![wof_all_0910.jpg](http://blog.otomate.jp/staffblog/00007795.jpg)
「だから言ったじゃねーか! 最初からわかんねーようにやっとけって!」
「わかっている。あれは確かに私のミスだった。おまえには悪かったと思っている」
「謝ればいいってもんじゃねーよ! ったく……、どーすんだよ?」
「そうだな……。ここはやはり、共同作戦が良いのではないか」
「はあ? まあいい、何をどーすんのか聞かせろ」
……(数十分後)……
「ラギ。言ったはずだぞ。私が説明しているときは、くれぐれもポーカーフェイスを貫けと」
「わ、わかってる! けどな、しょーがねーだろ! あいつ変なとこで鼻が利くんだよ」
「それは言い訳と言うものだぞ。……しかし困ったな。これからどうする?」
「……どーするも、こーするも、ここまで来たら洗いざらい白状して謝るしかねーだろ……」
「やはり、それしかない、か……。わかった。私も男だ、覚悟を決めよう」
「「ルル!」」
「「悪かった! 頼む、許してくれ!!」」
やらかした悪事はなんでもいいです。でも、多分ものすごくしょうもないことです。
この二人は男同士の友情を絵に描いたような関係なのですが、結構ガキくさいことでばかり
意気投合している気がします。年齢差はあるんですけど、根本的なとこで似てるんですね。
皆様こんにちは。【ワンド オブ フォーチュン総合】担当、デザインファクトリーのいわたです。
一日遅れになってしまいまして、申し訳ありませんでした!
ゲームはとっくにできあがっているとはいえ、なんだかんだでワンド関連でバタバタしています。
まだまだ終わりではないのだ……!(笑) 気づけばずーっとワンド漬けになってたりします。
発売まであと20日を切りましたし、このままワンドで頭をいっぱいにして駆け抜けたいですね!
それでは今週もお知らせからいってまいりましょう!
▼関連情報まとめ
ブログの記事がすぐ流れてしまうので、ひとまず重要な情報が出ているものをまとめてみました。
見逃した方はぜひ参考にしてください。
▽8/31発売「ワンド オブ フォーチュン ドラマCD ~ルルのいない朝~」
製品情報などはこちらをご覧ください。台本一部抜粋など内容紹介はこちらの記事で。
▽11/16発売予定「ワンド オブ フォーチュン2 ~時空に沈む黙示録~」ドラマCD
製品情報などはこちらをご覧ください。タイトルその他、更なる情報は今後をお待ちください!
▽ワンド2限定版特典、予約特典、店舗特典解説 ⇒こちらから
※特典関係は数量限定となりますので、お早目にご予約ください。
※特典がつくかどうかは必ず各店舗にお問い合わせください。
▽オトモバ検定開催中!
オトメイトモバイルにて、「オトモバ検定」というマニアックなクイズイベントを開催中です。
12日18時までなので、興味のある方は今のうちにご参加ください!
▽オトメイトTiara 配信中!
毎週第2・第4金曜日に、インターネットラジオステーション<音泉>にて配信されている
「オトメイトTiara」(パーソナリティ:鳥海浩輔様)、9月ゲストはビラール役の高橋広樹様です。
9日更新分は既に配信されています。ぜひ聴いてみてください!
以上です。今後も様々な情報が出てくると思いますので、ぜひチェックしてみてくださいね!
▼「ワンド オブ フォーチュン2 ~時空に沈む黙示録~」公式サイト更新!
公式サイトの「ギャラリー」にて、一部CGにシナリオを追加いたしました。
今回はエスト、ソロ、ノエルのCGですね。もう見ていただけたでしょうか?
前回の4人のイベントもそうですが、序盤の方のイベントでもキャラクターによって少しずつ
ニュアンスが違っていますね。今回はルートによって大きなイベントの配置ポイントも違うので、
最初からクライマックスな人たちもいれば、尻上がりに焦らされる人たちもいます。
その辺りもぜひ楽しみにしていてください!
来週は公式サイトの更新はお休みですが、22日からはいよいよカウントダウン開始となります。
公式サイトではカウントダウンボイス、そしてこのオトメイトスタッフブログではトップ画像が
毎日変わっていきますので、そちらもお楽しみに!
▼今週のワンド2
さて、先週はユリウス&ノエルルートについて解説しましたので、
今週はビラール&ラギルートです。
ユリウス&ノエルルートが安心の初心者ルートなら、ビラール&ラギルートは前作同様に
ぶっちぎりのファンタジー枠になっております。(笑)
主軸になる物語よりも、精霊にドラゴンなどのファンタジー要素が軸になっているので、
気づくと「魔法どこいった!?」ということになっていたりもします。
主軸から逸れ気味のルートという意味ではアルバロルートといい勝負なのですが、
まだこちらの方が地に足のついた展開なので(笑)、安心してプレイできると思います。
ハーフドラゴンのラギ。そして、ファランバルドの王子様であるビラール。
この二人は前作でもルームメイトで、過去でもやっぱりルームメイトになっています。
なんだかんだでミルス・クレア入学以来の仲なので、息も合うし、いい相棒同士だと思います。
今回、序盤のイベントで、この二人はとあることで珍しくケンカしたりもします。
見ている側はハラハラしてしまうのですが、彼らの場合、言い合いをしても尾を引かない、
どこかサッパリした男同士の絆があるので、心配していると肩透かしを食らうんですよね。
![WAND_OF_FORTUNE2_br0001.jpeg](http://blog.otomate.jp/staffblog/00007796.jpeg)
![WAND_OF_FORTUNE2_lg0002.jpeg](http://blog.otomate.jp/staffblog/00007797.jpeg)
すごく心配して損した気分になります。(笑)
どちらもすごくまっとうな意味で「男らしい」人たちなので、「女の子」であるルルへの接し方も
なんだかんだで似ています。気づくと二人で示し合わせて抜け駆けしようとすることもあるので、
置いてけぼりを食らわないよう、目を光らせておいた方がよさそうです。
そんなナイス相棒!な二人ですが、今回の物語では、それぞれ「選択」を迫られることになります。
まさしくこの「選択」こそが、彼らのルートのテーマです。
ビラールには、祖国の水不足をなんとか解決したいという目標があります。
そしてラギには、人として生きるか、ドラゴンとして生きるかを決める時が迫っています。
そんな二人の物語は、過去の世界で出会う水のドラゴン・ゼスによって、大きく動き出すのです。
前作をプレイした方ならおわかりかと思うのですが(特にラギはわかりやすいかな……?)、
ビラールにせよ、ラギにせよ、前作の恋愛EDでは、彼らの問題の「半分」しか解決していません。
ラギだけじゃないんです。ビラールも、なのです。
その問題が今回は思いっきり前面に出てきて、彼らを相当悩ませることになります。
おそらくプレイしていると、それが本当に彼ら個人で解決するしかない問題なのがわかるだけに、
見ていることしかできないのが辛くなってくる部分もあるんじゃないかと思います。
彼らのルートを作っていたときに私が最も気を付けたのは、ズバリ「距離感」です。
男女の恋愛としての距離感、そして男同士の友情としての距離感。
近いはずなのに、遠い。または逆に、遠いはずなのに近い。
物語を進めていく上で、この距離感に救われることもあれば、焦らされることもあると思います。
その辺りをぜひ楽しんでいただきたいですね。
あとは……、そうですね、ファンタジールートと銘打つだけあって、CGがすごくキラキラです(笑)
薄葉さんたちがものすごく張り切っているのがわかると思います。効果、バーン!って感じ。
絵を指定しているときにとっても楽しいルートでした。
そうそう、彼らのルートのもうひとつのポイントは、どっちも相手のルートでめちゃくちゃ
いい仕事をしているところだと思います。(笑) そこはほんとに楽しみにしててください!
EDが、とても気に入っています。心の底からよかったねえええ!!と言いたくなりました。(笑)
すごく悩む分、最後でめいっぱい幸せな気持ちになってくれたらいいと思います。
こんな感じですかね。ネタバレしないようにと結構気を付けながら書いてると、難しい部分が……!
来週はエスト&ソロルートについて解説します。お楽しみに!
▼SさんのSはスペシャルのS
さて、羽虫コーナーとは別に、今回はSさんのもうひとつのお仕事、デザイン関係について
とくと語ってもらうコーナーを作ってみました。
このワンドブログはSさんの見えない力によって支えられていると言っても過言ではないほど、
いろんなところで活躍してくれているんですよ! 壁紙だったり冒頭のチビキャラ劇場絵だったり
Sさんは常に裏方として私にこき使われているわけです。……いつもすまない。
では、そんなSさんに、普段はあまり馴染みのないデザイン関係の視点から、ワンド2について
語ってもらうとしましょう! Sさん、よろしくー!!
* * *
こんにちは、グラフィッカーSです。
最近は羽虫の感想メールをもらってテヘへしっぱなしです。
寛大に受け入れていただいてありがとうございます。
ワンド2ではインターフェース全般やアイテムデザイン、
チビキャラ4コマなどのお仕事をしています。
今回はインターフェースその他について語ってとのことでしたので、
腹いっぱい喋らせていただこうかと思います。
インターフェースデザインは、「ロマンスっぽく!」と言われて。
てっきり「とうとうきたか…ウェディングチャペル」と思いつつ、
ロマンティックと勘違いした私は、甘くて可愛いデザインを出して。
「違うよ、戦争だよ」と驚きの事実を聞かされてそうゆう「ロマンか」とやっと理解を示しました。
![wof_all_ui-01.jpg](http://blog.otomate.jp/staffblog/00007798.jpg)
イメージは騎士道、失われる直前の栄華、儚さ、白金、
あとはほとんど先に出来ていた通常版のジャケットイラストがイメージの元になっています。
モチーフは大理石、金物装飾、羽、本そしてスズランですね。
いろいろ織り交ぜてもよかったんですが、
ファンタジー+シリアスな世界観ならと多少イメージを固めて挑みました。
![wof_all_ui-02.jpg](http://blog.otomate.jp/staffblog/00007799.jpg)
上の画像はブックリストの画面ですね、この本選択すると動きます。
ステータス画面ではコンパクトの宝石がチラッと光ったりします。
「本がこう、スッて動く」とか「コンパクトの宝石がこうツヤツヤ光る」とか
そうゆうアバウトなイメージに答えてくれたのは、こんかいも大変お世話になりました、
演出において定評のある中村さん(猛獣D)です。
メニューの丸い装飾もシャリシャリスムーズに回転したりして、
ちょっと作った身としては楽しくサンプルを触らせていただきました。
皆さんもシャリシャリ回してください。
![wof_all_ui-03.jpg](http://blog.otomate.jp/staffblog/assets_c/2011/09/00007801.jpg)
ちなみにブックリストの本、これがラフなんですが真ん中の2つが没になっています。
一番右はアイテムに使っていますね。
ウッカリシリアスなのを忘れて作って「だからシリアスって言ったじゃん!」と
幾度と無くいわたさんを困らせました、いまはただ…懐かしい!
システム周りの構成や動きはけっこういわたさんや中村さんと会議を重ねて、
実際は起用されなかったけど、
あんなアイディアこんなアイディアいろいろ迷走の末行き着いたつくりです。
懲りすぎても解りづらい、シンプルすぎたらいつもと同じ。
ステータス画面で1人1人のパーソナルデータやイベントCG、ムービーをLR切替で確認できます。
実際に触ってみて「これが例の」と思ってくださると嬉しいです。
![wof_all_ui-04.jpg](http://blog.otomate.jp/staffblog/00007803.jpg)
アイテムも色々あります、こんな感じで出てきます。
他のスタッフに塗りを手伝ってもらってその数えーと……60前後でしょうか。
ワンド初期のアイテムも作らせてもらったんですが、
当時からデザインはなるべく「手にとってみたくなるデザイン」を目指して作っています。
攻略ルートによってすこし手に入るアイテムも変わるはずです、
合成しまくってキャラクターのルートをガンガン開通させてください。
宝石はピカピカ、アクセは可愛く、○○はちょっと恐ろしく描いています。見てのお楽しみです。
![wof_all_ui-05.jpg](http://blog.otomate.jp/staffblog/00007804.jpg)
4コマはですね、ある条件を満たすとご覧になれます。ご安心ください、羽虫は出ません。
ネタはいわたさんからいただいて。
本編ですから、ちゃんとルルとだれかの甘い(?)ひと時になっています。
探索先であんなことこんなこと、
やだエスト怖いとか、やだアルバロウザ ウッ ゴホン! なんてお話ですよ。
個人的にはユリウスの瞬発力に注目していただきたいと思っています。
ちなみに探索中にもチビキャラが出てきます。2パターンあるので、
たまにチビキャラがいつもと違うことをしているのが見れるかもしれません。
![wof_all_ui-06.jpg](http://blog.otomate.jp/staffblog/00007805.jpg)
![wof_all_ui-07.jpg](http://blog.otomate.jp/staffblog/assets_c/2011/09/00007807.jpg)
あと私モンスターも作っていました。画像はラフですがだいたいこんなやつらが出てきます。
活き活き楽しくやらせていただきました、元々ドラゴンや幻想生物が大好きでして。
塗りは私と同じイニシャルのSさんにお手伝いしてもらっています。
とりあえず、イカ野郎に……お気をつけください。
といった感じでししょうか。ちょっとメインではないサブ要素について長々と話してしまいました。
大分好き勝手な内容ですが、興味を持っていただけたでしょうか……?
皆さんに商品が届いて、画面の素材を通してお会いするのを楽しみにしています。
以上グラフィッカーSでした~。
* * *
あー……そんなことあったあった、と私も読んでて思い出しました。(笑)
というより、本当に初期のころはスタッフにすらワンド2がシリアスだとわかってもらえなくて、
私ひとりでシリアスシリアスと叫んでいましたね! どういうことなんだ!
でも、今回は本当にゲームの中のデザインがちょっと変わった作りになっているので、
目でも見て楽しんでいただけたらと思います。
▼Sさんと羽虫と心強さと
さて、連続してSさんのコーナー(笑)
でもまあさすがに今週はちょっと忙しかったようです。なので、こんな感じで。
![wof_all_hanelulu29.jpg](http://blog.otomate.jp/staffblog/00007809.jpg)
どうも聞いたところによると、次の4コマのネタがちょっと手間のかかるものらしいので、
今回は手を抜いちゃったそうです。(笑) まあ、羽虫らしくていいですけどね!
とりあえず夢と希望がはみ出た恐ろしいアレが元通りになって本当に良かったよ……(笑)
……と、本来でしたらこの後で「なぜなにワンド」と「レーナ・ふつおた!」があるのですが、
今週はちょっと私が忙しくて、皆様からのメールを選定している余裕がありません!
なので、来週に持ち越させていただきます! ごめんなさい!!
来週はまたたっぷり縦に長いブログになると思いますので、今週はこれにてご勘弁を……!
それでは、ワンド2発売まであともう少し! 来週のワンドブログにご期待ください!!