょうか。
多少なりとも楽しんでいただけたなら幸いです。


白華の檻、ブログは終わってしまいますが、
皆様の応援次第ではまだまだ展開があるかもしれません。
また、白華の檻のシナリオ担当として、皆様にお会いできることを楽しみにしております。


それでは、失礼いたします。

~*.*.:~*.:*~*.*.:*.:*~*.*.:*.:*~*.*.:*.:*~*.*.:*.:*~*.*.:*.:*~~*.*.:*.:*~*.*.:*.:*~*.*.:*.:*~



うーむ……彼とも3作連続、組んで3年ですね。
本作の重厚な世界と悲しい運命、そして一筋淡い慕情。
それらを紡ぎだしてきた西村です。
彼の生み出した物語、楽しんでいただけましたでしょうか?

いやはや今回も壮絶でした……
制作時、お互いに悲鳴をあげつつ仕事をしている感じでした。

D「西村さあああああああああああああんんんん!」
西「ちょっと待ってえええええええええええええ!」
D「やだああああああああああああああああああ!」

↑ 実際にあった会話(笑)

しかし、喉元過ぎれば熱さ云々というもので――
終わってみればやっぱり楽しかったんですけどね。
自分たちが生んだから当たり前なのかもですが、
ジョーは白華のキャラたちみんな好きですよ、やっぱり。

新たなる【緋色の欠片】という世界の物語。
皆様に楽しんでいただけたなら、ジョーたちも悲鳴を上げたかいがあるというもの……
今後とも、末永く愛して頂ければと思います。

以上、 『西村悠』 からのコメントでした!! ありがとう!!



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◆終了のご挨拶 @一ジョー

では、ラストは本作にて
ディレクターを務めさせていただいた私、一ジョーがお送り致します。
……が。そう書いたものの何を語ればいいのだろう。
そうだ……ラストなので制作秘話っぽいものでも、語りましょうか!?
秘話と言いつつ、 VFB(白華公式ビジュアルファンブック) で語ったかもしれませんが(笑)

本作は【白華の檻 ~緋色の欠片4~】というタイトルから分かるように、
作品としては『緋色の欠片』シリーズに並ぶものとなります。
で、制作が決定した当初――まさか自分が担当するとは思っておらず、
ディレクターに決定した時はまさに 『…………え!?』 という感じでした。

なにせ、緋色といえばオトメイトの看板みたいなタイトルですので。
それを担当しろって言われたらもう……重圧でしたね。
新作でありつつ、シリーズとしての流れを盛り込み面白いものを――
理想を語るのは簡単ですが、それを形にするのは難航しました。

あれもダメ、これもダメ。
初代緋色の設定と世界観を壊さずに面白く……
もう、そこだけで正直挫けそうになるくらいにはボコボコでしたね。
しかしそのボコボコの期間を経て、徐々に形となり、
イラストが加わり、音楽が加わり、演出が加わり……
ようやっと【白華の檻 ~緋色の欠片4~】が形作られていきました。

そうして初出の段階を迎え……けれど『緋色の欠片』という作品に対し、
新たな側面と言うモノが皆様に受け入れられるのか、本当に不安ばかりで。
そのまま時が進み、発売となり――
で、皆様からの反応を知ることが出来てやっと、 『よかった……』 という一息をつきましたね。

苦労した分、当然愛着も湧きますから、
皆様に白華の世界を気に入ってもらえて、本ッ当によかったです。
まあ人気投票に関しては、空疎がぶっちぎりだったのは予想外でしたが……(笑)

ブログは本日で終わってしまいますが、クリスマス企画やオトメイトモバイルにて年賀メール、
その他イベントなど……まだまだ白華の世界は続いていきます!!

そして叶うことなら――
このキャラクターたちに、のんびりとした幸せな世界とかを描いてあげたいですね。
あとは……アレだ。救ってほしいという嘆願がたくさん来た、あいつらのお話とか。

我々もより一層、
白華の世界が広がることを願っていますので、どうか皆様、応援を宜しくお願いします。
最後に白華の PC壁紙(1種) & PSP用壁紙(4種) をご用意させていただきました。
使っていただければ、嬉しいです。


※クリックで大きなサイズが表示されます。
※1920*1080
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※クリックで大きなサイズが表示されます。
※PSP壁紙

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それでは!!

またいつか、皆様とお会いできることを願いまして――。

一ジョーでした。




【白華の檻 ~緋色の欠片4~】、

今まで応援してくれてありがとうございました!


by 白華の檻 スタッフ一同

 

明日はGHP(Glass Heart Princess)発売日!!
皆様そちらも宜しくお願い致します!! (・ω・ゝ)

 

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