数日ぶりです、ディレクターの茂木あやです。
12月22日、舞台「十鬼の絆~関ヶ原奇譚~ 恋舞」が
無事に千秋楽を迎えることができました。パチパチ
これも恋舞のスタッフ様、キャスト様、
そして、応援してくださった皆様のおかげです。
本当にありがとうございました。
そして、お疲れ様でした。
で。
今日のワリコミの目的は……
花結綴りドラマCD、発売決定でございます~。いえあ。
発売を記念して、夏目ウタが
あらすじイラストを描き下ろししてくれました♪
ありがとう、ウタさん!めっちゃ可愛い……。
ブログ本編では、シナリオをちょこっと入れつつ、
あらすじをお伝えしていきます~。
また、ブログの最後に
お土産も用意していますので
最後までお付き合いいただければ幸いです。
では、ワリコミ十鬼ブログ、スタート!
十鬼の絆 花結綴り ドラマCD第二弾
【男達の試練 ~鬼の湯への道のり~】
男達シリーズ。いえ、シリーズ化したいなあっていう
私の願望であって、正式なシリーズではないです。。。
第一弾を【男達の親睦会】にしていたから、
第二弾も“男達の~”にしたいと思い、“試練”とさせていただきました。
冬ということもあって温泉です。
親睦会では、南雲秀特製の百鬼一首をやったり、
鬼鍋で熱い想いを語り合ったり……と
和気藹々な感じで絆を表現しましたので、
今回は、頭領達に身体をはってもらいまして
絆を表現してみました。第一弾とは違う形で絆を
感じていただける内容となっております。
ということで、ここであらすじを紹介。
~あらすじ~
敵対していた八千代や秀と絆を結んだ主人公。
彼らが自分とだけではなく
みんなとも親睦を深めてほしいという一心で
鬼鍋を提案してみたり……とても良い年であった。
そして、新たな年――正月。
今年も、頭領達と八瀬の里で正月を祝う宴を決行。
千歳、千耶、千岳、秦、千鬼丸、汐見、琴浦、月島……。
そして、初めて正月の宴に参加する八千代、秀も交えて
十二家の鬼の頭領たちが正月を共に過ごす。
それぞれが賑やかに宴を楽しんでいる中、
琴浦の発言により、みんながその話題に夢中になる――。
琴浦爺 「おまえ達は知らなかったか。『鬼の湯』と言うてな、
毎年正月には、八瀬姫様をそこへお連れする事になっておるんじゃ」
八千代 「『鬼の湯』ってことは、温泉?」
月島爺 「それ以外になにがあるというのだ」
秀 「お姫様と温泉に行くって……そんな、そんなことって……
えへっ、僕もお供します~♪」
月島爺 「な、なにを言うておるか!」
千歳 「そうだぞ! おまえが行くなら俺も行くぜ!」
千耶 「千歳。女子と共に湯につかるなど――」
八千代 「別に千歳は、一緒に温泉に入る、なんて言ってなかったと思うけど。
千耶こそ何を考えているんだろうねぇ?」
千耶 「揚げ足をとるな……」
千鬼丸「(想像しながら)……あ、あいつと一緒に、温泉……」
千岳 「おい、おまえら。騒ぐんじゃない。
ったく、八瀬姫が絡むと途端にけん制しあうから困ったもんだぜ」
秦 「翁方。彼らを煙に巻くには大変な苦労をするでしょうから、
私が護衛をしてさしあげます」
千鬼丸「秦! どさくさにまぎれてついていこうとすんじゃねえ!」
秦 「ちっ」
汐見爺「ふむ……ちとやっかいなことになったのう」
琴浦爺 「そうじゃのう。連れて行ってやりたいが、
『鬼の湯』には、選ばれた者しか立ち入れん事になっておるし」
千耶 「選ばれた者のみ? どういうことだ」
千耶の問いに答えることなく、退出していく翁方。
――翌日。
八千代、秀、千耶が姿を消したことにより、
鬼の湯へ行ったのではないかという疑いがかかる。
千歳、千岳、秦、千鬼丸は彼らの後を追って、
ある洞窟へ足を踏み入れたのだった……。
~出演~
千歳 :伊藤健太郎
千耶 :神谷浩史
千岳 :乃村健次
秦 :日野聡
千鬼丸:岡本信彦
八千代:立花慎之介
秀 :入野自由
汐見 :秋元羊介
琴浦 :西松和彦
月島 :石原凡
というわけで、気になる発売日は――
2014年3月12日
お楽しみに~♪
あ……八千代さんがたくさんいることに
触れていなかった……。まあ、そこは
ドラマCDを聞いてみてからのお楽しみということで!
▼オトメイトシリーズ キラステッカー vol.2
今回は十鬼の絆シリーズと白華の檻シリーズが
キラステッカーとなって登場!
発売は、2014年2月上旬頃を予定しています。
・「十鬼の絆 関ヶ原奇譚」
「十鬼の絆 花結綴り」……全24種類
・「白樺の檻~緋色の欠片4~」
「白樺の檻~緋色の欠片4~四季の詩」……22種類
価格:1pcs(5枚入り):400円(本体価格)
1BOX(14pcs入り):5,600円(本体価格)
仕様:ステッカーサイズ:52×156mm
……はい。いきなりのレポート企画。
せっかくのワリコミだし……なにかやりたくて……。
というわけで、ここからは鬼の頭領達に
パセラに行ってもらい、レポートしてもらいます!
頭領方、よろしくどうぞー!
千歳 「おう! 任せておけ!
この千歳様がおまえらに情報を届けるぜ!」
秦 「皆さん、安心なさい。千歳だけでは力不足でしょうから
私が助力をします」
千歳 「力不足ってどういう意味――」
千耶 「千岳、“ぱせら”という場所に
行くのはわかったが、何のために行くのだ?」
千歳 「おい。無視を――」
千岳 「俺達が“めにゅう”ってのになってるらしくてな。
それを試食しに行くんだ」
千耶 「“めにゅう”……?」
千歳 「いや、だから俺を――」
秀 「んん? 僕達が“めにゅう”になっていて、
それを僕達が食べるって……」
八千代「共食いってやつかなぁ?」
千鬼丸「怖いこと言うんじゃねえよ!」
千歳 「あー、もう! おまえら、うるせえし
俺を無視して話を進めるんじゃねえ!
とにかく、さっさと行くぞ!」
――というわけで、鬼の頭領ご一行は
パセラリゾーツAKIBAマルチエンターテインメント1F、
ハニートーストカフェへ。
――出てきたのは、彼らをイメージして作られた
飲み物、甘味の数々……そして、
彼らをプリントして作られたコースターであった。
千鬼丸「あ……ああ……あ…………」
秀 「……千鬼丸さん、甘味を目の前にして感動してますね」
八千代「っ……!」
千岳 「ん? 八千代、顔色が悪いがどうかしたのか?」
八千代「俺は甘味が大嫌いでねぇ……これは、
何の嫌がらせかなぁ?」
秦 「おやおや。おやおやおやおや。
八千代は甘味が嫌いでしたか……そうですか。
これは良い情報が聞けましたね。ふふふふっ」
秀 「あ、千鬼丸さん! それ、僕の桃まんですよ!
勝手にとらないでください!」
千鬼丸「あ、ああ……悪い。興奮しすぎて、ついな……。
……桃まんっていうのか……ごくり」
千耶 「む。この湯呑……軽い上にやわらかい……が、
中の飲み物がこぼれずにしっかりとしている……不思議だ」
千岳 「それは、この時代特有のもんだ。
俺達の時代じゃ考えられないが紙で作られてるらしいぜ」
千歳 「ったく、うるせえな。えーっと……、
今から説明するから、自分のもんを食ったり
飲んだりしたら感想を言ってくれ」
秀 「あー! 八千代さんが逃げようとしてる!!」
千鬼丸「くそっ! おい、秀! 八千代を捕まえるぞ!」
秀 「えー、めんどくさーい」
千鬼丸「いいから、さっさと行くぞ!」
秀 「はいはい」
千歳 「八千代の捕縛は秀たちに頼むとして……。
まずは俺からだな。俺のは、“千歳のほっとゆずれもん”。
よし、そんじゃ、いただき――あつっ!?」
千耶 「ふむ。熱いものなのか。気を付けるとしよう」
千歳 「ったく、熱いなら熱いって書いておけよな!
ふーふーふーふー! よし、これでいいか。
そんじゃ、いただきます……ずずず。
おわ、甘っうまっ!」
千耶 「俺のは“千耶のほっと……ぶるーべりーてい”?
よくわからぬが、いただくとしよう。
……ずず。……ふむ。色合いは凄いものだが、
甘さ控えめで美味い」
千岳 「次は俺だな。俺のは“千岳の抹茶みるく”。
おっ、こりゃ冷たい飲み物か。ん……?
おい、千歳。これは一体、どうやって飲むんだ?
筒がついているが……」
千歳 「ああ、それはだな……その筒を吸って
ちゅるちゅるっと飲むらしい」
千岳 「ほう……そりゃ珍しいな。それじゃ、いただくぜ。
……っ!? こりゃ、普通の飲み物じゃないぞ。
飲み物に混ざって何か入っている……」
千歳 「抹茶ぷりんってのが入ってるらしいぜ」
千岳 「よくわからんが、今までの抹茶とは違うな。
八瀬の里で待っているあいつに飲ませてやりたいぜ」
秦 「では、次は私ですね」
千耶 「……秦の飲み物だけ、見た目が違う気がするが」
千歳 「確かに、派手だな。秦らしいっちゃらしいが、
ちょっと贔屓じゃねえか?」
秦 「ふふっ、私にぴったりの飲み物ですね。
“秦の黒酢べりーそーだ”ですか。
名の趣味が良いのかどうか
よくわかりませんが、いただきましょう。
…………ぐっ、げほっ!」
千歳 「うおっ! し、秦がむせた!?」
千耶 「筒の吸い方に間違いがあったのではないか?」
千岳 「おい、大丈夫か? ほら、水を飲め」
秦 「はあ、はあ……口の中を刺激するとは……。
この飲み物を考案した者は、
私に恨みでもあるのでしょうか?」
千耶 「見た目は華やかだが、中身に攻撃性があるとは
再現率が高いな。まさに秦そのものと言えよう」
秦 「千耶……?」
千耶 「……」
※炭酸が含まれた飲み物であり、攻撃性はありません。
千鬼丸「悪い、待たせたな」
千歳 「やっと帰ってきたか。……あれ、八千代は?」
秀 「あはっ! 逃げ切られちゃいました~」
千鬼丸「仕方ねえから、俺が八千代の代わりに
秀とこの“八千代と秀の桃まん”ってのを食うから
勘弁してやってくれ」
秦 「まさかとは思いますが、
己がより多くの甘味を食べたいがために
わざと八千代を逃がした……というわけではありませんよね?」
千鬼丸「ち、ちち、違う!
本当に逃げられちまったんだ! なあ、秀?」
秀 「そうですよ! 僕達がずるを
するわけじゃないじゃないですか~」
千歳 「あー、わかったからさっさと食ってくれよ」
千鬼丸「お、おう……! ……美味そうだ……ごくり」
秀 「千鬼丸さん、あんまり食べ過ぎると
あっちに帰ってから八千代さんにご馳走してもらう時
お腹いっぱいで食べられなくなりますよー」
千鬼丸「ああ、そうだな……って、おまえ
あんまり大きな声でそれを言うな!
八千代と交わした約束がバレちまうだろ」
秦 「逃がす代わりに甘味をたらふくご馳走する、
とでも約束したのでしょうか?」
千鬼丸「ああ、そうだ――あ」
秀 「ちょっと! 千鬼丸さんのせいでバレちゃったじゃないですか!」
千鬼丸「も、元はと言えば、おまえがいけねえんだろうが!」
秦 「ふふふっ、お二方には教育が必要なようですね」
千歳 「ちょっと待った!
教育するのはこれを食ってからにしてくれ」
千鬼丸「……おい、秀。
甘味を食ったらすぐに逃げるぞ。いいな?」
秀 「はあ……言われなくてもそのつもりですよ」
千鬼丸「よし……それじゃ、いただくぜ!
もぐもぐ、うまっ、もぐもぐ!」
秀 「僕も、いただきまーす!」
千歳 「す、すげえ勢いだな……。
えーっと、千鬼丸が食ってるのが
“千鬼丸の南蛮渡来の菓子”だな。
この“かすていら”ってやつは
秀家にもらって食ったことがあるぜ!」
千岳 「どうして【宇】って文字が入ってるんだ?」
千耶 「その秀家という者の姓は、宇喜多と言ったな。
まさか、関連しているのではあるまいな?」
千鬼丸「うまい……幸せだ……」
秀 「美味しいのは分かりますけど
浸っていないで早いところ逃げますよ!」
千鬼丸「あ、ああ、そうだったな。それじゃ、行くぞ……」
秀 「はい……!」
秦 「私があなた方を逃がすとでも?
……この糸に絡め取られたが最後――逃がしませんよ?」
千鬼丸&秀「「わあああああああああ……!!!」」
千耶 「……まさに地獄絵図だな」
千岳 「千歳、この俺達の絵が書かれている紙は何なんだ?」
千歳 「そりゃ“こおすたあ”だ。
湯呑の下に敷くものらしい。まっ、土産ってところだな」
千岳 「土産までついてくるのか。随分と親切だな」
千歳 「……俺の“こおすたあ”は
あいつにやるか……ぐふふふっ。
【俺だと思って大切にしてくれ】なんてな……!」
千岳 「千歳、筒抜けだぞ……」
千耶 「ふむ。俺もあの娘に贈ろう」
千歳 「真似するんじゃねえよ!」
千岳 「……ん? 八千代の“こおすたあ”はどこだ?
持って帰ってやろうと思ったんだが……」
千耶 「ああ、着いた早々に懐に仕舞っていたぞ」
~その頃の八千代さん~
八千代「……甘味は勘弁だけど、
良いものをもらえたから行った甲斐があったなぁ。
今から子鼠ちゃんに届けてあげようか……くっくっくっ。
待っていてねぇ、俺だけの愛しい愛しいお姫様」
――ということで、
『オトメイトカフェ×十鬼の絆』は好評発売中でございます。
また、今日からちびキャライラストが入った
新たなコースターが登場した模様!?
気になる方は、ハニートーストカフェへGOです!
http://www.paselabo.tv/collabotown/otomate/menu/toki_hanayui.html
―おまけ―
コースターの裏に書かれた恋文……。
※実際のコースターの裏には書かれていません。
はい。あっという間に最後まで来てしまいました。
今年も十鬼の展開がたくさんできて、本当に嬉しい限りです。
2月にJOF3で朗読劇を行い、
花結綴りのPVを公開してからあっという間でした。
花結綴りは、キャラクター達のその後を描いた作品ですが、
愛しい者と育んでいく絆、新たに生まれる絆、そして、
彼らが抱えていたものを表現したく制作に取り組みました。
それが少しでも皆さんに伝わっていたらいいなと思います。
そして、オトパで発表された舞台化。
舞台は初めてだったので
最初は慣れない事の連続に戸惑うばかりで……。汗
スタッフ様に助けられ、監修をして……
本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
舞台は終わりを迎えてしまいましたが、
陰ながらキャスト様たちの今後のご活躍をお祈りしています。
と……そんな十鬼一色の2013年、とても実り多き年でした。
願わくば、2014年も十鬼の展開がありますように!
そして、十鬼を支えてくださった皆さまに感謝の気持ちを込めて――。
良いお年を!
前回のワリコミブログに掲載しました
夏目ウタの描き下ろしイラストを
ツイッターアイコンにしてもらいました!
さて、ここで問題です。
みんなが舞台の台本を読む中、
千岳と雪奈だけなぜおにぎりを
握っているのでしょうか?
正解者は、千岳の理解度120%です。
答えは下記に反転して記しておきますね!
答え――
千岳「あいつら、頑張ってるな。
……よし、途中で腹が減るだろうし、
握り飯でも作っておいてやるか」
雪奈「あ、千岳さん。私も手伝います」
千岳の思いやり握り飯でした。