みなさまこんにちは。
【CLOCK ZERO ~終焉の一秒~】担当、デザインファクトリーの島です。
さて。CZブログ最終回です。
最後の最後でかなり更新が遅くなってしまって申し訳ございません……!
第一回目のブログから毎週、発売前はどうやって皆さんに作品の魅力を
伝えていこうか悩み、発売後はプレイしてくださった方にさらに作品を
好きになってもらえたらいいなあと悩み、日々ネタと戦ってきたのですが
今日で最後になると思うと、私も寂しくて仕方ありません。
メールで別れを惜しんでくださったみなさま、ありがとうございます……!
ご声援いただけて本当に嬉しいです。プレイしてCZを好きになってくださった
皆様がいたからこそ、ここまでブログを続けてこれました。本当にありがとう。
……と、冒頭からしんみりしてしまいましたが。
最終回ですがいつも通りにゆるーくお届けしていきますので、よろしくです。
それではCZブログ最終回、いってみましょうー。
▼公式ビジュアルファンブック、明後日(2/25)発売!
ついに発売まであと2日! 迫ってまいりました!
本書にしかない原画ナガオカ描きおろしイラストや、書き下ろしショートストーリー掲載。
さらに年表や各キャラの経緯解説、本編の専門用語をさらに詳しく解説した用語解説集など、
スペシャルコラムなども特別掲載しています。
もちろん各ルートに沿ってイベントCGと共にストーリーを追ったページも充実。
攻略情報も載っていますので、ゲームプレイのお供にもぜひよろしくお願いします!
▼CZ小話劇場 ~ある日、ある時間の可能性~
【――2020年 政府CLOCK ZERO内部】
@キング
「あ、レイン。撫子を見なかった? 部屋にいなかったんだけど……」
@ルーク
「おやおやー、どうしたんですか? 血相変えて。
撫子くんなら、さっきまでエントランスをウロウロしてたの見ましたけどー」
@キング
「そっか。……じつはね、レイン。花が咲いたんだ」
@ルーク
「花、ですかー? ああ、品種改良に成功したってことですかねー」
@キング
「そう。それも、とっておきのやつ。撫子に見てもらいたくて」
@ルーク
「それは、よかったですねー。喜ぶと思いますよー」
@キング
「うん、ありがとう。じゃあ、俺は行くから」
@ルーク
「はいはーい。いってらっしゃいー」
………………
@ルーク
「……ありがとう、ねー」
@カエル
「相変わらずなんでもかんでも嬉しそうだなー、あいつは。
ちょっと冷たくされたらシュンとなってるっつーのによー。
現金っつーか、変わり身が早ぇっつーか」
@ルーク
「それもまた、彼が刹那をよく知っているからでしょー。
あー、こういうの、ことわざでなんて言いましたっけー」
@カエル
「あ? どーゆーのだよ」
@ルーク
「――ああ、そうだ。
yesterday’s flower is but a dream today...? (―昨日の花は今日の夢)」
@カエル
「……それ、意味違くねーか?」
@ルーク
「似たようなものでしょー。世界に普遍なんて存在しないんですよ。
……さて。キングは一体、どんな花を咲かせたんでしょうねー」
@キング
「あ、ビショップ。撫子を見なかった?
このあたりに居たって聞いたんだけど」
@ビショップ
「撫子さんですか。そういえば温室に行くって言ってましたよ」
@キング
「温室? そっか。行き違いになっちゃったんだ」
@ビショップ
「なんだか、ずいぶん怒った顔してましたけど」
@キング
「え、怒った……顔?
ビショップ、撫子に何か言ったの?」
@ビショップ
「人聞きの悪いこと言わないでください。ぼくは何もしてませんよ。
怒ってるというか、あれは泣き顔の裏返しみたいでしたけど。
元の世界のことでも思い出して、感傷に浸ってるんじゃないですか」
@キング
「……そうか」
@ビショップ
「放っておいたほうがいい雰囲気でしたね。
あなたが行きたいなら、止めませんけど」
@キング
「うん。行ってみるよ」
@ビショップ
「まー……好きにしてください。
って、キング。頭に花びらつけてなにやってんですか」
@キング
「え? ああ、これ。やっと花が咲いたんだ。……撫子に、見せたくて。
少しでも笑顔を見せてくれたらいいな、って思ったんだけど」
@ビショップ
「……そーいうことなら、いい口実になるんじゃないですか。
撫子さんに会って気が済んだら、仕事に戻ってくださいよ」
@キング
「わかってる。それじゃ」
@ビショップ
「はい」
………………
@ビショップ
「彼女の笑顔……か。
……ぼくは、怒った顔のほうが好みですけどね」
@キング
「撫子」
@撫子
「…………っ、」
@キング
「……あ。ごめん、驚かせた?
君がここにいるって聞いて……」
@撫子
「ごめんなさい、勝手に入ってしまって。もう、戻るわ」
@キング
「違うよ。いいんだ、ここは自由に入ってくれて構わない。
君を探してたのは、見せたいものがあったからだよ」
@撫子
「……私に、見せたいもの?」
@キング
「うん、こっちに来て」
@撫子
「……………………」
@キング
「……ほら、これ」
@撫子
「え……!? これ……」
@キング
「さすがにほとんど人工物だけどね。
本物そのままってわけにはいかないけど、咲かせられたんだ」
@撫子
「桜……? すごい……」
@キング
「気に入って、もらえた?」
@撫子
「どうやって咲かせ――っていうのは、聞いても仕方ないわね。
でも、すごいわ。室内なのに、根をはってる」
@キング
「カラクリを知ったら、ハリボテだと思われちゃうだろうけどね。
……でも、俺はきれいだと思うんだ」
@撫子
「……ええ、きれいだわ」
@キング
「ね、撫子」
@撫子
「なに?」
@キング
「……笑って、くれないかな」
@撫子
「…………無理だわ。きれいだと思うけど……ごめんなさい。
今は素直に喜ぶような気分になれないの」
@キング
「……そっか。ごめん」
@撫子
「………………」
@キング
「………………」
@撫子
「…………あのね。
元の世界にいたとき、授業で習ったことわざがあるの」
@キング
「え?」
@撫子
「『明日ありと思う心の仇桜』。……この意味、知ってる?」
@キング
「えっと……なんだったかな。ごめん、ちょっと思い出せない」
@撫子
「なら、調べてみて。
そのことわざに倣うなら……今は、笑えないけど――」
@キング
「……撫子?」
@撫子
「桜、きれいだわ。……見せてくれて、ありがとう」
@キング
「……うん。
君にきれいだって思えてもらえたなら、俺はそれで、十分だよ」
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【――2020年 反政府組織 有心会内部】
@放浪者
「…………?
これは……花びら? 風に運ばれてきたのか。一体、どこから――」
@哲学者
「おお、ここにおったか。撫子が探しておったぞ」
@放浪者
「……撫子が? 今、行く」
@哲学者
「む? そなた、何を持っておるのだ? ……花びら、か」
@放浪者
「ああ。風に舞って飛んできたんだろう。だが……」
@哲学者
「この地で目にするにはいささか、珍しいな。それに……これは、桜か」
@放浪者
「この地で、桜が咲いているわけがない。
不可思議だな。……どう思う」
@哲学者
「……ふむ。まあ、解せぬことに心捕らわれるのも、無粋であろう。
どちらの方角から舞い込んで来たのだ?」
@放浪者
「北のほうだな。風向きもあるから、正確な方角はわからないが」
@哲学者
「心得た。ここは任せて、そなたは撫子のところへと行くがよい。
私のことは気にせず、振り向かずに行くのだ……っ!」
@放浪者
「いや、べつに何も任せることなんてないが。なにを熱くなってるんだ。
……この花びらのことを、調べるということか?」
@哲学者
「うむ。ありていに言えばそうである。
まあ、ここに立っておればまた舞い込むかもしれぬからな」
@放浪者
「……よくわからないが、わかった」
@哲学者
「ああ、そうだ。相変わらず、若がカリカリしておった。
撫子のところに行くには、いささか小言を言われるかもしれぬな」
@放浪者
「……まあ、それはそうだろうな。いつものことだ。
というか、お前が簡単に出入りできていることのほうが不思議だが」
@哲学者
「ふむ。私は素直に頼んでおるだけだがな。
――ならば、花を見せたいと言ってみればよいではないか」
@放浪者
「は?」
@哲学者
「その花びら、撫子に見せるつもりだったのだろう?
想い人に花を贈りたいと告げる男を止められる者など、おらぬからな」
@放浪者
「…………。
……よくわからないが……わかった」
………………
@哲学者
「……桜、か。
あの世界で、皆と見ることは叶わなかった。
そしてあの世界に、春が訪れることは永劫、ないのかも知れぬ……」
@反逆者
「まーたテメェはフラフラしやがって。
いいか、何度も言ってるがお嬢の部屋に勝手に近づくんじゃねーぞ」
@放浪者
「……この組織でのオレの行動は、制限されていないはずだろう」
@反逆者
「……お前なぁ……。
いくらお前でも、この段階になってお嬢の部屋に出入りされたら
周りにしめしがつかねーって言ってんだよ」
@放浪者
「オレには関係ない」
@反逆者
「……いい加減、キレるぞオレは。お前、ちっとは周り見ろよ」
@放浪者
「………………」
@反逆者
「悪ぃが、オレが実力行使で止めたらお前は抵抗できねえだろ。
それを今までやらないでやってたんだ。たまには自重しろ」
@放浪者
「…………。
花……を、拾ったんだ」
@反逆者
「ああ?」
@放浪者
「珍しい花びらを拾った。それを撫子に見せに行きたい。それもダメなのか」
@反逆者
「………………はぁ?」
@放浪者
「…………………」
@反逆者
「お前、頭打ったんか? なにどこぞのボケ野郎みてーなこと言ってんだ」
@放浪者
「苦しいことは自分でもわかってるんだ。突っ込まないでくれ」
@反逆者
「……はぁ……。意味わかんね。どいつもこいつも万年春ボケかっつの。
もーいい、勝手にしろよ」
@放浪者
「……いいのか?」
@反逆者
「ダメだっつっても、また『オレには関係ない』なんだろ。
それに、これ以上ボケ野郎の相手すんのは勘弁だ。じゃな」
@放浪者
「…………悪い」
@反逆者
「……謝ることもできる坊ちゃんのくせに、なんであそこまで頭固いかね。
ま、お嬢もそこは一緒か。類は友を呼ぶっつーか……ん?」
@反逆者
「……桜の花びら? いや、まさかな。こんなとこに降るわけねえか。
――って、おい!」
@哲学者
「む? おお、そなたか」
@反逆者
「またお前は、ンなとこで空に手ぇ広げてなにやってんだ。交信か?」
@哲学者
「うむ。これはな、桜を待っておるのだ」
@反逆者
「…………はぁ?」
@哲学者
「この地では咲くはずのない花びらが、降ったという。
――変化は常に、訪れておるのだろう。我らにも等しく、な」
@反逆者
「よくわかんねえけど、花見がしたいとか言い出したら殴るぞ?」
@放浪者
「撫子、入るぞ」
@撫子
「え……っ、ど、どうしたの?」
@放浪者
「? いや、オレはただ――……おい。お前こそ、どうしたんだ」
@撫子
「……なんでもないわ」
@放浪者
「なんでもなくないだろ。……目が、赤い」
@撫子
「なんでもないの」
@放浪者
「…………はぁ。相変わらず意地っ張りだな、お前」
@撫子
「あなただけには言われたくないわ」
@放浪者
「……オレは、ずいぶん素直になったと思うけどな。
ほら、手を出せ」
@撫子
「? なに?」
@放浪者
「大したものじゃないけど。……珍しかったから、やる」
@撫子
「これ……桜の花びら?」
@放浪者
「どこからか降ってきたんだ。
この地で桜が咲くなんてあり得ないと思うが――」
@撫子
「ありえないことなんて、きっとないわ。
どこかで、きっと……咲いてるのよ」
@放浪者
「…………そうか。そうだな」
@撫子
「ええ。…………ふふ、」
@放浪者
「? なに笑ってるんだ」
@撫子
「だ、だって……何をくれるのかと思ったら、花びらって」
@放浪者
「……悪いか」
@撫子
「ええ。すごく、似合わないわ」
@放浪者
「悪かったな。
……お前、小さいころ花びら集めるの好きだっただろ」
@撫子
「子どもの頃の話でしょう。
……でも、そうね。好きだったわ。一緒に、集めてくれたわよね」
@放浪者
「……お前に、むりやり付き合わされてな」
@撫子
「そうだったかしら」
@放浪者
「――撫子。少し、外に出ないか」
@撫子
「え? だって、見張りがいるのに――」
@放浪者
「なんとかする。庭くらい許されるだろ。
もしかして、もっと集められるかもしれないし」
@撫子
「集められるって……」
@放浪者
「――花びら。また一緒に、集めてやるよ」
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と、いうことで最終回の小話をお贈りしました。
終わりは始まり。永遠に終わることはありえない、変わっていくものは必ずあると思います。
すごくどうでもいいですが、途中で「キング」を「きんぎゅ」と打ってしまって
ひとりで笑いました。シリアス台無しですねスミマセン。
突発的に始めた小話連載でしたが、みなさまに楽しんで頂けたようでホッとしています。
発売前は情報としてみなさんに知っていただくためのブログですが、発売後は打って変わって
プレイしてくださった方にいかに楽しんでもらうかを考えるため、毎週格闘でした(笑)
お題を提供くださった方々も本当にありがとうございます!
小話は毎週ホント難産なんですが(笑)、私もキャラクターにさらなる愛情が溢れました。
ちなみに、今までやったお題を並べてみると……
(せっかくなのでリンクも貼ってみました。お気に入りの小話を読み返すときにどうぞ!)
・3分間クッキング ~政府ver~ キング&ビショップ
・(経典)争奪戦 理一郎&終夜&寅之助
・もしもの恋バナ 鷹斗&理一郎&円&央
・3分間クッキング ~有心会ver~ 放浪者&反逆者&哲学者
・犬猿の仲 ビショップvs反逆者(+撫子)
・Family キング&ルーク
・夢 小学生組メインキャラ
・鬼退治 ~HA vs HD~ 放浪者&哲学者 vs キング&ルーク
・バレンタイン前哨戦 小学生組オールキャラ
・ハッピーバレンタイン! 壊れた世界ver オールキャラ
……おお。並べてみると色々やったなあ。
他にも魅力的なお題をたくさん頂いたので、やりきれなかったのが悔しい!(笑)
よければときどき、見返してみてくださいねー。CZ小話連載、最終回でした!
▼なぜなにクロックゼロ
メールありがとうございます!
更新が終わってしまう前に、とこの機会にたくさんメールを頂けて恐縮しております……!
今回はこれまで頂いていたメールにちょこちょこ反応してみようかと思います。
・各キャラの一人称・二人称と、まつわるエピソードを教えてください!
まず、一覧はこんな感じです。
撫子:私/あなた
鷹斗:俺/君
理一郎:オレ/お前
円:ぼく/あなた
寅之助:オレ/お前(&あんた)
終夜:私/そなた
央:僕/君
レイン:ボク/あなた(&君)
カエル:オレ、オレ様/オマエ
芳宗:私(素が出ると俺)/あんた
ちなみに上記は全員「主人公に対して」の二人称であって、他キャラだとまた変わります。
(理一郎とか、目上や旧知でない人に対しては「あんた」だったりします)
で、まつわるエピソードというと……
鷹斗→最初っから「俺」に決まっていました。
企画初期は「僕」と間違うスタッフもいたのですが(キャラ性的にたしかに……)
鷹斗は「俺」じゃないと! というこだわりが何故かあり(笑)最初から変わってません。
円→最初は漢字の「僕」でしたが、央との差別化と性格を考慮して「ぼく」になりました。
終夜→最初は一人称が「我」だったり「余」だったりウロウロしました(笑)
ただ喋り方自体が特殊なので、一人称はシンプルにすべきかな、と「私」に決定。
ちなみに二人称も「おまえ」や「おぬし」とかでウロウロしました(笑)
理一郎は初期から特になにも変わってません。このへんブレない理一郎。
ちなみにトラ&反逆者とレインは、じつはちょっとした裏設定があります。設定というか……。
トラは一人称が「オレ」なのは固定なのですが、彼らの二人称には裏ルールがありまして。
(以下、ちょっとネタバレ含みますので、未プレイの方はご注意!)
寅之助は「お前」、反逆者は「あんた」。彼だけ呼び方が変化するのも特殊なのですが、
それ以外にも反逆者は「あんた」と「お前」をちょっとしたニュアンスで使い分けています。
反逆者に関しては、
普段は「あんた」なのですが、特に「金の瞳」が描写されている部分以降は「お前」呼びが増えます。
つまり本編の……あんなシーンやこんなシーンです(笑)これは徹底しているというよりも
彼の心情にあわせて変えている部分なので、「お前」呼びの部分は、潜んでいる彼の性質がむき出しに
なっているとき、といったニュアンスで表現しています。よければ本編を見返してみてくださいね。
レインは基本「あなた」呼びですが、無意識下で庇護欲が出ている部分では「君」呼びだったりします。
庇護欲っていうのもいい意味だけでなく、年下扱いというか……ちょっと皮肉っているときもですね。
義務的(距離が遠い)なのが「あなた」、感情的(距離が近い)なのが「君」という区分けが近いです。
ただこれも徹底しているわけではなく、そのときの彼の心情にあわせて変化します。
・レインの設定についてアレコレ知りたいです。
今月に発売する公式ビジュアルファンブックにて、メインキャラクターはパーソナルデータも
新情報がちょこちょこ掲載されるのですが、スペースの問題などで載せられなかった情報もあります。
今回はメールで「レインの設定が知りたい!」と頂いたのでちょろっと公開してみましょう。
大きくネタバレを含みますので、プレイ済みの方はどうぞー。
<反転ここから>
※反転していますが、大きすぎるネタバレに関してはさらに伏せています※
■レイン=リンドバーグ <Rain=Lindbergh>
「はいはーい、ウサギさんですよー」
「やー、困ったことになりましたねー?」
壊れた世界(2020年)では政府CLOCK ZEROの研究部ミニッツにて
統括チーフを務める天才科学者である。キングの忠実な部下として
研究・調査・指導・プロファイリングまで幅広くこなすが、
その実、態度は常に適当でやる気なさげ、喋る言葉も皮肉が多い。
政府大幹部のポジション・ルーク(搭)
「先陣を切らず、中盤~終盤戦に本領を発揮する大駒。要の役割」の意。
キングには遠慮なく接するが、従うべき人間として敬ってもいる。
2010年、主人公の撫子に手渡されたウサギのぬいぐるみ(通信機)
を通して、時空を超えて未来から撫子と対話をしていた張本人。
【基本スペック】
年齢:――
職業:政府CLOCK ZERO・研究部ミニッツの統括チーフ
家族構成:父、母、妹
身体的特徴:身長162cm、体重51kg、
血液:B型
誕生日:6月1日 星座:ふたご座
【嗜好】
好きな食べ物:アイス・ケーキ・クッキー。甘いもの。
嫌いな食べ物:トマト・わさび
苦手なもの:信仰心、奇跡、希望、運動
好きなもの:研究結果、ファンシーグッズ(好きというよりも趣向)
趣味:研究、ハッキング
特技:子守唄、ギャンブル(特別好きでもないが、運が強い)
【設定】
幼少の頃から研究に興味を持ち、研究者への道を歩む。
専攻は生物工学(バイオテクノロジー)、そのほかにも
認知科学や神経科学にも興味を持ち学んでいる。
若い頃のレインは、思考は大人びていながら鷹揚で優しく、人望も厚かった。
のんびりと構えてめったなことには動じない穏やかな少年だったという……。
<反転ここまで>
ちなみに、レインに関してはビジュアルファンブックで新情報というか、
パーソナルデータとは別に解説があったりもするので、そちらもあわせてご覧頂けると嬉しいです。
・楓の苗字が知りたいです。
驚きの質問でした(笑)じつは楓は本編で苗字出てないんですよね。
彼は、山田楓です。
……嘘です。
せっかくなのでココで初公開してみましょう。楓くん。君の苗字ってなに?
@楓
「はぁ? オレの苗字?
ンなもん知ってどーすんだよ。面白くもねえだろ」
@楓
「ただ知りたいだけ、だって?
……ホント、あんたって変わったお嬢さまだよな」
@楓
「べつに、面白い苗字でもなんでもねーぞ。
篠宮 楓(しのみや かえで)」
@楓
「は? 『きれいな名前』……って、なに言ってんだ。
男がきれいな名前とか言われても嬉しくねえよ」
@楓
「女なんだし、あんたのほうがそういう表現、あってんじゃねえの。
……べつに、あんたの名前がきれいだってワケじゃねえけど」
ということで。「篠宮 楓」くんでした。なんかついでにデレてくれました。
あと各キャラの名前の由来を知りたい! といったご質問を頂いたのですが
こちらもビジュアルファンブックのインタビューでちらっと答えております。
由来というほど大げさなものはないのですが(笑)よろしければそちらで。
・CZキャラたちがお酒を飲んだらどうなりますか?
これ、小話のネタにしたかった(笑)
※注※ もちろん大人verでのお話ですよ!
鷹斗→じつはあんまり強くない。
表向きまったく酔っていないように見えて普段ダダ漏れの欲望が
さらに表に出ること間違いなし。静かに冷静に、しかし全力で自重しなくなる。
そんなんいつものことだと言われそうだけど、酔ったら傲慢度さらにUP。
理一郎→全力で酔う。飲み始めたら止まらない。弱いというより、酔いやすい。
普段抑えている理性がぷっつんいきやすいので注意。そして振り回すだけ
振り回したらこてりと寝る。たぶん酔ったらいちばん面倒。
円→相当強い。基本、酔わない。周りがバタバタ倒れていく中でも平然と飲む。
次の日も引きずらないほど強いけど、お酒の力でさらに色気UPは避けられない。
寅之助→相当強い。意外と飲み方をわきまえているというか、飲み方を知っている。
ただし円と違って酔うことは酔う。スキンシップが激しくなる。
終夜→意外と強いが、限界点を突破すると大変なことになる。
「私は酔ってないぞ!」と言いながら暴走。笑う。泣く。迫る(!?)
そして次の日にはなんにも覚えておらず、寅之助を切れさせる。
央→楽しいお酒の飲み方を知っているので、飲まれず嗜む。大人だ……。
落ち着いてはいるが、ちょっとだけ積極的になり、かつ駆け引きイベントが発生するかもしれない。
長→強いが酔うとノロケ話が始まる。(以下省略)
レイン→酔ったフリが得意だと思われる。
楓→飲んで飲んで潰れて起きて飲んで絡む。
撫子→理一郎と同じだと思ってください。
……と、いう感じでした!(笑)いろいろとツッコミたいと思いますが、こんな感じです。
▼ごあいさつ
さて、これまで38回にわたって続けてまいりましたCZブログ。短いようで長かった!
最後に、この場を借りて改めて感謝の気持ちを述べさせて頂きます。
CLOCK ZERO開発において、企画当初からたくさん支えてくださった
企画プロデュースの方々、アイディアファクトリーの進行管理、スタッフの方々、
原画ナガオカさんをはじめグラフィッカースタッフ、ライターのみなさま。
キャストの皆様、スタジオの方、BGMや音響まわり、背景、スクリプト、
雑誌社さま、広報、営業、ムービー、CZに携わってくださった関係各社様、全スタッフ。
そしてなにより、
発売前・発売後かかわらず温かいご声援を寄せ続けてくださったユーザーのみなさま。
CZを支えてくださっているたくさんの方々に、心より御礼を申し上げます。
ブログを応援し続けてくださったみなさまも、本当にありがとうございました。
CLOCK ZEROという作品を作り上げることができ、みなさまに愛して頂けたことは
私にとってもかけがえのないタカラノモノであると同時に、誇りとなりました。
開発中は何度も挫けそうになったりスタッフに迷惑ばかりかけてしまいましたが、
たくさんの方の支えと愛情で完成したこの作品とキャラクターたちは、
胸を張ってみなさまにお届けできる愛しい存在です。これだけは断言できます。
ブログの更新は終了してしまいますが、メールフォームから送ってくださるメールには
全て目を通していますので、ご意見・ご要望やご感想などありましたら、
送って頂けるととても嬉しいです。
それでは。
またどこかで、何かの機会でCZに、みなさまにお会いできる日が来ることを祈って。
今日も明日も明後日も、愛される作品であることを願っています。
2011.02.23 島れいこ 拝