皆さまこんにちは。
【CLOCK ZERO ~終焉の一秒~】担当、デザインファクトリーの島です。
先週末に開催されたオトメイトパーティー♪2010! すごい熱気でしたね。
当日のイベントレポート記事を書かせて頂いたので、よければ覗いてみて
くださいませー。→こちらから。
S.Y.Kはホントに相変わらずゆるい感じでしたが、如何でしたでしょうか(笑)
笑いや歓声が起こるたび、キャストさんやお客様に愛されてるんだと実感できて
とにかく感動しっぱなしでした。S.Y.Kはイベント初参加でしたし、
じかにお客さんの反応を見られることがそうそうないので……!
皆さまに楽しんで頂けたなら、嬉しい限りです。
で、S.Y.Kパーティーはいつですか?(笑) 夢……じゃないですよね諦めなければ!
そして!
当日のイベントではCZのOPムービーが先行で公開となりました!!
こちらもハラハラしながら見守っていたのですが、観客の方々の反応がものすごくて
同じくイベントスタッフだったアシスタントのHさんと手を握り合って喜びました。
楽曲・映像ともに世界観を忠実に表現した素敵なムービーとなっておりますので
早くもっと多くの皆さまにお届けしたいです! 公式サイトでも近日公開予定ですので
今しばらくお待ちくださいね。いやー……大画面で流れると迫力ありますね、あれは。
それでは、今週もCZブログいってみましょうー。
▼公式サイト更新!
昨日(9/7)、公式サイトにてBGMとギャラリーが更新されました!
サウンドに追加された試聴BGMは「ヒカリノアシオト」と「A cat may look at a king.」。
前者は朝の光と共に流れる爽やかな日常曲。落ち着いたピアノ曲に癒されます……。
後者はテーマ的なBGMなのですが、タイトルにも意味があります。
英語のことわざなんですが、「猫でも王様が見られる。つまり、身分の低い者でも
目上の者に対してある種の権利を有しているという意味。偉ぶった人や身分の高い
人に対して、人間に根本的な違いはないことを示唆する表現」
という意味を持ちます。……何を表すテーマ曲なのか、これもゲームをプレイして
各々解釈してみてもらえると嬉しいです。穏やかで優しげな曲なのですが、
ちょっと妖しさも含んだ素敵な楽曲です。私はこれ聞くとドキドキしますけど(笑)
ギャラリーのほうは理一郎&撫子、終夜&撫子の新規イベントCGに加えて、
ミニキャラCGも追加されております。可愛い下校風景ですよ~。表情が絶妙。
▼スタッフ紹介のターン
今回は久しぶりにスタッフ紹介のターンです。
しばらくてんやわんやだった現場も少しだけゴールが見えてきた気がするので
さっそく引っ張ってきました。今回は【デザート・キングダム】の原画でおなじみ、
CZにもグラフィックスタッフの一員として参加してくれた花邑さんです。
線画補助を主にサブグラフィックなどでもセンスの良さを見せてくれました!
では花邑さん、どぞー。
皆様こんにちは、花邑まいです。
他のブログもご覧の方には、「またお前か」と言われそうですが……;
CZには制作終盤から参加しまして、主な仕事は「線画補助」です。
何分終盤での投入だったので、スタッフのキリキリ舞いっぷりも半端じゃなかったのですが(笑)
そんな余裕の無い中でも色々教えながら作業してくれたナガオカ先生と夏目先生をはじめ、
グラフィックメンバーに感謝です。
シナリオにつきましては、CGに関わる重要なシーンを中心に読み進めましたが、
これは……! と、色んなシーンで衝撃が走りました。
また、ストーリーの重さと切なさに比例するように、甘さもたっぷりとあるのでその辺もご期待ください!
花邑さんありがとー! 美麗な哲学者ごちそうさまです。美しい……!
しかもこれ、このキャラに関係する「ある設定」にあわせて彩色効果を考えてくれたのですよ。
ネタバレになるので言えないのがはがゆいです(笑)
頼もしいスタッフに支えられて、グラフィックも今回見どころ多し! となっております。
ナガオカとグラフィックメンバーが作り出す、繊細で華やかなCGもお楽しみにー!!
▼限定版特典ドラマCD 後半紹介!
先日もちょろっとご紹介した限定版特典「流転 ~月影と蝶紋の黄昏~」ですが、
今回ももうちょっと突っ込んだご紹介……というか台本抜粋にいってみたいと思います。
ということで台本抜粋いってみましょーっと思ったんですけど、
これ台本抜粋するだけでも盛大なネタバレっていうか、なんというか!(笑)
ということで、本当にセリフ抜き出しといきます。誰が喋っているセリフなのかは
想像と妄想で補ってください(笑)でもなんとなくわかるはず。きっと、たぶん。
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【抜粋シーン1】
「こんな壊れた世界でもね、ここから見える景色を
俺は美しいと思うんだ。……美しいと、思えるんだ」
「…………」
「君にはどう見える? 善意にあふれた世界でなくとも、
ただ哀しみに覆われた世界であろうとも、美しさをたたえるものもある」
「……ぼくには、ただ壊れた世界にしか見えません」
「……そう」
「そこに行き着くまでの理由がなんであろうと、
その裏に何が潜んでいようと、ぼくは見たままを受け入れます。
――ここは、天国でも地獄でもない。
ただ、壊れてしまった世界。それだけです」
「……そうだね。うん、その通りだ」
セリフ:モノローグ
(――この人は、時々こんな風に刹那的な顔をする。
自分が間違っていないと確かめるように、ひどく残忍な思考を口にする。
そしてそれをぼくに聞かせるときは決まって、
結局、否定して欲しがっているのだ)
「……君は、俺を憎んでる?」
「……さあ、どうでしょうね」
「ふふ、君は優しいよね。
俺が俺の目的のために君を利用してるって知ってても、
付き合ってくれるんだから」
「善意で付き合ってるわけじゃないって、知ってるでしょ。
ぼくにはぼくの目的がある。そのためにあなたを利用してるだけです」
「…………そうだったね」
「ぼくは、あなたに罪悪感なんて持っていませんよ。
たしかに事の一端を担ったのはぼくかもしれない。
それでも、あなたに申し訳ないと思う気持ちなんて
これっぽっちもありません」
「うん。そのほうが俺も楽だよ。
だからこそ、君を信頼してそばに置いてるんだからね」
「……まー……光栄ですよ」
「……で、結局呼び出したのは何の用だったんです?」
「ああ、えーと……なんだったかな」
「はぁ……あなたね」
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【抜粋シーン2】
「そなた、何かを失った目をしておるな」
「…………っ!?」
「おお、そのように驚かなくともよい。
私はただの通りすがりだ。危害は加えぬ」
「……足音も立てずに現れたら、驚くに決まってるだろう」
「ふむ、そうか。それはすまなかったな。
とはいえ、私はずっとここにおったのだが」
「……はぁ? 何を言ってるんだ。
オレはずっとここにいたが、お前の姿を見たのは今が初めてだぞ」
「そこに掛け軸があるだろう」
「あ、ああ」
「その裏に、隠し通路があるのだ。私専用のな」
「………………そうか」
「うむ。して、そなた何者だ?
私のほうこそ、そなたの姿を見たことがない。
新参者か。ならば歓迎しようではないか」
「オレは…………って、腕を引っ張るな。
なんなんだ、お前は……っ」
「遠慮せずともよい。
新参者というのは誰しも、最初は緊張するものだ。
しかし、気遣うばかりでは楽しめぬぞ。
自ら積極的に話を振ることで、相手の理解も深まる」
「いや、べつにオレは、お前らと馴れ合うつもりは……
っおい、離せ」
「そうだ、私が読んだ本には『まずは天気の話から』と
書いてあったぞ」
「そんなことは聞いてない。いいから離せ……っ」
SE:ぎしぎしと廊下を歩く音(木造)
「お、いたいた。―……って、なにしてんだ、お前ら」
「おお、そなたか。
こやつ、新参者のようなのだが、どうにも照れ屋でな。
皆の輪に入りたいが、どうにもあと一歩、勇気が出ぬらしい。
我らで協力してやろうと思うのだが」
「オレはそんなこと、一言も言ってない!
おい……っ、なんなんだこいつは」
「あー……悪ぃな。そいつが、さっき話してた奴なんだわ」
「……っ、こいつが?」
「あー、まあ、疑いたくなる気持ちもわかる」
「私からにじみでる才覚は、
一見では信じられぬのも当然、ということか」
SE:ぺしっと頭をはたく音
「んなこと言ってねえよ。
とにかくそいつの腕、離してやれ」
「む。わかった」
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……びっくりするほどわからない上に色々ネタバレが怖い(笑)
まあ、そういうテイストで作っているので勘弁してやってください!
予約特典のほうは思いきりはっちゃけてご紹介できますので、次回をお楽しみに。
それでは、今週はこんなところで。
すみません「なぜなにクロックゼロ」も次回に持ち越しますーっ。
また来週お会いしましょう!